厚沢部町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日
有害鳥獣対策
- 聞いた人
- 浜塚久好 議員
- 答えた人
- 町長、農林課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 浜塚
それでは、議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせてもらいたいと思います。有害鳥獣対策でございます。有害鳥獣による農作物の被害額は多額となっております。令和3年度は2千376万4千円で、その内エゾシカ、ヒグマによる被害割合は全体の84.7%を占めております。北海道新聞の発表では、南部、後志、胆振、渡島、檜山だったと思いますが、南部でのエゾシカの推定生育頭数は3万~20万頭、幅の多い数字でございますけども。一方、渡島半島のヒグマ生息数は1,840頭前後で30年前の1.7倍に増えたということが報道されております。熊増えた原因は「春グマ駆除」が中止されたことやハンターが高齢化で減っていることが考えられるということでございます。このままでは、エゾシカ・ヒグマの頭数が増え被害が拡大するものと懸念され、鳥獣対策について質問するものであります。一つ目でございます。現在、町が行っている補助事業にはどのような事業がありますか、そして補助額はどれくらいの額となっておりますか。ハンターの育成に対する助成はどのようになっていますか。農家に対しての補助内容及び補助金額は。それから、鳥獣の処理施設を建設する考えはございますか。駆除に関して広域の連携は非常に重要であると考えます。この件に関してどのような検討がなされておりますか。被害額は令和2年度5,164万3千円、令和3年度2,376万4千円と減っております。この減った要因はどのように考えておりますか。
町の答え 町長
浜塚議員の有害鳥獣対策に関する質問であります。町が行っている対策事業といたしましては、有害鳥獣駆除事業において、鳥獣被害実施隊員の出役に応じて日額最大5千円の報酬の支払いやクマやエゾシカの捕獲報償費、ハンターの賠償責任保険料の2分の1の補助を今行っているところであります。また、鳥獣被害緊急総合対策事業として、狩猟免許の取得、更新に対する定額補助、それから電気牧柵の購入補助を行っております。鳥獣被害対策関連予算の総額といたしましては、1,270万円であり、檜山管内で最大の予算規模であります。主な対策ごとでは、実施隊員の報酬費574万、クマ・エゾシカ捕獲報償費240万円、電気牧柵補助金で300万円をそれぞれ予算化しているところであります。ハンターの育成に関する助成は、狩猟免許の取得費用の2分の1、狩猟免許の更新費用、銃器所持更新費用への支援を行っているところであります。農業者に対する補助としましては、電気牧柵の購入に対する支援を行っており、2分の1以内かつ上限10万円の補助を行ってまいりました。2点目の、鳥獣処理施設の建設についてですが、現在、南部檜山清掃センターにて捕獲個体の残滓を一頭につき2,160円で受け入れております。施設を建設した場合、残滓は産業廃棄物扱いとなり新たな労力負担等も懸念されることから、現状との比較を行うとともに、施設整備を行った町の事例等も収集し、関係機関と協議を行いたい、このようにも考えております。いずれにしましても、町単独での施設整備は難しいと、このようにも考えているところであります。3点目の駆除の広域化の検討は行っておりません。本町の銃による狩猟従事者数は19名であり、近隣町の従事者より多い状況にあります。広域化した場合、本町のハンターが他町の捕獲に従事することも予想されます。土地勘のない場所では、どこなら安全に捕獲できるか、どこにどのような鳥獣がいるかなど必要な情報を得るのは難しいことも推察されます。このため、町としましては、まずは町内のハンターさんが町内で捕獲して頂くことを優先に支援してまいります。4点目の令和2年度と令和3年度での被害額の減少要因についてですが、農業被害低減のため電気牧柵の購入について継続して支援に努めてきたことが被害額の減少の主な要因であろうと、このように推察しております。最後になりますけれども、町としましては猟友会や農業者、関係機関と一体となって、鳥獣被害の減少に向け継続して対策に取り組んでまいる考えであります。
議員の質問 浜塚
私の質問ちょっと大雑把な点ございましたけども、実は総額でなく個別の単価というんですか、補助の単価。檜山管内で最大の予算1,270万とあります。そこで、他町との比較、補助の比較をしたいと思いまして、檜山南部3町での鳥獣対策に関する補助金の単価といいますか、例えば、出動は一日5,000円とか8,000円とかっていう、そんな部分の数字を確かめたいと思いますが、そういう他町のデータって持ってますか。
町の答え 農林課長
檜山南部の各町の状況をご報告させていただきます。まず捕獲報償費、これにつきましては厚沢部町日額5,000円としております。また周辺の町、江差町であれば日額2,000円、乙部町であれば日額8,600円、上ノ国町であれば時給1,256円というような設定をされているかと思います。乙部町が突出して高いんですけど、これにつきましては、町に確認はしておりませんが、ハンターさんがかなり少ないという状況の中での増額をしているのかなというふうに考えております。また、代表的なものでありますと、電気牧柵等の補助もあろうかと思います。これにつきましては、近隣町では上ノ国町と厚沢部町となってるかと思います。補助の割合としましては厚沢部と同じでですね、上限10万円の補助というふうになっているというふうに聞いております。あと、免許の更新に関する費用でありますが、これにつきましてはですね各町において、厚沢部は2分の1補助しているところでありますが、全額パターンと2分の1の2種類にわかれているというふうになっております。以上です。
議員の質問 浜塚
メモできなかった部分はあるんですが、まず有害駆除では出動の補助ですね、江差町2,000円、乙部町8,600円、上ノ国町いくらでしたか。
町の答え 農林課長
時給1,256円です。
議員の質問 浜塚
そうすると、乙部町は突出してるということで話されましたけども、江差町よりもだいぶ高いっていう、そういうようなことでわかりました。あと、捕獲の報償金ってのはどうなってますでしょう。
町の答え 農林課長
捕獲の報償金であります。厚沢部町であれば、100㎏を境にしてですね、100㎏未満は3万円、100㎏以上は4万円と設定しておりますが、上ノ国町であれば1頭5万円、江差町であれば4万円、乙部町であれば厚沢部と同じでですね100㎏未満は2万円、100㎏以上が4万円というような報償の額となっております。
町の答え 農林課長
エゾシカにつきましてはですね、上ノ国町2万円、江差町1万円、乙部町1万円、今令和3年度末でお知らせしてますが、令和4年度においてはですね、乙部町は2万円になってるかと思います。ですので、江差町以外は厚沢部を含めましてエゾシカについては2万円という金額になっております。
議員の質問 浜塚
そんなに他町とは差がない、他町よりも補助金多いところあるっていう厚沢部の場合には、そんなことで理解してもよろしいかと思います。ただ、農作物の被害っていうのは電気牧柵の購入補助ですね、あるいは町の貸し出し、そういうような部分っていうのが大事でないかと思います。それで、電気牧柵の補助については2分の1以内かつ上限10万ということでございます。たしか上ノ国も一緒っていうようなことで話をされたと思います。農業者現状、農家してる現状は、農作物に大きな被害を受けております。その中で、補助金もっと増額してほしいとの思いを持っている人は多いと思います。補助金の、電気牧柵ですよ、この部分での補助金の増額という考えは、私、これだけ農作物が被害が増える中、増額ということにもっと目を向けてもらいたいなと思いますが、増額の考えはありませんか。
町の答え 農林課長
電牧への支援の充実でありますが、これにつきましては、今後被害額が、今年は減少しておりますが、また増加の一途をたどるといったときには必要な施策の一つかと考えております。また、電気牧柵につきましては、2回目3回目と補助を受けたうえで購入されている方もいらっしゃいます。こういった方々は、電線ですとか、支柱ですね、そういったものの購入だけで済んでいると、電気の本体機器がいらないということでですね、安価に導入もされているのかなと、事業活用されて導入されているのかなと思っております。今後もですね、電気牧柵のこの事業については、継続して実施していくことによって、2回目3回目にあたっては電気の線と支柱だとかの部分だけの導入でどんどん大きなくくりになっていくのかなというふうに考えているところではありますが、いずれにしましても、電気牧柵の補助金の拡充については農業被害の拡大状況踏まえながらですね、検討したいと考えております。なお、多面的機能支払でも電気牧柵の購入は可能でありますので、こういった国の支援も活用いただきたいというふうなことを周知してまいりたいと考えております。
議員の質問 浜塚
電気牧柵の補助でございます。これはいつ始まったんでしょうか、それから2分の1の補助上限10万というのは当初から変わっていないということでよろしいでしょうか。
町の答え 農林課長
現状の電気牧柵の支援については、平成25年からスタートしているかと思います。補助率も、当初の2分の1以内かつ10万円というところからスタートしたと記憶しているところであります。25年度においては、8件の方導入されておりました。現状、令和4年度においては30件の利用というふうにどんどん拡大されてきているところであります。また、その拡大に応じてですね、補助の予算の方もですね、措置させていただいているところであります。以上です。
議員の質問 浜塚
それでは、次、処理施設に関してでございます。処理施設を単独で建設した場合の負担、これは当然考えられます。稼働率の問題考えるとなおさら単独での処理施設の作るということは難しいということは理解できます。そこで、施設整備を行った事例等を収集しという答弁ありました。確か、森町では処理施設を作って運用してると思います。この答弁で、どのような点について事例を収集し、その結果について関係機関と協議を行いとの答弁です。が、私はこれまで関係機関と協議はなかったと思いますが、なかったとしたらどうして今まで行われなかったのかということを質問したいと思います。
町の答え 農林課長
