みんなの議会

松前町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日

ふるさと納税の状況と広域連携によるまちづくりについて

聞いた人
疋田清美 議員
答えた人
町長 石山英雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 疋田清美

それでは、早速でございますけども、前々回にもふるさと納税を質問させていただきました。そこで、提案させていただきましたことなんですが、この度のふるさと納税は、角度を変えたふるさと納税でございますので、一つよろしくお願いしたいと思っております。まず、ふるさと納税の返礼品についてでございますが、前のふるさと納税の返礼品につきましては、一般質問したところ、経緯ではございますが、北海道総合政策部が発行している「ふるさと納税令和3年度の状況と対策」を見ますと、松前町はふるさと納税が令和2年度には3千508万となってます。そして、令和3年度には、3万1千692万となっており、3千169万2千となっております。令和4年度の状況は、どのような状況になっているのか、まず条例第2条の項目にのってお尋ねしたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

おはようございます。ただ今疋田議員から、前々回に続きましてのふるさと納税のご質問をいただきました。条例2条の各項目ごとにというお尋ねでございます。早速ご答弁をさせていただきます。令和4年度のふるさと松前応援寄附金の状況のお尋ねであります。令和5年1月末現在を基本にふるさと松前応援寄附条例第2条第1項各号の順にお答えをさせていただきます。第1号のさくらの里づくりに関する事業では27万5千873円、前年度対比、前年度比で37.2%の減になります。第2号の書のふるさとづくりに関する事業では11万円で、対前年度比4.8%の増であります。第3号の松前城の保存整備に関する事業では20万円で、前年度対比41.2%の減、第4号の物産振興等地域活性化に関する事業、いわゆる一般的なふるさと納税と言われるものにつきましては4千36万7千円の、前年度対比で33.5%の増になっております。第5号のその他まちづくりに関する事業では37万3千円の、前年度対比で59.2%の減、合計で4千132万5千873円の、前年度対比で29.0%の増という状況になっております。

議員の質問 1番 疋田清美

どうもありがとうございます。次に、インターネットの寄附サイトを活用するなど努力をしておられるようでございますけれども、令和2年度と令和3年度を比較して下がった理由と、本年度、年度途中でございますけれども、状況をお願い致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

インターネット活用についてでございます。令和2年度と令和3年度の比較で下がった理由ということであります。本来のふるさと納税と言われるものは、ふるさと松前応援寄附条例第2条第1項各号に該当する寄附を指しておりますが、インターネットの寄附サイトで返礼品を載せて募集するものを、一般的にふるさと納税と言われているのかもしれません。先ほど、今疋田議員が申した金額は、本来のふるさと納税ベースの個人寄附合計の比較でありまして、令和2年度にさくらの里づくりに関する事業に、1件1千万円の大口の寄付があったことが影響しているところでございます。しかし、返礼品を送る物産振興等分のふるさと納税につきましては、令和3年度で580万円程度伸びているところであります。更に、令和4年度の状況でございます。1月末現在で4千36万7千円でございまして、昨年の同時期と比較致しまして、3千24万、昨年が3千24万7千円でありましたので、1千万以上の伸びを見せているところでございます。

議員の質問 1番 疋田清美

次に、当町は、インターネットのサイト数が現在六つであります。令和2年度の二つよりは増加しており、努力されているようですので、今後とも、まず頑張っていただければありがたいなと思っております。ただ、そのサイトが効果的なのか、また、今度はもっと拡大していく考えはあるのか。そこら辺を全体的に現象についてお尋ね致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

インターネットのサイト数でございます。まず、インターネットサイトにつきましては、昨年の4月からは、ふるさとチョイス、ふるぽ、FOUREの3サイトでスタートしました。5月に楽天サイトをオープンし、9月にauPay、11月にセゾンと連携し、全部で6サイトにより運営をしているところであります。サイトの効果でありますが、これまでは自治体登録数ナンバー1のふるさとチョイスを中心に実施しておりましたけども、新たに楽天サイトを取り入れ、一定の効果が出ております。また、サイトにはそれぞれの特徴がありまして、楽天サイトは楽天会員のみのサイトでありますが、納税に対する還元ポイント率が高く、会員も多数のため、総合的にランクの高いサイトであります。ふるさとチョイスは、納税額をポイントに換えて、好きな時に好きな返礼品をチョイスできるメリットがあり、FOUREについては、東急不動産関連サイトでありますけども、比較的大口の寄付が多いなど、それぞれのサイトで客層も特徴も違うために、幅広く当町の取り組みをお知らせするには、いろいろなサイトを運営した方がいいという話を他方面から聞いているところであります。サイトの拡大については、令和5年度からランキング上位のふるなびとまいなびを増やす予定で今考えているところでございます。

議員の質問 1番 疋田清美

次に、松前町、上ノ国町、江差町のこの3町なんですけども、北海道にはないくらいの松前藩の歴史が刻まれている町でございます。そして、この松前藩は道南においても蝦夷地を切り拓いたと言っても過言ではございません。そこで、この3町の松前藩の歴史や文化などを織り込んで、3町の食材を味わっていただくという企画で、札幌市内でホテルなどと協力し、松前、上ノ国、江差町の3町、松前藩ふるさと同盟セットフェア、適当なんですけれども、を開催し、PRを絶対の力を入れて行くべきだと考えております。そこで、蝦夷地北海道の歴史を踏まえて、松前藩の宣伝も必要ではないかと存じます。ただ、観光事業として、こういうチャンスは二度とおきない気がしますので、町長、ぜひやっていただければありがたいなと思っております。それで、改めて言いますが、松前町、上ノ国町、江差町は、松前藩の文化と歴史がギュッと詰まっております。それを活かしていかなければなりません。こういうことで渡島、檜山での松前藩を立ち上げたこの3町でございますので、松前藩の歴史や文化についても、言い方などは若干違いますが、その町にあった歴史や文化を前に出しているところでございます。まず、旧石器時代から連綿と受け継がれてきた歴史の町、それが上ノ国町でございます。上ノ国町の集落の始まりは、旧石器時代で数々の重要な歴史遺産に恵まれ、江戸時代初期から本州との交流が、交易があり、今も北の中世リアルに体験できる、謎に満ちた町となってございます。次に、江差町でございますけれども、やはり750年前に奥州騒乱の戦いがあり、それに敗れた武将が渡り党としてこの地方に住み着き、館を構えるようになりました。しかし、この地を最初に切り拓いた人々との争いが続くようになり、その後、享徳3年に武田信廣公が一族を率いて、現在の上ノ国町に上がり、争いの絶えなかった原住民を平定し、松前藩の基礎を築き上げたところでございます。こういった3町ですから、当然のごとく何事も一緒にやっていかなければなりません。そして、現在地域の観光資源を活用したプロモーション事業として、3町の宣伝を大きく取り上げていかなければならないものと考えますが、町長の考え方をお尋ね致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

松前町、上ノ国町、江差町との連携した中の取り組みについてのお尋ねでございます。まずは、松前町、上ノ国町、江差町の3町で、議員ご指摘のとおり共通した歴史、文化遺産の特性を活かした観光地づくりを推進しようと、平成の10年4月に3町の観光協会と役場で協議会を設置し、3町合同のプロモーション事業を行っております。協議会の名称は、松前・上ノ国・江差3町広域観光推進協議会北海道歴史倶楽部でありまして、3町で連携を図りながら広域的な観光事業に取り組んできたところであります。そこで今ご質問にありました、3町松前藩ふるさと同盟セットフェアの開催についてでありますけども、平成24年の2月にも松前町、福島町、知内町、木古内町の渡島西部4町の食材を紹介する、「松前街道食の恵みと渡島4町観光の夕べ」を札幌市内のホテルオークラ札幌で開催しました。4町の町長が観光と食の魅力をアピールし、約100人の来場者に4町の旬の食材を使った料理を提供したことがあります。これは、正しく北海道新幹線開業を見据え、渡島西南4町広域観光推進協議会がそれぞれの町の魅力をPRしようと企画したもので、大変好評であったというふうに聞いております。食材の手配、フェア開催準備、関係機関との調整など、4町をまたいで広域的に取り組む難しさもあったようでありまして、これは残念ながら1回限りの開催となったようでございます。このような食を絡めたプロモーションは、地域の魅力を遡及し、観光需要の喚起に繋がる効果的な取り組みであるとは思います。一方では、近隣とはいえ、距離的な課題や実施にあたっての様々な調整もあり、いずれにしてでも1町で決められる話ではありませんので、これは、北海道歴史倶楽部に打診してみまして、検討をしてみたいというふうに思っているところであります。ちなみに、松前町では、東京都のJR新宿駅南口に店を構える居酒屋新宿美禄亭を、松前町の観光物産協力店に認定致しまして、観光の需要喚起、特産物の購買意欲の促進に繋げようと、食と観光の情報発信とあわせまして、旬の食材を使った松前フェアを定期的に開催していただいて、大変好評を得ていることから、令和5年度も引き続きこのプロモーション事業を展開する予定で考えているところであります。

議員の質問 1番 疋田清美

いろいろと教えていただきまして、ありがとうございます。次に、私とすれば、地域の観光資源を活用した一番目でございますけども、新規顧客の獲得、それと2番目、商品やサービスの認知拡大。そして、3番目が既存客に対する販売の動機付けなどがございます。そのためのプロモーションを広く解釈すれば、販売促進のためのあらゆる活動となるものと思っております。そこで、木古内、知内、福島町も加えた6町で北海道松前運輸局の実施する地域の観光資源を活用したプロモーション事業に新しい周遊観光エリアがあり、ふるさと藩ユナイテッドと称してみてはいかがでしょうか。様々な専門職の集団が、みんなで力を合わせて、一致団結した家族として仕事をする会社というのがユナイテッドでございます。そのようにしていかなければならないものと考えておりますけれども、それと3町の松前藩ふるさとユナイテッドと致しまして、活動、発展などをさせる考え方っていうのはあるんでしょうか、どうでしょうか。お願いします。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

今、疋田議員より、松前、上ノ国、江差、更にこれに木古内、知内、福島を加えました6町で、ふるさと藩ユナイテッドとして活動発展させる考えはないかとのことであります。平成の22年5月に渡島西部4町、木古内町、知内町、福島町、松前町と檜山南部5町、上ノ国町、江差町、厚沢部町、乙部町、奥尻町の計9町で新幹線木古内駅活用推進協議会を設置し、広域観光プロモーションや二次交通対策の取り組みを行ってきております。この協議会には、行政の他に交通事業者、これは函館バス、ハートランドフェリー、それからJR北海道、交通事業者3社でございます。それから、北海道運輸局、それから北海道、これは渡島総合振興局と檜山振興局も構成員に加わっていただきまして、議員ご指摘のように様々な専門職の集団で、力を合わせて仕事をするユナイテッドに相当する協議会であるというふうに考えています。また、北海道歴史倶楽部も同様に3町の観光協会には様々な業種の方が会員になっておりまして、名前は違いますけどもユナイテッドと同じような性質を持っていることから、現在の枠組みの中で活動を続けていくっていうことが、今適当であるというふうに考えているところであります。

議員の質問 1番 疋田清美

次に、返礼品についてでございますけれども、今の返礼品については限界があると思います。全国で人気が集まっている返礼品の傾向でございますが、牛肉、豚肉、カニ、魚介類、果実、野菜、お米、お菓子などでございます。今の松前町にただ今申し上げた中であるとすれば、魚介類やお菓子類が主なものであります。確かに道内分の受け入れを見ましても、令和3年度の179町村が参加しておりますが、その中で松前町は157番目でございます。順位が高い町は、人気の返礼品があることも特徴ですが、取り扱い品目が多いこともあげられております。令和2年度において、松前町は50の品目を取り扱っていますが、ここを増やしていく努力が必要と思われております。具体的な対策について、お考えがありましたらお尋ね致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

松前町の返礼品であります。令和2年度は、今議員ご指摘のように50品目、令和3年度は57品目、令和4年度は64品目と、事業者と話し合いながら、年々増えてきているところでございます。しかし、当町の場合は、品物の数量の確保が課題となってございまして、一般小売りをしてスーパー等へ卸したりしながらふるさと納税に対応する場合に、数量的確保と在庫管理が事業者の皆様にとっては大変な負担となっている場合もあります。町としては、品目は多いほどふるさと納税の可能性は高くなりますが、今後も参加事業者と話し合いながら検討することが大事だというふうに思っております。また、物産によらない地域産品、いわゆる役務の提供などのサービス関連も、いろいろ全国で展開されているようでありますので、この部分につきましても検討する余地があるのかなというふうに思っているところでございます。

議員の質問 1番 疋田清美

次に、私からの提案でございますけれども、ふるさと納税とは、全国の応援したい地域に寄附ができる仕組みのことでございます。寄附金の使い道は選ぶことができまして、その地域に貢献することができます。寄附金の返礼品として、地域の特産物などがもらえて、その他に税の控除が受けられる魅力的な制度であります。そこで松前、上ノ国、江差町のこの3町、松前ふるさと同盟セットを考えてみました。この3町、松前藩ふるさと同盟セットでございますが、3町どこの町へ寄附しても3町の返礼品がもらえるという嬉しい返礼品でございます。それに先ほどお話しした、木古内、知内、福島町も加えた6町のふるさと藩ユナイテッドなどもございますので、これらも同時に考えてみてはいかがでしょうか。まず、返礼品が少ない地域では返礼品として連携し、魅力のある商品を目指している町がございます。例えば、道内でも長万部町と豊浦町と黒松内町が特産品を組み合わせたはしっこ同盟ということで、振興局の垣根を乗り越えて話題となっているところでございます。一つの町で寄附して3町の特産品を味わうことができる、この仕組みということになりますけれども、当町でも検討する考え方はないか、お尋ね致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

今、疋田議員からはしっこ、長万部町が行っておりますはしっこ同盟の話もございました。現在総務省から出されました、地場産品基準に連携する自治体の共通の返礼品は認められているところでございます。ただし、寄附金は、寄附されたその自治体に収入され、寄附金が偏ることも想定され、今議員の言うように松前、上ノ国、江差で十分に話し合いがなされて、合意しなければ上手くいくことにはならないというふうにも、想定されるところであります。いわゆる一人勝ちとなった時に同じものを出して寄附が集まらない自治体をどうするかなど、いろいろ十分に話し合わなければならない要素もあるように思います。案としては、案は案と致しまして、現在北海道歴史倶楽部という3町の観光系の協議会があることは、先ほど申し上げました。そういうところで検討してみるのも一つではないかというふうに思っているところであります。

議員の質問 1番 疋田清美

そうなりますと、渡島、檜山の返礼品のPRもでき、今まで以上に食べられる、遊べる、経験ができるなどといったことができると思いますけれども、ただ、もっと遊んだり運動したりして、美味しいスイーツなどを食べ、各所にあるカフェ店で今までと違った3町の見所をつくってくだされば、町のポイントにも及ぼす、活性化に繋がると思います。まずは、3町の町長さんとお話してみる気持ちはないでしょうか。お尋ね致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

疋田議員から、3町松前藩ふるさと同盟セット、更には6町でのふるさと藩ユナイテッドのご提案、ご助言がございました。いろいろありがたく受け止めたいといふうに思っておりまして、まずもって職員と勉強をしてみたいというふうに思います。このふるさと納税の制度そのものがいつまで続くのか、大変見通せない状況であります。町としては、町独自のふるさと納税について、まずは充実をさせることが最優先だというふうに思っております。試行錯誤をしながらふるさと納税の精度を上げていくことを最優先として、これからも取り組んでまいりたいというふうに思っております。いずれに致しましても、ご提案、ご助言ありがたくお受けさせていただきたいというふうに思います。

議員の質問 1番 疋田清美

やはり、この松前町、上ノ国町、江差町の3町を外しては北海道歴史や文化、なおかつ松前藩の物語をお話する機会ができないものと思いますんで、是が非でも3町松前藩ふるさと同盟セットというネーミングで完成させてください。それを地域に、皆様方と北海道の歴史を語っていくことができればと思いますので、よろしくお願い致します。答弁はいりません、ありがとうございます。

出典:松前町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる