みんなの議会

知内町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月13日

仮称「しりうち混乗バス」について

聞いた人
成澤五郎 議員
答えた人
町長 西山和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 成澤五郎

それでは、2つ目の質問に移りたいと思います。タイトルは、仮称です。『仮称「しりうち混乗バス」について』であります。質問の趣旨は、町内の少子高齢化動向を勘案し、地域公共交通、すなわち函館バスしかないわけですが、この抜本的見直しを行い、現在の路線バスとスクールバスを合体させた仮称「しりうち混乗バス」の運行を提案したいと思います。児童・生徒、また、大人達が同じバスに乗り合うことで、実に和やかなコミュニケーション、雰囲気が生まれたことを昨年11月の議員視察でも確認してまいりました。成功例がございます。結果的に町民が家に閉じこもらないで外に出て歩くことは、健康の増進にも寄与するものと考えます。5月末から地域別に週1回の有料で運行される予定のデマンドバスは、回数の少なさ、それから、予約、また、予約したけど、またキャンセルするというのは、考えると重圧で、とても利用できないという声が聞きます。町民の期待からは程遠いものと考えます。生活者への投資という観点から「しりうち混乗バス」の運行について、所見をお伺いします。

町の答え 町長 西山和夫

お答え致します。人口減少や高齢化が進展する中で、地域社会の活力を維持・向上させるために、地域公共交通が果たす役割は、大変、大きいものであり、特に、地域公共交通の構築にあたっては、まちづくりと一体的に形成すべきものと考えているところであります。ご存知のとおり、現在、函館バスによって、函館・松前線、木古内・松前線、函館・小谷石線の3系統が運行されており、また、町でも小中学校生向けにスクールバスを運行しているところであります。今回、ご提案いただきました、地域公共交通の抜本的見直しによる新たな混乗バスの運行に関してですが、地域公共交通を構築するにあたっては、第一に既存の交通事業者である函館バスへの影響を最大限考慮する必要があり、道路運送法に基づく地域公共交通会議における合意形成が不可欠であるとともに、この中では既存の交通事業者への繊細な配慮が求められます。このため本町における地域公共交通のあり方としては、函館バスの空白地帯、もしくは、空白時間を補完することによって、地域公共交通の充実を図ることが重要であり、この考え方は、道路運送法における基本的な考え方でもあります。こうした現状から、現時点では、新たな混乗バスを検討する状況にはないと考えており、幹線である函館バスを補完する位置付けでのデマンドバスの導入に向けて、現在、準備を進めておりますので、ご理解、ご協力をよろしくお願い致します。

議員の質問 2番 成澤五郎

只今の答弁の中に、やはりその必要性も感じているということ、更にその補完の意味でのデマンドバスということもございました。ちょっと乏しいと思いますね。車を運転する方については、いつでもどこでも出られるし、行けるわけですが、そうでない方々の町内における、この不便性、これは相当なものがあると思います。不便というのは、ほかに交通手段が見当たらないとか、交通が乏しいとか、これが不便です。知内町は不便な町のままで、果たして、どうなんでしょうか。この先ほど3系統、要するに国道沿いの方々については、10から13往復、これは利用がされていると思います。そのほかの路線の2つは、1日3便、利用する方、少ないし、見ていても、毎日、私、朝、子どもの通学路の見守りをしているときに、まず、スクールバスが来て、そして、それも数名です。ほんの5名に満たない、ガラガラでいきます。その1分後に路線バスがやってまいります。空のときが非常に多いです。乗っていても1・2名。こういった状況をやはり打破していく、乗り越えていくという努力は、僕はやはり、町としては様々な産業、様々な方面への投資はされております。しかし、生活者への投資といいますか、この利便性と言いますか、これは私はとても大事な、産業とか、一次産業、これは当然、応援するのは、これはもう当然なことです。しかし、はざ間にある生活者、町民へのこういった形での厚い、やはり支援、捉え方、これは私はとても重要だと思っております。先ほども触れましたが、青森県の鰺ヶ沢というところは、やはり知内町より人口は3倍近いところではありますが、やはり同じように悩みを抱えていた。スクールバスと路線バスが同時刻、同じコースを走っていた。それが学校の統合を契機に、町長がここにも道路運送法に基づく、地域公共交通会議、こういった陸運局、それから、北海道、町、交通事業者、警察、住民、地域産業団体、こういった人たちが粘り強く、時間をかけて話あった結果、平成29年、一昨年から、近隣の町が羨むような、高校生以上1人、町内どこへ行っても100円、それ以下は無料。こういった料金設定で、大変、歓迎されていることを目の当たりにしてまいりました。私たちも生徒の下校時に同じバスに乗って、その生徒達が賑やかに話すのを聞いて、とてもいいなと、こういうコミュニティバス、混乗バスはいいなと、そのように実感してまいりました。是非、考えていただきたい、検討していただきたいと思いますが。

町の答え 町長 西山和夫

鰺ヶ沢の今、例を述べていただきましたけれども、鰺ヶ沢については、弘南バスが撤退するというわけではありませんけれども、町の要請によって、そういう仕組みを作り上げたという現状があります。それも財政事情のひっ迫という大きな課題もありまして、そういう形になったんだろうと思います。現在、今、知内町では、函館バスが既存の運行を続けておりますので、町としてそこをひっ迫させるような行動は取れないだろうということで、それは法律でも、文部科学省で特別な認可を受ければ別ですけれども、ただ、今、既存路線がある以上は、町はそこに混乗として入り込むということはできない、そういうスタイルの中で、今、デマンドバスを活用して、時間の空白、それらを補うためにデマンドバスを運行させるということで、きめ細やかに、まだ、現状は回れませんけれども、まず、スタートして、ドアからドアへという予約の中で、何とか乗り切りたいなという思いがありますので、その辺は十分、理解していただければ、ありがたいなと思います。

議員の質問 2番 成澤五郎

難しいですかね。もちろん、難しい課題、たくさんあると思います。鰺ヶ沢も本当に粘り強く、会議、会議、会議、みんなの合意形成を図って、その上で、この「あじバス」という愛称、小学生の3年生のお嬢さんが付けた名前が採用されたそうでありますが、もう町民一体となって取り組んできた結果、そういった形、結晶したということです。様々な課題、規制はあると思いますが、やはり我々、そばで見ていても、例えばスクールバスが出ていった、空っぽ、何人かしか乗っていない、その後、今度は高校生がですよ、自転車でそのバスを追うように、何台も走っているんですね、高校生が。乗れないから。その夕方、雨が降ってきました。朝は雨降っていなくて自転車で行った生徒が、ずぶ濡れになって自転車をこいで帰宅する姿を見たら、これは知内の子ども達は大事にされているのかなと、ほかの町と比べて、ほかの町は高校生について、バスの補助とかあって、これは通学しているわけですが、そういった点で、大変心配です。この子達が風邪ひいて、あるいは、事故で、そういったことも知恵を出してですね、やはり合体バス、実際にやっている自治体があるんですので、是非、ご検討いただきたいし、これはすぐにはとはいかないと思います。時間をかけて、是非、ご検討いただきたいと思いますが、もう一度、伺います。

町の答え 町長 西山和夫

仕組みとしては、今、事業者が運行している既存の路線バスを維持する、これは予算の中でも出てくるだろうと思いますけれども、町も支援します。そういう形に当然、今、なっていくんだろうと思います。それをあえて、路線バスを廃止してまで、町がそこにいくということになれば、大変、財源的にも不安定な状況になりますし、まず、我々の基本は、今の事業者に頑張ってもらうというスタイルを継続することなんだろうと思っています。それで、高校生の通学に関しては、通学助成も出ていますので、函バスを利用していただけるとか、そういう形になるんだと思いますし、決して子ども達に現状、利用体制とすれば、迷惑をかけているような状況は作っていないだろうと思いますので、あとは工夫次第でもう少し考えながら、成澤議員がおっしゃるように、雨の日だとか、風の日、なぜ、自転車で通学するのか、その辺の原因も究明しながら、いろいろ対応をしていきたいと考えていますので、よろしくお願い致します。

議員の質問 2番 成澤五郎

私は今、函館バスの路線を廃止しようということは、一言も申していません。むしろ、函館バスを生かしてほしいし、やはり乗車率を上げてほしいし、発展してほしいと思っているんです。そのための混乗バスであってほしいし、でなくてはならないと思っているんですね。決して、その営業妨害的なこととか、別なようなことではなくて、実際、鰺ヶ沢の我々の視察報告、町長、ご覧になっていると思うのですが、本当に粘り強く交渉して、知恵を出して、今の結果になっていると。知内町でも僕は可能だなと、議員の皆さんも同じように感じておられたと私、確信しておりますし、決して、既成の今のバスを排除するとか、することは全くないことで、むしろ、生かしていく、そういう視点で考えていることをご理解いただきまして、私の質問終わります。

出典:知内町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月13日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる