せたな町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月12日
高齢者の健康づくりへの取り組みについて
- 聞いた人
- 大野一男 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 大野一男
ただいま議長より一般質問の許可をいただきましたので、町長に質問をさせていただきます。高齢者の健康づくりへの取り組みについて質問をいたします。せたな町地域ケア構想に見られるように、当町における高齢化に伴う課題、対策は多岐に渡ります。その中で、高齢化が進むせたな町において、高齢者の健康づくり活動への取り組みを図り、一人でも多くの健康で元気な高齢者が日常生活を営める地域社会を構築していくことも重要な政策課題と考えます。せたな町地域ケア構想では、高齢者が健やかにはつらつと暮らせるための取り組みとして、健康手帳の活用、健康教育、健康相談の実施、各種検診により疾患の早期発見と事後管理の徹底、要介護にならない、悪化をさせないための介護予防活動への取り組み、独居や高齢者のみの世帯への高齢者等支援員による訪問活動など、閉じこもりや外出に支障がある方に対する移動手段の確保の6項目が掲げられています。こうした施策は主に町が担うことになる訳ですが、事業内容によっては、行政のみがその負担を負うのではなく、地域住民の様々な活力、人的資本を取り込んだ支援体制を構築し、地域住民と行政の互助、共助によりこうした事業の推進が図られるよう、その仕組みづくりを積極的に推し進めていくことが求められていると考えます。まちは、先般、地域に出向き住民参加型高齢者生活支援推進事業と題して町内5地域で各5回、延べ25回に渡り高齢者を支える地域づくりを話し合う集会を開催し4件のテーマを掲げ、それぞれに意見交換を実施し、今後の地域との関わりを模索する貴重な意見を得ることができたのではないかと思います。その中にも、今後、まちと地域住民との関わり合いを示す積極的な意見も多く含まれていると感じました。次の提案も含め、高齢者の健康づくり活動への取り組みについて町長の所見をお伺いいたします。1、ふまねっと運動のボランティア指導者である、ふまねっとサポーターを養成するなどして、ともに活動の方針と計画を練り上げて、協働で健康づくりに取り組み、更なる拡大の輪を広げ、地域での健康教室の普及、促進を図るモデルケースとして取り組んではいかがでしょうか。各区に高齢者が、いつでも気軽に集える集会場所を確保、整備し提供する。管理、運営等については、民間ボランティアの活用も念頭に検討してみてはいかがでしょうか。3、生涯スポーツとして、日常生活にスポーツを取り入れたライフスタイルを奨励し、軽スポーツの普及を一層図っていただいたらいかがかと思います。以上、町長に所信をお伺いします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
大野議員のご質問にお答えします。まちでは、せたな町総合計画に定めた基本目標の一つである、健やかに暮らせる福祉のまちの実現を推進するため、誰もが高齢となり医療や介護が必要な状態となっても、できる限り住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、保健、医療、介護、福祉など、各分野が連携を図りながら、サービス提供するための方針として地域ケア構想を策定しています。高齢者が健やかに、はつらつと暮らせるための取り組みとして、当町では、高齢になっても健康状態を維持し、元気で過ごすことができるために、若い世代から健康管理や健康づくりの取り組みとして、保健事業を実施しております。特定健診、各種がん検診により疾病の早期発見、早期治療に努め、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防や重症化を防ぐために、保健師による訪問指導や健康教育などを実施しております。ご提案いただきました内容につきましてお答えをいたします。一つ目、現在実施している、ふまねっと事業は認知症予防、介護予防を主な趣旨とし、平成24年度より実施をしております。ふまねっと運動とは、大きなマス目の網を床に敷き、この網を踏まないよう、いろいろなステップで歩く、楽しくかつ頭や体を使ったレクリエーションであります。利用した高齢者は、平成24年度延105名、25年度延217名となっております。教室活動も地域に出向き、平成24年度は北檜山会場、若松会場、平成25年度は瀬棚会場、大成会場で行っており、さらに多くの高齢者が参加する機会を持てるよう事業を進めているところであります。