知内町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月25日
地域の観光資源によるまちおこしについて
- 聞いた人
- 山田顯 議員
- 答えた人
- 町長 大野幸孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 山田顯
3番議員、山田顯。『地域の観光資源によるまちおこしについて』ここ数年前から「地域おこし協力隊」の取組が活発化しており、各地域で活躍しておりますが、協力隊の手を借りるまでもなく、我が町は観光資源があります。小谷石地区の「イカリカイ」をバックにした地平線から昇る朝日の得も言われぬ光景こそ、知内町の観光戦略のセールスポイントと思います。通称「ベコミチ」と言われる高台に展望台を設置することによって、「イカリカイ」・「矢越岬」・「函館山」、更には、向かいの「竜飛岬」・「津軽連峰」等の峰々を一望することが出来ます。静岡県西伊豆町では、「夕日日本一宣言」を掲げ、町民の意識も変わったとされておりますので、我が町でも、「朝日日本一宣言」を掲げ、小谷石地区をPRするとともに、地場の食材を使った特産品開発の公募を行うことによって、町民の意識も高まると思いますが、町長の所見をお伺いします。また、北海道新幹線開業を目前にして、現在、まちづくり交流拠点施設整備の検討がなされており、町民との意見交換も行うこととしておりますが、町としてどのような提案を考えているのか、2点についてお伺いします。
町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)
地域の観光資源によるまちおこしについてということで、今、議員の方から小谷石地区の思い、そして、熱い考え方について聞かせていただきました。前回も私は話をさせていだいておりますけれども、当町には、今、ご指摘のとおり、恵まれた自然、そして、歴史、そして、安全・安心な農水産物、そして、スポーツ施設等、他の町に劣らぬ豊かな資源を有しており、これらの資源を活用して、食をテーマにしたイベント開催、そして、スポーツ交流・大会、一次産業を中心とした体験観光の推進、そして、交流のまちづくりに取り組んできたところでありまして、今後も海・山・川など、各種資源の発掘や整備を進めながら、二地域住居や定住促進も含めた中で、地域振興を図ってまいりたいというふうな考え方をさせていただきました。このことについては何回もお話をさせていただいておりますので、ご理解をしていただいていると思っております。更には、北海道新幹線の開業を見据えて、広域的な取り組みも重要であり、その連携を図るとともにスポーツ、地域間交流の推進に向けた新たな施設整備や交流拠点となるまちづくり交流拠点施設整備の検討も今、進めておりまして、交流人口の増加に向けた対策を積極的に今、進めていきたいという考え方をしております。そこで、ご指摘いただきました小谷石地域の振興対策であります。行政執行方針にも掲げさせていただいておりますように、今、役場庁舎内に各課横断的な検討会を設置しております。今、副町長を先頭にしまして、いろいろと今、検討を進めておりまして、観光のみならず、総合的な小谷石振興対策を検討しているところであります。他の地域の先駆的な取り組みとなるように現在、進めているところでありまして、もう既に小谷石町内会に入らせていただいて、町民の皆様方、役員の皆様方と懇談会も今、実施をさせていただいております。それと、アンケート調査、地元、小谷石町内会の皆様方が、小谷石振興に関して、どんな考え方を持っておられるのか、そのアンケート調査も既に実施をしたところであります。そんなことから、そのアンケート調査を1つの今、資料として、今後、我々が今、考えている小谷石振興の方向性、そして、地域の皆様方が今、生活をしている方々の地元の将来的な振興のための考え方、これを今、総合的に検証させていただいて、方向付けをしようと思っているところであります。それで、今、議員が言われていましたように、展望台の設置、それから、いろいろと今、話がありましたけれども、私は今、観光資源だけではなくて、いろいろと素材がある、そういうことも認識をしておりますので、繰り返しになりますけれども、総合的に今、小谷石振興をどう進めていけばいいのかということで、検討最中であります。これはある程度、方向が決まった時点で、また議員の皆様方にご報告を申し上げたいと思っておりますので、その点について、ご理解をしていただければと思っております。それから、もう一つ、地域食材を活用した加工品では、農産物・水産物の製造販売がされております。例を挙げますと、ホヤ・ホッケ・漬物・べこもち・トマトジュースなどが今、一生懸命、生産者の皆様方が加工しているところでありまして、最近でありますけれども、民間事業者において、新たに町のお土産となるような、お菓子類も開発されていまして、大変好評であるということも聞いております。今後も加工品、開発等の相談に対しては、私は積極的に制度活用等の支援を進めてまいりたい。そして、町で独自な支援もできるものであれば、積極的に進めたいという考え方をさせていただいておりますので、その点についても、ご理解をしていただければと思います。いずれにしましても、小谷石振興、今、高齢化が進んで、大変、高齢化の人口が多いところが、一番、小谷石であります。ただ、将来的には、各地域も今の小谷石の状況に近づくということも想定した中で、モデル地区として、今、小谷石を選定して、今、進めさせていただいておりますので、議員の今、ご指摘いただいたものも含めた中で、総合的な振興策を今、検討しているということで、ご理解をいただければと思います。それから、2点目のまちづくり交流拠点施設整備の考え方であります。町として、どのような提案を考えているかというご質問であります。先般、議会の皆様方にもご説明をさせていただきました。コンサルからの説明とそれから、町が概要版として作成をさせていただいて、説明をさせていただいているところであります。私は基本構想の概要版、これは議員の皆様方にも説明をさせていただいておりますけれども、その概要版を使って、今、各団体等で説明会を開催させていただいております。一番最初に説明をさせていただいたのが、ふるさとづくり検討委員会の委員の皆様方であります。中間報告と構想概要版での説明を終わらせていただきました。それから、先般、女性団体連絡協議会から町長との懇談をしたいということの申入れがありましたので、その席でも時間は短かったんですけれども、構想、これも概要版で説明をさせていただいているところであります。それから、商工会の役員の皆様方とも、もう既に懇談をさせていただいているところであります。それで、これからでありますけれども、今、農業・漁業関係者、JA農協の生産団体、それから、生産団体の青年部の皆様方、この方々とも是非、懇談をしたいということで、考えさせていただいておりまして、今、担当の方で日程調整をしているところでありますので、近々にそういう団体の皆様方に来ていただいて、出席していただいて、私なりの考え方を説明したいというふうに考えておりますので、ご理解をしていただければと思います。それと、もう一つは、昨年からまちづくり懇談会ということで、13町内会の皆様方にうちの方から出向いて、私なりのまちづくりの考え方、説明をさせていただいておりますけれども、その時点でも、今の交流拠点、説明をさせていただければと思っています。それで、私なりの考え方なんですけれども、議員ももうご承知のとおり、施設の方向性ということで、1から5まで、方向性を示させていただいております。その1つが、国道228号の通過客、要するに松前までの観光客、今、実績として、50万人あるんです。だから、今、2015年に新幹線が開業しますけれども、函館まで来た観光客の皆様方をなかなかやっぱり知内まで連れてこられなかったら、私はなかなか無理なんだろうと。ただ、無理であろうとしても何とかそれは実現したいという思いがあるんです。それで、取っかかりとしては、今、松前までの50万人の観光客、それから、江差町の30万人の観光客、この人方を通過型でいいんです。観光振興というのは、滞在型ということで泊まってもらえなければ財政効果がないということではなくて、来てもらった人に立ち寄っていただいて、そこで立ち寄ってもらうことによって、そこで特産品を買ってもらう。それから、レストランでうちの食、カキ・マコガレイ・ニラ、これは北海道一の産品でありますので、その食を提供しながら、拡大をしていって、そして、口コミでもいいです。何とかPRをさせていただいて、函館に来た観光客の皆様方に知内町に来ていただく、そんな形で、1つの目の方向としては、あくまでも、日帰り客をターゲットにした施設整備でありますということも言わせていただいています。それから、方向性の2つ目として、提供するサービスの内容について、説明をさせていただいています。先ほど言いました。夜ではありません。昼食をメインとした食材を提供できないかということです。函館から松前まで来る人、ちょうど中間点でありますので、知内町で昼食を食べてもらえる、そんなルートができればということが1つであります。それから、炙り焼きコーナー、2月のカキニラまつり、皆様方がご存じです。知内町のカキ、焼いて食べるというのがもう大人気であります。それから、5月のさくらまつりでもやっています。函館からのお客さんがすごい数です。カキを目当てに。私は何とかそういう知内町、中ノ川の生産者の皆様方が一生懸命やっているカキを私は知内ブランドとして、少しでも単価を上げた中で利用してもらえないかということでのカキの炙り焼きコーナーを設けさせてもらえると。それと、北島三郎さんが芸道50周年を迎えました。これは函館にも記念館があるんですけれども、やはり知内町がふるさとであります。ふるさと知内町として、何かそれを要するに町として担えないのかということも考えさせていただいているところであります。それと、今、先ほど言いました。カキ、それから、ニラ・マコガレイ、そして、ほうれん草、これも今、北海道ブランドとして、着々と実績を積み重ねてきておりますので、そういう食を1つの提供をさせていただければという考え方です。それと、方向性の第3として、建設する場所も説明させていただいております。4地点を今、一応、選考としております。1点目が旧知内小学校の跡地です。2点目が道の駅しりうちであります。3点目が文化交流センター、中ノ川です。4点目がこもれび温泉周辺ということで、4地点を一応、候補地としていろいろと今、評価をしておりますので、その辺についても、町民の皆様方の意見を聞いて、当然、それは私なりの考え方ではなくて、町民の皆様方の意見を聞いて、この場所がいいんだろうということが決まった時点で、そんな形でということで説明をさせていただいております。それから、4点目です。4点目が、然らばその施設は町がやるんだけれども、誰が運営するかということなんです。その辺も提案をさせていただいております。そんなことから、それと最終的に今、大体、事業費で5億5千万円という金額をお示ししておりますけれども、私は全て制度資金を使おうということで、純然たる町の負担というのは、大体2,800万円くらいということで想定しています。そうしますと、今、施設ができて、35万人の人がそこに立ち寄っていただけるのであれば、1億2千万円の新しい産業ができるということも話をさせていただいているところであります。そして、一番、私が言いたいのは、その施設を運営することによって、新規の就労者、25名を今、想定した中での費用を計算しております。正職員で7名、パートで18名ということで、25名の方がそこで新規に就労できるということであれば、これは検討する価値があるんだろうと、そんなことも町民の皆様方に説明をさせていただいております。ただ、いろいろとこれは建設までのハードルは高いと私は認識していますので、町民の皆様方、1人でも多くの皆様方の意見を聞いた中で、私の判断をさせていただければと思っています。以上です。
議員の質問 3番 山田顯
まず、拠点施設に対しては、いわゆる拠点構想、その他を見ていますから、大体、今までの経緯は分かるんですけれども、ただ、今、新幹線が間近に控えてですね、その拠点施設構想をいろいろなプロに設計してもらったりして作成したのは分かっていますけれども、何か非常にテンポが遅いような気がしています。もっと新幹線が今、あとわずかで来るというのにですね、何か遅すぎるような、そんな気がして、やはり私はこの拠点施設に対しては、諸手を挙げて賛成をしたい。だから、従来までのハコモノと違ってですね、生産を生む施設ですから、そして、それに雇用も繋がる、そういう施設ですから、私は従来のハコモノとは違うというふうに解釈しています。それと、また、今の小谷石のですね、総合的な観光だけでなしにですね、総合的な振興対策ということで、できればですね、そういったもっとあの自然をあるいは、道立自然公園をですね、そして、岩部・矢越間の道南の知床といわれる、あの地域をですね、やはり生かしていかなければと、私はむしろ、知内町の発展は、あの矢越から、こういうふうに解釈しています。従って、矢越の振興は是非、やってもらいたいです。特に今回のですね、矢越から朝日が昇る、その名刺に乗っかっている、町で以前に作った、イカリカイをバックにした矢越からの太陽のあれは、何か色がちょっとまずいなと。ちょっと赤みがあってですね、もっと明るい光景にして、バックにして、そして、太陽の上がってくるところを写して、実際には、もっともっときれいなんですから、だから、そういう考え方、そして、更に特産品のこの産品ですね、これ今の特産品開発、これもですね、素晴らしい企業が何軒かあります。三洋食品や秋元水産、あるいは、その他にもたくさんあります。その人たちにですね、みんな自分の商売が夢中なので、従来までは作っている産品を製造するのに一生懸命なんです。そこで、賞金、素晴らしい作品ができたらですね、賞金をやるというような、1つの構想もですね、そして、素晴らしい産品開発もすべきでないかなと。そんな考えを持っているものですから、その点、町長、お伺いします。
町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)
交流拠点と今の小谷石振興、今、議員が指摘されましたけれども、私は観光振興を進める上で、交流施設を建てたから、要するに知内町の観光振興が図られるという考え方、一切、持っておりません。これは、あくまでも、町内の連動であるんです。来てもらった人方が、施設に来てもらった、そこから、どういうふうに足を運んでもらえるかということで、小谷石振興も大事なことなんです。だから、同時に進行させていただいているということなんです。ですから、まず、モデルとして、今、小谷石地域を私は今、先行してやろうということ。なぜかというと、議員が指摘されますように、自然、それから、あそこにある冷泉、それから、要するに景色、これは他の要するに13町内会を見ましても、やっぱりあそこの小谷石町内会が一番、やっぱり観光振興を手をかける素材があるんだろうと私は思っています。それから、先般もお話しさせていただいておりますけれども、ニューツーリズムによる振興、これは先生方から要するに小谷石に行って、実際に泊まっていただいて、その感じを意見としてもらっていますけれども、それもやはり小谷石というのは、本当に素晴らしい地域なんだということも言っていただいています。そんなことから、年齢構成で、若干、今、高くなってきてて、最初にやっぱり取り組まなければならない。それと、もう一つは、小谷石地域で養殖を始めたことによって、コンブ・ワカメの養殖をやってきたことによって、若い人方が今、帰ってきているんです。一生懸命やっているんです。この前のお祭りのときに聞いたら、ちょっと値段は去年より下がっているけれども、きちんとやっぱり漁も取れていますよということで、そういう若い人方が帰ってきて、コンブの養殖をやる、ワカメの養殖をやるというのは、これは大事にしなければならないと思っておりますので、その辺も含めた中で、何とか総合的に小谷石町内会を、小谷石地区をということを言っていますけれども、これは全町に私は広げていくことによって、交流拠点施設を1つの拠点として、全体の広がりが出てくるんだろうと思っていますので、小谷石が振興終わったから、あとは手をつけないということではなくて、まず、最初に小谷石地域を振興を図りたいということで、まず、ご理解をいただきたいと思います。それと、新規のお土産、特産品の開発で、議員は今、賞金を出したらという話をしましたけれども、私はそういう考えはありません。申し訳ありませんけれども。ただ、今ですね、国の方もいろいろと制度資金があります。新規で開発するもの、それは食だけでありません。うちの今、木材工業で、何か新しいものを作ろうとしたら、それは新しい制度を作れる形に今、ありますので、私は積極的にそれは地域の皆様方に情報を提供させていただいて、もし、新しく新規で開発しようということであれば、行政としてもその部分は支援をしていきたいということを地域の皆様方に理解をしていただいて、進めていきたいと思っております。せっかく施設ができたとしても、そこで売る特産品がなければ、お土産がなければ、やっぱりお客さん増えていかないんだと思うんです。それで、よく耳にするのは、知内の道の駅に行っても、要するにお土産少ないですねと言われるのは、私の耳に入っていますので、その辺は十分、理解をしていきながら、でも、随分、充実はしてきていますので、もう少しその辺、連携を図りながら、対応をさせていただければと思います。以上です。
議員の質問 3番 山田顯
私も先立てですね、数日前なんですけれども、函館へ出て、そして、ある会合へ出ました。その際もやっぱり知内町は、例えば、道の駅へ行ってもですね、どうも特産品が少ないとか、あるいは、買物をしようと思っても、どっちかというと、トイレへ行って、そのまますぐ出てきてしまうと。だから、拠点施設か何か特産品あるんだろうけれども、それを売っている場所がよく分からないと、そんなことで帰っている人方がかなり多い、そんなことを言われましたので、だから、そういう意味でも、特産品、更には、そういう食堂でも何でも、そういうものがどこにどういうものがあるということをやっぱりきちんとですね、分かるような、今、もうパンフレット出したりして、いろいろやっていますけれども、それよりも来た人がすぐ分かるような何かものを作ってですね、やるべきだと、そんな気もしております。いずれにしてもですね、私も知内町に戻ってきてですね、20数年経ちまして、札幌時代は、盛んに小谷石の写真を撮って事務所に張っていると、いやー、素晴らしいところですね、すごいですねと、渡島支庁の人たちなんかがみんなそう言うんです。だけど、知内の知らない人、札幌にいる支庁の連中ですから、そんなことも含めてですね、是非、一つ、今の「笑顔輝く躍動の舞台」です、この知内町。やはり観光客が、少なくとも福島町・松前町ですね、松前町の50万人台にね、集まってこられるようなそういう観光の町にしたい。そんな思いでいっぱいなんで、もう一度、町長。
町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)
私の思いは、話をさせていただいたと思っています。今、議員から指摘された部分、それも全体的に、総合的に私なりに捉えさせていただいて、是非、観光振興を進めさせていただければと思っておりますので、ご理解をしていただければと思います。以上です。
議員の質問 3番 山田顯
それでは、1問目を終わります。