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知内町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月24日

非行や犯罪の予防、再犯防止に対する町の取組みについて

聞いた人
成澤五郎 議員
答えた人
町長 西山和夫、教育長 本間茂裕、生活福祉課長 鳴海英人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 成澤五郎

それでは質問事項申し上げます。『非行や犯罪の予防、再犯防止に対する町の取組みについて』質問の趣旨でございます。都市部では、連日のように犯罪や事件が多発し、テレビや新聞を賑わし、不安感が拡散しています。その背景には、利害の対立や人間関係の希薄化が言われていますが、動機や因果関係の不明な事件まで様々です。最近の本町では、幸いそのような出来事は無く、安全・安心な町と自負しておりますが、将来に亘ってこれを維持していくために、引き続きどう非行や犯罪を予防して行くか、町長の所見、また教育長の考え方をお伺い致します。

議員の質問 2番 成澤五郎

失礼しました。また、特に都市部で顕著になっている、罪を犯した者の再犯率の上昇に対し、国が平成28年12月に「再犯防止推進法」を施行し、各自治体に「地方再犯防止計画」の作成を促し、再犯率の上昇を抑え込む方針を指示したと承知していますが、その進捗状況についても合わせてお伺い致します。

町の答え 町長 西山和夫

成澤議員の質問にお答えをさせていただきます。犯罪の発生を未然に防止し、「明るく住みよい町」を目標に町内会長、生活安全推進員、民生委員、金融機関、各学校長等の関係機関で組織する知内町防犯協会により、木古内警察署と連携をしながら、防犯パトロールの実施や地域安全ニュースの発行、地域安全街頭啓発運動などを通して盗犯予防活動、青少年の健全育成と非行防止活動、地域・家庭に根ざした防12犯活動、高齢者に対する防犯活動を柱に地域住民の方々に啓発を行っているところであります。また、保護司会の皆様にも「社会を明るくする運動」や日頃の熱心な活動を通じて、犯罪の予防に関する啓蒙に努めていただいております。今後とも知内町防犯協会や保護司会の協力をいただきながら、様々な活動を展開し、非行や犯罪の予防、犯罪や事件・事故に合わないための防犯意識の高揚に努めて、安全・安心な町を維持したいと考えております。質問の地方再犯防止計画の進捗状況ですが、全国的に見ると策定済みは平成31年3月末現在で47都道府県の内17府県、政令指定都市20市では皆無という状況であり、地方自治体においてはまだまだ計画の概要すら浸透していないのが現状であります。計画策定にあたっては、国、北海道等の関係機関との連携や情報交換も必要であることから、今後は北海道の計画策定を待って検討する方向で考えております。よろしくお願い致します。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

お答え申し上げます。近年、少年の非行・犯罪におきましては、薬物乱用や性的被害の大幅な増加、とりわけ再犯率の上昇等、極めて憂慮すべき状況にあります。そのため、国・自治体・地域が一体となった非行・犯罪の予防、また再犯防止の取組を進めることが重要であると考えております。本町では子どもたちの健全育成を目指し、様々な体験活動、また道徳の授業等を通じて社会性、規範意識を育て、豊かな人間性の基本を育てることとしましては、挨拶運動等に取り組んでいるところでございます。また、学校におきましては専門的職員でありますスクールカウンセラー等を交えた教育相談体制を整え、日常的に家庭と連携を図り、また児童・生徒・保護者の悩み・不安に寄り添った対応に努めているところであります。平成28年度の法務省調査によりますれば、少年院入院者の4割弱が残念なことに高等学校の中途退学者であるということが明らかになっております。町立高校におきましても、今後もきめ細やかな学習指導、また生徒理解等に努め、予防・開発的な生徒指導を推進して参りたいと考えております。併せて、町内全校がコミュニティ・スクールであることの利点を生かしながら、知内町の防犯協会、あるいは知内町の青少年育成町民会議と連携し、引き続き地域・家庭・学校・行政が一体となって、子どもたちを見守り育てていきたいと考えております。また、再犯防止に向けた取組につきましては、更正保護を担っておられる保護司会の皆様の活動を軸に、関係機関と連携を図りながら、自身の更正を目指す人の立ち直りを地域の力で支えていくことが犯罪と非行のない社会づくりに必要であると考えております。全国的な運動として推進されております「社会を明るくする運動」への参画を通じ、学校教育・社会教育の両面から、地域社会の機運の盛り上がりに努めて参りたい、そのように考えております。