教室の指導的役割を担っているのは、ご存じのとおり、社会福祉協議会に所属するボランティア団体ひまわりの会のふまねっとインストラクター又はサポーターの資格を有する方々で、現在7名の方が登録されています。地域包括支援センター職員とともに高齢者の認知症予防、介護予防の大切さを伝えるとともに、高齢者の実態把握と予防活動の効果を出すために取り組みを行っております。更に、教室を修了した高齢者へは、ひまわりの会がボランティア活動として、それぞれの会場でふまねっと運動を実施してくださっていると伺っております。今後、取り組みを拡大していくにあたっては、更に多くのインストラクター又はサポーターの養成や、所属機関であるせたな町社会福祉協議会との連携が必要となります。そのために、平成26年度には、インストラクターやサポーターの養成のための研修会を講師を招いて町内で開催し、介護予防の充実に努めてまいります。二つ目ですが、高齢者がいつでも気軽に集える集会場所の確保、整備につきましては、先般実施いたしました住民参加型高齢者生活支援等推進事業の意見交換会において、各地区の皆さんから多くの意見をいただきました。課題としては、日中楽しめる場所、高齢者、若者、子ども世代の交流の場、気軽に集まれる場などの必要性が上げられておりました。まちといたしましては、今後意見交換会でいただきました意見を踏まえ、気軽に集える場所として、公共施設等の活用方法を検討し、地域の方の声がけ、支え合いにより、閉じこもりがちな高齢者の方が外に出て、世代間問わず交流をすることができる仕組みやきっかけづくりを、個人で出来ること、町内会等団体で出来ること、行政で出来ることなど、平成26年度も地域の皆さんとの話し合いを重ねながら、進めていくことで、心身の健康維持ができるよう努めてまいります。三つ目です。軽スポーツの普及による日常生活にスポーツを取り入れたライフスタイルの奨励につきましては、意見交換会で、パークゴルフ、エアロビクス、スポーツダンス、ゲートボールなど、一緒に楽しめる会員が年々少なくなっているとの意見をいただきました。運動を高齢者の日常生活に取り入れるため、介護予防事業で高齢者大学の方々と協同で実施している、ますます元気教室や健康体操、エアロビクスのほそみどり教室などの事業を実施しています。参加者が楽しく心と身体を動かし、生活改善や健康管理を図れるよう今後とも事業の推進に取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
議員の質問 3番 大野一男
町長から今答弁をいただきましたが、極めて今ある状況の説明をいただいたような気がしております。大変失礼な言い方かもしれませんが。実情は確かに保健事業の中で、現況行われている実態があるというのを私も十分承知してますが、やはり、今の高齢化社会を考えますともっと積極的にまちとして、一つの大きな政策の柱として位置づけて取り組んでいただきたいという思いがあって、きょうこういう質問をさせていただきました。町長は多分2025年問題をご承知だろうと思うんですが、これは2025年になると、団塊世代の方々が高齢者の仲間入りをする。いわゆる75歳以上の方が高齢者の仲間入りをするということで、国としてもそこに向けて、いろいろ介護であるとか、医療の負担軽減を図る意味でそのことを見据えて今からしっかりと健康な、元気な、要するに介護に至らない、あるいは医療をそんなに受けないような元気なお年寄りを育んでいく。こういう事業を一つ大きな政策の柱として進めていこうという考えがありますし、私もそのとおりだと思いますし、先般、せたな町で行なった地区に出向いて様々な意見交換をした背景にもこういったことを踏まえて、保健事業の中でどのようにそのことを進めていくかということも一つ大きな意図として行われたのかなと。もちろん介護を必要としたり、あるいは医療を必要とするときには、今町長がお話いただいたような、様々な制度の中でその制度を活用した中で、地域が見ていく、国が見ていくということになるんですが、やはり一方で、何回も言いますが、元気な高齢者をどのように育んでいくかということを、先ほど言ったように2025年問題という一つの75歳以上の方が、10年後、平成37年にそういう状況になるわけで、そのことを見据えていくと全体の…そういうことを思いますと、しっかりと今からそういう体制をせたな町でも進めていく必要があると。我がまちは他の地区から見ても高齢化が進んでます。データによりますと65歳の比率が40%を超えてるということです。来年からはこの団塊の世代がいよいよ65歳以上。高齢者の仲間入りをするということで、来年からいろいろ65歳以上、10年後には75歳以上という対応が迫られるということであります。そういった中で保健活動、これは包括支援の方あるいは保健師、町職員が担当して、いろいろ今の町長のお話の中で活動してるわけですが、総花的にいろんな事業をこなしていくことで、手いっぱいでないかという気がするんですね。健康診断であるとか、あるいは検診であるとか、いろいろ事業持ってますが、今のスタッフの総員からいってもなかなか厳しい労働といいますか、実務内容の中で精一杯動いていただいてるということで、これをすべて行政に頼っていくということには、私はある程度限界があるのかなという気がします。むしろそうであれば、先ほど言ったように、ふまねっと運動に見られるように、地域のボランティア活動を活用して、仕組みを作りながら出来ることは協働でやっていく。あるいは出来ることは地域や住民の方にお任せをして進めていくと。こういう体制を今からしっかりと作っていくことが大事ではないのかと思います。ふまねっとについては町長から紹介いただきましたように、社会福祉協議会の中に実働しているボランティア団体が行なっているわけですが、これも大成区、瀬棚区にそういう方を広げてやっていくと。予算を作ったといいますが、北海道のNPO法人で立ち上げた団体で、NPO法人地域健康づくり支援ワン、ツー、スリーというNPO法人がこの団体の母体でありまして、そこでいわゆるふまねっとサポーターというものの資格を有する講習会等をやってるわけです。この受講料が7,000円掛かるという資料もいただきました。会員になるには2,000円実費が掛かるわけです。これは本人の負担といえばそれまでですが、そういったことも公費である程度をみながら、仕組み作りをしていくことも一つの方策ではないかと。一例を上げますが、そんなふうに思いますので、ぜひ積極的にそういうものを取り入れて、今後のモデル事業として進めていって、これを一つのきっかけに、先ほど来言っている地域のケア構想にある様々な事務事業の中で、すみ分けをしながら、分担をしながら、推進を図っていただければいいのではないかと思います。それから2番目の集会場所の件ですが、今、町長からも公共施設を活用してというお話をいただきました。現状、瀬棚区では、せたな児童会館、あるいはせたな町のB&G海洋センターここには管理人が常駐していまして、日中はある程度整備がなされていると。それから北檜山区では、若松基幹集落センター、イエローパレスであるとか、丹羽活性化センター、それからせたな高齢者センター、せたな町町民ふれあいプラザ、せたな町民体育館、それからせたな町健康センターこれは包括支援と並んでるところですが、こういう施設には管理人の方が常駐していられて、開設をして運営をしていこうと思えば、仕組み的に受け入れ態勢はある程度可能なのかなと思いますが、大成区においては、様々なこういう生活館であるとか、集会施設があるわけですが、大成町民センター、あるいは各地区にある生活館等々には、今管理人がいない無人の状況であります。ですから必要なときに、鍵を預かって施設を開いて提供している実態があるわけです。これは旧町時代の運営が踏襲されて今日こういう形になっているということは理解できるわけですが、特に大成町民センターにおいては、一つの案としてここを管理する人を常駐させて、そして今町長の答弁あったように、いつでも気軽に集まる集会の場所として地域の方に開放すると。こういう仕組みからまず取り組んでいただければ大変いいのではないかなと思います。いろいろ財源的な問題もありますが、そこはいろいろ案を練って地域の方のボランティアに管理を委託するであるとか、あるいは社会福祉協議会の方にそこに事務所を構えてもらって、兼ねてもらうとか、いろいろあると思うんですが、まず前向きにその辺は検討して、日中いつでもそこに集会できるそういうモデルとして開放していくことが、私は一つの案として実現性の高いものではないかと思いますので、ぜひ検討していただければ大変ありがたいと思います。それから3番目の軽スポーツの普及ですが、これは現在せたな町体育協会に38の競技団体が加盟しております。そのため団体の中には、町長がおっしゃったように、エアロビクスサークルであるとか、それからゲートボール協会であるとか、あるいはパークゴルフを行なっている競技団体であるとか、それから軽スポーツとしては、スポンジテニス、ラケットテニス、あるいはソフトバレー、それから個人的ではありますがウォーキングなどが日常営まれております。こういうものをもう少し、所管は教育委員会、生涯スポーツ生涯学習の範疇なんでしょうけども、そういうことも各課横断的に連携をとりながら、高齢者の健康づくりというものの促進に役立てていくという視点でもう一度運動を高めていただきたい。この運動するにはやはり絞り込んで、テーマをしっかり決めて一つ一つこなしていくことが大事で、きょうは総じて高齢者の健康づくり、運動、あるいは心身の健康ということで集会施設ということで、絞ってご質問をさせていただきました。町長、その辺についてもう少し具体的な答弁をいただければと思いますが、いかがでしょうか。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは2回目の質問にお答えをいたします。大野議員から2025年度問題のお話をいたしましたが、これは全国のお話でございまして、2025年問題は、当町におきましては、まさに真っただ中にいるということでございまして、私たちの今の取り組みが、全国的に2025年問題を迎えるこの日本の参考になると思っておりまして、私たちも一生懸命取り組んでいるところでございます。様々議員おっしゃいましたが、要するに健康寿命をこれからしっかり伸ばしていって、安心、安全でこの地域に住み続けれるようにということが求められる1番のことではないかと思います。そのためには、まちも様々な事業を通して、これに対応しているわけですが、しかしまちだけでは、当然成果を上げることはできないと。なんとしても高齢者自身、それからボランティアの皆さん、そしてこの社会福祉協議会。この4者がきちんと連携をとって行動していく必要がある。なんと言いましても高齢者の皆さんにとりましては、自分の問題と受けとめていただいて、まちでいろいろ行なっている各種事業に積極的に参加をしていただくと。そして、それを日常的に実施をしていただくと、そのときばかりでなくて、日常生活に取り入れて一つのライフスタイルとして、これをしっかり継続していただく必要があると思っているところであります。そのために議員からいくつかご提案がございました。インストラクター、サポーターを増やすということ。これは当然の話でございまして私たちとしても、こうした取り組みを新年度におきましても実施していくつもりでございます。ただ多少地域間で意識の格差が当然ございますから、この辺についても3区平準化するように私たちとしても力を尽くしていきたいと思います。次、この集合場所の問題も話をされました。集合場所につきましては、公共施設様々ございますが、それは基本的にいろいろございます。予約が必要な施設もございますし、そうでない施設もございます。またそれぞれの地域に集会施設がございます。これにつきましては、これも自ら高齢者が、常に集まって利用されているという地域もございますし、そうでない地域もございます。その原因は、少し調査をしてみなければわかりませんが、しかしいつでも高齢者皆さんが自由に使えるように、これは各町内会、町内会長、町内会の皆さん方とよく話合いをしながら、そうした状況がもし出来ていなければ作っていかなければならないと考えておりますし、あと管理している、常駐している公共施設につきましては、これは基本的に、それが別の行事で利用されていない限りは利用していただけると思っておりますし、常に来ていただいて、そういったことでお申し出をいただければ利用可能と思っております。それともう一つは、大成区でそういった施設が少ないんだということでございますが、これも私たちとしては、福祉協議会も役場の2階に事務所を構えておりますが、そうした公共施設に事務所をおいて、日常的に受け入れれが可能な状況が作れないかどうかということも考えていかなければならないと思っております。ぜひ、これも検討をしてまいりたいと思います。それから、日常生活にスポーツを取り入れるということで、議員は体育協会の会長でもございますから、そうしたいろいろな思いも特に強いのだろうと思いますが、確かに高齢になりましてもスポーツの必要性というのは、これは健康寿命を延ばすという意味からも大変重要な問題であると思って聞いていたところでございます。先ほども申し上げましたように、確かに問題としては、いろいろなスポーツ教室、あるいはサークルがあるわけでありますが、なかなか一緒に楽しめる会員が減っているという状況にありますが、これは一つには、スポーツと一口に言いましても様々ありまして、それが多様化しているというふうにも捉えております。このエアロビクスですとか、ゲートボールですとかスポーツダンスもあるわけでありますが、一方ではウォーキングですとか、それぞれ自分で一生懸命汗を流しているスポーツもあるということでありますから、そうした、いずれのスポーツでありましても、それぞれが一生懸命取り組んで汗を流していただけるということが一番大事だと思っております。そこで高齢者自身が取り組んでいるスポーツの中で、まちが支援をするということが必要であるという部分につきましては、積極的に係りを持って応援をして支援をしてまいりたいと思っています。