森町議会 令和4年森町議会12月会議 2022年12月6日
町民と行政の協働について
- 聞いた人
- 松田兼宗 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 14番 松田兼宗
それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。町民と行政の協働についてということで質問いたします。令和4年度町政執行方針の広報・広聴、町民参加において、町民と行政の協働によるまちづくりを進めるためには、情報共有や町民参画を図ることが重要であるとし、そのため広報紙や町公式ホームページなどによる情報発信機能を充実させ、町の様々な情報や魅力を迅速に分かりやすく提供していくとしています。しかし、そこに触れられているのは広報についてのみで、広聴の部分については全く触れられていません。なぜなのでしょうか。通常、広聴の町民の意見集約を図るツールとして、附属機関、審議会、そして協議会などが森町の条例、要綱、規則などを根拠に設置されております。さらに、町政に関する意見などを聞き、協働のまちづくりを推進するため、森町では町民の意見箱、さらには町民参画によるまちづくりの推進を図り、もって町民と行政の協働、パートナーシップによるまちづくりを目的とした移動町長室などが設置されております。今年度、町民の行政に対する意見、要望などを聞く活動とされる森町あるいは町長個人の私的な広聴活動はあるのでしょうか。そして、その広聴活動の中で町長が最も重要だと考えるものはあるのでしょうか。また、一方的な広報活動を重視していることは、町民と行政の協働によるまちづくりを進めることになるのでしょうか。以上、質問いたします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えします。広聴活動におきましては、各町内会や各団体等の集会や会合等へ可能な限り自ら出向き、森町へのご意見やご要望をお受けする機会をいただいているところであり、先般も各町内会との意見交換会を行うに当たり、広聴の場の申入れのご提案をさせていただいたところであります。また、広聴活動にて公私の区分けの判断におきましては難しいと考えておりますが、公の場であれ、私的であれ、町民のご意見等に対し傾聴する姿勢を持つことが最も重要であると私は思っているところであります。そして、町長就任以来、町民と行政の協働によるまちづくりを進めるよう努めてまいりました。ご質問にあります一方的な広報活動を重視しているとございますが、私としてはそのような認識を持っていないことを申し上げます。今日までの状況で町民と行政の協働によるまちづくりについて、まだまだ必要と感じる部分もあり、広聴の場に可能な限り出向き、今後も協働のまちづくりを進めていくよう努めてまいります。以上です。
議員の質問 14番 松田兼宗
まず、今回の一般質問の中身の話なのですが、なぜ今回こういうテーマで質問したかというと、実はある一人の町民から森町の体育館トレーニング室においてトレーナーを配置する要望書なるものを私のところに持ってきたのです。それは、164名の署名書いているのです。それは、その後に体育館の館長とも話はいろいろしているのですが、その中で思ったことは、それは話はある程度ついている部分なのですが、これだけの要望、署名を集めて持ってくるというのは一体どういうことなのだろうなと。それは、私たまたま知っている人だったから私のところに来たのですが、その中でこういう町民の意見を聞く場所というのはどこにあるのだろうというふうに思ったわけです。それで、広報広聴の部分だろうなと思って調べたら、各施政方針の中で書いてあるかなと思って見たら、全く広聴の部分に関しては触れられていなかったわけです。それで、ちょっとびっくりしまして、それでいつからこういう広聴の部分がなくなったのだろうなと調べてみました、10年ほど過去にさかのぼって町政執行方針を。そうすると、最初にこれを載せたのは平成24年の佐藤町長のときなのですが、住民と行政のパートナーシップという形で触れられていまして、その以前にも書いているのですが、23年度から書いているのですが、要するに町民の意見箱を設置し、移動町長室を実施することを通じ、町民の意見を拝聴し、併せて町行政に対する理解をいただくことにより町民と行政の協働によるまちづくり推進いたしますと書いているわけです。これほど町民の意見を聞く場所というのを設けて、設けたばかりの頃かもしれません。だけれども、積極的に受け取る……広聴活動をしようとしたときの初めてなのです。だから、10年以上前から始まっているのですが、それがだんだん年度を追うごとに、前の梶谷町長を含めて広聴に関しては触れていないのです。だから、その辺が、それを引き継いだ形で岡嶋町長も広聴の部分を抜いた形で施政方針をつくってきたのだなというふうに私は思いますけれども、改めて広報活動というのは非常に大事な部分であると。今日の、ほかの方の午前中の一般質問を聞いていると、全部その基になるのは広聴の部分。例えば伊藤議員は産業団体の話をして行政を進めているのかとかという話まで全てにわたって、道路の問題についてもそうです。地域の町民の声をどうやって吸い上げて行政に反映されているのか。その仕組みの根元の部分というのは、全て広聴なのだと、つくづく今日改めて感じているところです。そこで、町長は先ほどの答弁の中で個人的な部分の活動のはずなのです、言っているのは。例えば町内会のいろいろな活動で出向いて話を聞く場所を設けていると。だけれども、実際は移動町長室にしろ、意見箱にしてもそうだと思いますけれども、それがどういう形でやられているのかというのは、岡嶋町長は多分一度もやられていない、移動町長室は。さらに、前の梶谷町長に関しては、8年の中で1度しかやっていないはずです。それだけ制度的な部分があるのにもかかわらず、やっていないのです。それを、先ほど伊藤議員からも話があったように、待っているのではなくて、積極的に関わりを持とうとする形で町に出ていって、そして皆さんの声を聞かせてくださいという立場に立たないと無理なのではないですかと私は思うわけです。だから、今後そういう立場になった中で制度的に見直しをかけてやっていく必要があるのだと私は思います。それで、今の森町の体制から事務分掌規則を見ると、企画課における広報広聴係と、広聴のついている部分というのはここしかないわけです。では、ここで全部広聴を実際やっているかというと、やっていないですよね。広報しかやっていない。ここが問題だとは思っている。事務分掌からいうと、そういうのでいいのかもしれないけれども、本来であれば広聴に関しては全職員がいろんな立場で町民の声を聞いてやっているはずなのです。行政のいろんな自分たちの仕事、町民のためにいろんな仕事をやる上では聞いているはずです。それを、制度的にどうやって集約しているのかという問題だと思います。例えばいろんな各電話の苦情等も含めて、いろんな形で各課に行くだろうと思います。その分類をしていますかということなのです。そういう科学的というか、実際のどういうデータが上がってきて、では実際の町民の要望というのはどこにあるのだということを考える上では、それを精査した形で研究してみる必要がある。分類とかやりながら、それが企画課の広報広聴係ではなくて、全職員がそれをやらなければならないと私は思うわけです。ただ、そういうことを含めて、今後やる必要があるのだと私は思うのですが、まずその辺いかがでしょうか。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。議員おっしゃるとおり、私も本当に町民の声をしっかりと聞いて、口で言葉で言うのは簡単なのですけれども、確かにおっしゃるとおり、ではそれが仕組みとしてどのように吸い上げられて行政に反映していくのか、それをちゃんとプロセスとして、仕事として仕組みをつくる、非常に大事なことなのかなと思います。実際、最近になりましたら、このコロナということを理由にあまりしたくないのですけれども、このコロナ禍で何年か過ごす中で、非常にできること、できないことというのもありまして、これからこのコロナが大分落ち着いてきた中では、様々な会議もいろんな方が集まりやすくなってきている状況だと思います。移動町長室の話も先ほど来同僚議員の方からの質問でもいただいておりましたけれども、その移動町長室の仕組み自体がどうのこうのというところではなくて、過去行われた実績ですとか、実施するに当たって実施を依頼していただいて行くというスタイルですとか、要綱でかなりがっちり固まってあって、どんな質問をするのか、その会議の中で話をできる人であったり話をする内容であったりというのが本当に厳格に、ある意味厳格に決められているような会議なのかなというふうに私としては印象として持っています。制度として確立するというのは、確かに行政として必要なことだとは思うのですけれども、まずは私も選挙を通じていろいろなお話はさせていただいたのですけれども、まだまだ全然町民全部とはお話はできていない状況でございますし、やはりざっくばらんにいろんな話をさせていただくためには、制度にまずはこだわらない状況で、どんどんいろんなところに顔を出して、いろんな機会でいろんなお話をまずはさせていただきたいなと考えています。当然その中の一つの手段として移動町長室というものもしっかり行っていかなければならないと思いますし、先ほど同僚議員の質問でも答弁させていただきましたとおり、町内会単位で私なり私と副町長なりが出向いて、いろんな意見の中でざっくばらんな交流の場、意見交換の場を設けさせていただきたいという案内も出させていただいています。いずれにいたしましても、まずは本当に公と私的と、政務と公務という中の区分けは非常に難しいのですけれども、広聴の機会というのは至るところに散りばめられていると思うのです。例えばですけれども、総会の後の懇親の場でちょっとしたお話をする、そういう機会、会議ではなかなか出ないようなお話とかもさせていただける。これは、私以外、歴代の町長も議員の皆さんも同じようなことをされていると思うのですけれども、そういったところでもいろんなお話は聞かせていただけると思っています。それを具体的に責任を持って、町長が実際にどういう行動に移していくか。そこで、はいはい、分かった分かったと、返事だけではなくて、その後の姿勢が一番、一番といいますか、大事な要素にもなってくるのかなと思います。ですので、まずは町長就任させていただいて2年たちまして、いろんな状況もありましたけれども、議員おっしゃるとおりだと思いますし、そういう広聴の場というものは現行の制度にかかわらず、現行の制度を使ってもそうですけれども、しっかりと今まで以上に積極的にこちらから行っていく必要があるのかなというふうに考えております。町民の意見箱というものもございますけれども、やはり長い間の運用の中で様々な課題、もうちょっとこうしたら、もっといろんなご意見いただけるのかなとか、その存在を、どうせあそこに入れたって町長には届かないのではないのと、こう思われている方も中にはいました。そう言われたこともあります。でも、そうではないのですよということもお伝えしながら、ひとつ地道にやっていく必要もあるのかなと思っているところでありますので、引き続き積極的に、まずは広聴活動というものをしっかり積極的に行っていくというところで、まずはご理解いただきたいなというところでございます。以上です。
議員の質問 14番 松田兼宗
今の町長の答弁聞いていて思うことは、どうも我々議員もそうなのですが、町長の政治活動としての広聴の部分というのは、当然町に出ていって話を聞くのは、それは政治活動の一つだと私は、その区分けが非常に難しい部分があるのだと思います。ただ、今の町の中の制度的に言うと、いろんな委員会だったり広聴という、意見箱とか移動町長室とか、そういう部分しかないわけです。だから、その辺の部分の差というのは……。だから、私最初に聞いたのは、私的な広聴活動を含めて、どっちが重要なのですかと聞いたのです、一番最初の質問で。私は、制度的な部分なのか、それとも……。その区分けが非常に難しいのだと、議員の立場でも同じなのですが、その辺どう考えておられるのか。多分先ほど町内会に出ていっているというのは公的な、町長としての立場で当然出ていっているのだろうけれども、それは個人的な政治活動と町政に反映するためのいろんな広聴の意味での意見を拝聴するとかという立場ではないのだとは思うのです。その違いというか、それでいいのかもしれないのだけれども、もっと制度的な意味で、それは町長個人的な意味でなく、全職員が広聴活動をどうやってやるのですかという意味においては、やっぱりきちっとした制度的な部分でつくって、つくるというか、考えていかなければならないのだと私は思うのです。それで、実際に最近の広聴活動として、町民の声の見える化という言い方もされているみたいなのですが、具体的にどういうのがあるのかという、なかなか広聴活動は難しい部分なのですが、改めて今回いろいろ調べてみて思ったのは、やはりこれからはインターネットを活用するところは重要なのだと私は思っています。それは、例えば具体的に言うと、いろんな町の中の情報を集めるという意味では、町民が積極的に情報発信できるわけですから、今は。ツイッターにしてもインスタグラムにしてもそうですが、それをどうやって町が町民の人に多く発信してもらって、それをどう把握するか。具体的に言うと、災害発生したときに、町側では対応、現場を見ることはできないはずなのです。とすれば、町民がそういうのを写真1枚撮って流してもらう。それで、どういう状況になっているかと分かるわけです。そういうことを利用するという手も一つにあるのかなと。そういう中で、町民の意見が反映して、声を発しやすい状況になっていくのかなと私は思っています。これは、今後考えてもらいたいし、もっと言うと、例えば森の町、いろんな行事やっています。先ほど町内会のいろんな行事に出ていると言いましたけれども、どういう行事が行われているかと、みんな分かっていないです。とすれば、あそこの町内会ではこういうことをやっていて、うちらもそういうのは参考にして何か考えるということも可能なわけです、そういう情報が載せられてくると。だから、そういう形で利用することは今後積極的にしていただきたいというふうに思うのです。それと、役場には相当な量の電話がかかってくると思います。そういうのに対する分類というか、どういう電話がかかってくるのか。単なる問合せ、質問、各課につないでくれと、それですぐ終わっている部分はあるでしょうけれども、そういうような部分をやっぱり集計する中で、分類する中で、町民がどういう意向があるのかということを把握できるのだと私は思うのです。さらにもう一点、これは三重県でやっているみたいなのですが、キッズ・モニター制というのをやっているみたいで、小学4年から高3を対象にして、当然パソコンとか携帯を利用して、行政に対するいろんな意見を上げる仕組みをつくっているわけです。さらには、それは行政ポイントを使っています。たまたま森町には行政ポイントを利用した形の町政活動の推進の意味ということでも、そういう要綱もできています。それを利用する形で、子供たちにいろんな話を聞く場面ができるのだというようなところもやり始めているところもあるのです。だから、そういうことも含めて、今後積極的に新たな仕組みづくりをやっていただきたいと私は思うのですが、いかがでしょうか。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。先ほどの答弁でもお話しさせていただいたのですけれども、やはり活動自体が政務なのか公務なのかというところは非常に線引きが難しいと。ですが、基本的には、今現時点で今日まで、町長就任していろいろな団体にお話を聞きに行った際には、冒頭お断りするように私はしているのです。これは、公務で来ましたのでというところ。やはりその一言をお伝えしておかないと何でもかんでも、何でもかんでもという表現はあれですけれども、むしろそれをよしとはしているのですが、町長としての返事をする中での公的というか、公務として来ていますので、その辺で返事できること、できないことはあります。そのような前置きを置かせていただきながら、会合には顔を出させていただきました。基本的には、公務であるというところを捉えて活動しなければならないのかなというふうに考えています。やはり私的な活動というところだったとしても、それが政策ですとか町の行政の運営に直結いたしますので、その心構えとしてはそのように私は思っているところです。あと、どうやって町民の声を行政に生かしていくか、それをどうやって仕組み化していくか。先ほど見える化というお話もされましたけれども、これは本当に非常に難しいなと正直思っています。何が難しいのかといいますと、森町だけではなく、日本国全体の問題というか、そういうことでもあると思うのです。やはり原因はいろいろなところにあるのですけれども、行政ですとか中央に対するいろんな不平、不満、そういったものがいろいろ出やすい世の中になっています。特にインターネットで発言しやすいし、自分のそういったものも拡散しやすくなっています。ですが、町長として、まちづくりの一環として町民の皆様に思ってもらいたいのは、やはり協働という言葉の中で共に働くという意味は、お互い責任を持って、お互い同じ立場でいろんなものをつくり上げていくというところをしっかりご理解いただきたいなと思います。そういう意味では、一方的にご要望を、ちょっと表現あれで、はっきり話しさせていただきますけれども、要望だけを上げて、やってもらえないから文句だけを言うではなくて、託していただけるのだったら一緒に責任を持ってみんなでやっていきましょう、そういうことを私は伝えていきたいし、意識醸成を図っていきたいと思っています。これも、口で言うのは非常に簡単なのですけれども、やはりいろんな課題をお持ちの町民の方々もいっぱいいらっしゃいます。当然そういう苦情ですとか、そういうことが出る原因の一つとして今までやってきたことというのも中にはあると思います。ですから、何がいいとか悪いとかというのを今この段階で分けるよりかは、そういった私も行政も町民もみんな一緒でつくり上げていく、そういう仕組みを意識醸成とともにまずはつくっていくのが一番最初にできなければならないことなのかなと。その後にそういう見える化した仕組みができて、初めてしっかりしたものが形成されるのかなと思っています。本当になかなか難しいことだとは思うのですけれども、せっかくこの町長という職をお預かりさせていただいているので、今後10年後、20年後の未来、まちづくりを考える上では非常に重要なことだと捉えていますので、その辺はしっかりと頑張っていきたいという表現しかできないのですけれども、認識としては捉えていますので、ご理解いただければと思います。以上です。