木古内町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日
高齢の方々の移動対策について
- 聞いた人
- 相澤巧 議員
- 答えた人
- 町長 大森伊佐緒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 相澤巧
7番 相澤 巧です。一般質問させていただきます。高齢の方々の移動対策についてです。近年、高齢者の方々の自動車運転免許証の返納について、様々な報道がされております。さらに、高齢者の過失等による重大な交通事故が続けざまに起き、この問題に拍車をかける状態になっております。車を使用しているかたにとって運転は生活の一部となっている一方で、病気や運転技術の低下に気づかずに運転を続けている実態もあることから、運転免許証の返納には、本人を含めてその家族も大変悩まれると聞いているところです。大きな街では商店街や道路、鉄道、バスなど交通網などが整っているでしょうが、当町のような小さな町では、これらが十分とは言える状況にありません。先日、木古内自動車学校が閉校となり、高齢者講習を受講するため、函館市まで行かなければなりません。時間的、身体的負担は相当増えることから、これをきっかけに免許証の返納が進むものと思われます。返納したかたの生活は激変すると思います。用事や買い物などの際は、身内のかたが近くにおられれば良いのですけれども、いさりび鉄道、函館バスは本数も少なく利便性が高いとは言えません。そこで一つ目、いさりび鉄道や函館バスに増便の要望など考えておられますでしょうか。二つ目、町で何か支援策など考えておられますでしょうか。以上について、町長の見解を伺います。
町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)
7番、相澤 巧議員のお尋ねにお答えをいたします。高齢者の移動対策につきましては、当町では、公共交通機関として、JRから移管された道南いさりび鉄道が9往復、函館バスが木古内-函館間を6往復、木古内-江差間を6往復、木古内-知内間を13往復しているとともに、町内には民間のハイヤー会社もあり、交通手段は比較的充足していると認識しております。また、医療機関送迎バスにつきましても、上下便5便運行しており、通院の足は一定程度確保していると考えております。一方で、函館バスについては、釜谷方面から本町方面にかけての便が午前中にないということや、鉄道利用については、駅までの距離が遠いといった状況がございます。したがいまして、ほかの市町村における地域公共交通の状況も踏まえながら、自動車運転免許証を返納された高齢者の方々を含めた地域の声にしっかりと耳を傾け、課題があれば解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。お尋ねの、いさりび鉄道や函館バスに対する増便の要望につきましては、両者ともに経営状況が厳しいこういった事業者でありますので、増便による協議につきましては、当町のみにとどまらず、かなりのほかの自治体を含めた調整をしていくことが必要になってくると思いますが、より利用しやすいダイヤへの改正要望とともに、地域の声を留意し、必要があれば対応していきたいと考えております。また、町の支援策につきましては、免許証返納者への直接の支援は現在しておりませんし、現時点において考えもございません。今後とも、地域公共交通を守るために、道南いさりび鉄道や函館バスへの支援を継続するとともに、町内ハイヤー会社については、中小企業・小規模企業経営改善等支援事業などをとおして、支援をしてまいりたいと考えております。
議員の質問 7番 相澤巧
町長のご返答いただきました。しかし、かなり消極的なものと考えておるところです。当町では、昨年12月に交通死亡事故ゼロ、2,000日を超えているというところもあります。これをさらに続けていかなければならないと私は思っておりますが、それに関しても高齢者のかたの返納についてなのですが、全道各地でいろいろな施策を考えられて実際、実施されているところです。ある町では、運転経歴証明書交付手数料これについての助成等をやっているとか、また免許証を返納した人に関して、ハイヤー券を交付しているところもあると、助成しているところもあるという形で、いろいろ対策を取っておられる町がたくさんあります。確かに当町の実際に財政規模小さいですけれども、何とかその辺を工夫してできるものではないかなと私は思います。実際に地域から本町方面へ出てくるにしても、とにかく不便だという話が特に多く聞かれますので、その辺も含めて改めて答弁お願いいたします。
町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)
確かに、ご自身で車を持って運転をされているそういったかたにとっては、車がなくなるということは大変不便になるとこれはよくわかります。相澤議員のお住まいになっている新道地区から駅前に出てくるというのも車があればすぐなのですが、そうでなくなった場合には、バスを待たなければならない。バスがじゃあ頻繁に来るかというと都会のように来ないと。こうなりますとやはり、不便だという言葉になるかと思います。タクシーだとお金がかかるということもあります。しかし、車が社会になってしまったからこういう現象になっているのですけれども、かと言って車の時代がなくなるわけではないので、何とかしなければならないと。こういうことでございますが、何とかなるでしょうと。お金をかければ何とでもなります。確かにおっしゃるとおり、何とかなると思います。ただ、いま当町においては、ほかの自治体を見ますと本当に当町のように交通網がある程度しっかりしているというところがない地域もたくさんあります。そこにおいては、免許の返納をされたかたに対してタクシーチケット券を渡すとか、またあるいはバス、あるいは電車に乗るチケットをお渡しするとか、そんなことはしているようでございます。それも一つではないかと思いますが、その中で先ほどお尋ねがあった時にお知らせしましたように、いま国で先ほどのお話ちょっとしていたのですが、高齢者のかたに専用の免許証とこういったことをいま国が考えておりまして、来年の成長戦略に盛り込むために、6月までに応えを出そうということでございますので、これも注視したいと思っております。どういうふうな形になるかわかりませんが、いまあえて返納されたかたに対する支援はしないということは一つあります。そして、この政府の動きにも注視していくということでございます。
議員の質問 7番 相澤巧
政府のほうで限定免許の考え方をいま検討しているということでもありますが、ただそれを待っていて実際に良いのかどうかというところもあります。安全のほうの考え方からいけば、返納の運転経歴証明書の助成ですか、取得の助成、これについてはそんなお金かかるものでもございません。聞いてみましたところ、費用全体で2,000円くらいということですが、そのくらいのところもございます。その辺は助成を考えてもよろしいのではないかなと思います。それから、町議会でもいろいろ先に議論されておりますが、デマンドバスなどの提案もされております。これに関してもかなり消極的になられております。確かに公共交通、函館バスなり、いさりび鉄道あることはあるのですけれども、やはりどうみても高齢者にとっては、使いにくいのですよね。良い時間に来なかったり、それから停留所まで行くにしても遠いと。先ほど私の地域のこと話しておりましたが、確かにバスは通っています。ただ、数本です。買い物に行って帰ってくるまでに結構な時間かかります。バスに乗る時間はほんの少しですけれども、時間かかります。そこを歩いて行くといえば30分も40分もかかるという形です。そういうふうなところからも考えて、もうちょっと高齢者のかたのことを考えてやってもいいかなと思うのです。デマンドバスだけでなく、医療の送迎バスについては、これ普通のかたは使えませんです。それから、スクールバスはあるわけですけれども、これも普通のかたは使えません。それから、社会福祉協議会には申請すれば買い物に連れて行ってくれる車はあるということは聞いていますが、これも要支援なり要介護なりとっていなければ使えないという扱いかと私は考えております。それらからいけば、元気な高齢者というかそういう方々が使える交通部分ですか、何もないということなのですよ。なんか少し考えてやらなきゃと私は考えているところです。やはり高齢者に優しい町というところで考えて、ぜひいっていただきたいと思うのですが、もう一度。
町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)
公共交通を使うかたは、車の免許証を返上したかたと、かつてから車を使っていないかたの2種類に分けられると思いますが、意外と車を最初から持っていないというかたは、バスを上手に使ったり、あるいは歩くということに力点を置いて生活されているそういうかたは結構いらっしゃるのですね。このかたは、あまり不便だとはおっしゃられていない。ただ、持っていた車を持っていたかたが、車がなくなった途端生活ができなくなると。これは私も自分の親で経験しています。本当に免許証返上すると言った時に、すぐ車を親戚のところに持って行っちゃいましたけれども、これで生活のリズムがガラッと変わって、バスに乗る。函館までのバスはトイレがない。トイレがないからバスに乗る時は水を控えるなど非常にいままでポーンと出れたのが時間に今度は拘束されるという大変不便な生活だということを身近にいて感じていました。ですから、おそらく免許を返納されたかたが不便になるだろうと。じゃあそのかたにタクシー券を渡したりなんかして、どれだけ渡せば済むのとそんなことも考えなきゃならないので、それはいずれ考える機会が出てくると思います。いまは、支払はしませんけれども、そういったかたに対する支援はしませんけれども、これからの政府の見解こういったものを注視して、その時点で協議をする必要性が出てきた場合には、協議をしていきたいということになるかと思います。
議員の質問 7番 相澤巧
こういうことに関しては、やはり先から検討しておくのが筋かと思います。ぜひ良いほうに向かうように高齢者のかたの安心安全ですか、これら考えていただきたいと思います。以上、今回の一般質問終わります。よろしくお願いします。