七飯町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月4日
ポストコロナにおける学校教育の在り方について
- 聞いた人
- 若山雅行 議員
- 答えた人
- 教育次長 扇田誠、教育長 與田敏樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 15番 若山雅行
次、4点目、最後でございます。「ポストコロナにおける学校教育の在り方について」について。保護者・地域の皆様へとして発信された「ポストコロナにおける学校教育の在り方について」で、学校行事への対応に関しても「子供たちの学びの保障に向けた取組を積極的に推進する」とあり、この大変な状況の中でも前向きな力強さを感じました。この新しく掲げられた目標等について伺いたいと思います。1点目、この新しく掲げられた目標に関して、その狙い、今後の進め方について。2点目として、この新しく掲げられた目標に関して、今回の令和3年度七飯町教育行政方針では、詳細には取り上げられてなかったので、その理由についてちょっとお伺いしたいなということでお願いします。
町の答え 教育次長 扇田誠
それでは、1点目につきましては、新型コロナウイルス感染拡大によって臨時休校の長期化、卒業式における在校生や保護者の参加禁止、呼びかけや合唱禁止など、さらには子供たちが楽しみにしていた運動会、学習発表会、学校祭等の特別活動が中止や縮小となり、今まで当たり前にできたことができなくなってしまい、児童生徒の学びそのものを保障することが難しくなりました。新型コロナウイルスの収束が見通せない状況にあって、ポストコロナ時代の教育をどう行うか、教育委員会ではキーワードをニューノーマル・レジリエンス・SDGsの三つをキーワードとし、目標を定めました。この三つのキーワードの意味するところは、ポストコロナ時代における新しい常態において、子供たちの学びを保障するため、しなやかな学校経営による持続可能な学校教育を目指すというものでありまして、具体的にはこの1年間で学んできた新型コロナウイルス感染から守るための工夫や、接触を避けながら事業活動や学校行事活動を進めるための工夫を今後の教育活- 29 -動に生かしながら発展させ、新しい発想として実践し、児童生徒の安全・安心を確保した教育活動を実現する。さらには、それを持続するためのしなやかな教育行政を推進し、ポストコロナ時代の新しい常識や常態での教育を目指すということが狙いでございます。今後の進め方につきましては、既に校長会で教育委員会としてポストコロナ時代の考え方を示しており、各学校の校長が1年間の学校経営について作成する学校経営要項に反映していただくこととなっております。また、各学校では、この学校経営要項を町内会代表や保護者代表などで構成するコミュニティ・スクールで提案・協議され、広く周知されることとなります。2点目につきましては、新しく掲げた目標であるポストコロナ時代における新しい常態、ニューノーマルにおいて子供たちの学びを保障するため、しなやかな学校経営、レジリエンスによる持続可能な学校教育SDGsを目指すについては、取り上げなかったのではなく、教育行政方針の中でしっかり取り上げたと考えております。具体的には、この目標は保護者や地域の方々に、ポストコロナの時代における七飯町の教育の在り方をインパクトがあって、かつ分かりやすく伝えるためにキャッチフレーズ的にしたものであって、それが具体的にしたものが教育行政方針であると、御理解いただければと思います。ポストコロナ、ニューノーマルについては、本文中に記載がありますし、SDGsについては、誰1人取り残さない教育という表現や環境教育の充実、食育の推進などで、その考え方が網羅されております。このようなことから、保護者、地域の皆様に発信した目標を教育行政方針の中で、しっかりと議員の皆様方や地域の皆様方に御提示し、一緒に七飯町の子供たちのために教育行政を推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。
議員の質問 15番 若山雅行
「ポストコロナにおける学校教育の在り方について」については、2021年1月12日付で、教育委員会のホームページに新着情報として掲載されました。お問い合わせ先は、教育委員会の学校教育課となっておりました。新年あけましておめでとうございますで始まって、今のような説明がありました。横文字でこういうキーワードというのは、あまり私はちょっと好きでないので、レジリエンスとかSDGsとかちょっとどうなのかなと思ったのですけれども、その趣旨というのは、学校行事に求められるのは、昨年のような開催か中止かという二者択一ではなくて、実施できることを前提とした柔軟な対応ですと。運動会とか学習発表会、卒業式なんかについて、このような積極的な取組、ただし、この状況でそんなことやるのかという批判もきっとあるのだと思います。そういうところで、今のところこういう地域の人にも御理解いただくという話ありましたけれども、何か今のところで反応というのですか、そういうものであったのかどうか。学校側からのあれについては、先ほどの岳陽だよりの12月25日号に、基本はニューノーマル・SDGs・レジリエンスと書いています。プラス岳陽スタイルとか独特のあれにして入れています。だから、学校側で受けているのだと思います。だから、地域がこれをどう受けているかというのは、ちょっとこの状況で運動会やるのかと。だから学年ごとにやるのだよとか、こういう対策をするのだよということで、感染・クラスターへの対策が十分確保できる見込みとなったのかどうか。いろいろな設備を入れたり、手指洗いだとか、そういうのを徹底しているのだと思うのですけれども、この辺については十分大丈夫だと。昨年の経験が私たちを強くしたというような思いで見ていますけれども、その辺についてもう少し大丈夫なのかどうか。あと、SDGsというのは、国連サミットで採択されたあれなので、レジリエンスからいくとサスティナブルだけでいいのかなというような感じもするのですけれども、この辺ちょっと、何かコメントがあれば。それと同じよう1人1台のタブレット端末の整- 30 -備というのがあったのですけれども、このタブレット端末はコロナの影響、あるいはポストコロナにおいてもどのような活用を1番として考えているのか、その点を最後に御説明いただければなというふうに思います。以上です。
町の答え 教育長 與田敏樹(教育長は2024年9月まで)
それでは、順を追ってお答えをしたいと思います。このコロナ禍にあって、国のある調査機関が子供たちの状態を調査した結果、約7割の子供たちがストレスを感じているという調査結果が出ています。そしてその大きな理由が、これは学校行事だけではないのですけれども、コロナによって楽しみにしていたことが、ことごとくできなくなったというのが大きな理由になっております。そう考えると、学校行事だけではないと言いながら、振り返ると学校行事において楽しみにしていた運動会だとか、あるいは給食で友達と話しながら食べられなくなったとか、あるいは学習発表会でみんなと一緒に一つのものを成し遂げることができなくなったとかというようなことが考えられます。であれば、今までのようなやり方で学校行事をやっていったときに、またコロナが蔓延してくれば、やるかやらないかの判断しかないと。なれば、去年、子供たちが受けたストレスをまた今年与えることになるということで、であればということなのです。うち独自の考え方ですが、文科省で言えばレベル3まで分けています。これは国の分科会の基準の四つを三つに分けていて、レベル3を半分に分けていて、その半分に分けているところまでレベル2がいっている、国の状況では。そういうふうに言うと分かりにくいので、分科会の基準だけでいきますと、レベル3まで、レベル3の状態、要するにレベル4になると緊急事態宣言発する状態になりますので、レベル3の状態でもできる学校行事を検討してほしいと。そうしてその状態において、感染状況が悪くないのであれば、保護者を入れて見てもらいましょう。そして地域も入れて見てもらえるような状況なのであれば、そういうふうにしましょうと。具体的にでは学校行事をどうするのかというふうになったときに、学校規模によっても変わりますが、例えば大きい学校であれば、6年生全体で運動会をやるということではなくて、各学年ごとに実施をすると。例えば、七重小学校であれば、運動会週間という形にして、その中で学年ごとに実施していくと、そのときに感染状況に問題がなければ、保護者にも見てもらいます。学校行事というのは、基本的には子供たちの学習の一環であって、その活動を通して子供たちが身につけるべき内容について、しっかりとでき上がっているかどうかを確認する場であります。そうなのですけれども、結局、それは見せるほうに主眼がいってしまってきたということで、であればこのコロナ禍にあって改めて学校行事の在り方について、学習指導要領に基づいて運動会については、何を子供たちに身につけてほしいのかということをしっかりと学校ごとに確認し合って、その目的に向かって学校行事を実施しましょうと。実施するためのやり方としては、先ほど申し上げたようなやり方をすれば、レベル3の状態であってもできますよと。そのときに結果としてレベル2のレベル1の感染状況であれば、保護者の方々も地域の皆さん方も見に来てくださいというふうにすることによって、ゼロか100かの判断ではなくて、結果としては一昨年度に比べると70%ないし60%のやり方かもしれません。でもそれがやれますようという形でいくことが、子供たちのための学校行事、ストレスを与えない学校行事になるのではないかということで、今回、こういうような考え方をとらせていただいたということで、そのことで地域に対しても何度もお話をさせていただいています。一部の地域についてはしょうがないよねというのもあれば、見られなくなるのは残念だよねと、いろいろな御意見がございますが、少なくとも地域の方々と意見が一致しているのは、子供たちのためということで意見は一致しているということでございます。ただ、今後、もっともっと進化していくと、いろいろな御意見が地域から出てくると思います。そこはこっち側の意見を全て通すのではなくて、中心に子供たちを置きながら、どういう形がいい- 31 -のかということで少し変更する場合もありますけれども、そこは柔軟に対応していきたいなというふうに思っております。あと、レジリエンス、それからSDGsの関係ですけれども、SDGsの4番目に教育の関係が入っております。その中にいろいろな項目がありまして、先ほど申し上げた誰1人取り残さない教育というようなものもございますが、教育だけでいいますと、ESDというのがあります。エディケーション・ファ・サスティナブル・ディベロップメントというのがありまして、これは日本語でいいますと、社会づくりの担い手を育む教育ということに、それがSDGsの4番目に入っている、考え方として、そうです。ですから、SDGsという表現をさせていただいたのですけれども、ただ、このSDGsをあの文言の中に入れてしまうと、持続可能というところだけでSDGsをとられてしまう可能性があるので、今はこの英語表現はしておりません。そういうことで、ただ、考え方としては持続可能な社会をつくるために、子供たちに対して教育を与えるという考え方でやっていますので、そういうことで御理解をいただければなというふうに思います。ぜひ若山議員にお願いしたいのは、キャッチフレーズは、英語をぬいたキャッチフレーズは、今、教育委員会の文化センターの窓に、住民から見えるように貼ってあります。あともう一つは、先生方に対する決意というようなことも含めて、これちょっと横文字で書いているのですけれども、ドント・ビー・アフレイド・トゥ・チェンジ、変わることを恐れるな。ウォーク・トゥワード・ザ・フューチャー・ウィズ・アニューノーマル、新しい常態の中で未来に向かって歩み出そうという、これは教育委員会と先生方が一緒になって、このニューノーマルな時代にみんな一緒になって、前向いて子供たちのために行こうよということをキャッチフレーズ的に、これは表現しました。これも貼ってあります。ぜひ今度、見に来ていただいて、その中でここだけの議論ではなくて、そういう場面においてもいろいろな御指導・御助言をいただければなと思いますので、よろしくお願いをいたします。それから、タブレットにつきましては、当然、休校時のタブレット対応もあります。あと、日常的にはタブレットを使うことによって、学びの後れ、あるいは進度に応じて、その子に応じた問題を出せるという良さがあります。ただ、まだまだタブレットの活用について、そこまで行ききっていません。これは子供たちよりもまずは先生方が、きっちりとその辺を活用できるような状態にしながら、子供たちに早急に還元して、先ほど申し上げたSDGsの中にある、誰1人取り残さない教育を実現するための道具にしていきたいというふうに思っております。以上でございます。