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森町議会 平成27年第2回 9月会議 2015年9月1日

町長の政策取り組みについて

聞いた人
宮本秀逸 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 15番 宮本秀逸

それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。町長の政策取り組みについて。梶谷町政が誕生して3年が経過した今日にあって、これまでの成果と今後の課題について総括されていると思います。町の基幹産業である農林水産業の基盤整備や後継者不足、水産加工業の従業員確保の問題等、不法投棄ごみや悪臭などの環境問題、さらには介護、病院、学校等に関する課題と一朝一夕に解決できないと思われる諸課題が多くあります。これらの町政に係る課題は首長に課せられたものであり、梶谷町長の今後の取り組み方が大事になります。すなわち、町長の本気度がますます重要になってまいります。地方創生という名のまちづくりについては、6月会議の一般質問で大胆な発想の転換が必要であることを確認いたしました。さらに、種々の施策を進める上で大事なことは、現場のボトムアップであると考えます。すなわち、政策上の当事者や地域住民の意識改革や持続性というものです。今期残り1年となった今、梶谷町長の決意と実行力が問われています。諸課題解決とボトムアップについて伺います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

宮本議員の質問にお答えします。町政をお預かりして間もなく丸3年の期間を消化いたします。就任後、町立病院における事件等もありましたが、ほぼ解決され、職場の改善とともに今日までの努力が実り、人材の獲得につながるなど、町民に信頼される体制づくりを着々と整えつつあります。また、議員皆様方のご理解をいただき、町内御幸公園改修工事を初め地域活性化広場の新設、農業では濁川地区における地熱発電後の熱交換器改修工事、漁業関係では森港中央埠頭の舗装工事や砂原漁港の屋外トイレ工事など衛生管理の向上など社会資本整備、さらに福祉事業並びに子育て支援の取り組みにつきましても政策の執行を承認いただきました。議場をおかりいたしまして感謝とお礼を申し上げます。さて、議員ご提言のように町内にはまだまだ多くの課題が山積しており、一朝一夕には解決できるものではありません。また、私一人では取り組めるはずもありません。そこで、重要なのは職員の適正な配置と職場環境であると考えます。就任時より職員には、明るく働きやすい職場づくりを指導してまいりました。時々ご指摘をいただくときもありますが、遠慮なく意見を出し、協議できる環境です。諸課題解決につきましては、これまでも職員の献身的な働きによる結果が随所に見られ、担当課職員は問題点について調査、検討、協議を重ねて町民サービスの向上につながっております。議員ご質問にありますように、ボトムアップとは呼んでおりませんが、良い意見は参考に、また吸い上げて採用したりと意見の集約により現在まで取り組みを進めてまいりました。今後も自然に地域や町民の皆さんの思いを酌み取り、行政の取り組みに反映させてくれると信じております。新幹線時代を迎えて大きく飛躍の可能性を秘めた町のために、今後与えられた任期の残り1年間もこれまでのように町民の幸福のために全力を尽くし、責任ある町政執行に努めてまいります。以上でございます。

議員の再質問 15番 宮本秀逸

関連してちょっと再質問させていただきます。私も非常にきちょうめんでいらっしゃるし、着実な運営をなさっているというふうに町長を拝見しておりました。ただし、先ほどから何人かの同僚議員が質問されましたように、言いかえますと冒険心がないというか、決断力にやや欠ける面があるのかなという、私は実はそういう感がしておりました。それは、やって正しいかどうか、いい結果が出るかどうかはまだわかりませんけれども、この3年間そういう感が否めないのも事実でございました。当然来期も町長は続行をされていくであろうというふうに私は勝手に想像しておりますから、申し上げたいわけでございますけれども、非常にきちょうめん過ぎていらっしゃるような感じがします。といいますのは、1つ例えば例を挙げますと、防災無線の各戸受信の話があったときに、それが受信できるかどうか、まずその状態から調べていかなければだめだと。受信環境が非常に大事ですよみたいな話をまずされて、今後取り組んでいきたいというお話をなさいました。もちろんそれはそれで結構だと思いますが、私個人的には町長に期待するところは、やるぞとまず決めることが非常に大事ではないかな、こんなふうに実は思っているのです。非常に機能的な発想をされますから、失敗はないと思いますけれども、飛躍もなさ過ぎるのかなと、実はこんな感じがしております。それは、非常に冒険だと思いますけれども、やはりそういった部分が必要であろうと、こんな感じが実はしているのです。今地方創生が大きく取り上げられておりますけれども、今まで限界集落の話が出たときから、町でこうやっていこうというお話が種々出てまいりましたけれども、なかなかそれが全町民に浸透していかないし、施策としても難しいという部分が必ず出てくるのです。それは、やはり町民全体にそういった町長の考えが行き渡っていないからだと思うのだ。そういったことがあるから、ボトムアップが必要だというような考えを私は提示したのですけれども、先ほど山田議員が言われたように、片やボトムアップと同時にトップダウンの力強い決意といいますか、それもやはり町民が期待しているところだと思っているのです。それをぜひやっていただきたいと、こんなふうに思うのです。そして、今回の地方創生につきましては、恐らく多くの識者が言われているように、まちづくりに関してはこれが最後ですよと。最後のチャンスだというぐらいの勢いでやっていただきたいということがしばしばマスコミに登場してまいります。私もそれぐらいの勢いでやらないと過去のまちづくりと同じような轍を踏んでしまうのではないかと、そんな危険をはらんでいるのだと、こんなふうに思うのです。1つ紹介したいと思いますが、今まで何回か例えば森町の環境づくりのことでにおいの対策のことを申し上げたことがございます。におい対策、これは家畜やそういったものが非常に多いわけでございますから、当然出てくるわけでございますけれども、その一つの例として申し上げておきたいと思いますが、東京23区の中でただ1軒だけ酪農家がいるそうでございます。練馬区にいらっしゃるそうでございますけれども、当然都市化が進んでまいりますから、何十年も臭いとか汚いとかいうことで批判され続けてきたそうでございますけれども、何としても酪農を続けたいというその方の意思でずっとやってきたそうでございます。大変な中だったと思いますけれども、今になってそうやって頑張ってきたのが成果となってあらわれてくるわけですけれども、そのにおい対策、これはどうしてもやっぱり防いでいかなければならぬというようなことで、かなり苦労なさったそうでございますが、今になって地域の皆さんにも認められ、あるいは区の方々にも認められて、学校教育の場での研修視察先だとか、いろんな面で地域に貢献できるまでになったというお話をある新聞で見ました。大変な苦労だったと思うのですけれども、たった1軒だけ残ってやり通すという気概がやはり今首長に、梶谷町長に求められていると私は思うのです。先ほど3事業の白紙化の話もございましたし、これからもまた同僚議員が水力発電とか、いろんなことで質問が出てくると思いますけれども、さまざま施策をやられた中で、もっとこうあってほしいという思いが私一人ではなくて多くの議員さんの方々にあるのもまた事実でございますから、やはりそれはそれとしてきちんと受けとめていただきたいという意味で申し上げてまいりました。それから、もう一つ例を挙げますと、非常に有名な話でございますけれども、長野県が日本一寿命が短いというときに、40年ぐらい前だそうでございますけれども、医者の鎌田實さん、有名な方でございます。あの方が赴任したときに何としても長野県を最下位から脱出させるのだというようなことでいろんな取り組みをなさって、今は恐らく日本一の長寿県になったというお話も伺いました。森町においても男性の寿命は、一、二年前の話でございますけれども、道内で最下位だというふうに伺ったこともありますし、全国で下から何番目ということもあったように記憶してございます。あらゆる政策をやらなければならない町長の立場で、何としてもこれだけはやり遂げるのだという勢いをぜひこの1年間で見せていただきたいと、こんなふうに思うのです。これは、決して批判だけではなくて、最初に申し上げましたように非常に緻密な行動をなされる町長でございますから、私はやれると、そんなふうに思うのです。前々回だったと思いますけれども、申し上げました。機能的な考え方からぜひ演繹的な考えも持ち合わせていただきたいと。こうやるのだと。先ほどの行財政改革もそうだと思いますが、町長の立場でやっていらっしゃるというお話でございましたけれども、決めたことをこうやるのだという勢いで、ぜひこの1年向かっていただきたいと、こんなふうに思うわけでございます。今回の地方創生は、先ほど申しましたように恐らくこれがまちづくりの最後のチャンスだというぐらいの勢いでやっていただきたい。そうでなかったら、今総合戦略を練っておられると思いますけれども、ただの交付金獲得合戦になってしまうのではないかという指摘が多くの方々から言われますし、私もそんな感じがいたします。決してそうであってはならないし、そのためのボトムアップと、繰り返しになりますが、トップダウンの強い決意が必要だと、こんなふうに思うわけでございます。もう一度お願いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

大変力強い再質問をいただきました。再度お答えさせていただきます。就任させていただいて、間もなく来月で3年たちます。この間やはり大胆に突然就任してから走り出す首長も中にはおります。しかし、きちんと方向性を定めなければ、それが誤った方向であれば町民大変なことになります。そういった部分で宮本議員おっしゃるように、私は非常に慎重なのかもしれません。昔から言われているように、町長就任後の最初の1期目は地ならしだと。土台づくりだと。整地です。そこは、昔から言われておりました。やはり現状今自分が置かれている状況、それから町政の状況、そして当然どこに向かっていくか、どれが重要なことか、たくさんもう町の中には課題がございますので、その中のどれをきちんとして筋立てて積み重ね、最終的に形づくっていくかというのが大変大事なことだと、そのように思っております。また、ほかの地域にも非常に手本になる方々がおいででございますし、そういった方のお話も当然私も聞いております。ただ、ここまでの3年間、本当に議員の皆様方からいろいろとご理解をいただきながら進んできて、中にはやっぱりご不満の部分もこれはありますでしょう。ただ、まず基本的にはこれからの財政ひっくり返らないように、きちんとした財政を基本に、それから積み重ねていく。ただし、そういった中では先ほど例に挙げていただきました防災行政無線、戸別受信機です。これだけ日本中が噴火したり、地震が起きたり、非常に今までとは違う、そういった中では、当然取り組みを進めていかなければならない大事業だと、そのように思っております。当然それには予算の大胆な執行も必要になってまいります。その前段として電波調査、これは今年度中に何とかかなえて、まずできる基本的な部分、設計段階に至る前段までいきたいなと、そのような感じで思ってございます。まずは安全な、私よくいろんなところを出張しながらも、万が一駒ケ岳が噴火したら町民をどうやって避難させるか、ほかのところでもそういった考えを持っている方々がたくさんいらっしゃると思います。いかに住民を安全に誘導するかと。そういうのは考えているところで、それにはやはり戸別受信機が本当に必要だと。今こそ必要な時期ではないかなと、そのように思っております。そこに向かう考えとして、いわゆる逆に言うとトップダウン的なものです。もちろん担当課はいろいろとそれに対する調査検討を重ねて、今これから今月補正予算を組ませていただく、そういう予定になっておりますけれども、後ほどお願い申し上げたいと思います。そういような部分では、残り1年間でいろいろとまだまだ歯がゆいと申しますか、どこに向かっていくのだというのが皆さんにご提示できない状況かもしれませんけれども、その点につきましては今後もまずは地域に安全に住んで、医療、その他についてもきちんと受けられる、そういう体制の中で町が第1次産業を中心にした本当に風光明媚でいろんな可能性を秘めているところ、そこについては今後の課題として捉えていただきますようにお願いを申し上げながらも、まずは今災害に強いまちづくりの入り口にいるということでご理解をいただきたいなと思います。今後におきましてもほぼ大体町の全体的なもの掌握できている部分ございますので、これからは本当に財政の状況が許す限り、許されるならばというふうに申し上げたほうがいいのかもしれません。また、もう一点補足いたしますと、防災行政無線の戸別受信機というのは補助金がない、そういう状況ですから、それについては何がしかの手だても含めながら、もしくは国全体がそういうことであれば法律、それから国会議員のほうにそういう取り組みに対しても国の手だて、支援を盛り込んでいただくような形をとりながら進めていければなと、そのように思っております。地方創生の時代と申しますけれども、今何か戦略のプランをつくればそれで補助金が手に入るからということで急がれているところもありますが、私は10月までにつくるという期限は設けられておりますけれども、そのようなことではなく、これからやっぱり森町をきちんと運営して進めていく中で重要な事柄が今回この地方創生の中身に盛り込まれるべきだと、そのように思っております。今後もあと残りの1年間、先ほども申し上げましたけれども、まずでき得る限り全力で私も取り組んでまいりますので、ご支援よろしくお願い申し上げながら、答弁とさせていただきます。以上です。

議員の再質問 15番 宮本秀逸

私も失礼を承知で申し上げます。今も町の職員の方々、町長の指導のもとに一生懸命頑張っていらっしゃると思いますけれども、いま一つやはり欲しいのは、より強い町長の指導力だと、私ははたから見てそう感じております。そこで、そういった指導力を遺憾なく発揮していただきたい。そうすることによって、より職員も大きな力を発揮できるのではないかと。ついていくぞという気持ちが強くなってくるのではないかと、こんなふうに思うのです。そこをぜひ申し上げておきたいのと、それから前回の6月の質問のときに地方創生に関しては専門部署をつくったらどうですかというお話をさせていただいたことがございます。できるだけそういったことに向いていただきたいし、そこにこそ本気度が出てくると思いますし、今町長がおっしゃったように10月までの期限だけれども、逃してでもきちんとしたものをつくるのだという、それは非常に大事なことだと思いますので、例えば1年かかろうと、1年半かかろうと、本当にしっかりしたものをつくっていただきたい。3事業は前町長の方針だったかもしれませんけれども、3事業の民営化、森町としての取り組みだと、私は個人的にそう思っていたのです、町長の単なる取り組みではなくて。今回はこういう形になったわけでございます。当然首長さんは、我々もそうですが、時代とともにかわっていかざるを得ません。森町としてのあるべき姿をどうやって構築していくかということはなかなか難しいとは思いますけれども、やはり今のこのときに当たってたたいてたたいてつくり上げていただきたい、こんなふうに思うのです。私らもそれについてもちろん協力できることがあれば協力しますし、また反対にどうしても納得いかないところがあれば、それはまた反対もさせていただくということにもなってこようかと思います。その積み上げがすばらしいまちづくりにもつながっていくと思います。1つ参考までに、これはご承知だと思いますけれども、蛇足と思って聞いていただきたいのですが、今地方創生一生懸命日本中でやってございますけれども、その中で成功している例を見てみますと、女性の方の移住が4割に至っているそうでございます。ということは、昔は男性が地方に行くぞみたいな空気があったわけでございますけれども、今は女性。女性も地方に出かけていくと。それは、裏を返せば家族ぐるみで移住していこうという動きが結構あるそうでございます。私たちの町にもそういった人たちをどうやって受け入れたらいいかと。受け入れやすい場づくり、組織づくりをぜひやっていただきたいと思います。そうやってまちづくりのリーダーシップをとっていただきたい、こんなふうに思いますので、最後にもう一度くどいようでございますが、力強い決意を伺って終わりたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問をいただきました。また、宮本議員大変勉強なさって、いろいろな地域の本当に力強い取り組み等を提言いただき、感謝を申し上げます。先ほどのご質問の中にもありましたように、地方創生はやっぱり女性がいかに定着するか。これは私も情報等を、それから傾向等をいただいて、やっぱり森町も参考にしなければならないという点では同じ思いでございました。そういったことも含めまして、当然今来年の3月の新幹線ですとか、いろいろな条件のいい森町でございます。このチャンスを本当に逃さないように、また時期多少ずれてもしっかりした土台になるようなものをつくり上げながら進んでいきたいと、そのように思っております。今後ともご指導等よろしくお願いを申し上げながら、ご答弁とさせていただきます。以上でございます。

出典:森町議会 平成27年第2回 9月会議 2015年9月1日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる

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