みんなの議会

森町議会 令和7年第1回 3月会議 2025年3月5日

複合施設に関わる検討事項について

聞いた人
野口周治 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 野口周治

それでは、お尋ねします。まず、1問目です。複合庁舎の建設は来年度までに基本計画、その後順を追って進めて令和11年ないし12年度に完成させる予定です。以下伺います。1、複合施設は前提条件次第で例えば必要なサイズが大きく変わります。そうなれば立地や費用も変わります。今町の中核産業である水産業、水産加工業は苦境にあり、働く人たち、関連産業、さらに町内での消費、町の税収、人口などの将来について不透明感が増しています。一般的に言われる少子化、高齢化や人口の社会増減とは異なるモードでの変動が起きる可能性があるのではないかと考えます。そのような状況なので、複合施設の検討は例えば3年程度休止して町の今後が極端に心配な状況ではないことを見定めてから再開してはどうかと考えますが、いかがか。ここから2、3、4とありますが、以下3つは今第1候補の民有地と言っている消防とさくらの園の間の民地、畑を中心に幾つかの論点についてお尋ねするものです。これそのものを議論したいというよりも、こういう点について考えることが今の問題を深めることになるという見地からです。このテーマでどんどん掘り下げたいということではありませんので、あらかじめお断りしておきます。2、建設予定地のうち第1候補の民有地、以下第1候補地と言いますが、について評価額が示されました。ただし、立地を決定するには具体的な費用や時間軸を踏まえてほかの候補地のケースと具体的に比較する必要があります。それらが済むまで土地所有者との交渉は始めるべきではないと考えますが、いかがか。以下はそのさらに一部になるのですが、3、第1候補地については環境整備に要する想定費用を織り込んで評価するのか。例えば基本構想の50ページに庁舎建設事業と並行してアクセス関係道路の整備も計画的に進めてまいりますとありますが、周辺の道路と下水管路を整備するだけで10億円単位のお金が必要になるのではないでしょうか。それらも示すのですか。また、現在の役場周辺で整備する場合の手順、これは玉突きが必要になる、仮庁舎が必要になるといういろんなことが考えられる、そういうことです。そういう場合の手順や費用、所要期間も具体的に想定して評価するのか。要は、どうやって比較しようとしているかということについてのお尋ねです。4、町のにぎわいとの関係で例えば全国で行われている図書館運動、町に立派な図書館をという、子供たちに本を、社会資産としての資料を残していこうと、こういう運動ですが、この運動の中では図書館は独立してにぎわいに近い場所とするべきとの考え方が主流です。人々の生活に近いところ、アクセスが容易なところとの趣旨です。公民館も図書館もカフェスペースも、シャトルバスを運行するなどの対策のそれ以前に第1候補地として現在の町のにぎわいから離れてしまうことそのものについてどうやって評価しようとしているのかお答えください。お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。第1の候補地として選定した民地に複合施設を建設することについては、現在の中心地から離れることや費用の面など様々なご意見があるため、基本計画を作成するに当たっては第1の候補地で建設した場合と、そして現在地で建て替えした場合を比較できる材料として造成費用や道路改良及びインフラの整備に要する費用の比較資料をお示ししたいと考えております。あわせて、建物についても予算規模に応じて実現可能な機能などについて比較できるような資料を作成した上で令和7年度中に基本計画のたたき台をお示ししたいと考えております。その上で議会議員の皆様や町民の皆様からご意見をいただきながら最終的な基本計画を取りまとめていきたいと考えております。町の将来の状況について、不透明感が増しているため3年程度検討を休止してはどうかとのご意見をいただきましたが、町としましては今の状態ですぐに検討を休止するのではなく、基本計画を策定するところまではひとまず進めさせていただきたいと考えております。今後の経済状況や町の財政状況によっては議員のご意見のとおり一旦検討を休止することを考えなければならない状況となる場合があるかもしれませんが、その時々の状況で都度判断させていただきたいと考えております。以上です。

議員の再質問 6番 野口周治

柔軟なところに立って考えるという答弁だったと思いますし、かみ合っていると感じますが、公債の話ですが、例えば令和5年度の末から今現在で20億強言わば借金は増えている。その増えた要因というのは保育所もありますし、し尿処理施設の撤去もありますし、各所の冷房の整備もあります。これから先さらに中学校の長寿命化もありますし、ちゃっぷ林館や5号線沿いの道の駅の話もある。それぞれに大きなお金が必要ですし、さらに上水道、下水道をどうするのという話もある。そういう中にありますので、これから町が大きな借金をしょっていく中の話であることが一つ。要は私が言っているのは、リスクテーキングのリスクが大きいよねという話です。通常の施策をAかBか決める話と、こういう大きなものをしょうときでは時間軸、選び方が私は変わると思っていまして、間違ったときにダメージの大きいものは本当に慎重にやらないと後々困る。早い話が後世の人たちに大変な迷惑をかけてしまうことになる。現に今現在ここの例えば公債費比率が1割を切るかのところまで持ってくるまでどれだけ苦労したか。これは、過去大量の投資をしたからだと私は思っています。同じことを今度は町の規模が小さくなっていく中でやるというのは、さらに怖いことだと思うのです。そういう中でどうするのですか。例えば平らな土地は私もあったほうがいいと思うのです。今の畑の土地、ああいうものがあったら何かあったときに、例えば大きな津波が来て町を再建しましょう、どこにつくりますかというときにはさすがに必要になる。それはそれで必要でしょうけれども、それとこれは切り離して考えておく必要があると。では、小さくつくることを考えたらどうなるのだろうと。今日答弁の中に恐らく含まれていますが、公民館を持ちたいですが、大きなホールを持つのか、大きな会議室までにとどめて、例えば砂原の公民館も使えるよね、民間の施設もあるよね、どうしても足りなければ外で借りることも含めて考えよう。町としては残念だけれども、我慢しようと、そういうこともあると思うのですが、そういうどのくらい絞り込むことも含めて考えようとされているのかが今の答弁の恐らく抽象的な表現の中にあると思うのですが、片方で先日から報道されている北見のような、まちの財政が破綻して本当にみんなが困るようなことになるのは避けなければならないので、そのトリガーはどこにあるかというと、この意思決定のタイミングにあると思うのです。中身もですけれども、いつ決めるか、どうやって決めるかだと思うのです。改めて答弁お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。先ほどの答弁で今第2質めをいただきまして、どこがすごく大事なのかというところが非常に絞られたのかなって私も思っています。意思決定のタイミング、これが誰が、どのようなことを条件を判断して決めるのかというところが非常に私は大切なのかなと思っています。当然ながら今までもそうでしたけれども、先ほどの答弁でも少しお話しさせていただきましたけれども、ある一定程度のたたき台、私たちは今この段階では基本計画のたたき台という表現をさせていただきました。それを使って当然まだまだお示ししなければならない参考資料、そういったものが必要になってくると思います。その中で今野口議員のほうから財政の話も出ました。公債費と税収のバランスで反比例的に増えていく、そのバランスをどのように取っていくのか。それはまさに非常に大切な観点でもありますし、観点であるというか、そこが一番大事だと私も考えています。その中で政策的な価値、そしてまた抑えるべき経費、そのバランスを誰が、どのように最終的に判断するのかというところにおいては、やはり最終的には私が判断して進めていくというところになってしまうのかもしれませんけれども、しかしそのプロセスの中においてはしっかりと町民の皆様にお示しする必要があると思います。例えばこれだけのお金がかかれば今後財政はこういうふうに変動していって、そうなってくるとほかに我慢していただかなければならない部分も出てきます。そういった、分かりやすく言えば我慢していただかなければならない行政サービスと引換えにこういったものを得れる。それを町民の皆様がご自身のてんびんの中でどのように考えるか。それをやり方は本当に考えなければならないのですけれども、町民の皆さんに考えていただくというプロセスは、必ずこれは必要であると思います。しかしながら、非常に難しい問題でもありますし、いや、これでいいというのを町民の皆様が意思の疎通、こうだというふうにはっきり出てくるかどうかというのも正直なところなかなか難しい点もあるのかなと思います。そういった中で、我々も含め議員の皆さん、政治家がこれは責任を持って判断しなければならないというところがこれから出てくるのかなと私は思います。当然ながら、このままでいいわけはありません。耐震もありませんし。公民館、では要らないのかという話にもなりません。役場庁舎もいろんなご意見はあるのですけれども、耐震性もないし、何かあったときにあそこで働いている状況のままあそこが使えなくなるということがどれだけこの森町にとって最悪な状態になるか、そういったことも想像力を膨らませて町民の皆さんに考えていただかなければなりませんし、そのプロセスを得て政治家である私たちが何かしらの判断をこれからもしていかなければならない、そういったことが生じてくるのかなと思います。現時点では非常に抽象的な表現でしかお話できないというところもあるのですけれども、プロセスとしてなし崩し的に何かこうなりました、ではこうやっていきますということではなくて、しっかりとそこは合意形成、時には賛成、反対が拮抗する場合もあると思います。しかしながら、そういったところはこの森町の最終的な意思決定、合意形成の場としてしっかりと意見を組み合わせて議論していかなければならないと私は思っています。以上です。

議員の再々質問 6番 野口周治

論点が絞られてきたと思います。3つお尋ねします。1つ目は、この畑の土地です。これの交渉を今始めるわけにはいかないよねということについては同じ意見、同じ考え方かどうか。つまり複合庁舎用地としてこの土地を買う交渉はまだありませんよねということです。これが1つ目です。それから、2つ目、もちろん建物が潰れては困るし、そういうことで働く人、町民が巻き込まれるようなことは絶対にあってはなりません。同じように、例えば同じ水準で今の役場下、もっと言うと公民館よりも下のエリアというのは津波の到達地域、これは基準水位と言うのでしたっけ、水面下に入る土地ということに今なっています。今想定している規模の津波のときの話ですけれども。ここは使えないよねということを含めて、やはり安全第一、人命第一で考えていくのかどうかが2つ目。この今の土地を除くというあたりは非常に微妙な問題を含むと私も理解をしていますので、お答えの仕方は委ねますが、物の考え方としてそうであるよねということをお尋ねしたい。それから、3つ目、にぎわいの場所を離れることへの評価の仕方をどう考えているのか、これについて非常に難しいことを尋ねているという自覚はありますが、今お考えになっていることを教えてください。お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。まず1点、野口議員がご指摘いただいている交渉というところが何を指すのかというところは、もしかしたら私の答弁とはちょっと違う部分があるのかもしれませんけれども、その売買に関わる実際の交渉を進めては今いない状況でございます。ただ、必要最低限な情報交換というか、そういったやり取りはさせていただいておりますけれども、直接買う、買わないというところの交渉に関しては今現在行っていないというのが現状でございます。そして、また現在の公民館の位置、津波の関係で人命第一に考えなければならない。それはもう当然そのとおりでありますし、今後の公共施設の整備の方針といたしましては、一番に安全、安心、当然その浸水区域にはあってはなりませんし、これから起こり得る、起こる可能性がある、そういったものを想定した防災機能に資するそういったものとしてやはり整備していかなければならないというのは、それは当然のことであると認識しております。そして、これはにぎわいというところのお話であります。これに関しては本当に私も直接町内の町民の皆様からご意見というか、お話というか、いただいております。今のこの場所に役場があるからこそ、例えばですけれども、用事があって外からお客さんが来たときに、この位置に役場があらからこそ下の大通りにお客さんが御飯を食べに行ってくれるのだよですとか、あとやっぱりこの距離に公民館なり役場があるからこそ、その方は来やすいのだという表現をされていました。そういったご意見があるというのは、本当に重々承知しております。先ほどの答弁というか、一つのてんびんがあるとして我慢しなければならないところ、それと引換えに得れるもの、それをどのように判断しなければならないかというのは、私は臆することなく町民に投げかけていきたいと考えています。本当に多くのご意見をいただいておりますし、具体的な答弁にはならないのかもしれないですけれども、現状としては私はそのように考えております。以上です。

出典:森町議会 令和7年第1回 3月会議 2025年3月5日 議事録 PDF(139ページ) 間違いを知らせる