みんなの議会

知内町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日

「平和のまち」宣言後の更なる取り組みについて

聞いた人
花井泰子 議員
答えた人
町長 西山和夫、教育長 本間茂裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 花井泰子

『「平和のまち」宣言後の更なる取り組みについて』質問を致します。当町では2017年6月22日に「平和のまち」を宣言した後、パネルを作成し庁舎玄関などに掲示していますが、更なる取り組みとして、町民に若いうちから平和の尊さを学んでいただくために、毎年、ヒロシマ・ナガサキで行われている「原水爆禁止世界大会」に中学生を派遣する考えがないか、町長にお伺いを致します。

町の答え 町長 西山和夫

お答えをさせていただきます。ご質問のとおり、平成29年6月22日に知内町の町制施行50周年を記念して、議会の賛同のもと「平和のまち」を宣言し、ただちに町の公式ホームページへ掲載して周知しております。その後、庁舎・中央公民館に宣言文と、元町の竹田徹夫さん撮影の町内の美しい景観写真を組み合わせたパネルを作成し、玄関やロビーに張り出しておりますが、私自身も広島・長崎を訪れた経験があり、被ばく地の悲惨な状況に身をもって触れ、平和の大切さや早期の核兵器廃絶の重要性に対する私なりの思いもございますので、せっかくの「平和のまち」宣言が広く町民の皆様に周知されるよう、今一度効果的な対策について検討して参りたいと思います。中学生の派遣につきましては、教育長の方からお答えをさせていただきます。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

ご質問のありました原水爆禁止世界大会への生徒派遣につきましては、道内のいくつかの自治体におきまして、児童・生徒を広島・長崎へ派遣していると、そのような事例があることは承知をしております。本町におけます若い世代の平和の学びにつきましては、過去に、教育課程内の活動と致しまして、町立高校が沖縄県への見学旅行の際に、平和記念公園、あるいはひめゆりの塔等を訪れ、地歴科で学ぶ第二次世界大戦の惨状跡を見学することによって、平和の恩恵について改めて考える機会としてきた経緯がございます。「平和のまち」宣言は、2年前の町政施行50周年の節目に本議会で採択をされました価値ある宣言でございます。新しい時代に向けて、全町民の心に響く宣言でありますよう、まずはその趣旨の浸透を図っていくことが大切であると考えております。町長部局と連携を致しまして、ご指摘の点も含めて対応を検討して参ります。

議員の質問 7番 花井泰子

今、町長と教育長にお答えをいただきました。まず最初に町長からお聞きしたいと思いますが、町長が広島・長崎の方に出向かれたということを、今回、初めて聞きました。そして町長の思いもあるというふうにもご答弁をされました。町長はいつ頃、広島・長崎に行かれたのか。そして町長の思いとは何なのかというものもお聞きしたいというふうに思います。

町の答え 町長 西山和夫

私事になりますけれども、管外研修をさせていただいた時に広島・長崎を見学させていただいたという事であります。そして広島の慰霊碑あります。そこからドームを眺めるという、そこだけポイントで見えるんですけども、他の今、近代化に整備されている風景とは別に、そこから原爆の悲惨さを見た時にどう思うかそれぞれ感じ方が違うだろうと思いますけども、それだけ原爆の破壊力というのは当時凄かったんだという思いは皆さん共有していただけるんだろうと思います。そして原爆の像もございますし、いろいろ長崎も浦上天主堂ですか、幻のドームと言われている、そこは、現実は復元されておりますけれども、様々なそういう跡を残すことによって語り継がれる部分というのは多々あるんだろうと思います。そして原爆に対する鶴、千羽鶴の寄贈もありますし、そうしたいろんな思いが例え中学生が修学旅行で現地を訪れることなくても関係を結ぶという、関係を強化するという、そういう繋がりを強化するという意味ではその原爆に千羽鶴を贈るということで、中学校・高校・小学校が前向きにやるだとか、また、原爆的なコーナーを設けながらいろんな資料集めて後世に伝えるというそういう役割は当然出来る訳ですから、工夫次第で。そういう活動もまた視野に今後考えていければなという思いはしています。

議員の質問 7番 花井泰子

町長の思いも、今、聞かせていただきました。「平和のまち」宣言をしてから、役場庁舎前とか、この議場にもあると思うんですが、パネルが提示されています。ホームページにも、私も極々その最近ホームページも見ました。そういうことでは、一定程度は町民には周知しているというふうには思いますけれども、例えば、庁舎前の玄関にあるパネルは、私がしょっちゅう出入りしてもそこに足を止めて、町民が何だろうかなというふうに見ている姿をまだ見たことがないなっていう思いもありまして、中身としては、桜の絵があって柔らかい感じの「平和のまち宣言」にはなっていますけれども、果たしてそれだけで良いのかなって言うのが、ちょっとそういう思いもあります。今日は中学生派遣をしていただきたいという質問の趣旨でありますから、町長にはこれ以上は申し上げませんが、本当に「平和のまち宣言」をした後に、国会というか、国連で核兵器禁止条約が122の国で賛成をされたということであります。残念ながら日本は賛成も勿論批准もしていません。唯一被爆国でありながらそういうことをしていないということは、大変残念なことであります。ですから、そういうことも含めて、実は町長も議員の時だったというふうに思うんですが、核兵器禁止条約を国に批准せよという、そういう意見書を知内町議会として二回上げております。そのことに対して、禁止条約が一昨年ですね、昨年のちょうど一年目に大阪の毎日新聞の支社の社説に載っ23たんです。4,500人にも満たない小さな町、知内町が二回も意見書を上げたと。それだけの意義があるものと感じるというような趣旨の大阪の支社の毎日新聞の社説に載ったのを見て、送っていただいたというのもあるんですが、私はとてもびっくりしましたし、知内町議会としてはとても誇りに思ったというふうに思いました。そういうことも含めて、これからはちょっと教育長の方に質問を移りたいというふうに思うんですが、本当に今回、私が最初は前の町長さんに質問した時は、中学生や高校生をそういうところに派遣するなども考えられるんではないでしょうかというふうな、大雑把な質問だったんですが、そのことについては何も回答が無かったんですが、今、私の質問の趣旨はその後についてということですので、今、私は高校生よりも中学生の子ども達にその期待を託したいというか、平和の、この知内の町の先頭に立っていただく子ども達を育てたいという思いで、今、おります。一つはいろんなことがあるんですが、さっきも申しましたように核兵器禁止条約が採択された後にすぐノーベル平和賞、ICAN受けられましたよね。そういうことで国は後ろ向きの方向ですが市民団体というか、そういう住民団体やら被爆者の方達は、国に、世界に向けて大きな発信をしているというふうなことであります。ですから本当に今、平和でなければね、何も出来ないというか、世界各国でいろんな事件が起きています。でも、そういう面を見ても本当に核兵器禁止条約が、核兵器はもう人類とは絶対共存しないということは、もうはっきり国連で採択された訳ですから、そういう面でも是非この知内の町の未来を担う中学生にしっかりと学んでいただいて、そして私は先頭をきっていただきたいと。中学生議会も毎年開かれていて、中学生もしっかりとした質問内容で今、頑張っているということでは私はそういう意味で中学生を毎年行われている広島・長崎の核兵器廃絶の世界大会に派遣をしたらどうなのかなという思いで質問をさせていただきました。教育長のお考えをもう一度お聞きしたいというふうに思います。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

お答え申し上げます。「平和のまち宣言」の採択、そして先ほどご紹介にありました、二回にわたる核兵器禁止条約に向けての意見書の提出、本当に重く受け止めております。「平和のまち宣言」につきましては、今回「平和のまち宣言」のその後の取り組みという表題がついております。まず「平和のまち宣言」についてでございますけれども、私なりに解釈しているのは三つのポイントがあるというふうに考えております。一つは、宣言の冒頭にあります平和とは生きることの基本であるということが一つ。それからもう一つは、このふるさとを時代の人々に長く繋げていくということが二つ目でございます。三点目が、それらを支えるものとして恒久平和主義、あるいは核廃絶があるというふうに抑えております。「平和のまち宣言」は、そういう包括的な概念であるということを、まず、抑えておきたいというふうに思います。原水爆禁止世界大会の意義につきましては、私がここで申し上げる必要もないかと、それぐらい高い評価を受けている活動というふうに認識をしております。中学生の派遣について、ちょっと私の考え方を述べさせていただきたいと思います。現行の、ちょっと堅い話になりますけど、学習指導要領ではですね、中学生の学びの目標としてこのように示されてございます。社会的な見方、考え方を働かせ、広い視野に立ち、国際社会の中で主体的に生きる平和的・民主的な国家の形成者としての資質能力の基礎を培うと、このように24示されているところであります。そして私が考えますに、このことについてはですね、実に日常の子ども達の身の回り、あるいは私達の身の回りに切り口が沢山あるんだというふうに考えております。私どもが中学生の子ども達に期待することは、生徒自身が課題と向き合った上で何が出来るか、あるいは何をやらなければならないのか、そのことを主体的に考えることが大切であるというふうに考えております。先般、大変世界的に話題になりました国連でのグレコさんの温暖化のリスクについてのメッセージがございました。また、数年前にはパキスタン出身のマラルさんの女子教育と平和についての活動がノーベル平和賞に輝いております。この人達は、やはり中学生・高校生の世代でございました。また、身の回りの小さな取り組みの積み重ねが、いずれ大きなうねりになっていくんだと、そんなプロセスも生徒達には学んで貰いたいというふうに考えております。そのことがこれからの未来社会を生きていく、担っていく人達にとって、とても大切な体験であると考えております。今、生徒をですね、例えば、この大会に派遣するという具体的な計画は持っておりません。今は持っておりません。ですが、子ども達がこの「平和のまち宣言」をもっと知り、深く関わり、そのことをきっかけとして将来そこに生まれてくる学びだとか、取り組みについては大いに支援をして参りたいというふうに考えております。各部局と連携を図りながら、まずはこの「平和のまち宣言」のですね、浸透をですね、浸透を、見える化を図りながら、浸透を図って参りたいと、そのように考えております。

議員の質問 7番 花井泰子

そうですね、「平和のまち宣言」をしてからの、やはり町民に、受け取る側は本当に浸透されていないなと私も思っています。それで一つの方法として、中学生派遣ということも申し上げた訳でございます。本当は私、ごめんなさい。ちょっと話、行き来しちゃって申し訳ないんですが、ちょっと素敵な掲示物も良いですけれども、やっぱりインパクトのあるような「平和のまち宣言」というような、例えば、8月の1ヶ月間だけでも、それは平和の月であります。終戦記念日もありますし、広島・長崎に原爆が落とされた8月のその月ひと月でも、例えば懸垂幕みたいな垂れ幕を庁舎の前にきちっと町民に見える形で、きちっとしたその宣言の思いを載せるような形でのそういうようなやり方も、私は必要ではないかなというふうには思っています。ですから、今回、教育長がおっしゃったように、今すぐ子ども達を派遣するということにはならないというふうにおっしゃいました。確かに原水爆禁止大会、毎年やられていまして、各地域、全国、そこどこにはそういうふうな地域にそういう団体もあります。ですから、そういう団体が、例えばこちらではまだ作られていませんが、そういう団体が毎年その大会に中学生・高校生を自分達の手で募金をしながら、送ろうというようなそういうことをやっている町も沢山ございます。毎年、礼文島を出発して各市町村を回って、核兵器廃絶の8月6日、9日の大会に向けた「通し行進者」という方が居て、町長のところにも訪問し、そしてタペストリーに名前を書いていただく。それから、今年は教育長のところにもお邪魔をしてカンパもいただきながら、各全国をいくつかのコースに分かれて、そして最後、世界大会に向けていくというそういう流れになっていますので、さっきも申しましたように、全国自治体様々です。平和のためのパネル展を、例えば公民館みたいなところにきちっと提示をして、そういう町民団体、支援団体がやっていることとか様々です。そこで25通し行進者がついたところでは、比較的大きな町ですと、町長がそこに出迎え、教育長、議長が出迎え、そして一緒にその町を行進すると。30分ぐらいの時間ですけれども、そういう形で各自治体のそこの住民に知らしめていくと、一緒に頑張りましょうというふうなことがずっとやられてきたという、そういう40何年もやられてきたという経過があるんです。嬉しいことに50周年の記念ではありますけれども、知内が「平和のまち宣言」をしたということで大変私は嬉しく思ったし、それをやっぱり町民にちゃんと知らせていければなという思いでずっと居ましたけれども、なかなか町民の方でも、それを受け取る側の方でも、なかなかね、それが気付かないまま居るということでもあるのではないかなというふうに思います。最近になってローマのバチカンの教皇も来られて、そして長崎・広島を訪問してあれだけ大きなニュースになったので、そのことについても改めてテレビや新聞などを見て、町民がそのことに気付き、そして我が町の「平和のまち宣言」をしているんだなと。そして核兵器は絶対に人類とは共存しないと、はっきりバチカンの教皇さんもおっしゃっているということでありますから、そういう面でも他力本願ではありますけれども、そういうことで町民の皆さんの心にも平和という問題が響いたかなというふうには、私も思っています。これから、住民の活動がどういうふうな形になるかどうかわかりませんが、例えば平和のパネル展とかそういうことを公民館を使いながらやれるかどうか、それは住民のそういった前向きな人達の集まりの力で他の自治体ではやっていますので、そういうことも含めて私もこれからいろんな面で頑張っていきたいし、教育長にはいろんな場面で子ども達へのその平和の教育をいろんな場面の中で取り入れていただきたいというふうに思って、質問は終わらせていただきます。

町の答え 町長 西山和夫

第4回定例会上程議案の説明をさせていただきます。議員の皆様には大変お忙しい中、令和元年知内町議会第4回定例会にご出席いただきまして誠にありがとうございます。今議会に上程させていただいておりますのは、議案7件であります。議案第1号の知内町過疎地域自立促進市町村計画の変更については、令和2年度までの過疎計画に保育園、学校給食費支援事業等の事務事業を追加し、計画の一部を変更するものであります。議案第2号の知内町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例については、今年8月7日の人事院勧告に基づき国家公務員、一般職員の引上げに合わせて職員給与で0.09%、勤勉手当で0.05ヶ月を増加し、改定するものであります。議案第3号の平成31年度知内町一般会計補正予算(第4号)については、歳入歳出それぞれ6,954万3千円を追加し、総額を50億5,147万2千円とするものであります。26補正の主な内容は、ふるさと納税寄付金関係に2,000万円、農林水産業費の国営土地改良事業償還金に1,193万4千円の追加が主なものであります。議案第4号の平成31年度知内町介護保険特別会計補正予算(第2号)については、歳入歳出それぞれ86万6千円を追加し、総額を5億1,825万7千円とするものであります。補正の主な内容は、国庫支出金等過年度分返還金の追加が主なものであります。議案第5号の知内町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例については、災害弔慰金の支給等に関する法律の改正により、災害援護資金の貸付利率が年3パーセント以内で条例で定める率に改めたことによるものであります。議案第6号の成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例については、成年被後見人等の権利の軽減に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が、本年6月14日に公布され地方公務員法の一部が改正されたことに伴い、関係条例の改正を行うものであります。議案第7号の地方自治法第203条及び第203条の2に定めある者に対する報酬及び費用弁償支給に関する条例の一部を改正する条例については、第3回定例会で知内町文化交流センター設置及び管理に関する条例を廃止したことから、運営委員の項を削除するものであります。議案等の内容につきましては、各担当課長の方から説明をさせていただきますので、ご審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。よろしくお願い致します。● 議案第1号 知内町過疎地域自立促進市町村計画の変更について

出典:知内町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる