みんなの議会

松前町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日

ウイズコロナにおける高齢者の社会参加について

聞いた人
工藤松子 議員
答えた人
町長 石山英雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 工藤松子

こんにちわ。私は、この度、ウィズコロナにおける高齢者の社会参加についてっていう表題で、町長にお話したいと思っております。松前町は、高齢化率が高く、高齢者が周りの高齢者のお世話をする共助社会とでも言うんですか、そういうふうになってきてると思います。まだ何かができると世話役をしている間に、自分も高齢者になっていく、そして、そのまま頑張って仕事を続けていらっしゃる。そういう方が周りに結構見受けられますし、本当に頑張り続けておられる人がたくさんおります。しかし、一部では、もう足が止まってしまって、コロナでどうこうっていうことが長い間続きましたもので、ますます外へ出て行くっていうことができなくなっている方もおります。コロナは今8波が押し寄せている状態です。防災無線でも感染予防、それから感染者が出ていますということを毎日のように放送が流れ、そのために何か自分では人に迷惑をかけるから、外へ出ない方がいいだろう、そういう判断をしている高齢者も大勢いらっしゃいます。私の場合、今年はやっとできるかと思われていた、道南の老人クラブ研修会、それから西ブロックの研修会なども中止になってしまって、自分では大丈夫かな、今年ならいいだろう、今回はいいだろうと思ってたところにそういう中止。それから、この度は令和5年の松前消防団出初式、それも中止というお知らせが来ました。出鼻をくじかれたような気持ちです。精神的に何か自粛しなくてはっていう気になってしまいます。しかし、ワクチン接種、度々接種を行っておりますし、その効果、それから治療薬が今回できました。そういうことから、ウィズコロナという言葉が大分前に東京都知事の方から言われましたが、その言葉が現実味を増してきていると思います。まだまだ感染予防策は徹底しなければなりませんが、フレイル予防のためにも高齢者を元気づける政策について、町長にお尋ねします。まず一つ目、長寿の集いについてですが、昨年、一昨年と集いは開かれていません。今年はまだ何の連絡も入っていませんが、どのような対応を考えておられるのでしょうか。お尋ねします。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

ウィズコロナにおける高齢者の社会参加についてのお尋ねがございました。まず長寿の集い、行われていないが、どのような対応を考えているかというふうなお尋ねでございます。今年度9月開催を目指しておりました長寿の集いにつきましては、町広報9月号において中止のお知らせをさせていただいたところでありますが、これらを決定するに至った背景には、8月のお盆時期の帰省時期に松前町内でもコロナ陽性者等が急増したことと、準備も含め、開催決定の有無の決断の時期であったために、中止の決断をせざるを得ない状況でありました。このお盆の状況がなければ、直前まで実施を予定しておりまして、約300人弱の皆様を集めて、イベントとして、行政として積極的に新しい生活スタイルで実践を目指していたところでございます。町と致しましては、長寿の集いにつきましては積極的に実施したいというのが基本姿勢でございます。当然、内容の検討、感染防止対策をしっかりとしながら、新しいスタイルでの実施を検討し取り組むものでございます。現在も長寿の集いは9月開催を基本としております。これは、議員ご承知のように、老人福祉法によりまして、老人の日は9月15日と定められていることから、当町でも9月は高齢者を敬う月として、9月に実施しているところでございます。以上でございます。

議員の質問 7番 工藤松子

本当に残念なことではありましたが、今オミクロン株は、死亡率は低い、感染力はまだ強いと言われています。いろいろ工夫してやっていけば、何とか開催が可能ではないかと思っています。ただ、今ではもう寒くなってしまいましたし、ちょっとこの中で3密回避だとか換気だとかっていうのは、ちょっと大変なことだと思いますし、この寒い中に高齢者を家から引っ張り出すってことは、ちょっと酷なことと思われます。それで、このような提案をしたいと思うのですが、まず検温、消毒、マスク着用、これは日常的にどこに行っても必要なことなんですが、ソーシャルディスタンス、座る場所をイスや何かで間隔を置いて、そして広い場所、そして時期ですが、会場を開け放してもいいような暖かい時期、夏場にやってはどうかな。それから、時間なんかも長時間にならないように、高齢者も疲れますし、コロナ問題もありますので、せいぜい2時間程度とか、挨拶、入退場含めっちゅう感じでやってはどうかな。もちろん会場での飲食は無しで、何かちょっとしたお土産品を持ち帰っていただく程度、お菓子とか、家へ持って行っても食中毒なんかにならないような、何日かとっておいても大丈夫なような物。感染対策としては、正しく恐れて、常に気を配っていただいて。それから、考えたのは1箇所に大勢集めるんではなくて、会場分散っちゅうんですか、そういうことでより近場な広い施設の方へ集まっていただいて、2回に分け、3回に分け実施するって方法もいいのではないかと思いました。9月に国の方では祭日を定めておりますが、それには影響されることなく、町独自に安全な時に安全な方法でっちゅうことを考えてはいかがでしょうか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

今の工藤議員からご提案いただきました。広い会場で、開催時期、更には時間、それから複数地域で、それから諸々提案がございました。私どもも同じく、工藤議員と同じく検討すべき内容であるというふうに考えているところであります。ただ、先ほどもお話しましたけども、開催時期については、風通しの、窓を開けてもいいとかって当然時期が特定されてくるようになりますし、時間も午前中、午後分けるとか、そういう方法もいただきましたけど、いろんな検討しながら、早く高齢者の方が元気に参加できるような体制ができればいいなと思ってますので、ぜひご理解をいただきたいなというふうに思います。検討に値するというふうに考えております。

議員の質問 7番 工藤松子

高齢者を元気づけるためにも、ぜひそうしていただいたいと考えます。次に、元気づくりシステムっていうことで、松前町では各町内会ごとに元気づくり会を立ち上げ、現在7町内会が活動していると聞きました。それに、参加者の中からリーダーを置いて、主体的に活動している会もあるようです。ウィズコロナで元気で活動しておられる高齢者がいらっしゃる一方で、中にはまだ一歩が踏み出せずにいる方々もあります。社会福祉協議会の方で行っているサロンだとか、保健福祉課や教育委員会の方の生涯学習の方で行っているいろんな教室、そういうものが数え上げると結構な数あると思いますが、なかなか気力、体力、活力を失いつつある後期高齢者の人方には情報が耳に届いていかない。誘われてもいろんな、病院に行く日だとか、どこかに用事ができたとか、そういうことでなかなかその一歩を踏み出せずにいる人方があります。そういう人方にも笑顔を取り戻す場をつくってあげたいと考えます。町長、考えはいかがでしょうか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

これは、工藤議員もご認識されていると思います。全国及び松前町においても高齢者、高齢化の生活スタイルは大変多様化をしております。様々な高齢者がおり、課題も当然多様化してきているというふうに存じております。工藤議員おっしゃるように、私は町としてもこれからに対応するために、高齢者の元気づくり、介護予防事業などに力を注ぎながら、自己管理できる元気な高齢者を一人でも多く育むための事業検討、実施に取り組ませていただいているところでございます。しかしながら、どんなに環境を整えても、そこに参画するかしないかは、残念ながら個人の意志決定になってしまいます。そういう方々への対応は、当然職員によるマンパワーでの情報周知や働きかけは実施するものの、残念ながらこれは限界もあるようであります。この方々へのアプローチにつきましては、議員の皆さんを始め、各地域や友人など、話の聞く耳を持つ方々が誰かという点を含めまして、地域一体となって取り組んでいく必要があると思っておりますので、ぜひ皆さんのご協力を含めまして、当然町としても様々な検討はして取り組んでまいりたいと思っておりますので、ご協力を切にお願いをしたいというふうに思います。

議員の質問 7番 工藤松子

松前町の広報11月号に、元気づくりを始めて1年が経った方々の声が載っていましたが、本当に皆さん楽しみに、健康面の効果も素晴らしものが述べられておりました。今、各町内会に1箇所っちゅう感じですけれども、もっと少人数グループで何箇所か、一つの町内会で何箇所かっていうことでもいいんではないか。それから、建物の中だけではなくて、畑仕事だとか花づくりだとか、そういうふうなグループ構成もいいのではないかと思ってます。自覚を持って体力保持に向かってくださるように町民がなれば大成功だと思いますし、それから年々、今サロンだとか教室に通ってる人方だけでなくて、これから高齢者になっていく方々のためにも、いろんな面でいろんなサークル、いろんな部会、いろんなグループを自由につくっていって、それに対して町の方が声をかけていくっていうような形をとっていただければ、これからだんだん高齢になっていく皆さん方に対しても、いい影響を及ぼすものと思います。いかがでしょうか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

工藤議員言われるように、介護予防事業、元気な高齢者を育むために導入した、元気づくりシステムによる事業を令和3年の10月から現在まで実施しております。毎週2回の開催で、元気づくりシステムのメニューに沿った健康づくりをしているところであります。参加している方々からは、好評であります。参加者年齢は60歳代から90歳前後の方々までおります。これまで町内で実施された各種事業には参加していなかったけども、元気づくり会の活動には、近所の方々と一緒に参加しているというような状況も聞いております、そのような人がいることも聞いております。導入して間もないのですが、現時点では順調に進んでいるというふうに思っております。合わせまして、介護予防事業として実施しているサロン、ガンバルーン体操事業との検証や方向性について、毎月関係者、これは社会福祉協議会含めまして協議を実施しておりまして、多様化する高齢者の状況にどのように、または効果的に対応していくかも、合わせて取り組んでいるところであります。現在は、取り組み始めであり、各町内、各地の状況はそれぞれ異なることや、現在それぞれが生きがいを持って取り組んでいることは、そのまま継続していただきながら、更に時間ができた時や課題が出てできなくなった時の新たな選択肢や、何もしていなかった人の選択肢として、この事業を位置付け、実施していきたいというふうに思っております。前段の元気づくりシステムは、町内の1箇所と言わず、少数グループでも何箇所でも、畑仕事のグループでもというふうなお尋ねでございます。本当にその組織が自前で、自力で運営できる状況に我々はサポートしていきたいなあというふうに思っているところでありますので、そういう団体が大きな輪になってくれれば、これは元気づくりの効果が出てくるというふうに思っておりますので、そういう環境づくりも我々は進めて行きたいなというふうに思っているところであります。まず自立すると、役場から行かなくても地域だけで運営できるんですよっていうふうなところまで持っていければ、大変効果があるというふうに思っているところであります。

議員の質問 7番 工藤松子

ぜひともそういうふうに、自主的、自律的に各地域、各個人が動いていってくれればということを、私も強く望んでおります。次の課題ですが、これからいよいよの真冬に入っていきます。冬期間足下が悪くなって、家の前の雪で困る高齢者が多くおります。毎年のことですが、除雪車が通った後の雪で、自分の力では動かすことができないとか、本当に困ってる人方が出て来ます。日々の生活、それから通院、防災の面、それから今まで夏場頑張ってこられた健康づくりの活動、そういうものの足が止まらないよう、それから高齢になっても頑張っておられる、社会活動に励んでおられる各係の方々、負担にならないように、ぜひ除排雪の対策を強化していただきたいと思います。いかがでしょうか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

高齢者の皆さんの除雪、排雪の対策強化をというふうなご質問でございます。高齢者等の除雪、排雪の対策について、先般、11月の29日に開催されました町内会連合会の全体協議会の中におきましても、正しく各地区の町内会長さん達と除雪体制、対策の意見交換が実施され、その場で様々な意見や協議がされたところであります。国道、道道、町道に面している地区や、民家密集地区の課題など、各地域により様々な状況と課題があります。一つの対策では、全町の対応ができないことが改めて浮き彫りになったところでございます。ある地区では課題であるが、別の地区では課題解消に町内会で取り組み、解消されているという例とかもありました。皆さん一生懸命取り組んでおり、各町内会により取り組み状況の違いがあることなども合わせて、町内会連合会の中で一定程度の情報共有もされたものと感じたところでございます。また、ある町内会では、対応したいがやる人がいない。町に言えば人を斡旋してくれるのかなどの課題も挙げられ、一番大きな課題は実施する側の人材確保であることが、改めて再認識をされたものと受け止めています。なかなか難しい話でありますが、理想論で言えば、先ほど工藤議員がおっしゃっていた元気な高齢者を育み、ひいてはその方々の一部の、一部分の方々でも高齢者事業団に参画していただき、議員の皆さんのように町を支える側の役割として、冬期、冬期間だけでもほんの少し尽力いただければ、社会参画、生きがい、体力、気力の継続。そして、ほんの少しですけど報酬を受け取り、自己生活の向上と地域の活性化、自己管理、そしては地域の活動団体として、高齢者事業団の充実にと、環境を循環していければというふうな強い思いはあるわけであります。しかしながら、口で言うほど安易なことではないと思っております。簡単であればとっくに実現しているはずですが、先ほどもお話したように、介護予防事業と合わせて元気な高齢者を育む事業は既に展開しており、合わせて次のステップへ進む時代へ突入しているものとも思っております。先ほども議論させていただきましたけども、最後のハードルは住民個人の意志決定にあるということでございます。どんなに環境を整えても、参加するしない、やるやらないは個人の意志決定に委ねられているということになってしまいます。しかし、町として、その参画意識を高揚させるのも責務であります。そのための情報交換や対応策をしっかりと模索、検討していかなければならないとも思っているところであります。失礼ではありますけど、議員の皆さんの中にもいらっしゃるように、現実社会で実践している元気で気力のある高齢者が、自力で解決できない高齢者のために、今一度地域が一体となって支え合う人づくり、まちづくりも目指せればなというふうに思ってもいるところでございます。議員ご指摘のように、高齢化率52%の松前町が松前方式と言われるようなことを夢見ながら進めるためにも、皆さん方のご尽力を余すことなくお借りして、一緒に松前町を想像していければというふうに強く思っているところであります。ご理解いただきたいというふうに思います。