鳥獣の処理施設でありますが、他町の情報を収集し関係機関と協議というところで答弁させていただいたところでありますが、これにつきましては、他町の情報収集については近隣町で私、森町のことは承知してませんでしたけど、八雲町において過去に整備したことがあると、また渡島管内で来年度以降に整備を予定している広域化した中で処理場の建設を検討されている町があるというふうに聞いております。そういったものを、今後情報収集していった上で、今後関係機関と協議させていただきたいというふうに答弁させていただきました。これまでですね、なかなかハンターさんの、一か所に設置してもハンターさんによっては逆に負担になるだろうというところもありましたので、この分については建設しないと、民間の方で整備していただくのが望ましいのかなという部分ありますが、まずは他町の事例を踏まえながら来年度以降になるかなとは思うんですけど、検討を深めてまいりたいと考えております。
議員の質問 浜塚
先ほども言いましたけども、町単独での処理施設、難しいことはわかりました。そこで、広域の処理施設が望ましいのではないかと、私思います。現実に、エゾシカの駆除が増えて、後ほど補正予算あります。その中で、補正予算が組まれる状況になっているということを踏まえれば、やはり、形はどうであろうと、単独であろうと、広域であろうと施設をつくるということに関しての意見を聞きたいと思います。
町の答え 農林課長
施設の広域化ですね。これにつきましても、今後ですね、道南で広域で整備を検討しつつ、単独整備も視野に入れた団体もあるというふうに聞いておりますので、広域的な施設利用、これにあたってはですね、現状の今の檜山の清掃センターでの受け入れと比較して何がメリットとしてハンターさんにあるのかだとかを踏まえたうえで検討してまいりたいと考えております。
議員の質問 浜塚
それでは、広域化、有害駆除の広域化ですね、この件に関して質問したいと思います。答弁の中に、安全に捕獲できるか、必要な情報を得ることが難しいとあります。駆除には、安全が一番であることは理解をしてます。そこで、もしも、広域駆除するとすれば、この安全に捕獲できるか、必要な情報等については、地元のハンターに当然一緒に出動するようなことになると思います。地元のハンターに協力を貰うことによって、必要な情報を得ることができ、また一体となって駆除活動をしてより良い効果を上げることが大切であると思いますが、広域についての実施、確かしてないってことであったと思いますが、この辺はどのような方向性で考えていくのでしょうか。
町の答え 農林課長
ハンターさん方の広域化でありますが、ご質問のように、土地勘ない場所で安全に捕獲できるかというご質問であります。これについては、協力を貰ってハンター一体となって取り組めばということでありますが、そうした場合には、ハンターさん複数で活動されることとなるかと思います。そうなるとですね、檜山の他町、周辺町ハンター少ない中で、今以上に厚沢部のハンターさんが他町に出向かなきゃいけないという場合も想定されます。つきまして、ハンターの広域的な活動というよりは、現在檜山南部で一番ハンターさんが多いのが厚沢部町でありますので、まずは町内の中で捕獲を充実させていくと、支援していくということが必要かと考えております。
議員の質問 浜塚
それでは、最後に質問した被害額の減少という部分についての質問をさせてもらいます。被害額、令和2年度5000万あったものが、3年度2,600万くらいですか、大幅に減ったというようなことで、喜ばしい、いい傾向だと思います。そこで、答弁によりますと、原因は電気牧柵の購入が功を奏してるというような答弁でした。電気牧柵を導入するということは、北海道新聞なんですが、被害対策には捕獲と侵入防止の二つが重要ということをコメントしている、酪農学園大学の先生のコメントが載っています。私も思うには、農作物にシカを近づけない、あるいはクマを近づけないことが一番有効な策であろうかと思います。捕獲っていう意味では、罠とか銃器で打つということあると思うんですが、何せクマもシカも歩きます、逃げます。そんなことで、有効な策、一つではないと思いますが、有効な対策として電気牧柵の導入っていうものにもっともっと力を入れなければ、入れるっていう方向性がはっきり見えてきたのではないかと思いますけども、これについてはどう思いますか。
町の答え 農林課長
電気牧柵の設置も被害額の減少に寄与しているのかなというところではありますが、ご質問のようにさらに電気牧柵の支援に充実されれば被害額が減っていくのかというご質問でありますが、これにつきましては、先ほどもお話したかたちでありますが、今後ですね、事業費の補助率または導入の規模等は検討してまいりたいと思います。今もですね、令和5年度の予算編成に当たっては、農家への要望量調査行っている最中であります。その要望がどのくらいになるかというところは、今現在集計中でありますが、そうした農家さんの要望もですね踏まえつつですね、さらなる支援の充実、これが必要かどうか検討してまいりたいと考えております。
議員の質問 浜塚
農家の要望聞き取りですね、これは私も非常に大事なことだと思ってました。やはり、中身っていうのは現場が一番知るわけでございます。これで質問終わりたいと思いますけども、最後に、一言述べて終わりたいと思います。電気牧柵は、有害鳥獣が農地に侵入しない、させない対策、これが功を奏していると思います。農作物の被害が多大になることを防ぐ補助に対して、電気牧柵の購入ですね、この補助に関して、再考、もう一回考えてもらいたいなと、効果的な対策として考えてもらいたいなということを、切に願いまして一般質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。