みんなの議会

木古内町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日

観光振興の環境整備について

聞いた人
鈴木慎也 議員
答えた人
教育長 野村広章、町長 大森伊佐緒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 鈴木慎也

2番、観光振興の環境整備についてです。我が町では、幸連5遺跡出土品の歴史的遺産の発見や咸臨丸調査等、新幹線・高規格道路に続き、この好機を盛り上げていくために様々な環境を整える必要があると考え、次の3点について教育長の見解を伺います。①幸連5遺跡の出土品は、調査が完了し、将来的に我が町に返還されるため、貴重な出土品の受け入れ態勢の環境整備(例えば、資料館の人員の見直し・セキュリティ対策・温度・湿度管理も含めたディスプレイ方法)。②住民との結びつきを大切に考え、住民に知らせる努力や地元住民が盛り上がる方向へ進むために幸連遺跡・札苅遺跡・サラキ岬への看板設置などの検討や住民参加型のイベントの実施。③幸連5遺跡や咸臨丸を活かした様々な観光振興のための、専門窓口の設置、データ等の調査管理や行政・有識者・観光協会と連携した特別チームの発足について、伺います。

町の答え 教育長 野村広章(教育長は2022年3月まで)

8番、鈴木慎也議員のお尋ねにお答えいたします。お尋ねの出土品の受け入れ態勢についてでございますが、まず人員については現状の体制を維持する中で、来場者への接遇の向上や新しい知識の習得など職員の研修の充実に努めてまいりたいと思っています。また、今後返却される出土品の内容は明らかではありませんが、出土品の適正な保管管理や展示方法の工夫などに努めてまいりたいと思います。さらには、貴重な文化財の徹底した管理を図るため、24時間体制のセキュリティ対策を講ずるよう、今後検討してまいりたいと考えております。二つ目のお尋ねの周知活動や住民参加についてでございますけれども、歴史遺産を活用した観光振興の環境整備につきましては、幸連5遺跡からの出土品及び咸臨丸の錨調査の状況を踏まえた上で、ご提案のあったことを含め、住民機運醸成について、取り組みを検討してまいりたいと思います。町の文化財の価値に関わり、住民の皆さんに理解を深めていただくためには、様々な方法で周知することが大切であると考えます。このため、町教育委員会といたしましてはこれまでと同様に、きこないゼミナールの開催や発掘現場見学会、郷土資料館における資料展示の充実はもとより、広報活動や土器づくりなどの体験学習活動の充実に努めてまいりたいと思います。また、町観光担当課や観光協会との連携を図り、看板設置を含め効果的な周知方法を検討してまいりたいと考えております。

議員の質問 8番 鈴木慎也

ちょうど一般質問の締め切りの時のタイミングで、文化庁から報道発表がありまして、いわゆる文化財の確実な継承に向けたこれからの時代にふさわしい保存と活用のあり方についてという第一次答申が出されました。こちらは何かと簡単に言うと、いままでに地域活性化に使いづらかった、若しくは可能性があったけれども、なかなか出る機会がなかった文化財を上手く活用するために、首長も権限を持ってみてはどうですかという答申だったり、あと人口減少が進む中で我が町だけではなくて、日本全国で貴重な文化財が人口減少によって管理がきちんとされなくて、例えば災害だったりだとかどうもいままでのやり方では、きちんと守っていけなくなってきているぞと。たぶんそういうのを主に私は、その答申によって知らせたいのだろうなというのはそのように理解したのですけれども。これを考えると今後、文化財については教育長はもちろんなのですけれども、今後おそらく国の動きとして、各自治体の首長のほうにある程度の権限も移るのではないのかなと思っています。それで、これは例えば一つ町づくりの中で施策の中で、私の町長時代、木古内町として文化財がこうだとそういうもし思いがあるのであれば、私はちょっとやはり先ほどの新井田議員の一般質問の答弁も今回の野村教育長のご答弁もそうなのですが、確かに綺麗に話をまとめていただいて、納得いくような答弁かなと思うのですけれども、やはり町のちょっとした未来へのこれがきっかけになるのじゃないかとか、そういう強い意気込みの部分で、やはり町長の気持ちが私はお聞きしたいなと思っている部分はあります。町長、その辺りいかがでしょうか。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

まず、二つに分けて考えなければならないと思いますが、この幸連の5遺跡、この場所と出土してきた石、これは全く別ものだというふうにまず整理しなければならないと思います。幸連の5遺跡につきましては、これから高規格自動車道の下に位置していますので、埋め戻しをしてそこは道路が走ります。したがいまして、翌年以降になりまして、その隣を遺跡調査を行うということでございますので、新たなそれに変わるものができて、はじめてそれが先ほどもお尋ねにあったのですが、世界遺産とかこういったところに順次、進むことになるのかどうか、この辺は全く予想がつかない。ただ、近くに道路があるとかこういった支障物件、遺跡としての支障物件があると非常に難しいというこういうふうな理解もしなければならないと。ということでまず、遺跡群が一つ、それから石のほうは現在調査のために、3年間はまず戻ってこないでしょう。3年後に戻ってくると思いますので、それまでどのような形で石を活用していくか、保管はどうするのか、こういったのは文化庁あるいは道教委北海道、あとは関係機関等々と十分協議をしなければならない。確かに権限は行政の町に移るのかもしれませんけれども、どっちの権限があっても財源は一つでございますので、やはりこれは国・道からの支援をいただかないと立派な施設を建てて保管しておくということは難しいでしょうし、万が一それが非常に貴重なものだとなった場合には、これは町だけで保管するのかあるいは文化庁を含めた協同作業になるのか、この辺もいまの段階では予想が付かないものですから、ここで意気込みと言われましてもそれが良いものであれば、やはりそれに向かっていくという答えになりますけれども、現段階では全くわからないという状況でございますので、その場面になりましたらまた意気込みをお話したいと思っております。

議員の質問 8番 鈴木慎也

まず確認なのですけれども、今回の私の一般質問は、世界遺産登録になるための取り組みと一般質問した新井田議員とはまた別もので、その言葉は私一つも載せておりません。それまでの我が町でできることを環境整備を進めてはいかがでしょうかという質問でございました。例えばなのですけれども、3年後におそらく戻ってくるであろう出土品につきましては、まだ3年間ありますのでいろんな検討・時間もあるかと思うのですが、これで何らかの遺産になってもならなくても、例えば勝手にカウントダウンと我が町好きですよね。いままで新幹線の時も確か高規格道路の時もキーコを活用して、カウントダウンされてきました。そういった部分では、もしかしたら3年後に戻ってくる見込みがない流れになるのかもしれないけれども、でも我が町としてはそういう思いで出土品を思って受け入れるのだと。そういう意思表示にもなるかと思うので、もちろんディスプレイの温度・湿度管理も重要ですけれども、その辺りの住民のかたとのイベント含めた交流を3年間かけて検討していただければと思います。あと1点お願いをしたいと思ったのが、やはり先ほど私が説明させていただいた人口減少が文化財の管理にも大変困難になってきているという大きな理由の中で、そうすると子ども達のいわゆる教育の場、若しくは地元の子ども達にしか勉強できない、地元だけの文化遺産の勉強をする環境です。そういったものをもちろん先ほど野村教育長おっしゃっていましたが、これだけ新聞にも取り上げられてましたので、縄文遺跡と子ども達との関係性だったり、いかりん館の社会科見学だったりですとか、例えばですけれども昔は確かあれですか。土器作りとかは経験、やったことあると聞いたのですけれども、ちょっとその辺りの確認をいいですか。

町の答え 教育長 野村広章(教育長は2022年3月まで)

いま、子ども達に関わる学習機会の提供についての確認ということでよろしいのでしょうか。子ども達につきましては、社会教育の部面では縄文体験教室で、例えば火おこし体験とか、それからいま言われました土器作り、それから勾玉作りをやっていました。それから、発掘現場の体験学習。学校教育におきましては、3年生・4年生の副読本というのがありまして、ふるさと学習をするという教科書に準じた副読本があるのです。そこの中にも縄文遺跡、縄文の暮らしというようなのが載っていますし、そういうのに則って地域の見学活動をしているところでございます。現状としては、以上でございます。

議員の質問 8番 鈴木慎也

野村教育長、最後に確認なのですけれども、こちら3番の先ほど特別チームの発足について、私のほうで理解しづらかったので、すみません。いま一度、ご答弁のほうをお願いしたいのですけれども。

町の答え 教育長 野村広章(教育長は2022年3月まで)

歴史遺産の窓口の設置ということでございますね。これについては、幸連5遺跡からの出土品あるいは咸臨丸の錨の調査、これからの調査の進捗状況、あるいはその結果希少性。学会における位置付けなどを踏まえた上で、担当部署を精査するとともに、関係する組織や関係者との連携を図り、活用について検討してまいりたいというような答弁でございます。

議員の質問 8番 鈴木慎也

わかりました。ありがとうございます。あと確か、咸臨丸もあと数年間で150周年とか何とかそういう話を観光協会のかたからも聞きましたので、今後、窓口ができれば連携して新設して、調査のチームを作っていただければなと思っております。以上で、一般質問を終わります。

出典:木古内町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる