みんなの議会

厚沢部町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日

認定こども園の設計計画と子育て支援について

聞いた人
山崎孝 議員
答えた人
町長、副町長、保健福祉課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 山崎

時間が短くて3番目に入りたいと思います。認定こども園の設計計画と子育て支援についてであります。老朽化した3カ所の飛び地保育所を統合して、2018年4月に開園予定でありました認定こども園が白紙撤回されました。しかし町は、保護者との協議、理解を深め、早期に開園をさせたいという意向をあらわしました。認定こども園建設に当たり、何か問題があるのでしょうか。今までの協議の内容、今後の認定こども園建設についての町長の所見を伺います。あわせまして、少子化の進行要因に経済的不安があると聞かされております。町民が安心して子供を産み育てられる環境づくりに向け、町は強力な支援策を再構築すべきと考えております。1つの例としまして、上ノ国町の子育て支援は、18歳以下医療費を無料にしております。また、小・中学校給食費も無料にしております。保育料も無料であります。学童保育料利用料も無料等であります。このような子育て支援が政策としてやられております。平成29年1月末の現在、本町の人口総数は4,091人でありまして、平均年齢は53.5歳というふうに聞いております。問題なのは年齢区分でありますが、ゼロ歳から14歳までは417人で全体の10.19パーセントでありまして大変少子化であります。このように少子化の進展が予想される中で、地域全体で子育てを支援していく体制づくりを求められると思いますが、町長はどのようにお考えでしょうか所見を伺いたいと思います。

町の答え 町長

認定こども園の建設計画と子ども・子育て支援ということの今取り上げておりますけれども、これは前回の6月……(9月と12月もやりましたの声あり)そうですね。もう何回かこの件については質疑を受けておりまして、その際にも今までずっと申し上げてきましたように、町は一度もやらないなどという言葉出したことありません。なお、また、認定こども園のこの整備につきましては、昨年7月に行った保護者説明会の結果、建設地を再検討しろとこういうことでありましたので、いろいろ、候補場所を調べながら、それぞれの関係者に見ていただいて場所を選定すると。皆さん方が一番いい場所を選びましょう。こういうことで来ているわけであります。そんな中、赤沼ひまわりの丘の公園が最有力候補として、1月7日に赤沼町内会の総会におきましてこの説明をしたところ、1月27日に認定こども園基本構想の委託業務を発注するに至ったと、こういうことであります。したがって、赤沼地区では、あの場所でこども園を開くことはオーケーですよと。地域の方の大変理解をいただいたと、こういうことであります。こども園の建設に当たりましては多額の建設費が必要でありまして、現在の制度では、このこども園というのは一切の補助金はございません。我々素人考えでも6億円、7億円の金がかかるであろう。厚沢部町の税金全部集めても1年間に4億円ですから、2年間何も食わず飲まずで税金を集めたのを2年間入れなればこども園なんてできません。そんな中で、この現在の制度ではこの補助金がないということが大変ネックでありますが、資金対策、こういうもののこの模索検討をしながら基本設計の実施設計、こういう今調査をしておりますから、調査の終わった段階で、じゃあ、どんなものがこのひまわりの丘でできるのか。最大限度のものを使えるのか。こういうことの設計といいますか計画が出てまいりますから、それらに向けて、それが終わりますと今度はそれに対する実施設計というものがあり、それからようやく建設に向かうと、こういうふうな順序になります。子育て支援体制につきましては、町ではこれまで、乳幼児の医療費助成だとか保育料の助成、あるいは学校給食費の助成、こういうものを子育て世帯の支援を行ってはいるものの、さらには、こういうもののほかには不妊治療助成だとか、妊婦さんの出産・育児までの総合的な相談支援、保育所での低年齢児の受け入れ、要するに、ゼロ歳児から受け入れるというふうな特例であります。そういう低年齢児の受け入れや学童保育も当然3地区で行っておりますし、今後は、発達に障害が見られる子供たちに対する体制を、組み込んだ取り組みを進めながら子育て支援を展開していくと、こういうふうな、今までの保育所だけではなく、幼稚園も、それから障害的な子供たちも、こういうものを全部含めた中での、このこども園という支援施設をつくりたい。こういうふうなことで、いろいろ今案を練っているところであります。また、行政サービスについては基本的に受益者負担が必要と考えております。これはいろいろと議論するところあるわけですが。無料化での施策につきましては、人口減少下における今後の財政状況等を留意しながら、他の事業との緊急度や優先度の比較、さらには、受益者以外の町民負担にも配慮する等慎重にならざるを得ないというふうなことであります。いずれにしても、行政サービスは将来とも持続可能なものであることが大切であると、このように基本的な考え方を持っております。以上です。

議員の質問 山崎

私は認定こども園の建設計画につきましては、これで連続3回の質問に立っております。しかし、平成29年度の予算書を見ましても、認定こども園の建設が、行政としての位置づけがどのように示されているのか感じることができません。しかし、今の答弁でありましたように、1月27日、認定こども園が基本構想の委託業務を発注したということでありますので、平成29年度に向けて、建設計画に一歩でも二歩でも進むというそういう考えでよろしいでしょうか、所見を伺いたいと思います。

町の答え 副町長

先ほど町長が申したとおり、今、基本計画を赤沼の地点で委託して考えてもらっているということであります。ただあそこは盛り土したところなのですよね。一番問題になるのは、その盛り土した、豊洲ではありませんけれども、何か悪いもの出てくるとかそういうことではない、地盤的にどうなのかという。ボーリングをどれくらい深さまで入れなければならないのかというそういうことがありますので、その調査もこの基本計画の中に入っております。調査の中に。それである程度の事業費が見えてくるのかなと。当初計画していたところで考えたところは、大体総事業費で5億円程度を見込んでいたところなのですけれども、もう少し広くという御意見もありますし、当初計画したよりも、年々今の資材というのが高騰しておりまして、大体同規模のせたな町、今、補正予算でたしかのっているはずなのですけれども、7億円くらいになっているということなので、うちのほうも、当初5億円と考えていたのだけれども、それくらい、先ほど町長言ったとおり7億円くらいが必要となってくるのかな。その財源を、じゃあどうしたらいいかということになってくるわけです。ですから、その、今言ったボーリング調査の結果、あとは工法的に木がいいのか鉄骨がいいのか等も含めながら、金額も考えながら、次の段階の実施設計に向かっていきたいというふうに考えております。ただ、当初予算では、その辺はっきり見えませんでしたので計上されていないということでございます。

議員の質問 山崎

ちょっと、緊急にあるお母さんから、こういう心配があるよということを聞かされました。町長もいろいろ、今までの答弁の中でも申し上げられておりますように、3カ所ある保育所は築50年を経過した老朽化した施設であります。そういうことで、子供たちの安全・安心は大丈夫ですか。それと、今の施設の状況というのはどういう状態なのですか。大丈夫なのですかそういう心配の声が聞かれております。この件について所管を伺いたいと思います。

町の答え 副町長

当初計画するということで、新しいものを考えているということで、我慢できるものは我慢できるようにしてやってもらっている状況でございます。ただ、我慢できないものについては、危険なものについては、やはりまだこども園建っておりませんので、それなりの対応は当然していくべきだというふうに思っております。

議員の質問 山崎

大変、厚沢部保育所は70人体制ということで、大変子供たちがぎゅうぎゅう詰めみたいになって、混み合った中でのやはり教育受けているという、そういう話も聞かされております。実際に、この建物というふうな状況は大丈夫なのですか。その辺のところ検証されていますか。ちょっとお願いしたいと思います。

町の答え 保健福祉課長

厚沢部保育所については確かに50年過ぎています。ただ、今、副町長言いましたように、我慢できないような、必ずやらなければいけないようなものについては、その都度修繕してきているものであります。今現在、そういうふうに部屋が狭いとかそういうのはありますけれども、この認定こども園、今、設立に向けてもうちょっと我慢しながら、直せるところを直している次第であります。

議員の質問 山崎

先ほどの答弁の中で町長は、子育て支援の受益者負担は求めないという例がある町はあるのですが、実際にその受益者負担を求めないという施策を看板にして、人口減少という、そういう1つのメニューを立てている町が私どものすぐそばにもあるのですね。そういう中で、若いお母さん方や若い人方の中には、経済的な不安からそういう町に転出したいという、そういう言われ方をしている方も、実際に私は耳にしております。そういう中で、子育て支援からも、私は一層の受益者負担の軽減というものをこれからぜひ町長に考えてほしいなと、そういうことを希望したいと思いますので、ぜひ、今ある3カ所の保育所も古い建物であります。いつどうなるかわからない状態の中で、子供たちが今、そういう体制の中で教育されているわけでありますので、ぜひ、そういうような形で安心してやはり子供を任せられるという施設をいち早くつくってもらいたいな。つくりたいというふうに私自身も考えておりますので、いろいろな、町長が毎々お話ししましたように、今も答弁の中にありました。大変、私も気になっておりました資金面であります。建設資金であります。町長はかつては、こども園建設ということを補助金なしでやるということは、ちょっと無謀な考え方だよなというふうなお話までしたことがあります。私もそのとおりだと思いますが、しかし今になっては、なかなか補助というのの道が絶たれてしまっている状態であります。そういう中で、やはり模索しながらつくっていかなければならないわけであります。大変、財政的な面からも、6億円、7億円、今出費するというのは大変な大きな財政負担になるわけでありますので、しかしながら、それは子供のためでありますから、やはり何としても一日でも早くやはり着工してもらいたい、そういう希望を申し上げまして3番目の質問を終わります。もし、町長のほうから、力強い、前向きな答弁ありましたらひとつお願いしたいと思います。

町の答え 町長

力強いかどうかわかりませんけれども、今、山崎議員言われるように、まず館、鶉の、それから下のこの3カ所の保育所については、もう数年前から危険な場所が次から次と修繕をしながら今まで来ているような現実です。例えば館へ行ったら、一昨年床が落ちたとか、そういうことをその都度その修繕をしながら、改修しながら今までやってきています。ですから、私どもも早いうちに、子供たちは全部集めて、1カ所に、いい場所で、そして保育のできるような体制にしたいという考え方、山崎議員以上に私はそういう考え方を持っております。そういう中で、ただ、今、もう一つは、後ろのほうの保育料の関係でありますが、確かに、今、管内でも無料にしている町が1つありますけれども、それから、保育料そのものを上限を切って支援している町もあります。こういう方法はいろいろありますけれども、実は、どうも皆さん方は余りよく承知していないのだろうと思うのですが、厚沢部町のこの保育料というのは、国が定めている、こうしなさいと言われた、昭和前段の保育料あるわけです。今は町が自由に改正してもいいよと、こういうふうになりました。4年ほど前から。それまでは国の保育料でいきなさいというのが、これ原則でありました。この国の保育料と今までの厚沢部町の保育料を考えますと、国の保育料というのは8段階に所得別に分かれていました。8段階に。8段階目の一番高い人は、所得が70万円以上ある人は10万4,000円納めてもらいなさいと、こういう国のこれは基準です。しかし厚沢部町は、これの一番高い人でも3万9,000円という、こういうふうな、かつてずっと以前から、厚沢部町は、この保育料については、国に内緒にしながらも、どんどん高くしないように、そして、子供を上げやすいように、こういうふうにしてきたのが実態なのです。うちのほうでは、国が8段階というのにうちのほうは、わざわざこれを13段階にさらに分けて、こういうふうな基準を別個に厚沢部町だけがつくって、そして、皆さん方の若い人たちの給料が大体どこにはまるかということ。そこに集中してその安いランクをつくっているのです。これが今までの経緯。そういう中で、何十年も、今、うちのほうはやってきて、かなりお母さん方のほうには応援をしてきたつもりではいるのですけれども、それが、たまたまそこの隣に無料にするなどという突飛でもないやつが出るから、ちょっと皆様方比較してしまうのですけれども、そういうふうな中で考えられると、これからの保育所運営というものは、特に新しいこども園になりますと大がかりな年間の経費が膨らんできます。そういうことも計算しながら、考えて、やはりその、保育料というものを決定すべきことだというふうに思っておりますし、また、その保育料、私も本当は無料にしてあげたいのですよ、皆さん方こうやって、今日、恐らくその言葉を聞きたくて来ているのだろうと思うけれども、無料にしてあげたいのですけれども、今やはり、二、三日前の新聞にも見たと思うのですけれども、これからが、もう猛烈に、こういう小さな行政には物すごい大きなあおりが来ます。年金、高齢者がもらっているあの老齢年金、これが今65歳から75歳まで飛ばされます。この10年間というもの、じゃあどうして、その高齢者が生活するのですかという、こういう問題も、まだ国は結論も出さないで出しています。いつからやるとか。これから今10年間で年金もらう立場の人は、どう、じゃあ暮らしますかと。こういうふうな大きな問題も、今、我々は抱えているのです。そういう人たちを、年金なしで暮らせるかと言ったら暮らせる話ではありませんから、やはり行政が何らかの手段を持たなければいけない。こういうふうな、もろもろこういうもの、そして、一番肝心な地方交付税というものが今大幅に減ってくる。こういう中で一般財源は、じゃあ皆さん方の税金を倍も取りましょうかと言ったら、みんな、子供の、保育所のいないお父さん、お母さん方怒りますよね。そういう問題が、このちぐはぐな問題が出てくるものですから、そういう中で最初から無料ですよというと、いろいろ町民の中でもかんしゃくの起きてくる人もいるから、なるべく安くしながらも、若い奥さん方には、親御さんたちには負担のなるべく少ないような、要するにランクの話です。なれば全くの無料ということになるのか、ぐんとまた下がり、ランクが下がる、こういう方法はこれから検討いたします。余り、ただ、ただということを言わないように、そういうことで説明をしておきたいと思います。

議員の質問 山崎

もう一点だけちょっと確認したいと思います。

議員の質問 山崎

実は、これ、私はニュースで見たのですが、北海道もたしか幼稚園、第2子から保育料ってそれただにするよというようなことを知事が、方向性を出したということを私はニュースで見た記憶があるのですが、それを具体的になると、町のやはり対応もかなり変わってくるだろうと思うのですが、その辺のかかわりはどういうふうに理解されたらよろしいですか。

町の答え 保健福祉課長

新聞等でそういう報道をされておりましたけれども、まだ、はっきりしたものが決定されているわけではないようなのですよ。こちらのほうにも、そういうふうに、いついつから無料にするとかそういうのはまだ流れてきておりません。ただ道のほうで、そのような政策をとるのであれば、それに近いような、町のほうも何らかの考えを、動きをするのかなとそういうふうに思います。

出典:厚沢部町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる