せたな町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月10日
「公、民が連携して町民が必要とするサービスを自立可能、継続可能な形で成り立たせることが地域存続の原点であり、そのため行政の多方面へのコンパクト化に速やかな取り組みが求められという指摘がされておりますし、私もそのとおりだと思います。大変これはある意味ではつらい選択なんですが、そういう形の行政のコンパクト化、すべての面について行わざるを得ない」
- 聞いた人
- 真柄克紀 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 真柄克紀
それでは2問目ということで質問させていただきます。先ほど来、同僚議員から大変前向きな前浜振興、また観光振興、漁業振興と将来の後継者対策含めて質問がありました。すべてがそのとおりだと私、思いましたけれども、町長私の提出した案件に対して直接お問い合わせはございませんでしたけども、これはちょっと表現の仕方によっては町長の考えと一致するかわかりません。ただ出来ればこの議論を通して共通の認識を持つことが最終的には私は町の将来を考える一手になるのではないかと思って質問いたしますので、そういうことを含みおきの上、答弁願いたいと思います。今年度の執行方針、せたな町人口ビジョン、せたな町創生総合計画のもとに展開されてございます。大変ニュースが大きかったということで、先ほど来、同僚議員からも8,000人を割り込んだという指摘がございました。合併から町長は常に3区の均等な発展及びサービス提供を基本としてまちづくりを進めて行くんだとおっしゃっておりました。多分、現在もそのように考えておられると思いますが、その基本的理念に対して、これから町長はどのような形でそれを実現し、住民のニーズに応えていくのか。その辺につきましても、あとでお伺いしたいと思います。私は同じ人口の減少データの中でせたな町の2040年のこれはちょっと特化してますけど若年女性人口変化率というデータがございます。これは国立社会保障人口問題研究所の推計という形で、平成25年に発表されておりますが、なぜこの数字に私注目したかといいますと、ご案内とおり、1番将来の担う子供達の中心となる若年若手人口変更率、せたな町におきましては、2040年でマイナス75.8%これは2010年の総人口9,590人に対して2010年では若年女性人口726名でした。それが今言う40年の推計によりますと総人口は3,922人、そして若年女性人口は176名、減少率75.8%という数字が示されてございます。これはせたな町だけでなくて全国の市町村すべてが載ってございます。参考までにお話しますと檜山の中では江差町がマイナス76.4%、総人口で3,835人、これも大変な数字でございます。ちなみに隣町の今金町、大変特筆するべきだと思うんですが、これがマイナス42.9%、この数字の差をどうこういう形ではございますが、現状としてはそういう形の数字が示されてございます。せたな町の第2次総合計画の中、これは20年後ですから、中では10年後までの想定人口示されておりますが、これが6,500人となってます。しかしよく見ますとこれは統計結果に500人を上乗せした努力目標数値であるというふうに、きちっと説明といいますか、そういう形の上での根拠だよということになっております。ですからこの総合計画もきちんと読まないと、そういう数字が先走りしてまだそのぐらいの感じかというふうにも捉えられる危険性もあるなと思いながら総合計画読んでましたけど、そういうことから考えると実際は10年後5,000人台もあり得るという形の数字でございます。そして先ほどからいろいろな方々がいろいろな案、いろいろな政策を提言して何とかそこの町の勢いというものをきちっと維持していかないとないという。その努力及びその理念は大変大事だと思うんですが、現実問題としては、この数字、こういう全国のこういう数字の実態の下に今、全国各地で町長は今回の動向を見ましても、先月あたりは半分近く道外、それから全国に出向いていろいろな情報を共有し、なおかつ認識してるので私が言うまでもないと思いますが、いよいよ自治体において行政のすべての分野でのコンパクト化、これを図らなければ町自体の存続は大変難しいですよという形の動きが各地でなされております。そこで私は町長にお聞きしますが、公、民が連携して町民が必要とするサービスを自立可能、継続可能な形で成り立たせることが地域存続の原点であり、そのため行政の多方面へのコンパクト化に速やかな取り組みが求められという指摘がされておりますし、私もそのとおりだと思います。大変これはある意味ではつらい選択なんですが、そういう形の行政のコンパクト化、すべての面について行わざるを得ない。このコンパクトシティーという研究会で出してる実践ガイドによっても、これはもう保健福祉から教育まですべての行政分野でのコンパクト化を今から考えていかないと、本当に町の存続にかかわるという指摘がなされ、各自治体のいろいろな例が上がっておりますが、それはともかくとして、この10年間の中でいかに早くその問題意識を共有して行動に移さなければならない、そういう町の実態だと思いますが、私は今までも病院の方でもいろいろなコンパクト化、統合を含めた形でそれもひとつのコンパクト化だと思ってますが、そういう必要性も訴えてございます。そういうのを含めて今40年後を多分いろいろな手立てを講じたとしても、相当にこの厳しい数字に近づきざるを得ない当町の町長としてどのように考え、またこのコンパクト化についてどのような考えをお持ちか、まずお伺いいたします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは真柄議員のコンパクトなまちづくりへの取り組みについてということのご質問にお答えします。合併時の3区の均等な発展及びサービス提供を基本とするという考え方についてですが、基本的には現在もその考えは変わっておりません。3区の均等な発展につきましては、せたな町の発展がそれぞれの区の発展にもつながりますので、産業の振興など、これまでどおり地域経済を支える基幹産業として引き続き支援を続けていきますし、地域事情にも配慮し可能な限り努力してまいりたいと考えております。また均等なサービス提供につきましても、当然のことながら3区どこで暮らしていても均等なサービスが提供できるよう、これまでと変わらない対応をし、いつまでも健康に暮らせる、誰もが便利さを実感できるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。次に行政の多方面へのコンパクト化への速やかな取り組みが求められるとされていることについては、元岩手県知事で総務大臣も歴任した増田寛也氏の著書、地方消滅の中の一文かと思いますが、せたな町においては、これまで第2次行政改革大綱の継続的な行政改革の推進、安定財政への改革、住民との情報共有及び協働体制の確立という3つの基本方針により、事務事業の見直し、組織、機構の見直し、定員管理と給与の適正化、財政運営の適正化、補助金等の整理、合理化などに取り組み行政コストの削減を図り、効率的な行財政運営に努めてまいりました。今後においても、交付税の一本算定などに対応するために、総合計画に基づき行政改革大綱などの計画を見直し、多様化する行政ニーズ、課題に対応可能な行政組織と費用対効果や優先性を踏まえた事務事業全般のより一層の見直しを引き続き行い、新たな広域連携の検討を行い、健全な財政運営に努め、さらなる行政執行の効率化により持続可能な自治体経営をめざし、限られた財源で大きな効果を生み出す行財政運営に努めてまいりたいと考えております。前段、後段のご質問いずれにいたしましても、時代の潮流と総合的な課題を踏まえた上で、町が目指す姿を示した町の総合計画に基づき、現状と課題を整理、見直しをしながら人口規模に合った、身の丈にあった行政運営を行っていきたいと考えておりますことで、ご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 8番 真柄克紀
今の町長の答弁、今までもずっと何度も聞いておりますし、この総合計画の中でもおっしゃるとおり、行財政改革を進め身の丈にあった形での行政サービスを進めていく。それはそのとおりだと私も思います。しかしながら何度もいろいろな形の中でお話させていただいておりますけど、例えばこの10年の中であれば、一つは、いろいろな観光資源としての宿泊施設の問題、またある面では近々の雅荘の問題と、この10数年の運営の中で、やはり今もうこの町の情勢からいって対応できないでいろいろと残念ながら、そのサービスを停止せざるを得ないような形がもう表れてきてるわけです。これは町長は、例えば雅の例にしてもそれは恵福会の問題で町の問題ではないという言い方をするかどうかわかりませんけれど、私は行政全体のいろいろな行政コスト、それはもう限界に来てるんじゃないか、今の町の身の丈にあったといった。そういうことからいったら、で当町だけでなくてほかの町でもそういう現象が現れるということでコンパクトなまちづくりに対して真剣に取り組むという動きが出てきてるわけです。私は今町長の言ったその言葉より、もう一歩進んで具体的にそういう取り組みをする気があるかどうかということで私はお聞きしてございます。この第2次せたな町総合計画を見ますと、この目標数値、10年後、本当にこういう数値、前に基金の話でもさせていだきましたけど、これをある程度信じながらで、今このままの形の中で、今の政策の中で本当に町が生き残れるのか。その辺については、私は町長としても今まで以上の危機管理の中で、これに真剣に取り組む時期が来てるんじゃないかと感じていただきたくて、私は質問してございます。先ほど1回目の質問では今まで答弁と同じように総括的に健全経営のための話がありましたけど、これは毎年の予算執行方針に書かれてることと同じ内容でございます。ただ私は今一歩進んで、このコンパクトなまちづくりということをきちんと考える時期だけでなくて、そういう一つのシステム等を作って真剣に取り組まなければ、10年後どうあれいろいろな知恵を出すというものを、このきちんと示された数字とはそんなに違うものではないと思うし、やっぱり子供さんを育てていく若年女性が本当にこれだけ減っていくと町の存続にかかわる問題ですので、そのコンパクト化と行政改革について、再度、町長の考えをお伺いいたします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。合併後14年が経過しておりますが、私としてはこれまで真剣にそうした行政コストの削減等に取り組んでまいりました。その成果としてご承知のとおり起債残高の削減、あるいは基金の積み増し、さらにはさまざまな福祉から教育、産業振興に至るまでの政策の充実をしてきたところでございます。これからも当然、人口規模に合ったそうした行財政運営のあり方について、真剣に議論をしながら取り組んでまいりたいと考えているところであります。その一つとして先ほど議員もおっしゃいましたように第2次町の総合計画でありますが、これは人口6,500人を頭に置きながら、さまざまな計画を練り上げたところでございます。いずれにいたしましても、人口規模、あるいは財政規模に見合った、そうした町の組織のあり方、サービス等につきましてこれからも真剣に考えて実行していかなければならないと考えておりますことで、ご理解いただきたいと思います。
議員の質問 8番 真柄克紀
町長は町政運営に大変自身があるということなのか、このコンパクト化という言葉に対しては、2回質問しても一度も触れてくださいません。そんな必要がない今のままでいいと言うのであればそれはそれで構わないですが、私は先ほど言うように今の展開施策ダメなんて一言も言ってないです。今、続けていっても相当厳しい状態に陥るんじゃないかということから考え、じゃ町長さっき言ったけど10年後の6,500人という希望的数字を、それを基礎にしてやるとなったら、その時点でもうずれてくる可能性ってあるんです。それより現実の中でこの10年後をどのぐらいの形のまちづくりをしていくかということは、またいろいろ案はあるのでしょうけれども、そういう中でできることであれば各地の自治体で早急にできてきております。自治体シンクタンクという考え方です。これは今のこのコンパクトな行政運営のためには、今の組織、当然今の役場組織は大事だけれども、その中にきちんと自治体設置シンクタンク、これ常設型、あるいは会議型いろいろありますけど、そういうものをもうおいて特化したそういうまちづくりに、生き延びるためのまちづくりのための研究機関をきちんと持たなければ、今言うその総合的、横断的な形の行政の指針、目標というのがなかなか調査の中でも議論する場がない。そういうことからコンパクト化とかコンパクトシティーの研究というのは、そういうとこから厚生省もどこも単独の構成、行政だけじゃなくてそこには当然、教育行政も含めて横断的に役場の中でも考えていくべき、それによって生き延びていく方向というのは見つけれるんじゃないですかという提言なんです。私も先ほどから言ってるように若いお母さん方の人口が、どちらにしてもこのような形で10年、20年の形で変化していくときに、やはり今から期待する政策予算をきちんと確保するためにも、この行政コストそれから行政組織含めた中でのコンパクト化、これは町長が先頭になって職員と一緒に、また町のいろいろな団体とも協議しながら、先ほども言いましたけど自治体シンクタンク、言い方はいろいろありますけども、やはりそういう形の中で一つの自治体を、これは一つの自治体と密接に係わりを持つ非営利を目的としたシンクタンク、これはだから役場の中にも置けるわけです。そうして一つの自治体と密接な関係を持つ政策研究機関、一つの研究に特化することではなく幅広く政策研究を行う基幹、こういうものがこういう過疎の自治体では必要でしょうということで、このコンパクト化に向けた各政府機関の動き、これはまだ通達までは来ません。なぜかというと人、物づくり地方創生の中で各自治体の自主性は重んじなければならない。当然そこの中にいろいろな自治体の差が出てくるわけです。先ほどの例がそれは違うといいますけど、現実問題して当町の近郊の町の中でも減少率であれだけの差が出てきている。そういうことをきちんと認識していった場合に、今日、同志がいろいろと話した政策の展開のためにもきちんとした原資、それから基礎的な財源、なおかつその効率的な行政運営をするためにはどうしたって、この行政のコンパクト化を避けて通れない。私はそう思います。それについて町長の再度、話したくなかったらいいですよ。でも1回ぐらいコンパクト化についてどう思うかどうか、やっぱりお話していただきたいし、なおかつそういうのが必要だとなれば、それに対してきちんとした形で組織化した中で、そういう研究機関を設けるという気があるか。改めて3回目の質問としてお伺いしますし、そうしなければ私は町長の言う3区の平等の発展、発展って言葉ではないですよ、維持ですよ。それから本当のサービスを均等にいつまでも提供していけるのか。するとしたら、じゃあどんな方法があるんですか。併せて私はお伺いしておきたいと思います。いずれにしてもコンパクト化という言葉が嫌であればほかでも結構ですけど、行政のきちんとしたその簡素化、効率化それとそれを研究するための基礎、研究組織、それから3区の公平な発展、均等なサービスができるというんであればこの10年後、20年後にどんな方法を基礎に考えているのか、その3点について最後にお聞かせください。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。今コンパクト化についてのご質問と伺いました。先ほども申し上げましたように合併して14年、これまで行政コストの削減に徹底して努めてまいりました。これはすなわちコンパクト化にほかなりません。コンパクト化を進めてきたことが現状のこうした起債の残高の削減や、基金の積み増しというふうになっておりますし、また行政サービスにつきましても一段と向上を図ることができたということは、議員もご理解いただけるものと思います。今後、当然人口減少というものが進んでまいります。そうすると当然のことながら交付税も削減され、財政的には厳しいものが出てくるということが予想されます。そういうことを受けて今回の第2次の総合計画では、人口6,500人を想定して今、進めていかなければならないと考えています。当然その中にはこのコンパクト化に向けた取り組みもございますが、我々としては今の町民の皆さんが、十分行政サービスを受けられるということが前提でありますし、また次世代の若い人方に負担を残さないということもこれはしっかりと頭に置いて、行財政運営を進めていかなければならないと。そのためにはどうするかということになりますと、これは議員おっしゃるとおり、そう私と議員の考え方の中に違いはあるものではございません。当然、我々としても将来のあるべき姿をどういう形にするのかということにつきましては、議員おっしゃいました自治体シンクタンクのような、そうした機関の設置が必要でないかというお話もございましたが、そうしたことも含めて、しっかりと勉強していかなければならないと考えているところでございます。いずれにしましても、この人口推計のとおり人口が減少することのないように、さまざまな手立てをしながらこの人口減少に一定の歯止めをかける。これは我々の責務であると考えておりますので、その都度、議員の皆さん方とも十分相談をさせていただきながら、しっかりとこの務めを果たしてまいりたい、責任を果たしてまいりたいと考えておりますことで、ご理解をいただきたいと思います。