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八雲町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日

イカの大不漁は耳新しい出来事ですが、看板のあわびについて

聞いた人
三澤公雄 議員
答えた人
町長 岩村克詔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 三澤公雄

議長。

議員の質問 5番 三澤公雄

よろしくお願いします。それでは1問目。熊石の産業振興はどうなってますか。イカの大不漁は耳新しい出来事ですが、看板のあわびについても将来性はどうなのでしょうか。漁業者も高齢化だし、主戦力の若手といっても 40 代が数人という状況だと聞いております。漁業のこれからをどう考えているのか伺いたい。一方、漁業しかないんでしょうか。地域を養う力は私は農業の方が大きいと日頃より考えていますが、町長は漁業以外の産業の振興をどうとらえているのでしょうか。お伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは、三澤議員の1つ目のご質問にお答えいたします。檜山振興局がまとめた 2015 年の熊石地域を含めた檜山管内の年間漁業生産状況は、漁獲量が 4,772 トンと、1961 年の統計開始以降の最低値を更新しました。これは三澤議員のご質問にあります、スルメイカ漁の不振の影響によるものあります。熊石地域についても、漁獲量が前年比 40%減、漁獲高が 23%減となっていましたが、今年は 10 月末現在で、前年比 256 トン、8,900 万円増の 538 トン、2億 8,200 万円であります。春先のイカ漁が好調だったことが要因で、このまま続くことを期待をしているところであります。熊石地域の漁業は、昔からスケトウダラやイカなど回遊魚が漁獲を大きく左右してきました。そのようなことから、経営の安定を図るため、アワビ・ウニの種苗放流に取組み、前浜資源の増大に努めて来ました。平成8年からは、漁業後継者の育成と新たな試みとして、アワビ海中養殖にも取り組んでおります。しかし、アワビの価格は景気や海外からの安価な輸入品により価格が下がり、非常に厳しい状況となっております。組合員数については、平成 17 年に 129 人いましたが、現在は 30 代が5人、40 代が3人、5・60 代が 29 人、70 以上が 27 人の 64 人まで減少しています。熊石地域の大宗魚種であるスケトウダラの減少や高齢漁業者が脱退したことによるものです。熊石地域の漁業について、連携協定を結んでいる北里大学に相談したところ、大学の海洋生命科学部でも、アワビ、ナマコ、ホタテやサケの増殖に関する取組み行っており、熊石地域の課題に協力できるのではないかと言うことで、先日、北里大学の先生を招いて漁業者との懇談を行ったところです。また、先日、熊石地域でのホタテ養殖の可能性について、八雲・熊石の漁業者が協力し、稚貝生産試験に取組んだところであり、町としても積極的に支援してまいりたいと考えております。一方、農業についてですが、議員もご存じのとおり、熊石地域は海岸線に国道が走り、目の前は海、背後には山が迫っています。地形的に平坦地が少なく、相沼内川と見市川流域などで稲作や畑作が行われてきました。その稲作についても国の減反政策で、今では 23ヘクタールまで減少しております。そのような中、旧町時代にも農業の重要性を認識し、施設園芸による農業振興を目指し、昭和 53 年平園芸センターを建設し、農家への苗の供給、営農指導やハウス建設に対する助成を農協と共に行ってきました。その後、鮎川地区で水耕栽培にも取り組んできました。平成 16 年には熊石地域の3人の方が高設イチゴ栽培に興味を持ち、研修を終えた後、鮎川地区で高設イチゴ栽培を始めております。また、昨年は、関内地区で 20 代の若者が新規就農し、ハウスでトマト栽培に取組んでおります。この他、館平山パイロット事業でおよそ 40 ヘクタールを開墾し、現在3名の農業者がじゃがいも、豆類やビートなどを生産しています。私も、三澤議員と同様に、地域を養う力は何と言っても一次産業にあると考えます。特に熊石地域は漁業の町として栄えて来ましたので漁業に力を入れていますが、農業も重要と考えます。大規模農業経営は難しいと思いますので、昨年閉校した熊石高校の跡地を利用した農業・施設園芸が出来ないか検討しているところでございます。いずれにしましても熊石地域は、漁業・農業とも経営基盤がぜい弱でありますので、町が積極的に関与しなければならないと考えており、今後、議会へも相談しながら進めて参りたいと考えておりますのでご理解・ご協力をお願いいたします。

議員の質問 5番 三澤公雄

議長。

議員の質問 5番 三澤公雄

アワビですね、先細り、海中飼養という話が出ていますけれども、やってきていたんですけれども。あわびの里フェスティバルでの大失態の原因にもなった海水温の異常低下。これもまだ原因が分からないし、これからもあると思うので。ここで今アワビの環境もだいぶ変わってきています。お耳に入っていると思いますけれども、陸上で飼養する、養殖していくという意味で、海上コンテナ、中古コンテナを使ってコンテナの中でやっていくというのが今出てきていますね。そしてエサもだいぶ改良されていますので、そういったものも熊石地区のやる気のある漁業者には今から斡旋していくことも可能なんじゃないかなと思うんです。一式 1,000 万ちょっとで、収入の売価がこの資料によると1個 600 円って金額が、この熊石地区では可能な数字なのかどうか分からないですけれどね、収支的には合うよということで出ているんですが。意外と少ない投資で、生産額がこれでいきますと、3,000 個のアワビの飼養で、600 円と換算しても 180 万で。初年度の投資等も差し引いて、1年目から 150 万の収支引いて 30 万の粗利出るという感じで試算もその記事には出ていたんですが、こういったものの、要するにあわびの里熊石という物を大事にするのであれば、アワビの飼い方を変えていくという提案も1つ出来るのかなと思ってお考えを聞きたいのと。あと最近、近隣の福島町ですか、今話したのは海上飼養はより安いコストで大きくしようという発想なんですけれども、最近出たのは逆。福島町だったんですが、逆なんですね。なるべく簡単に飼って低価格で売ろうと、小さいアワビを売ろうということで福島町でも努力をしているというのがあるんですよ。こういうふうにあわび1つ取っても今の熊石の現状を打破する可能性があるんですが、こういった観点なんかでは、今町長はどういうふうにお考えでしょうか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

三澤議員からですね、このアワビについての質問でありますので。このアワビについては今、町も補助金を入れながら進めてまいりました。来年度から補助金なしで漁業者の皆さんも取り組むということで、今までやったことを踏まえながら漁業者も日夜努力をしながら進めていると聞いております。ただ今、三澤議員がおっしゃっているコンテナだとか海上を使わない養殖もあるということと。ただ、基本的に 600 円ということでありますので、今熊石のアワビは 400 円というような値段もありますから、その辺の利益の問題等々もですね、これは1つの案として調査等々もしてみたいと考えています。

議員の質問 5番 三澤公雄

議長。

議員の質問 5番 三澤公雄

もう1つ、この観点で考えてもらいたいのは、今いらっしゃる漁業者以外の新規参入も、この施設整備で出てくる。そして働く人も場合によっては雇うという形で、そういう可能性もあるという意味で、産業の少ない熊石にとってはこのアワビのやり方が、要するに技術がある人しか出来ない、要するに海にもぐる免許があるだとかといった現状を打破する意味でも非常に興味深いのかなと思います。一方で違う産物でいけば、同じ海のものでいけば、あさりの飼養も今道内で、あさりと言えば砂にもぐっているというイメージがあるんですが、かごに入れて洋上で飼うんですね。プランクトンが砂の中で生活するよりもたくさん食べることが出来るという意味で成長が早いといった意味で、あさりの種苗というのは手に入り易いのであさりへの転換ということも考えられますが。一方、このあさりの技術を活用して、今漁ががくんと減っています寿司ネタになった、江戸前で言ったらアオヤギですか。アオヤギのこの資源なんかにも熊石もう1度着目しましてね、資源復活、そして成長速度の速い技術という意味で、先ほど言われました北里大学の研究なんかも借りながら、今までの名物を生かしながら、さらに技術を傾注していくということも併せて考えていってもらえたらなと思います。それでちょっと、農業の方にお話しを移しますが。町長の答弁の中で、施設園芸として今まで町も関与していた部分のさらに拡充というような受け方をしたんですが、農業にもいろんなやり方がありまして、僕たち八雲に住んでいる人間はついつい大きな農業を考えます。何トン生産するとかっていう考えでね。おっしゃるとおり熊石には農業基盤が小さい、面積が小さいという意味で、おもいきってここは定義づけすれば小農業という感じで、熊石各家庭の方で菜園がそこそこ準備されているというのであれば、私が定期購読している農業雑誌には必ず元気なおじいちゃん、おばあちゃんが、直売所で最初は孫の小遣い稼ぎ、孫にプレゼント買うんだだとか、孫が寄ってくるための小遣い稼ぎだって言いながら、おじいちゃん、おばあちゃんが 300 万、400 万は当たり前、元気なばあちゃんは 1,000 万売り上げるとかって、いきなりそこは難しいんですけれども。農業の振興基盤のない熊石地区に新たに農業を根付かせるというのは非常に難しいのかもしれませんけれどね、目標をはっきりさせる。お孫さんにお小遣いをあげますよというような、いわゆるくすぐるネタで家庭菜園の充実から始まってやっていくのはどうかなと。この考えも聞きたいのですが、ここにもう1つ工夫しなければいけないのは、先ほど例を挙げました福島町も、そしてアサリの飼養の、すいません町がどこかにいっちゃったんですけれども、必ず町職員が出てくるんですよ。そして技術指導をしているというんですね、漁業者に。この八雲においても農業だと農林課ですが、農林課から技術指導を受けている農業者っていないんですよ。失礼な言い方かもしれませんけれども。水産課の職員が八雲町漁協の方に行って技術指導をしているという話も僕は聞いたことがないんですよ。だから職員のあり方、もしくは職員の採用時の技能の掴まえ方というのもあるのかもしれませんが、産業に対して技術指導ができる職員を見つける、掴まえる、雇用するという発想もあわせて、この熊石の農業振興には必要かなと思うんですよね。日本でも全国的にも有名なサカタだとかタキイだとかの民間の種苗会社の出来れば試験補助関係か、種の販売で最前線を歩いていた、そういう技術の身についている方を再雇用するだとかしてですね、熊石地区に当初は限定するかもしれませんが、小農業の定着化をはかる。これは職員とセットでやっていくというのも僕は町長の答弁の中の町の積極的関与、並びに中長期的な視野にたって、熊石地区の振興を考えるという意味では、ぜひとも心に留めてもらいたいなと思うんですが。ちょっと今長々と喋ってしまいましたけれども、これを受けて町長のお考えをお聞きします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

三澤議員ですね、水産につきましては本当に私も熊石の可能性というのは大きいものがあるだろうと思っております。今、漁業者とも私も就任して以来いろいろと会議並びにいろんな議論をしてまいりました。で、昨年漁業者と話し合いをしながらですね、どうも漁業者が私の言っていることをあまり信用していただけないというか、いろんな問題がありましたので、たまたま北里大学ということで、先生の話だったら聞けるよという話になりましてですね、今回、大学の海洋学部の先生が来ていただいたということで。この可能性というのは、例えば鮭を放流するときに大変日本海は回遊率が低いということでありますので、これを北里大学の先生は海洋深層水を使いながら回遊率の良い鮭の稚魚を育成出来ないかだとか、また、先ほど言われましたエゾバカガイもどんな生態なのかということも研究してみたいだとか、いろんな先生方からお話がありました。これを受けてですね、まだまだ考えはまとまっていませんけども、北里大学と八雲町と檜山漁協、そして八雲漁協、落部漁協を含めて、道は水産試験場というのがありますけれども、八雲町の水産試験場みたいなものを夢見ながら今内部的に議論しながら進めております。先ほど話しました、今回初めて日本海の熊石に稚貝を入れてみたということでありますけれども、これは町議会の議員の方がやはり八雲の水産者の人に話しをしながら、議員の方からも配慮をいただきながら協力をいただいて、今回初めて築港に吊るしてみたということでもありますので、来年からは少し予算をつけながら、この熊石の水産振興にやっていきたいなと思っています。それと農業でありますけれども。農業も漁業もやはり役場とか我々がいくら考えていてもなかなか進みませんので、やはり農業者の方々、漁業者の方々と話し合いするのが一番良いんだろうと思っております。今ですね、農業者の方々ともですねお話しを進めております。ただ、農業者の方にも漁業者の方にも、町からこうやってくれじゃなくて皆様方からやはりこうしたいんだ、ああしたいんだ、だから町で少し力を貸してくれだとか、こういうアドバイスが欲しいだとかという要望を受けながら私は進めたいと思っております。農業であるとですね、先ほど話をしました熊石高校の跡地を利用しながらハウス、それには学校の中ではキノコなんかもいいんじゃないか、なんていう話をしながら進めておりますので。今、三澤議員のアイディアをいただきましたアサリ等々、いろんな部分を加味しながらこれからしっかりと地域の皆様と議論を深めながら、そして町の支援策も考えて進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 5番 三澤公雄

技術職の職員って。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

今、水産関係はそうやって大学の先生に協力をいただきますけれど、農業関係は今そういう道なり農協なりいろんなことを模索しながら、やっぱり指導者を入れなければならないだろうというのは思っています。ただ、これも先ほど言いましたとおりですね、地域の方々と一緒になった形でやりたいと思っておりますので、その辺は議会の皆さんにもご理解をいただく場面が来ると思いますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 三澤公雄

議長。

議員の質問 5番 三澤公雄

いろいろ今までのものに捉われず行動する町長なので期待しております。ちょっと1つだけ農業の部分で、僕言葉足らずで付け加えたかったのは、既存の農業者、要するに農業をする権利のある人だけに限らずですね、あえて家庭菜園って言ったのは、今後3番目の部分で地域の拠点作りという部分でですね、要するに野菜の直売所に出せるようなものを持っているおじいちゃん・おばあちゃん達が、熊石の中でお金を回すという意味で、そういうふうに拠点作りに野菜の直売なんかで係っていく、そういった農業のあり方というのは、熊石みたいな地域だからこそ必要なのかなというちょっと観点もありまして、この小農業に関しては既存の農業者にこだわらず、是非考えてもらいたいなということで、ちょっとこの1番目の質問はしめていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

出典:八雲町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる