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せたな町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月11日

持続的な財政運営と財政健全化目標の策定について

聞いた人
横山一康 議員
答えた人
町長 河原泰平

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 横山一康

それでは2問目の質問をさせていただきたいと思います。持続的な財政運営と財政健全化目標の策定について町長にお伺いいたします。今月見直し手続きを経て公表されたせたな町財政計画を見ると、町の財政は今大きな岐路に立っていると感じています。さらに令和8年度予算案に目を移すと繰入金の額が12億8,554万円に上り、歳入の13.6%を占めています。令和に入って4億円から5億円台だった繰入額が令和5年から急激に増加し、令和7年度に11億6,000万円あまりと倍以上に膨らみ新年度はさらに増加しております。この繰入額の急激な増加に私は強い危機感を覚えております。一方、財政調整基金を見ると令和2年度に15億3,000万円あまりあった基金残高は令和8年度には6億9,000万円まで減る見込みです。このままのペースで基金を取崩していくと令和10年度には不測の事態に備えるための大切な基金が限界を超えていく予測も財政計画では出ております。これは単なる数字の問題ではなく町民サービスをこれからも安定して提供できるかどうか。極めて深刻な状況に入っていると私は認識しております。今、私は町民の皆さんにいたずらに不安を与えたいわけではありません。大切な基金が限界を迎えてから慌てて町民サービスを後退させるのではなく、若干の余力がある今のうちに知恵と汗を出し合い財政の健全化の明確な目標を策定し、行動すべきだと考えています。繰入金の12億8,000万円という額は今すぐ取り組むべき削減目標だとも言えます。この12億8,000万円という数字を一つの目安として持続可能な財政運営のための大胆な財政健全化目標を策定することについて町長のお考えを伺いたいと思います。

町の答え 町長 河原泰平

横山議員の2問目の質問にお答えいたします。令和8年2月に見直しましたせたな町財政計画では令和12年度までの将来推計を立てており、今後もさらなる物価高騰や大型事業などの影響により基金残高は減少していくものと予測しております。令和8年度予算案では繰入金の額が12億8,554万円、合併以降、過去最高の繰入額となり横山議員同様に強い危機感を持っております。町としましてもこの繰入金の額を削減目標と捉えており、持続可能な行財政運営のためスピード感を持って事務事業の見直しや公共施設の統廃合、歳入の確保を進める必要があると考えております。令和8年度には公共施設等総合管理計画及び個別施設計画の見直しを予定しており、各公共施設の維持、統廃合、長寿命化といった方針を具体化してまいります。また受益者負担の適正化や補助金等の見直し方針の策定、職階会議体やプロジェクトチームの設置による機構改革などを進め、この危機的状況からいち早く脱却し持続可能な行財政運営を確立するための対策並びに財政健全化の目標を策定することを検討してまいります。以上でございます。

議員の質問 5番 横山一康

確認だけ町長に、うなずいていただけるだけでいいので。財政健全化目標を作るということでよろしかったですか。うなずいていただければそれで、わかりました。それでは財政健全化目標を策定するという力強いお言葉でしたので、逆の想定問答も作ってましたんでもしかしたら作らないって言ったらどうしようかなと思ったんですけど、作るっていうことで非常に河原町長の今の現状認識っていうのは私と気を一にしているというふうなことで確認させていただきました。これやっぱり作らなきゃいけないんです財政健全化目標というものを今。令和8年3月、今月発表されました財政計画です。せたな町の見直し版があるんですけど、これ本当に非常にショッキングな数字が出てます。34ページに収支計画というものが載ってるんですけど、これしっかり私町民の皆さんにも知っていただきたいと思いますんでここで、これ発表されたものですから話しても大丈夫ですよね。令和10年度に財政調整基金がゼロになるというような数字が出ております。そしてもう一つショッキングなのが、その他、目的基金もゼロになるよと。令和10年です。来年、再来年です。あっという間に来ます。この危機感をやはり町だけじゃなくて議会もそうですし、町民皆さんにしっかりと共有していただいて、これから知恵と汗を出してこの難局を乗り切っていく、このような財政健全化方針目標の策定やっていただきたいなと思います。そこで町長にこういうことは、今回一歩前進してるんで今まで私こういう質問何度もやってるんですけど、そのときには検討しますというようなことを同じような答弁いただいてるんですけど、しっかりと健全化目標を立てるって言ったのは今初めてですのでここは大いに期待するとこなんですけど。このときに一つちょっと提案させていただきたいと思います。いつもやるやるって言ってなかなかこう形になってこないので、そこ形になるように先に布石を打っておきたいと思います。まず歳出削減のとこです。歳出削減のところ、ここも先ほど町長も申してますけど、まずハード面では、やはり公共施設再編統合ということは、ここはもう避けて通れないと思うんです。今回、幸運なことに公共施設等総合管理計画と個別施設計画しっかりと予算づけされてますので、そこで見直し、しっかりかけていただきたいなと思うんです。ただこれもいつも前の高橋町長も公共施設については見直すよって言ってたんですけど、なかなか見直していただけなかった実際的には。公共施設等総合管理計画見てみますと、ほとんどが大胆な改革になってないというのが実態なんです。平成28年に第一次の計画が作られて、令和4年でしたか改訂版が出て、今その中で動いてるんですけど、そこをどうしても形式的って言ったらちょっと失礼なのかもしれないですけども、あえてそのように使わせていただきます。あんまり気を悪くなさらないでいただきたいと思うんですけど、どうしても形だけの計画になってるなあっていうふうに私は思いますので、今回これを改定するんですから、ここに関してはしっかりと血の通った計画で見直しをハード面でしっかりやっていっていただきたいと思います。ここについては非常に難しいことだと思うんですけど。ここはぶれずに曲げずにやっていっていただきたいと思います。あと次に歳出削減のソフト面、これも事務事業の見直しっていうことはずっと言われてるんです。これはせたな町新町になってから行政改革大綱なんか見ても公共施設と同じで、事務事業の見直しっていうのは常に言われてるんですけど、これもなぜかやってるのに予算規模がどんどんどんどん膨れ上がってるっていうような感じです。これではいささか不本意だと思いますので、ここについてもしっかりやっていただきたいと思います。これも財政計画から少しお話ししておきたいと思います。財政計画の歳出編という推計の資料がこれも3月に出てるんですけど、これの2ページでは維持補修費というのがあるんです。これも令和3年に計画立てたときには令和8年で2億9,100万円ぐらい維持補修費かかるんじゃないかと言われたんですが、約1億3,000万円ぐらいアップの今年度の推計では4億2,300万円という億単位で令和3年に作った部分より上がっている。維持補修費がどんどんどんどん高くなってるよというふうなことこの計画でも出てるんです。これは当然、公共施設等総合管理計画とリンクしてきますのでここはしっかりと見直していただきたいと思うんです。その裏に3ページにです。この補助費なんです。この補助費っていうのはやっぱり解説のところにも書いてあるんですけど、補助費っていうのは歳出の中の予算で最も大きな割合を占めている経費だというふうに書いてあるんです。これも当初の推計だと13億8,000万円だったのが、見直ししたときには令和8年度で23億900万円このように倍増近い形でアップされています。こういうところをしっかり事務事業の見直しでやっていかなければいけないと思います。ただこれは病院事業会計ですとか、水道、下水会計というのがここに入ってるんで、ちょっと見た目に私ちょっと誇大広告じゃないんですけど、今まで過去令和5年までは病院と水道と下水道の繰出金は入ってなかったんで、それが入ってこれだけ増えるっていうことなんですけど。これやっぱり病院と水道と下水ここの繰り出しっていうのがものすごいんです。これ総額で言います。持ち出し分だけじゃなくてルール分も入れてですけど病院会計は5億5,500万円、水道会計は2億ちょっと、下水道が3億7,200万円、合わせて11億円以上の繰出をこの補助費の中からやってるんです。こういうものについてもしっかりと考えていかないと歳出削減できていかないと思いますので、ここしっかり考えていただきたいと思います。あと外部団体への補助、これも今私は持ち合わせておりませんが、こういうところにも、もうメスを入れないと歳出削減ってのはなかなかできないと思いますので、そこもしっかりとメスを入れていかなきゃいけない場所だなというふうに思いますので、しっかりやっていただきたいと思います。これが歳出削減の私の今思ってるところはハード面とソフト面、公共施設についてと、あと事務事業の見直しをしっかりやっていただきたいなというとこです。あと次に歳入のとこです。これ削るばかりでなくて増やすところも当然必要だと思います。町長は先月の総務厚生常任委員会なんかでも、ふるさと納税を増やすこういうようなこともおっしゃってました。あとそれも大切なことなんですけど、やはり私はここは町民の皆様にも受益者負担の公平性というような観点からある程度のご負担をいただかなければいけない局面になったのかなと思います。ここについては非常に高齢化率が高まって大変な町ではあるんですけど、ここに関してはしっかりと取り組んでいって、受益者負担の公平化という観点から進めていっていただきたいと思ってます。最後にもう1点、政治的な視点から申しておきたいと思います。今私が言ったように受益者負担の適正化このようなものを図るときには、やはり町民への説明っていうのは非常に大切なものになってくると思います。ここは河原町長、政治家として説明責任をしっかり果たしていただいて、今、町の財政状況はこのような状況で、今すぐに手を打たないと取り返しのつかないことになるので、町民の皆さんぜひここはご理解ください。ただ未来永劫ずっとこのような負担を強いるわけではないので光が見える道筋をしっかり描いて、そういうような説明責任を河原町長が先頭になってやっていただきたいとこのように考えております。ここを町長に今しっかりとご答弁願いたいなと思います。このハード面、ソフト面、そして政治的側面から見てこのような財政健全化の方策を町民にしっかりと説明できるのかどうなのか、そこをお聞きしたいと思います。

町の答え 町長 河原泰平

横山議員の再質問にお答えいたします。議員おっしゃるとおり、資料のとおりでもございますが、確かに繰入金等年々増加している、それは私も感じているところでございます。まず私が上げさせてもらってます公共施設管理計画の見直し、それにつきましては施設の見直しは進めていくことは急務と考えております。施設におきましては一時避難所の指定だとか、もしくは投票所としてもありますが、その辺も総合的に考えて計画してまいりたい。そういうふうに見直していきたいと思います。先ほど維持補修費の話も出てまいりましたが、確かに現在、老朽化が進んで維持補修費もかかる状態にはなってます。さらに建設費の高騰もございまして、それは確かに上がっていく要因にはなっております。その部分につきまして今後の公共施設管理計画の中で縮減にもつながるように進めていきたい、そのように考えております。事務事業の見直しでございますが、事務事業の見直し、予算規模の縮減だけではなく行政の効率化ということで体制の検討っていうことも考えられます。もちろん事務事業の見直しでさらに予算規模が縮減できる形まで持っていくのがベストなんですが、そういった形も含めて今後検討していきたいところです。繰出金の話も確かに年々増加しているところですが、この企業会計の部分、これをさらに効率化を図っていく。またさっきの歳入のことにも繋がりますが、受益者負担についても、受益者負担の増、利用料の増です。それについても検討していかなければならない課題と考えております。さらに外部団体の補助金のあり方ですが、これも一定の基準を設けて検討してまいりたい。それによって自立できるところは自立していただきますし、また新たな補助が必要な部分はそれで投資していく、そういうメリハリも必要かと考えております。こういったことも含めまして確かに私に説明責任はあると考えております。会議や集会等も含め事あるごとにこの状況も説明する、そういったことで考えております。以上でございます。

議員の質問 5番 横山一康

町民への説明っていうのは会議やそういうところで当然やらなきゃいけないと思うんですけど、ここに特化したものでしっかりとやっていただきたいというふうなことを私の要望として上げさせておきたいと思いますので、それも財政問題に関してしっかりとした説明会をやるのかどうなのかっていうのを再々質問でお答え願えればと思います。もう1点なんですけど、これ端的でいいです。これ平成の大合併で合併した町や市が合併後20年過ぎたところでいろいろなことになってます。いろんな報道がされてます。非常に財政危機だと道内でもかなり新聞をにぎわしてる市もあります。本州のほうに目を転じてみてもそのような市や町はあります。せたな町はそういうような状況にはあるのかないのか、そこをお聞きしておかなければいけないと思います。先ほど私言いましたように財政計画の収支推計です。これを見て令和10年からはもう財政調整基金がゼロで、令和11年度、令和12年度は赤で書いてあるんです。マイナス13億6,300万円、令和12年はマイナス28億5,900万円このようになってるんです。我が町は今報道されているような、そういうような市や町と同じような状況にならないという確約をしていただきたいのと、この数字をどう解釈していいのか河原町長に再度お伺いしておきたいと思います。

町の答え 町長 河原泰平

横山議員の再々質問にお答えいたします。日本全国どの自治体も厳しい中、より一層厳しい状態の市町村も出てきております。私としてもその状態に陥らないように進めてまいりたい。これは職員も含め全町民、そして議会も含め一丸になって取り組んでいかなければならないことと感じております。そういったことも含めまして町民の説明でございますが、単体また地区懇談会など、そういったことも活用しながら説明する機会を作っていきたい、そういうふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上でございます。

議員の質問 5番 横山一康

私、最後に財政推計の中で、財調が令和10年にゼロ、令和11年に赤、12年も赤になると、このことについて町長どういう認識されてるのかお聞きしたいと思うんですけど、そこをお答え願いたいと思います。

町の答え 町長 河原泰平

申し訳ありません。この推計でも見られますとおり大変厳しい状況と認識しております。それも含めまして令和8年行財政の見直し改革を進めていきたい、そういうふうな意気込みでおりますので、ご理解いただきたいと思います。以上でございます。

出典:せたな町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月11日 議事録 PDF(71ページ) 間違いを知らせる