みんなの議会

知内町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日

学校にエアコンを設置し、教育環境の改善を

聞いた人
成澤五郎 議員
答えた人
教育長 本間茂裕、町長 西山和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 成澤五郎

質問事項を、まず申し上げます。『学校にエアコンを設置し、教育環境の改善を』でございます。趣旨でございます。地球温暖化が進み、今年の夏も大暑に見舞われました。寒冷地の北海道でも近年の夏の暑さは本州と変わらぬ程厳しく、特に学校現場での対策が必要であります。記録的な猛暑が続いた昨年夏は、児童・生徒の熱中症が相次ぎ、小学生が亡くなる事故も発生。それまで全国の普通教室のエアコン設置率が58%にとどまっていましたが、国が緊急対策として公立小中学校の全普通教室へのエアコン設置をめざす支援策を講じ、地方自治体の実質負担率を26.7%に抑えた事もあり、本年9月1日現在で設置率が77.1%に上っています。さらに計画も含め、年度末まで9割に達するといいます。北海道と東北4県はまだ40%未満ですが、その内岩手・宮城は今年度末まで9割を超える見込みで、他の道・県も設置計画があると聞きます。教育環境の整備は将来への重要な投資です。道南地方の先駆けとして、教育環境の改善に先鞭をつける考えがあるか、町長、教育長に伺い致します。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

お答え申し上げます。子どもたちが健康で、そして安全に学校生活を送るための環境整備は大切な課題でございます。議員ご指摘の通り、昨年夏・愛知県においては校外学習の後、熱中症により小学校1年生男児が亡くなるという大変痛ましい事故が発生をしております。改めて気温上昇への警戒を強めるとともに教育活動の安全対策を徹底しなければなりません。昨年、国は単年度の熱中症緊急対策と致しまして、ご指摘のとおり普通教室へのエアコン設置支援策を講じ、財源的にも自治体の負担を低く抑える制度を実施したところでございます。本町におきましては、望ましい室温基準を17度以上28度以下に設定をしております「学校環境衛生基準」を踏まえ、この制度の活用につきまして、実際の本町の気温の状況、また設置後の維持費等を含めて総合的に検討致しましたところ、特に、過去3カ年におきまして7月・8月の授業日におきまして確認された30度を超える、いわゆる真夏日は月平均0.8日であり、25度を超える夏日は、月平均7.8日程度に留まり、実際の活用頻度が高くはないことが見込まれました。これらを総合的に判断をし、その時点での設置の必要はないと判断をしたところでございます。本年9月の文部科学省の公表によれば、全国の小中学校におけるエアコン設置率は実に77%に達しておりますが、北海道は0.8%に留まっており、幼稚園では全国設置率89.2%に対し、本道は12.5%、高等学校では全国設置率83.5%に対して本道は0%となっております。寒冷地といえども温暖化による気温の上昇につきましては、これから危惧されているところでございます。今後も学校保健会、また各学校と連携しながら、引き続き検討して参りたいと、そのように考えております。12

町の答え 町長 西山和夫

私の方からも答弁をさせていただきます。教育環境の充実は、より良い学びを支えるために優先すべき取り組みであると考えておりますけれども、先ほど教育長から答弁をさせていただいたとおり、7月から8月の気温、そして近隣自治体の状況、または維持を含む財政的負担の大きさなどを踏まえますと、現時点では設置を進める段階ではないと考えております。引き続き、学校側の意見も聞きながら必要性に関しまして議論して参りたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いを申し上げます。

議員の質問 2番 成澤五郎

只今、答弁をいただきました。お二人ともエアコンの設置は、より良い学び環境には優先すべき課題、また検討すべき事案との認識を示されました。また、過去3年間の7・8月の授業中における気温の実績の報告もございました。確認致しますと、摂氏30度以上の真夏日は月間で0.8日、2ヶ月で1.6日、25度以上の夏日は月間で7.8日、2ヶ月で16.5日に留まったということですね。従って、実際のエアコンを設置しても使用頻度はそう高くない、こういう答弁でございました。これは学校現場での百葉箱を実測したデータとして、毎日の記録に基づいた貴重な分析として敬意を払うべきものと思います。しかし、このデータ通りであるならば、私はその評価に大きな認識のずれがあるのではないかと思います。まずは「学校環境衛生基準」であります。ここに、括弧書きで「望ましい温室基準ということで17度~28度」とありますが、これは果たして望ましい部屋の温度基準と理解されるのでしょうか。私はこの17度以下、私はこの先ほど言われた17度から28度、この温度というのは、私の理解では17度を下がれば寒すぎるので暖房を入れなさい。また、28度以上は暑すぎるので冷房を入れなさい。これは本州一般の会社でもこのような度数範囲というのは準用されておりまして、これは学校現場の、教育長の言われる好ましい温度と果たして言えるでしょうか。お聞きしたいと思います。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

ご指摘の点について、お答えを申し上げたいと思います。「学校環境衛生基準」の28度以下ということにつきましては、数年前まで、実はこれは30度以下という取り決めになっておりまして、これを改善して28度以下ということで、改善をされたものであるということで、まずお伝えをしたいと思います。伝統的に、これまで17度以上30度以下ということで、学校では教育活動が行われて参りました。ただ、議員ご指摘のとおり、体調を崩す児童・生徒も出ましたことから、このような幅になってございます。今後もですね、この枠の中で、まず学校と連携を取りながらですね、子ども達の教育活動を見守っていきたいというふうに考えております。

議員の質問 2番 成澤五郎

今のお答えですが、これは一般の本州の会社ではこの一つの目安としての指標ではありますけども、これを活発に動き成長盛りの子ども達の学校に、果たしてそのまま当てはまるとは思えません。疑問があります。また今のこの真夏日、1ヶ月で0.8日、2ヶ月で1.6日、夏日が15.6日、これも留まったという、すなわち日数が低かった。こういうことなんでしょうが、あまりにもこれは大人目線であって、児童・生徒目線でしょうか。私はこれを理解する上でお示ししたいんですが、この7・8月、過去3年間の実績と言われました。一つは真夏日0.8これは2ヶ月ですから、1.6日、2は夏日7月、7.8日かける2ヶ月で15.6日であります。合計しますと、17.2日であります。これは7月・8月の17.2日というのは先ほどこのデータは授業日における日数というふうに聞きましたので、1週間の授業は5日間、7.2日は3週間以上になるんです。また25度以下の、いわば真夏日と言われていないこの日にちが、この7・8月どれだけ多いでしょうか。数字は見えていません。これを考えると夏日以上が3週間以上、プラスその付近の24度がどのくらいあるのか、これを入れたら相当な子ども達への負担が掛かっていると思いませんでしょうか。町長、如何ですか。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

子ども目線という、ご発言が今ございましたけれども、私どもは各学校と常にいろんな情報交換をしてございます。また、定期的に学校保健会という組織がございまして、学校医を顧問になっていただきまして、そこで子ども達の健康安全に関わる様々な協議や統計調査の情報交換をしているところでございます。その中で議員ご指摘のように子ども達に気温によってですね、過重な負担が掛かっているというような報告は、私はこの職に就いてからございません。ですが、今後も更にこの件につきましてはアンテナを高く上げて参りたいというふうに思っておりますけれども、そのような状況については、まず報告をいただいておりませんので、そのことはまずお伝えをしたいと思います。

町の答え 町長 西山和夫

9月定例会で網戸のお話がされたと思います。その時に、私がこの制度、前年度制度の中で知内は断ったという話しなんですけども、福島町が一度手をあげたというお話をさせていただきました。その後、福島も手を下ろしたんですけども、結果的に今、エアコンが設置されていない状況にあります。とりあえずは今、小・中・高通して網戸の対応を急ぐようにしております。それと緊急対策として、保健室に今、エアコンが無い状況なので、それら保健室というのは、やはり病気で集まるとこ、または精神的に不安があって集まるとこ、いろいろ対応ありますので、まずそこには必要なのかなという認識はしています。それらも含めて、後ほど教育委員会とまた学校とも協議しながら、どういう形が良いのか進めていきたいと思います。

議員の質問 2番 成澤五郎

今、隣りの町の一つの手をあげたというお話もお聞きしました。結果的には取り下げた、申し込みしていない、こういうことだったと思います。この春に、町内にコープ何々が開店しました。夏近くになりまして、その店内の冷房が入った所には児童・生徒もご両親と買い物等に一緒に行って、「ああ、外の暑さと違うな。涼しいな。」こういう思いを感じた児童・生徒も多かったと思います。私の近くの学校に通う、特にはまなすからですね、涌元までは1.5㎞近くあります。毎日この距離を、今朝もそうですが、子ども達がこの冬でさえですね、寒さに震えながら歩き出して道半ばでも汗が滲んでくる、こういう距離です。学校まで行くとすっぽりと汗が出て、これが真夏ということになりますと、先ほど教育長が現場からの声が上がっていない。こういう話ですが、その通ってくる、学校に着いた子どもの姿を、これはもう教職員は見ているかと思います。大変な、これ状態です。そこでですね、冷やされた部屋でほっと一息つき、「さあ、勉強するぞ。」こういうスイッチを入れる場所が僕はあっていいと思うんです。また、無ければないと思います。子どもは黙っていても動きますし、休み時間には外に出たり、帰って来ます。勉強始める前に、ほっとするスイッチを切り替えて、「勉強するぞ。」こういう環境が僕は望ましい環境ではないのかなと。せっかく国がこういう制度を提案し、負担率も4分の1程度に下げております。また、教育資金にということで、各地からふるさと納税もあります。そう言ったものも含めながら、この子ども達のより良い教育環境というのは考えられませんでしょうか。町長、如何でしょうか。

町の答え 町長 西山和夫

今、昨年ですね、昨年の制度、国の単年度の熱中症緊急対策ということで措置されております。それで最終的には補正予算債を活用しながら国が全額見るという仕組みだったそうですけども、今、これがありません。そういう状況の中で、今、財政的なものを考慮しながらというお話をさせていただいておりますので、それらを考えながら、今後、またそれを国でそういう熱中緊急対策が出てくるのか、それらの、もし出たとすれば、その時はちょっと前向きに教育委員会の方とも考えさせていただきたいと思います。

議員の質問 2番 成澤五郎

本当に将来を担う児童・生徒に何とか学習に熱中してもらう環境、やっぱり暑くなりますと、頭がぼんやり、思考力も衰えます。そして、そわそわします。これはもう生理的なことから言われている訳ですし、何とかその辺のことをですね、大人達が先んじて考えてあげる必要があるのではないか、このように思っております。教育長、もう一度所見をお伺いして、質問を終わりたいと思います。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

貴重なご意見、まず感謝申し上げます。100年に1.2度平均気温が上がると、今、言わ15れております。寒冷地といえども、気温の上昇には十分留意しなければならない時代に入っているというふうに考えております。今後ともですね、気温の上昇等に十分注視しながら、また、各学校の実態に目を向けながらですね、検討を続けて参りたいというふうに思います。

出典:知内町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる