みんなの議会

森町議会 令和7年第1回 3月会議 2025年3月5日

町政運営等について

聞いた人
伊藤昇 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 伊藤昇

それでは、一般質問させていただきます。町政運営等について。町長は本年度の町政執行方針を策定され、2期目の町政運営を推進されようとしておりますが、令和7年1月9日開催の森町議会全員協議会において森町国民健康保険病院に対して令和6年12月19日に国による施設基準等に係る適時調査が実施されたとの説明があり、監査終了後の総評において診療報酬請求における指摘事項について地域包括ケア入院医療管理料、入退院支援加算、看護補助体制充実加算が基準を満たしておらず、結果として診療報酬を多く請求したことによる返還金が発生するとの説明を受けたところであります。その内容は、令和3年7月診療分から返還金は概算で3億7,000万円の見込みであるとの説明を受けました。そこで、お尋ねします。1、施設基準等に係る適時調査での加算請求等がなぜ基準を満たせない結果となったのか。2つ目として、国からの正式な返還額は確定したのですか。その返還額は国保病院だけで整理できるのですか。3つ目として、対象となる対象患者件数は把握できていますか。4つ目として、各保険者と自己負担分の返還をどのように進めようとしておりますか。社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会など保険者に対しての返還金や患者様の自己負担においても返還することになり、森町国保病院のホームページに掲げている変わります、信頼される病院へとの言葉の信頼を損ねる事案であると思います。森町長は森町国民健康保険病院の開設者でありますから、責任は重大であると思いますが、どのように責任を感じられますか。伺います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。まずもって本件につきまして町民の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます。地域包括ケア病床につきましては、平成28年4月に一般病床のうち14床を在宅復帰へ向けての中心的な役割を果たすことを目的に開設し、平成28年11月に20床、令和2年4月より現在の38床に至っており、施設基準に応じて理学療法士等を配置して運営しております。令和6年12月19日に厚生労働省北海道厚生局による施設基準等に係る適時調査が実施され、次の3項目についての指摘事項があり返還金が生じることとなりました。1項目めについてですが、入退院支援加算の条件として各病棟に入退院支援及び地域連携業務に専従として従事する看護師、または社会福祉士が配置されていることが必要であります。しかしながら、令和5年1月以降、専従看護師が病棟看護業務を兼務していたことにより施設基準を満たしていないと指摘されました。原因として、兼務していた業務は通常の病棟、一般業務ではなく管理業務であったため専従業務から外れる状態になるという認識がなかったことによるものです。2項目めについてですが、2点の指摘がございました。1点目は地域包括ケア入院医療管理料の条件として専従の社会福祉士が配置されることが必要でありますが、令和3年6月から令和4年12月までの間、専従であるべき社会福祉士が患者サポート体制充実加算の相談窓口業務を兼務しており、施設基準を満たしていないと指摘されたものです。2点目は、地域包括ケア病床を含む病棟に専従の理学療法士が1名以上配置されていることが必要でありますが、令和5年1月以降は専従であるべき理学療法士が認知症ケア加算に係る業務を兼務しており、施設基準を満たしていないと指摘されたものです。原因として、患者サポート体制充実加算の相談窓口を担当する職員の休日対応をすることが地域包括ケア入院医療管理料の専従要件から外れるという認識がなかったことと、認知症ケアチームの活動が業務としてみなされるとの認識がなかったことによるものです。3項目めについてですが、看護補助体制充実加算の条件として1日に看護を行う看護補助員の基準値は3名となっておりますが、当院の実績値は2.4から2.7名となっており、基準を満たしていないとの指摘がありました。原因としては、昨年7月に厚生労働省より人員換算の修正の文書が示されておりましたが、見落としていたことによるものです。当町で算定した結果、各保険者に対する返還額は3億348万7,114円に、また患者様に対する返還額については対象者565名で945万9,899円となり、合計で3億1,294万7,013円となる見込みですが、厚生局、北海道、各保険者おのおので確認がなされることになっており、金額確定までには約5か月から6か月程度要する見込みとなっております。また、地域包括ケア病棟の指定取消しに伴い、適時調査後の今年度末までにおける約4か月分の診療報酬に関しまして概算で二千数百万円程度の指定取消しに伴う減収が見込まれており、先日の補正予算審議の際にご説明させていただいた一般会計繰り出し分の中にこの金額が含まれております。赤字額内訳が今後確定しましたら、早い段階で議会へ共有させていただきます。また、各保険者に対する返還分につきましては令和7年度中に一括して返還することとなり、国保病院会計独自での返還を基本とし、返還方法も含め今後検討してまいります。過去に受領している自己負担分の返還につきましては、各保険者の返還額が確定後速やかに返還したいと考えております。改めて本件につきまして町民の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます。病院運営管理の不備を早急に改善し、再発防止に努めるとともに早期の地域包括ケア病床の再認可を目指してまいりたいと考えております。なお、本件に関する最終責任は病院開設者の私にあるのは当然ながら、各関係部署における原因を深く精査し、今後は新たな組織体制の編成や、必要に応じ懲戒処分の基準に即した対応を考えております。新たな体制において早急に行うべきことは、前段申し上げた地域包括ケア病床の再認可はもちろんですが、他医療機関連携、そして情報共有システムの構築を通じ、森町国保病院の経営改善、医療サービスの向上を迅速に進めてまいりたいと考えております。以上です。

議員の再質問 1番 伊藤昇

それでは、再質問ちょっとさせていただきます。今の説明で前の3億7,000万とずれているものですから、その辺りだけちょっと数字的に変わる部分はご容赦いただきたいと。3点について再質問させていただきます。まず1点目なのですけれども、なぜ基準を満たせなかったのかという再質問なのですけれども、これは町長は病院の組織充実のために令和6年4月に事務長経験者である経営企画統括監という役職を新たに加えまして病院運営に当たらせておりましたが、今回の指摘事項であります看護補助体制充実加算分の算定開始が令和6年6月1日に申請をしていて入退院支援加算分、これが6年10月1日開始となっているのです。これは、いずれも開設者の届出によるものなのです。ということは、事務担当がこれを分からないわけないし、届出をしているのです。その書類も町長のところに上がっているはずなのです。それで、なおかつこういうような状況になっている。6年4月に町長は病院の組織の充実、強化を図ったにもかかわらずこのような事案が発生したというのはどういう意味なのか、私にはちょっと理解できない。それだけ充実、強化図ったのです。事務長さんいる、統括監もいる、そして病院のその届出をするためにチェック体制というのは必ずあるはずだと私は思うのです。その原因を、なぜ働かなかったのかということをもう一度お願いしたいと思います。2点目なのですが、返還金なのですけれども、国保病院の収入だけでやっていくって言いましたけれども、先ほど町長が言いましたが、6年度の補正予算で1億5,660万1,000円、これこの中に赤字分は入っているのだと。通常でも赤字なのです。その中で国保病院だけで返還していったら3億、それでプラスしたら幾らになりますか。病院運営できますか。一般会計から入れざるを得なくなってしまうのでないかと私は思うのです。そうなったときに、職員のお医者さんがミスったわけでもない、看護師さんがミスったわけでもないわけです。この職員のトップである町長がその基準を満たせない届出をしているのです。ですから、その辺りの確認不足としか言えない状況で一般会計からもし繰り出しをしたとなれば、町民の皆様にその分、3億何千万、行政サービスの低下につながりませんか。3億幾らあったら、どれだけの行政サービスできますか。そういうことも町長しっかりと考えていただかなければならないなと私は思います。病院だけでやるって言っているけれども、もし一般会計からの繰り出ししたときに、やはり町民の皆様に十分な説明しなかったらこれは到底納得できませんよと私は思います。その辺りもお願いいたします。3点目として、各保険者、それから患者様に対して返還という再質問なのですけれども、各保険者からもう返還請求これから来るのだと思うのですけれども、既にどこも決算終わっているのです。たとえ森町の国保会計にしても決算終わっていますよね。そういうことからして各保険者にもかなりご迷惑かけるし、それから患者様に対しても非常に不利益というか、払わなくてもよかったものを払ってしまっているわけですから、それ返還すればいいというだけの話にはならないと思うのです。今回国の適時調査で指摘事項があったから逆に分かったのですけれども、もしこれが分からないでずっと行った場合に各保険者の皆様にもう患者様にも分からないままで不利益を被ったままになってしまうと。これは重大な責任だと思いますよ、町長、開設者として。事務のどうのこうのという話ではない、私はそう思います。現在も入院だとか、通院だとか、受診されている患者さんもいらっしゃるわけです。その方が毎回自己負担払っているのですよ、窓口で幾らですよって。これ信用できますか、こういう事案があったのに。そして、病院の信頼回復というものをこういうこともしっかりと説明をしながら信頼回復をしなければ信頼されません。さっきの病院の改革ありましたよね。あの言葉に合致しないのではないですか。そのことをこれから病院の信頼回復ということも含めて、そこ3点ばかり再質問させていただきます。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。議員ご指摘のとおり先ほども答弁させていただきました病院開設者、そしてまた事務方、町長部局から事務局のほうに職員を派遣している、そういった人事の責任等々も含めて私は病院運営に関して非常に重い責任を担っていると、そのように認識しております。今回のこの事案の原因に関しましては、さらに詳しくは議員の皆様に今後もご説明させていただきたいと思いますけれども、当然町民の皆様、そしてまた信頼、議員ご指摘の窓口でお金を支払う、そういった行為に対して本当にこの金額はこれで合っているのか、そういった疑念を持たれてしまうのではないか、そのようなことも実際あり得ると私は思います。そういった点につきましても、これが何で起きてしまったのか。今後どのようにしていくのかは議員の皆様もそうですけれども、町民の皆様にもご説明、そしてまた広報広聴もしっかりと行っていくと、そのように考えております。関係機関に関しましても各保険者、一時お支払いいただいている入院患者様に関しても本当にご迷惑をおかけし、そしてまた決算が終わっているその次の次年度に対しての余計なこの事務負担を負わせてしまっているというのは、これも非常に申し訳なく思っているところであります。手続に関しましては早急に進めさせていただき、各関係機関の皆様にはできるだけご負担の少ないような、そういった事務の願い事としながらこの事務処理は進めていかなければならないし、そのように進めていきたいと考えているところであります。そして、また返還分、これを病院単体の会計でどのようにやっていくつもりなのだ、そういったことも含まれてのご質問だったのかなと思っております。当然この金額を全て病院会計の中でこれからやれるのかどうかというのは、非常に正直な話不透明な部分もあると考えております。状況によってはどのような形であれ金額の大小にかかわらず一般会計の繰り出しを上程させていただく、そういったことも可能性としては非常に高いのかなと考えております。しかしながら、やはり今地方自治体にあるこの基幹病院、今までもそうだったと思いますけれども、私も含めて職員の意識、不採算病院なので、ある程度の赤字でもこれは致し方ない、そういった点を私は今回のこういった案件を機にみんなで意識を変えて病院経営を改め、そしてまた医療サービスの向上にも私はつなげていきたいと考えております。ある意味3億円というとても大きな金額的な経営上の課題、これを今回の件で具体的に国保病院は持ちました。それに対して実際の制度としては病院運営における資金繰り、その点に関しては単純にご起債は借りれない、そういった法律にもなっております。新年度から国のほうの制度で病院事業債というものが新たに予算措置される予定であります。そういったものも活用させていただきながら、まずは病院単体で資金繰り、そしてまた資金の準備をしながら経営改善に向けて私はまず一歩はそのように進めさせていただきたいと考えております。その中で具体的に進めなければならないこと、まだまだ様々ございます。先ほどの議員のご指摘にもありました令和6年から経営統括監というポストを新設して病院内に送っております。統括監の行ったこと、実施してきたこと、その点に関しても今後議会の皆様に対して、そしてまた町民の皆様に対してのご説明の必要があるのかなと考えております。実際問題、正直な話3年度、令和4年度、コロナの対応で非常に病院としてはすごく先行きの見えない、そういった状況でございました。そして、またコロナが少し明けて令和5年度、コロナ控えというのもあって外来のお客様の減少、そしてまた職員の不足等々で本当に病院の中の人員配置というのも満足なものが町長部局のほうから準備できなかった、そういったことも原因の一つかなと考えております。しかしながら、統括監をはじめ、院長をはじめ、職員は本当にこの病院、質の向上と経営の改善に向けて頑張っています。今回の責任に関して本来起きてはならない、起きるべきではないミスが起きてしまった。こういった具体的な3億という大きな負担を町民の皆様にご負担いただく、そういった可能性が非常に含まれている。そういう事案が起きてしまったことに関しては非常に私も責任を痛感しておりますし、申し訳ないと思っておりますし、本当に残念であると思っています。しかしながら、何よりその現場で働く院長をはじめ統括監もそうですけれども、看護部、コメディカル、事務局、本当みんなが一番私は悔しい思いをしているのかなというふうにも思っております。こういったことを落ち込むのではなくて糧にして、具体的な目標を到達できるために地域の不採算病院だからということではなくて、民間経営のそういった要素も入れて経営改善をして、そしてまたそれを町民サービス、医療サービスの質の向上にしっかりとつなげていく、それをちゃんとお示しすることも私は重大な私の責任でもあり、統括監はじめ、院長はじめ現場の人間の責任でもあるのかなと思っております。その辺は進めさせていただきますし、町民の皆様に分かるように、議会の皆様に分かるように見える化もしっかり進めさせていただきます。以上です。

議員の再々質問 1番 伊藤昇

頑張っていくという気持ちはすごく伝わったのですけれども、町長のその執行方針の中に国保病院の内容もあるのですけれども、森町国民健康保険病院経営強化プランを基に経営の効率化に取り組み、地域の中核的医療機関としての使命を果たしてまいりますと記述されているのですけれども、このような状況で中核的医療機関になれるのですか。それをまず1点お聞きしたいと思います。それと、いろいろどこも悪くないのだ、これから改善していきたいのだというお話を先ほどもされているのですけれども、町長の開設者としての自らの責任、その明確化というのが全く見えてきていないです。職員の懲戒の部分とかというお話ありましたけれども、まず先に町長から自ら責任の明確化をしなければいけないのではないですか。3億円です。それで病院の開設者です。これ森町国保病院ですから。そして、なおかつ一般会計からの繰入れしなければならない事案にもなるかもしれない。起債も借りなければいけない。みんなそれ経営状況になりますよね。一般会計でさっきも言ったのですけれども、一般町民皆さんでその分負担をしなければいけない、こうなるわけです。ですから、まず私は再発防止というのは当然なのです。これは、指摘されているわけですから。まず、町長の責任を明確化、その気持ちというのどこにあるのですか。その辺りもう一回聞きたいなと思っています。この2点について、よろしくお願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。2点ご質問いただきまして、地域の基幹病院になり続けられるのか、そしてまた私の責任、それをまず優先的に示すべきではないか、ご質問いただきました。私の責任を先にお示しするというのは当然でございます。もちろんそのとおりだと思いますし、そのようにしなければならないと考えております。その点につきましては、しっかりとタイミングを見て議会のほうにお示しさせていただきます。そして、また今経営強化プランを基に地域の基幹病院としてあり続けられるのか、そのようなご質問に対しましては、当然これは南渡島というその2次医療圏に対して、森町にあるこの病院が今までもこれからもそうですけれども、責任をやっぱり負っております。具体的なお話をこの場でご説明するというのはなかなかちょっとあれですけれども、やはりこの基幹病院としては町内の皆様、近隣町内外の皆様が町外の医療機関、そしてまた町内の関係、医療介護機関とのハブ、結節点としてこの基幹病院は存在しておりますし、その責任を持っていると思います。そういう面では救急医療、それを町外の大きな病院につないで、そしてまた回復期に戻ってきて在宅に回帰させる、そういった役割を持つ重要な基幹病院であります。そういった責任を医療サービスの向上と経営の改善に向けて具体的に院内の体制を整えるために私は経営統括監を登用させていただきました。彼が令和6年度の中で行ってきたこと、その様々に関してもこれから議会の中でご説明させていただく機会をいただけるのであれば、それは説明させていただきますが、様々な課題を解決しながら町外の医療機関との連携、そしてまた介護機関との連携を進めるための素地をこの1年間通じて統括監の下、院長の下でもございますけれども、しっかりとつくってまいりました。そういったこともこれからの病院の在り方、様々な町民の皆様からの不安、そしてまた不信につながらないような説明の内容としてしっかりとお示ししていかなければならないと考えております。改めまして、私の責任の在り方、それをどういったもので示すのかということに関しては考えておりますし、それは曖昧にせずしっかりと議会の皆様、町民の皆様にお示ししてまいります。以上です。

出典:森町議会 令和7年第1回 3月会議 2025年3月5日 議事録 PDF(116ページ) 間違いを知らせる