福島町議会 令和7年度定例会9月会議 2025年9月16日
市街地でのヒグマ緊急発砲施行に伴う対応について
- 聞いた人
- 佐藤孝男 議員
- 答えた人
- 町長 鳴海清春、副町長 小鹿一彦、産業課長 福原貴之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 佐藤孝男
通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。質問事項「市街地でのヒグマ緊急発砲施行に伴う対応について」です。2025年9月1日より法律が変わり、クマ駆除対策の主体が自治体の判断に委ねられることになりました。我町では7月12日に痛ましい事故がありました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。捕獲するまで随分と時間がかかったように思いましたが、それには理由があり、市街地での猟銃使用は警察官が命令を出さなければ発砲できないからでした。これからは町長の判断ということになり、大変なご苦労になると思いますが頑張ってもらいたいと思います。そこで早急に関係団体と会合を開き、マニュアルを作成し、共有する必要があると思いますが町長のお考えはいかがでしょうか。また、今回と同様の対策を来年度以降も継続するのでしょうか。関係団体とは、警察、消防、ハンター、町職員、町内会、ここに書いておりませんが学校等も含みます。よろしくお願いいたします。
町の答え 町長 鳴海清春
佐藤議員のご質問にお答えいたします。令和7年9月1日に改正鳥獣保護管理法が施行となり、これまで住居集合地域等における銃猟、建物・- 14 -乗物等に向けての銃猟、夜間の銃猟が禁止されていた事案が、法改正では市町村長の判断により、市街地での発砲が可能となり、従来の警察官職務執行法でのハンターへの発砲指示も含めて対応することとなります。環境省では、「緊急銃猟ガイドライン」を策定しており、当町でも通知を受け、市街地における緊急銃猟の準備を進めております。現在、7月12日に発生したヒグマによる人身事故を受け、町では、事故発生前の出没が多発した時点から加害個体捕獲に至るまでの間における、町・警察・消防及びハンターの対応状況について検証を進めております。その結果については、11月21日に開催予定の経済福祉常任委員会にて報告することとしております。1点目のマニュアル作成についてですが、今般の検証を踏まえ、町では「(仮称)福島町ヒグマ市街地出没対応マニュアル」の策定を進めることとしており、関係団体と連携を図りながら、緊急事態に備える体制の整備を進めてまいります。市街地での発砲に際しては、ハンター・警察・行政が一体となって理解を深め、連携した対応を行うことが重要であり、策定するマニュアルに基づく訓練等を継続的に実施する必要がると認識しております。2点目の、大変申しわけありませんけども、答弁について若干答弁書と異なる言い回しがありますので、ご理解をいただきたいなと思っています。2点目の今回と同様の対策を来年度以降も継続するかについてですが、電気柵の設置、緊急的に必要な草刈り等の実施は継続の方向で検討するとともに、ごみ出しに関する注意喚起やヒグマの出没情報などは防災無線を活用し、引き続き町民の皆様へ周知を図ってまいります。
議員の質問 3番 佐藤孝男
今回の改正法ではハンターの法的責任というか、これに触れていないということであります。ハンターの目線に立った改正がなされていないという私なりにそう思っております。ただ、環境省のガイドラインでは建物に銃弾が当たった場合は物損事故ですね。この場合は、金銭的にやるということで明記されております。そういうことで、今後やはりハンターに対しての法的責任が問われるのではないかと私なりに思っておりますが、今回、緊急事態の時に命令出す町長はどうお考えでしょうか。ハンターに対して。
町の答え 町長 鳴海清春
今回の法改正により銃猟が可能という形になっていますけども、私もちょっとまだ制度ができたばかりでしっかり体に溶け込んではいませんけども、色々ちょっと見させていただくと、なかなか厳しい状況があるのかなと。この前、我々現場で従来の方法により加害個体を捕獲する形をとらせていただきましたけども、あの形を例えばですね、この改正法のなったものの中でやるとすれば、結構手続きを踏んでいかないとなかなかできないという形で、ああいった緊張した場面の中にそういう形の手続きを踏む時間があるのかということを私なりにちょっと考えてみますと厳しいのではないのかなという気がしていますので、これから色んな形でその法に対する説明なり色々なものができてきて、我々もマニュアルを作ってそれに動く形にはなりますけども、私はやはり従来からの形を踏襲することが今回経験してみて一番理想的ではないのかなという風に思っていますので、そして、特にハンターさんの負担がその銃猟の関係になるとかなりきついという形になりますので、当然、我々も町長判断とはいえ、たぶん実際現場の方では委嘱された課長の中で判断するという形が捉われてくるんだと思いますので、そうすると今度ハンターさんの負担に加え職員の負担というのも相当数出るんだという風に思っていますので、そこのところについては我々も全国的な状況を鑑みながらハンターさんの負担にならないようなことの、当然町としても出すべきところはきちっと予算を組んでお願いするという形でなければ、どこかの町が銃猟でも撃たないという判断をしているところもありますけども、我々のところは幸いハンターさんが今回の場合もかなりしっかりと対応していただきましたし、我々は常日頃思っているのは、やはりハンターさんと我々指示する行政が信頼関係がなければ、なかなかこれはできないことではないのかなという、その引き金を引くというその行為- 15 -自体がかなり重たい行為になりますし、当然その熊を仕留めることもさることながら、自分に身にふりかかることがありますので、そういったことを考えると我々としてはしっかりと慎重を期しながらやっていきたいと思いますので、また第一としてはやはりハンターさんの負担がこれ以上重くなるようなことは我々としてはしっかり回避しながら、この新しい制度に備えていければなと思っているところであります。
議員の質問 3番 佐藤孝男
今回は人身事故被害にあってから6日間で捕獲したということであります。ハンターさんから聞くと、この6日間の間にいくらでも撃つチャンスがあったとハンターさんが言っていました。そういう中でやっぱりGOサインを出す警察官が命令を出さないということでありますので、常にやはりハンターさんと命令を出す今度は町長だと思いますが、側にやっぱり居て、その退治するハンターとの連携を密にしなければスムーズにいかないと思っております。そういうなかで、やはりなかなか緊急の場合ですので条件が揃わないとGOサインも出せません。そういう中で町長が不在の時はこのマニュアルを作ると思いますが、副町長が次に命令を出すとか、そして、産業課長が次に命令を出すとか、そういうこれからマニュアル作りに入ると思います。そういうなかで、ハンターそして警察それから各渡島支庁なり色々なそういう関係機関と勉強をし、色々話しを聞いてしっかりしたマニュアルを作って、次には早いうちに現場検証という、交えて色々とやっていただきたいと思います。それから、今までもこの熊が侵入しないために電気柵そして草刈等々もやって、それが一番有効的だと思います。そのなかで、電気柵についてはまず今渡島支庁からおそらく借りていると思います。そういうなかでやっぱり十分まだ電気柵を張る余地がある所がいっぱいあります。特にこの間パークゴルフ場に行った時にも作業している方がここにも電気柵張るといいなという話しも聞いておりますので、一つ、電気柵については今後色々調べて増やしていただければと思います。なおかつ、注意報が終わってからも各町内会の墓地に電気柵が設置されました。これはお墓参りの方に大変喜ばれておりますので、一つ今後も続けてやっていただければと思っております。
町の答え 町長 鳴海清春
先ほども言いましたとおり、今回の場合は本当に稀なケースで、制度施行前に実際そういう事案が発生したということになりますので、全国・全道の中でも福島町の事例が制度前ではあるけども、その制度に近い形で運用されたのかなということで、私は、質問の中で多少時間が掛かったと言いますけども、私は結構早いタイミングで処理できたのかなという気がしますし、その後の処理についても現場のハンターさん含めて課長さん警察含めてしっかりやってくれたのではないのかなと思っていますので、改正の制度に充て込んでもそんなにずれているものではないのではないのかなという風に思っていますので、そこのところについてはこれから制度がスタートしたばかりでありますので、当然、環境省なり北海道の方でも色んなことが例えば説明会だったり訓練だったり、やはりその制度を施行されて溶け込むまでには多少時間が掛かりますので、我々もしっかりそれを地域に関係者と連携しながら訓練なり色んな形を重ねていくことがベストだと思っていますので、これから先ほど言いましたとおり9月10月また熊の出没が考えられますし、また、今年の熊の状況を見ますと、やはりここ5年ぐらいの捕獲頭数から見ると、かなり多い頭数を箱罠なりでハンターさんが獲ったりしていますので、そういったことを考えると同じような事案が起きないということもありませんので、我々としてはしっかり対応していきたいと思います。それと電気柵については、今回北海道から貸し出しをいただいて緊急的にやらせていただきました。そして、ただ、今般、予算をいただきながら新たにそこについては設置する形になります。ただ、今のところ農林水産省の方の予算はどちらかというと、畑を守るための電気柵については色んな手当てができます。今回のように市街地を守るための電気柵を設置するのには色んなことを調べましたけど、それに対する財政支援って意外とないんですよね。今回も色んな形で我々北海道なり国の方の先生方も含めて要望させていただいているのは特別交付税の措置をお願いするという形で今財源措置をしようという形でお願いしていますけども、そのなかで実は8月4日も答弁なり行政報告でもしましたけども、町村会の農林水産部会- 16 -の方でも説明しましたけど、やはりしっかりとした町村が道具を持つ予算をいただかないと、なかなか町民の生命・財産は守れないんだということのお願いをしまして、それを受けて町村会北海道は環境省なり国なり国会議員先生の方に緊急的な要望も出されたやに伺ってございますので、我々としてもそういったのの経緯をしっかり見据えて、これから12月に国の予算がある程度見えてきますので、そういったなかでどういった対応ができるのか、その状況を踏まえてまた新たな予算をお願いして、なるべくやはり効果としては電気柵が一番今のところ有効だという風に言われていますので、なるべく、これから山里と人の警戒といいますか熊が山から下りて来ないような対策を我々としては電気柵なり草刈を通じてやっていきたいと思いますので、ただ、それには相当な予算も注ぎ込む形になりますので、そこはしっかり国なり北海道に予算要望しながら、その対応を見ながら来年予算に向けてしっかり対応していきたい。そのように思っています。
町の答え 町長 鳴海清春
失礼しました。1問目で答えたかと思った。基本的に私これから特に10月11月は不在気味になりますので、そういったところは当然留守を守る副町長がおりますので、副町長をトップに対応します。ただ、副町長もなかなか全部現場に出れるかとなると、これもなかなか難しいものがありますので、産業課長の方に委嘱して現場の方の判断でお願いすることもあるだろうし、副町長が直接行って判断することがあるんだと思いますので、そこのところはハンターさんと、だから先程来申し上げましたとおり町との信頼関係の中でやはり意思疎通をして、常にそこが緊急的な時に判断できるような体制は取っていきたいと思いますので、今は携帯もありますので遠くに居ても私も声は出せるとは思います。ただ、現場を熟知していないのに軽々に判断することは難しいんだと思いますので、そこのところはしっかり副町長なり産業課長の方にお願いする形になるんだという風に思ってございます。
町の答え 副町長 小鹿一彦
私の方から若干補足させていただきます。ヒグマの駆除については、これまでの有害鳥獣駆除ということで山の中で許可をもらってハンターさんが駆除する方法が1つと、市街地で出た場合にうちでありました7月で捕獲したような警察官職務執行法というのがございます。今回、9月1日からこれにプラスして市町村長の判断で熊の駆除ができるようになったというこの3つのパターンで駆除に体制あたりますので、町長も先ほどちらっと申しましたけども、町長が独自で判断するとなると住民を避難させてとか道路を封鎖してとかってなりますけども、それには警察官の協力も人となってきますので、町長の判断になるのか、あるいはもしかしたらこれまでどおり警察官職務執行法でやる場合の方がどちらかというと多くなるんじゃないかなというのも思っております。それともう一点、先週ですけども警察庁の方から、先ほど佐藤議員の方からハンターさんの負担少しでも軽減されるようにということですけども、国の方でもその辺は考えておりましてハンターが緊急銃猟で撃った場合に、例えば建物だとか何か車輌に被害遭った場合は、それはハンターの責任ではなく、市町村の責任ですよという風に今後そういう風な形で検討しておりますので、少しでもハンターさんの負担にならないように国の方でも考えているというような状況で、それから保険もそうですね。市町村で掛けるようにということでなっています。以上です。- 17 -
議員の質問 3番 佐藤孝男
改正になって今度は警察の権限も良くなる、また、町長の権限でもやれるということで、ハンターさんの一番心配しているのは警察のこれからの権限というか、そこは一番心配して警察の関わり方をそこをやっぱり明白にしておかなければということで大変心配しておりましたので、その点についても考えていただきたいと思います。そして今、森林公園の前も電気柵を張っています。そういう中で町民の方が森林公園にも歩いて行きたいなとかってそういう声もありますので、注意報が解除になったとはいえ、どうなんでしょうね。今入れる状態なのかどうか。森林萩山、その点についてお伺いします。
町の答え 産業課長 福原貴之
先程来、町長も答弁されていますけど警察との関わり方については、しっかり警察あっての我々行政ハンターだと思っているので、そこはしっかりと必要に応じて協議していく。それでマニュアル作りにしていくというのがまず1点と、森林公園の部分につきましては電気柵設置しております。それで秋口になるとまた出没という部分、館の沢地区とかも多くありますので、そこは慎重に対応していく。どのように対応するかというとハンターさんに形跡・痕跡の調査をしっかりしていただいたうえでオープンできるのかできないのかという部分を整理していきたいと思っています。