議員の質問 2番 成澤五郎

只今、町長、教育長から、犯罪や非行の無い現在の町の取り組みの話を伺いました。大変ありがとうございました。町長よりは、現在の安全・安心のためには町内会の役員さん、生活安全推進員、民生委員さん等々の地道な活動、また地域関係機関で組織する防犯協会の協力等の紹介。教育長からは、学校やPTA関係者の努力、また教育相談体制の充実、家庭とのきめ細かな連携等々、児童・生徒に寄り添った指導・学習をしている、こういう紹介。またお二人の答弁から、今の安全・安心があるのは、まさに地域と一体で取り組んできたこのことが良く分かったところであります。私は、これらの地味で、また地道な活動をしてこられた関係者の皆様に改めて敬意を称したいと思います。そこで、西山町長、本間教育長へ提案になりますが、平素これらの関係者の活動というのは裏方で個々に行われておりまして、町民の皆さんにはあまり知られることがありません。関係者同士が一同に介し、懇談出来る機会があれば、横の連帯が生まれ、更に有機的な活動が期待出来るものと考えますが、如何でしょうか。

町の答え 町長 西山和夫

町民への周知、そして幅広く理解していただくために懇談ということを提案出来ないかということなんですけども。今、それぞれの担当の団体で防犯協会始め、いろいろ活動されております。たぶん、言われているのは団体の交流というのか、それともその方々が一緒になって町民へのまたいろんな啓発をされていくのか、もう一度その辺詳しく説明していただければありがたいと思います。

議員の質問 2番 成澤五郎

そうですね、各団体・各組織が個々に活動しているので、何年に一度でもこの横断的な、そういった個々の活動を紹介し、理解し合えるような、そういった懇談の場を考えております。

町の答え 町長 西山和夫

知内町と木古内町と連携の中で、交通安全と防犯協会の大会があるんですよね。その中で町民も参加するということで、動きは、全体の動きとすればあるんだろうと思いますけれども、ただ言われているのは、要するに知内町内でそういう団体を合わせて、それぞれ啓発活動が出来ないかという提案だと思いますので、その辺はいろいろ内部で調整して各団体の理解も得なければなりませんので、それはそれでちょっともう少し時間をいただいて取り組みたいと思います。

町の答え 生活福祉課長 鳴海英人(生活福祉課長は2022年3月まで)

ご説明致します。実は9月30日にですね、木古内町で「安全・安心まちづくり住民大会」というのがございまして、それは木古内と知内交互に毎年行っております。そこに防犯関係に関わる方々にも案内を差し上げて、住民みんなでですね、地域の安全を考えるという活動をしております。また防犯協会の中にですね、人権擁護委員さんだとか防犯に関する町内会、他の方々も入っておりますので、そういったところで打合わせというか懇談の場を設けることは可能だと考えております。以上です。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

ご質問の件につきまして、お答えを申し上げます。先ほど答弁の中にございました青少年町民育成会議という組織がございます。私どもの方で委嘱をしている団体でございますけれども、そちらの方にも保護司会の方はですね、参加していただいておりますので、是非、青少年町民育成会議も活用していただいてですね、更に事業の充実を図っていただきたいと思います。それから、去る9月13日から中央公民館のロビーで、第46回の道南地方中学生社明標語入りポスター展を開催していただきました。「社会を明るくする運動」の一環としてですね、関係の皆様の御尽力で開催された事業でございます。ご来場の皆様からは生徒さん達の作品にですね、大変心温まる感想が沢山届けられたと伺っております。私どもも、こうした事業のですね、後押しが出来るよう、また広報活動に努めて参りたいとそのように考えております。

議員の質問 2番 成澤五郎

ありがとうございます。毎年、7月というのは法務省が提唱する「社会を明るくする運動」の強化月間でございます。この運動は昭和24年から始まり、非行や犯罪予防、誤って罪を犯した人達への更正・立ち直り・社会復帰をさせ、結果的に「社会を明るくする運動」として全国展開し、今年で70年を迎えます。この月間の冒頭、総理大臣より各市町村に運動の趣旨を伝える総理大臣メッセージの伝達式が行われておりまして、知内町でも今年7月3日、役場前にて西山町長が実行委員長となり盛大に挙行されましたが、町民にはあまり知られておりません。この席上で西山町長のこの町から非行や犯罪を出してなるものか、こういう烈々たる決意が伝わり私は大変感動致しました。特に多感な世代である中学生と高校生の非行や犯罪に立ち向かう決意、これはとても頼もしく町民の一人として誇らしく感じた次第です。そこで、この伝達式の実行委員長である西山町長に提案ですが、来年からこの伝達式に一部の関係者のみならず、町民にも自由に参加・傍聴出来る開かれた伝達式にすべきと考えますが、西山町長が標榜する見える化に寄与するとも考えますので、ご正見を伺えればと思います。

町の答え 町長 西山和夫

確かに総理大臣と北海道のメッセージをいただいて、それに基づいて我々も一生懸命啓発15運動をさせていただくという伝達式でありますけれども、今、成澤議員から提案あった一部の関係者だけではなく、町民全体周知して全体の中でそういう伝達式を行いながら、またそういう再犯防止等の防止活動に役立ててはということでありますので、それは出来るという、周知は出来るということでありますので、周知をさせていただきながら、どういう形になるか検討させていただいて、来年度に向けて実行出来ればと考えております。ただ、犯罪いろいろ再犯防止ありますし、どう居場所を確保するか、そして相談相手を確保するか、やはりそうした人間関係が希薄であればどうしてもまた再犯に繋がってしまうということで、「おかえり」という挨拶の場で、「おかえり」という魔法の言葉ってありますけれども、そういう言葉を掛けることによって自分の居場所が確保されるということで、再犯防止にも繋がるということで大々的に奨励している言葉でありますので、そうした犯罪者の居場所の確保というのが、一番寄り添う場所があるというのは、やはり人間にとっても一番大切なことでありますので、それらに向けて取り組みたいと思います。

議員の質問 2番 成澤五郎

ありがとうございました。先ほどの質問の、後半の部分に入りたいと思います。この「地方再犯防止推進計画」、この策定に、進捗は他の自治体の進み具合、また情報、動向を見て検討したいとのお答えでした。この法律は、更正保護活動というこれまで国と一部の民間ボランティアの力を借りて進めてきたところですが、その刑に服して社会に出たこの方達が再犯するその率は50%に近い。こういうことから国と一部ボランティアだけでは難しい。こういうことでの地方自治体への呼びかけ、参加ということになったと聞いております。計画の、この策定期間は5年間ですので、今、知内町としてもじっくりと情報を集めながら、知内町に相応しい計画になるようにという答弁は納得致します。最後に、教育長にお伺いします。先ほども触れていただきましたが、先月の14日から一週間、中央公民館で道南地方中学生の「社会を明るくする運動」標語入りポスター展が開催されて、大変好評でございました。その中で、この函館を含む渡島・檜山地方の中学生全校が対象となっている募集作品の中で、60点が入選という形で、今回、その60点が各主要町を、巡回展をしている。それが先月の14日から一週間、知内町でもございました。その函館を含めた渡島・檜山全中学校の応募の中で、60点が入選した訳ですけど。その60点の中になんと知内中学生が一割の6名入選し、更にその6名の中の、60点の中から、15点が優秀賞として表彰された訳ですけれども。15点の中の5名が知内中学生でした。更に最優秀賞の1人も知内中学校。こういうことを考えますと、本当にこの理解して、そして絵にして人々に訴えるこの物をですね、製作していただいたということで私達も大変感銘を受けたところです。教育長も鑑賞されましたので、その感想と生徒へのメッセージがあれば、伺えればと思います。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

今、お話いただきました社明標語入りポスター展、私も鑑賞させていただきました。賞の別はともかく、その展示されていた作品の一点一点からですね、人間性の尊重であるとか、16それから人間が持っている未来への可能性であるとか、あるいは人と人との結びつき・繋がりの大切さ、そういったものを中学生の皆さんが切々と訴えていたというふうに感じております。それから、知内中学校の生徒の作品が大変高い評価を今回も受けております。大変喜ばしいことでありますが、先ほどご紹介の7月のメッセージ伝達式の際に、例年、中学生と高校生の代表生徒が、学校生活を通じて、いじめや犯罪のない社会づくりに努めたいという宣誓を行っております。そういった教育的な風土が、きっとそうした作品の作製にも繋がってるというふうに感じております。私どももですね、こうした尊い活動をまた支えて参りたいとそのように考えております。

議員の質問 2番 成澤五郎

ありがとうございました。以上で終わります。

出典:知内町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月24日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる