せたな町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月8日
せたな町特産品のせたなブランドの確立を
- 聞いた人
- 大野一男 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 大野一男
議長より発言の許可をいただきましたので、町長に一問質問させていただきます。せたな町特産品のせたなブランドの確立を。長磯の漁協青年部は、150グラム以上の大型アワビを「蝦夷鮑華・えぞほうか」と名付け、ブランド化する取り組みを始めております。ブランド名は青年部員自らが、「蝦夷鮑華」と決め、ひやま漁協として商標登録をしております。北海道の補助を活用し、ポスターや発泡容器に貼るステッカーも作成し、タグ付きで発売し差別化を図っていきたいとしております。道南発祥のブランド米・「ふっくりんこ」が、日本穀物検定協会の平成28年度産米の食味ランキングで最高評価の「特A」を獲得しました。「ななつぼし」「ゆめぴりか」も「特A」に選ばれております。新函館農協若松基幹支店は、「ふっくりんこ」は産地間競争が激しく、差別化を図るため、本年度この「道南発祥のブランド米・ふっくりんこ」のプレミアム米の栽培に乗り出すとし、低いほど食味が良いとされるたんぱく質含有率を6.8%以下に抑制を図り「プレミアムふっくりんこ」として生産するとした、独自基準での栽培を稲作農家に呼びかけ10戸ほどが応じたということであります。同支店は「収穫は約6%程下がるが、販売価格は20%程高くなる」と見込んでおります。生産者らは、ブランド力向上や販路拡大に期待し、全国ブランド米としての成長に期待を込めています。本年2月、北渡島檜山4町地域連携推進協議会は地元の農水産物を売り込もうと初めてシンガポールを訪れ、試食会や商談会を行っております。また昨年11月、檜山管内7町が、東京都大田区で「OTAふれあいフェスティバル」に初出店し、7町の特産品約20種類の販売や無料配布を行い、首都圏の消費者にPRをしてきております。今日各地域で、地域の農産物、海産物、加工品などの特産品に付加価値を付けブランド化を図り、その特産品の認知度を高め様々な機会を捉えて販路拡大につなげていこうとする動きが顕著であります。当町においても、ブランド化の事例にも見られますように積極的に取り組んでいくことが求められていると考えます。今後、生産者、町、産業団体等が一体となって、こうした特産品の資源活用を図り、ブランド化の発掘・開発・提言等の地域ブランド戦略を加速させ、その取り組みを具現化し、地域活性化・まちおこしにつなげていくことが期待されていると考えます。町長の所見をお伺いします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは、大野議員の質問にお答えをいたします。国内では、農産物や海産物などの加工品の特産品に付加価値を付けてブランド化を図り、その認知度を高め、様々な機会を捉えて販路の拡大を図ろうとする動きが各地で展開されていることは、議員ご質問のとおりであります。特産品のブランド化については、特産品の開発そのものがクローズアップされる傾向にありがちですが、重要なのは、その特産品が「売れる」ということであり、特産品の開発段階からそれを売るためのマーケティングの戦略や戦術が重要なポイントとなって参ります。そのためには、高品質であるということに加え、生産量の安定的な確保が求められてきます。せたな町においても、農業・漁協などの産業団体や生産者が行う、せたな町の食資源を活用した特産品の開発や磨き上げ、更には販路開拓への取組に対し、町としましても積極的に関わって参りたいと考えております。加えて、ふるさと納税の返礼品についても、新たな商品開発に向けた取組を展開していきたいと考えているところであります。そのため、4月から、地域おこし協力隊1名を採用し、アドバイザー的な活動を行っております。売る側と買う側の間に立ち、つなぎ役としての立場で、行政が出来うることを取り組んでいきたいと考えております。なお、昨年度と同様に、北渡島檜山4町地域連携推進協議会が計画しているシンガポールでの地元の農水産物特産品の売り込みや、檜山管内 7 町の特産品PRや、販売を目的として、東京都大田区で開催される「OTAふれあいフェスィバル」への出店も予定しております。さらには、販路の新規開拓のため、現在札幌のバイヤーからの注文を受け、「せたな産メロン」を北檜山町農業協同組合あるいは若松地区のメロン農家と連携し、また「潮トマト」を新函館農業協同組合若松基幹支店と連携し、マレーシアに輸出できないかその可能性を検討しているところであります。議員のご質問にもありました、ブランドあわび「蝦夷鮑華」や「道南発祥のブランド米、ふっくりんこ」などの地元特産品についても、関係者と連携し、積極的に販路の開拓に取り組み、地域活性化につなげてまいりたいという風に考えているところであります。
議員の質問 10番 大野一男
町長から答弁をいただきました。今地域おこし協力隊の職員が、ブランド力特産品の開発に尽力をされて、活発に動いているという事例も紹介をいただきました。こうした町の支援というものは、やはりこういう特産品の発掘や、開発、そして提言等になくてはならないことでありますので、そういうマンパワーの活用というのもぜひ、しっかりと今後も続けていただきたいというふうに思います。今、ふるさと納税のお話もありましたが、ふるさと納税返礼品として大体3割から4割ほど1万円規模でいいますと、3,000円から4,000円程の返礼品としての特産品の市場が今出来ていると。去年は約2億程のふるさと納税があって、単純に掛け算をしますと、約6,000万から8,000万程の市場がここに出来ているということでありまして、ふるさと納税そのものの物議はいろいろありますが、市場から見ますと大変私たちの町の特産品を売り込むあるいはPRする大変大きなきっかけになるということになりますので、ぜひその辺もしっかりと、新しい商品も開発していくんだということでありますので、ぜひそういったタイアップした形での、お願いをしていきたいと思います。それから町の特産品について今、町長からもルールの紹介がありましたが、海産物でいいますとナマコが今、非常に注目を浴びています。これは海のダイヤというふうにいわれる程、非常に市場の取引額が高価であるということであります。まして、中国に輸出されるという事例も多いということですので、海外に向けてこうしたものを売り込むという仕組みというものも町として、ぜひ、しっかりと関係機関とタイアップしながら進めていただきたい。アワビは生で出しているようですけども、干しナマコという形で出したり、先程の「蝦夷鮑華」は特化したものですが、蝦夷アワビも干しアワビで昔は流通したという記録もあります。これは中華の食材・具材として非常に珍味・高価で取引されてますので、そういった加工品への働きかけというのもぜひ、展開をお願いしたいというふうに思います。それから、「ふっくりんこ」のお話もありましたが、「ふっくりんこ」は大変期待をされている産物ですが、この間、新聞でちょっと拝見したら、エアーDOがですね、この「ふっくりんこ」を使ってですねこれはすみません、「ふっくりんこ」ではなくて、同じブランド米のゆめぴりかを使って、エアーDOでモーニングサービスに使いたいというこういった動きもあるようですので、ぜひそういった所への売り込みというものも、このブランド化を合わせてお願いをしたいというふうに思います。今町長、あの市場を作っていくことが大事だと、売上げを作っていくことが大事だとお話をされていますが、今物流が非常に進化をし発達をしています。一つは物流の中で、この情報が非常に昔と違って発達していると、いわゆるインターネットの普及等による情報の進展・情報広報PRの進歩、それから宅配便の普及による物流の変化、これによってですね、日本全国に配送が可能になっています。しかも冷凍や冷蔵でも個別で配送出来ると、こういうものそれから決済の仕方ですが、いわゆるカード決済とか、振り込みが非常に簡易になっていますので、代金決済も随分進歩したなということで、こういう流通革命、物流の様々な革命・進化を捉え、生産者と消費者をダイレクトに結んで、市場を作るということが今、非常に活発です。ですから、私たちの町も、先程のふるさと納税ではありませんけれども、ぜひ、町のホームページに特産品やブランド化の紹介をするコーナーを作って、タイムリーに消費者がその画面を見た時にせたなではこういうものがあると、販売ルートはこういうのがあるなということを、ぜひ全国そして全世界に発信するそういう仕組みも作っていただきたいというふうに思います。最後に、町が取り組んでいるブランドの取り組みの一例として、先般奥尻町のことが載っていました。奥尻町では、このワインを海中にいれて、そしてなんて言うんですか新しい試みで熟成を海中で待つと、こういう試みをすることによって特異なワインの位置付けをして市場を作っていこうと、いわゆる奥尻ワインのブランド化を図って、新しいマーケティングの市場を作っていきたいと、こういう試みをしているという記事が載っていました。この事業をリードしているのが、まさしく町であります。財源なんかも、町の一般財源そういうものを活用して、そういった取組をしているという事例が載っておりました。それともう一つ大事なのは、いわゆる産官学で様々な取り組みをするということが大事なので、この奥尻のワインの場合でも、道立工業技術センターのご協力や、北大の水産課の先生によって、海の中でワインを沈めた時に、海虫が入らないかといったようなことについても、そういう先生の色々なお話をお聞きしてですね、開発を務めているとこういったように、やはり産官学で、こういう資源開発をしていくということも、大変大事であってその中心にあるのは、もちろん産業団体であり、それから生産者ですけれども、そこをつないで、しっかりとせたな町全体として、さまざまな産物をブランド化していく、そのリーダー役をしていくのが町の一つの仕事であろうと思いますので、ぜひそういう視点で今後も取り組んでいただければというふうに思います。先程町長から、潮トマトのお話もありました。試験栽培で始めたようでありますが、これも海洋深層水を使って行うという仕組みで、非常に注目を浴びているということで将来の特化した商品、そしてせたなを代表するブランド化商品として、ぜひそういうことも育てていってほしい。それから、スナップエンドウも新聞で見ました。新しく作物として取り組んでいくんだと。こういうことも、始まっています。そうなりますと、町としても単に、まちづくり推進課だけではなくて、農務課あるいは水産課、そして経済の話でいきますと、まちづくり推進課等とも、それぞれこういう一つの大きな目標に向かって、各課で横断的に連携を取りながら、事業を進めていくことも大変大事なのではないかというふうに思いますので、ぜひその辺は町長のリーダーシップの基にしっかりとした事業推進を図っていただきたい。そのように思います。町長の答弁を求めます。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
まず、何点か新たな質問がございましたので整理させていただきたいというふうに思います。まず、ふるさと納税の関係ですが、これは議員がおっしゃいましたように、大きな町にとって市場といいますか、そういった状況になっております。これらについて、さらにこの拡大を図るため、魅力ある特産品の品ぞろえを急いでいかなければならないというふうに思っておりますので、この辺はしっかり今やらせていただきたいというふうに思います。またナマコにつきましては、現在のところ原料での出荷がこれが全てでございますので、これらについてひやま漁協が、当然中心とならなければならない訳でありますが、その加工について、どういった形で考えているのかということにつきましても、これはあとで、しっかりお聞きをいたしまして出来ることであればそういった加工への道というのも、模索してほしいなというふうに思っております。ふっくりんこのブランド米につきましては、今進めて始まったばかりということでございますので、若松基幹支店の取り組みを注視をしてまいりたいというふうに思いますが、町として手伝うことが支援することがあれば、積極的に応援をして参りたいというふうに思っているところでございます。流通業界大変進歩しておりまして、これらの発展によって、こういった地域でも全国を市場として考えられるという状況になってきております。そういったことで、全国にこのしっかりと発信出来るように、PRについてもこの仕組み作りですね、これを考えてまいりたいと、ただ町のホームページでどれだけこのPRが出来るかということにつきましては、これは当然限界もあるというふうに思っております。したがいまして、農協や漁協あるいは生産者のホームページに、速やかにリンク出来るように、そういったこともこれから考えていかなければならないと。積極的にそういった各団体や生産者にありましても、そういったPRを進めていただけるように、我々としても指導してまいりたいというふうに考えております。また、産官学の取り組みにつきましては、現在7町連携事業の中で、青山学院大学と連携して、今金・せたなが先行して、檜山ブランドを確立するための取り組みを行っているところでございます。やはり産の目、官の目、学の目と、それぞれの立場によっての見方というものは変わってきますので、そういったそれぞれの長所を生かして、しっかりと良い特産品を作っていくと。魅力ある特産品を作っていくという努力を、これからも続けてまいりたいというふうに思っております。参考までにPR関係でありますが、今年度につきましては、ホテルポールスター札幌での物産展への参加、これ2回を予定をしておりますし、南北海道東北北食旅フェスタへの参加。これ仙台でございます。それから、ワタミとの連携事業。これは今年も東京の増上寺で行うこれに参加すると。それから、せたな・今金2町の連携PR事業として、これも仙台で開催をするというような予定となっております。この他にもですね、団体や生産者を中心にそれぞれオータムフェスタ等のイベントへの参加など、今積極的にされている状況にありまして、我々としてもそういったイベントの紹介あるいは、参加出来る生産者団体については積極的に参加していただけいるようにと、そういった指導も合わせて行ってまいりまして、せたな町には良い食材、産品が沢山ありますので、それらをさらに磨きをかけて町のPRそれから産業の振興に結びつけていきたいものだなと考えておりますことで、ご理解をいただきたいと思います。