議員の質問 7番 工藤松子

本当に高齢化率が高いっちゅうことが、これほど町民みんなの大変な思いに繋がっているってことは、よくわかっております。松前方式でって言いますが、なかなか個人が、自分がやってやろうとか、自分もこうしたいっちゅうのがなかなか出てきません。一生懸命尻叩いてはいるんですが、なかなかその一歩が踏み出せないでおります。それから、高齢化、事業団についてですけども、本町の方にいる方はそのことをご存じの方も結構いらっしゃいますけども、何か、本町以外の町民の方にはあまり知られていないように思います。本当はあっちの分団、こっちの分団っていうふうになって、それぞれがそこに所属してやりがいを持って協力し、そしてお金をいただいて作業する、そういうふうに進んでいただきたいものと考えております。どうぞ、これからも頑張って、町民の話は承る方なんですけども、町民に活を入れて、頑張れ頑張れを言い続けられるようにこちらも活動したいとは思っております。コロナは変異を繰り返しながらまだまだ続く、インフルエンザがずっと続いているように、コロナもまたずっと続く、そういう世界になってくるんじゃないかと思います。9月27日からの全員届け出での見直しで、松前町のとこを開いて見ても65歳以上とか、入院を必要する人とか、重症化リスクある人などの人数の感染者数は載ってるんですが、実際には身の回りにいる若い人達、それから子ども達、若い人方の感染が見られます。そういう話を聞いてくると、いくら国からどうこう、緩和の話が出てても、やっぱりこれじゃあ出て歩いたら駄目なのかな、そういう気がしてくるんです。家族間の感染防ぐっちゅうのは本当に大変な話で、家の中を病院並みに消毒して歩かないと間に合いませんし、絶対これは我々の家の中では防ぎきれない話じゃないかと思います。かかったら治療に専念して、お互いに十分な対策をとりあって、そして、これからの高齢化時代、高齢化社会を生き抜いていかなければならないと考えております。集いを持つことは、出不精になっている人達を一歩踏み出すきっかけづくりになると思います。町の方でもいろんな注意を払いながら、ぜひ元気な活動ができる、そういう社会にしていけるよう、とにかく高齢者は一回しゃべっても、はいはいと返事はするがすぐ忘れてしまう。こうすればいい、ああすればいいがなかなか身につかない。そういう生き物ですから、是非、社会に対する関心を持ち続けられるように、懲りなく町の方からも声がけをお願いしたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

いろいろ、先ほどもご答弁させていただきました。町内会連合会での除排雪の指摘含めまして、やっぱり町全体として、地域性もありますけど、町全体としてきちんと考えて検討せねばならない部分も指摘されておりますので、そこの部分については検討してまいりたいというふうに思っております。いずれに致しましても、高齢者の方が社会参画できて、生きがいを持って、そして体力、気力を充実しているというふうな、そんな社会ができればいいなというふうに思っております。そういう社会になれるように、町としてもいろいろのサポートできる部分はサポートして、元気のいいお年寄りの皆さんに頑張っていただきたいなというふうに思っているところであります。終わります。

出典:松前町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる