七飯町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月17日
コミュニティバスの運行について
- 聞いた人
- 上野武彦 議員
- 答えた人
- 政策推進課長 中村雄司、町長 中宮安一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 上野武彦
では、2問目いきます。2問目は、コミュニティバスの運行についてであります。コミュニティバスの運行については、七飯町でも過去に検討されておりますが、その後、一向に実現の動きが見られておりません。今年度、知内町では、実際に、コミュニティバスではありませんが、デマンドバスという形での実施が行われております。七飯町でも高齢化が進んでおり、実施すべき時期に来たのではないかと思います。そこで、次の点についてお伺いいたします。1点目、町長は、住みたいまち、住み続けたいまちの実現を公約に掲げておりますが、このコミュニティバスの運行について、具体的な課題とはならないのかどうか、これについてお伺いします。2点目、日本共産党が昨年実施した住民アンケートによりますと、コミュニティバスの運行を求める切実な声が上げられておりましたが、七飯町はその後、住民の意向調査を実施してきたのかどうか、これについて、実施しているのであれば、その内容がどのようであったのか、お伺いします。3点目、住民の交通上の不便をいつまでも放置することは許されないのではないか。コミュニティバスの運行に向けた本格的検討に入るべき時期というふうに考えますが、町長はどう考えておられるのか、お伺いします。
町の答え 政策推進課長 中村雄司(政策推進課長は2021年12月まで)
それでは、コミュニティバスの運行についてお答えしてまいります。まず1点目でございますが、コミュニティバスの運行検討については、平成19年に検討委員会が発足し、検討を始めましたが、平成22年に、バスの導入については多額の費用がかかり、支出に対する収支の確保が非常に困難であると想定されることから、コミュニティバスの実証運行は早急に結論を出すのではなく、慎重に検討することとして、当面、見合わせ、引き続き福祉サービス的な発想による交通手段の確保などを含め、幅広く検討することとしておりました。超高齢社会の進展により、公共交通の必要度も今以上に高まっていくものと考えております。次に、2点目の、住民の意向調査についてですが、高齢者施策として力を入れてほしい施策を福祉課が平成29年8月にアンケートを実施しております。585名の65歳以上高齢者から回答がありましたが、このうち32.9%の方が、高齢者の外出を支援する移動手段の確保に力を入れてほしいとの回答がありました。3点目の、コミュニティバスの運行検討についてですが、既存のJRやバスなどの利用促進を図りながら、高齢者等が日々活動的に過ごせるよう、交通環境の充実が必要であり、町としても少子高齢化や人口減少の社会情勢の変化を踏まえ、七飯町における地域公共交通の課題の解消の検討のために、庁内関係部局で構成するプロジェクトチームを昨年10月に設置し、課題の整理に努めているところでございます。他市町の取り組み事例を見ますと、空気を運ぶような路線定期型のバスの課題も見受けられ、特に高齢化が進む地域では、事前予約制のデマンド型の交通に切りかえを行う事例もあり、さまざまな課題の検討に当たって、一つ一つ解消しながら、まちの財政負担を考慮して進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
議員の質問 9番 上野武彦
1問目については、費用がかかるということで見合わせをしてきたと。これが平成19年ですね。検討したのは19年で、22年に見合わせということになりました。そうしますと、現在、31年ですから、約9年間、この間、検討するという状況が続いておりまして、先ほどの答弁では、平成29年度に行った福祉課の調査がありまして、これでは、交通手段の確保に関しては32.9%、要望という形で声が上げられていたということになっておりました。それで、最近の状況としては、検討する委員会が昨年度設置されたということでしたけれども、今の七飯町の高齢化率33.7%というような状- 11 -況で、高齢化社会を迎えております。そういう中で、町民の移動手段としての交通手段の、従来の公共交通だけに頼るのではない、改善が求められているのではないかと思いますが、その辺については具体的な検討という中身ではお答えになっておりませんでした。私どもが昨年実施したアンケートによりますと、コミュニティバスの運行に関しては、3番目に多い要望が上げられておりました。七飯町の行政区を見ますと、非常に広域にわたっておりまして、実際に路線バスが走っていない地域が多いのです。例えば青葉台団地だとか、太陽の丘だとか、町営住宅にしましても、鳴川とか上台になりますと、結構、商業地域からは離れているということでいうと、高齢者が買い物にも非常に不便を感じるような、そういう実態が発生し始めている。特に高齢化が進む中で、そういう状況が進んでいるのではないかというふうに思うわけです。そうしますと、やはり公共交通の改善だけで、そういうことだけで対応するということはまず無理ではないかと思います。費用の問題でどうのこうのという形で、実際、町は言っておりますけれども、住民サービスの充実こそが七飯町のやるべきことではないかと思うのです。これはほかにお金は十分かけきているわけですけれども、この問題については一切お金をかけないというような方向だというのは、ちょっと考えざるを得ない問題ではないかというふうに思います。実際に大沼交通とか、そういったところでのボランティアでの買い物バスの運行などもありますけれども、要するに民間でもやらざるを得ないような、そういう実態が七飯町にはあるわけです。こういった交通弱者に対して、町が具体的な方向をまだ打ち出さないというのはちょっと考えものではないかと思います。特に今年度になってから、近隣のまちでこういったバスの運行といいますか、例えば知内町では今年度からデマンドバス、これは自宅から目的地まで運行するという中身です。それから、今年度、鹿部町は、6月から7月の間ですけれども、コミュニティバスという形で、2カ月間、実証運行するということで動きを始めているわけです。こういう中で、七飯町はこうした住民サービスの面では立ちおくれているまちになってきているのではないかというふうに私は思いますが、これに関して、町長はそうではないのかなと、町長は行政の執行者として、この点について、今、七飯町のこういった実態をどのように考えておられるのか、また、今後どうしようとしておられるのか、その点について、町長にまずお伺いしたいと思います。
町の答え 政策推進課長 中村雄司(政策推進課長は2021年12月まで)
ただいまの立ちおくれているのではないかということに対しまして答弁をさせていただきたいと思います。まず、以前、コミュニティバスの検討ということでさせていただきました。やはりそのときも、収支関係でなかなか合わないというところで、現在もなかなか進んでいないというところも実情にございます。ただ、多種アンケートを実施した中では、やはり高齢者の方々が買い物に行くだとか、病院にかかるだとか、そういった部分では、やはりもうちょっと何とかしてほしいというような声が3割だというのは、やはり今回の福祉課のアンケートでも言えるところが大きいのかなというふうに思ってございます。高齢者に対しての足の確保といった部分では、必要だというところでは認識は持ってございますが、なかなか現状の課題を整理できていないというところでございます。そのため、立ちおくれているというお話でございますが、内容について、課題整理を、一つ一つ整理をしていかなければならないというところがまず一つ思ってございます。その部分が見通しが立った段階ては、できるだけ早く対策等講じられるように、また進めていければなというところで考えておりますので、御理解のほどお願いいたします。
議員の質問 9番 上野武彦
今、お答えの中では、基本的に認識としては必要性を感じているという答弁だったと思います。そういった点では評価はできるのですが、課題整理をしながら今後考えていき- 12 -たいという、そういう程度の答弁でした。これまで町が実施になかなか踏み切れなかった理由は、収支が合わない、収支が合うかどうかが問題だというような認識だということが理由だったというふうに答弁されておりましたけれども、このコミュニティバスの運行というのは、収支関係、収支が合う、合わないの問題ではないのではないかと思うのですよ。基本的には住民サービスですので、お金を合わせる、合わせないという問題ではないということで、やれる範囲からまず実施すべきではないかと思うのです。バスに関しても、大型のバスではなくても、10人前後、9人前後とか、そういう小規模でもやれるわけですから、実証実験という形で、鹿部町も、それから知内町も実証実験から始まっているのですよね。実証実験をやってみて、どれだけの需要があるか、また、どういうコースで運行すれば町民が本当に喜ぶのかという、そういう実証実験で調査をするということがまず必要ではないかと思うので、その実証実験をやるということの中で、今後の課題を整理して、具体的な実施に向けての準備をするという方向が必要ではないかと思うのですが、今の答弁では、課題整理をしていきたいと。課題整理で、いつまでそういうことをしておかれるのか、その辺の問題があります。とにかく交通弱者としては、もう高齢化が進んでいる、ひとり暮らしの老人の世帯がふえ、それから、高齢化した高齢者の世帯もふえている、障害者もいる、また、高齢化で免許を返上した、そういった人たちがどんどんふえてきている、そういう問題がもう山積みしてきているわけですよ。それに対して何の対応もしない、具体的な動きもしないというのは、ちょっと問題かなと思いますので、先ほどから町長に答弁を求めているのですけれども、このコミュニティバスの問題について、町長はどのように認識されて、今言ったように、実証実験する考えはあるのかどうか、その辺を含めて、ちょっと町長のほうに答弁をぜひお願いしたいなと思いますけれども、よろしくお願いします。
町の答え 町長 中宮安一(町長は2021年12月まで)
まず、お金、費用の問題の話は、これは平成19年から検討委員会をつくったときの話を言っているだけで、今、費用がかかるから、今も同じ考え方ですということは一度も言ったことがございませんので、まずはそこは理解していただきたいというふうに思います。そして、去年の10月に、検討委員会ですか、プロジェクトチームをつくるというのも、たしか去年の6月の定例会で同僚議員のほうからの質問で、そういうものをつくってまいりましょうという答えをした中でつくらせていただいているということで、そこも御理解いただきたいなというふうに思います。そして、当時の答弁でも、平成19年、22年に出している検討委員会の答えでありましたから、それはもう古いと。もうそれから10年くらいたっているわけでありますから、この10年間で高齢化率というのは随分上がってきた。ある意味、1年で1ポイント、ですから10ポイントくらい上がってきているということでありましたので、ぜひプロジェクトチームをつくって、どういう方法がいいのか。このアンケートの中でも、高齢者の外出を支援する移動手段の確保といって答えをもらっているのです。コミュニティバスということではないのです。そこに限ったものではないのです。ですから、この移動手段というものをよく私は考えなければならない問題だと思います。極端に言えば、七飯町は坂まちです。ですから、上りおり、大変だと思います。特に高齢者にとっては非常に大変なことだろうというふうに思いますので、コミュニティバスがいいのか、あるいはタクシーの助成がいいのか、そういったことも私は検討をしていかなければならないというふうに思っています。それと、実証実験の話、全然何もしていないようなことをおっしゃっていますけれども、大分前にやっているのですよ、実証実験、デマンドバスの関係は。そして、七飯のアップル温泉に行く実証実験はやっていました。でも、非常に利用率が低いのです。そういったこともあるからこそ、もっと慎重に検討して、実証実験だから、さあやれ、でも実証実験をやって、やめるということになると、期待を裏切るような形になりますので、- 13 -もっときちんとした形で、何がいいのかというものを、このプロジェクトチームの中で、去年の10月に発足しておりますが、8カ月くらい経過しておりますけれども、ぜひこの中でいろいろなものを検討しなければならない。特に知内のほうの、私、内容はよくわかりませんけれども、先ほどの御質問の中では、デマンドバスが自宅からというお話もしましたけれども、そういうのってちょっと余り耳にしたことがないものですから、こういったこともデマンドバスで自宅からというのは本当にあるのかなということも、信用しないというわけではなくて、私どものほうもしっかりそういうものも確認しながら、ですから、実証実験もやったということもありますので、それにもいかない、何も手をつけないのは変だというような言い方をしましたけれども、私は、もう実証実験というのは、デマンドバスについてはやっているという認識でありますので、何が一番このまちに最適なのかということを、しっかりこのプロジェクトチームの中で検討してまいるということで、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
議員の質問 9番 上野武彦
今、町長から答弁いただきました。七飯町、過去に実証実験をしているというお答えでしたけれども、これは七飯町が実施したのではなくて、はこだて未来大学が大中山の駅からアップル温泉に向けての、そういったバスの運行、一検証するということで実施したというふうには認識しておりますが、そういった点で言えば、大中山の駅からアップル温泉に、そういう需要がどれだけあるのかということも含めて、実施状況そのものが問題もあったのではないかというふうに思います。本来、どういうところをどういうふうにやったら住民が最も利用されるのか、また、住民が望んでいるのか、これを把握した上で実施すべきものだというふうに一つは思います。ですから、町がこれまでやって、うまくいかなかったというのではなくて、町は町として実施してはいないと私は認識しておりますが、その辺についてはどうなのでしょうか。それから、もう一つは、町長、今おっしゃいましたけれども、移動手段の確保ということではいろいろな方法があるでしょうということなのですが、確かにそのとおりです。私も今回、コミュニティバスというテーマでやりましたけれども、実際に運行するに当たっては、例えば自宅まで行かなければ利用できないような障害を持った人も町内にはたくさんいるわけですよね。足の悪い人が、例えば定期的に運行する、そういう停留場所まで出かけることすら大変だという人もいると思います。そういった点で言えば、今後のこういった移動手段の問題に関しては、コミュニティバスに限らず、デマンドバス、それからタクシーの利用とか、いろいろな手段があり得ると思いますけれども、具体的にやるという方向で、要するに交通手段を改善する方向で、何をどのようにしていくかということは具体的に検討していただきたいと思いますけれども、そういった点で言えば、もう少し進んだ実証実験というか、これを具体的に設定して、検討を進めていただきたいのであります。その辺について答弁いただけますか。
町の答え 町長 中宮安一(町長は2021年12月まで)
未来大がやった、七飯町はやっていないみたいな言い方をしましたけれども、私はそうではなくて、未来大と連携をとって七飯町がやったのだという私は認識をしておりますので、ぜひ御理解いただきたい。そして、その折にも、大中山のアップル温泉が非常に国道5号から遠いのだという、そういうお話の中で、そこをどうしていこうかということを課題としてデマンドバスの実証実験をしたということで、そこは間違えないようにしていただきたいというふうに思います。そして、そういういろいろな移動手段の関係でありますけれども、今、議員がおっしゃったとおり、それをしっかり検討してまいりますので、そのように御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
議員の質問 9番 上野武彦
終わります。