松前町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月5日
8月豪雨から学ぶ町の今後の対応について
- 聞いた人
- 飯田幸仁 議員
- 答えた人
- 町長 石山英雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 飯田幸仁
それでは、早速質問させていただきます。表題は、8月の豪雨から学ぶ町の今後の対応についてという一般質問したいと思います。7月の下旬、そして8月の上旬、それから8月に大変豪雨が続いたわけなんですけども、その中でも8月豪雨で松前町全体に避難指示が発令されたことも記憶に新しいかと思います。町民の皆さんもちょっと前例のない大雨の中での発令に、結構動揺したり、ちょっとした騒ぎになってございます。おかげさまで、雨全体の被害というのは非常に、思ったよりも少なくて大事に至らなかったことは、非常に安堵するところでございます。この避難についてなんですけども、現場にいた時に、多少ちょっと問題が生じた部分があるように思えました。次に、四つの質問なんですけど、これ、1番と3番につきましては大した、簡単にお答いただければと思いますが、2番と4番につきましては、少し質問することも多くなろうかと思いますので、ぜひともご回答いただければと思います。この避難指示が発令されてから解除までの時間というのは、気象庁のホームページですとか、松前でもいろいろ防災無線で何時から発令とか、解除になりましたっていうのは、多分皆さんもご存じだと思いますが、改めて今回のことをちょっと呼び起こすために、避難指示が発令されてから、解除までの時系列について教えてください。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
8月豪雨から学ぶ、町の今後の対応についてという表題の一般質問をいただきました。避難指示が発令されてから解除までの時系列についてというふうなお尋ねでございます。避難指示が発令されてからの時系列についての質問でありますが、前日8月10日からの状況について、答弁を申し上げます。8月の10日の時点において、気象台が発表しております情報で、松前町が8月の11日の夜遅くに大雨警報になる可能性があることから、職員にはその旨と、避難所開設の可能性もあることを周知をしたところであります。8月の11日に担当の職員が函館地方気象台に確認したところ、前日8月10日に確認できた内容と同様に、夜遅くに大雨警報の発令が高い旨の回答を得たところであります。この回答を受けまして、避難所を開設する準備として、職員の配置を決定し、自宅待機するよう指示をしたところであります。以下の時系列での対応を答弁させていただきます。事前の函館気象台からの情報より早い18時13分に大雨警報の発表。この時点で函館地方気象台へ連絡し、土砂災害警戒情報の発表の可能性の有無を確認し、今後の雨量の状況によっては発表される可能性もある旨の回答を得たところであります。この回答内容を担当者から連絡を受けまして、対応を協議し、土砂災害警戒情報が発表された場合、災害対策本部を設置し、避難指示の発令を決定したところであります。また、同時に建設水道課に対して町内の巡回を指示したところであります。19時16分に洪水警報が発表されました。続いて、19時40分に土砂災害警戒情報が発表され、同時に災害対策本部を設置し、職員を役場へ招集したところであります。20時に町内全域の土砂災害警戒区域に居住している方、崖や沢の近くなど、土砂災害の発生しやすい地区に居住している方を対象に避難指示を発令し、町内8箇所に避難所を開設したところであります。翌日8月の12日なります、朝の4時35分に土砂災害警戒情報の解除がされました。5時30分に避難指示解除と同時に対策本部、災害対策本部の解散をし、避難者が自宅に戻った避難所から順次閉鎖をさせていただきました。6時13分に洪水警報が解除。7時30分、残った松前中学校の避難所を閉鎖し、全ての避難所を閉鎖しました。16時9分に大雨警報が解除されました。以上が時系列で対応した内容でございます。
議員の質問 2番 飯田幸仁
事細かにお知らせ、ありがとうございます。事前に避難指示ですとか、土砂災害警戒情報が出る前から準備されていたということなので、町としては、特に問題はなかったのではないかなと思います。この2番のちょっと質問したいんですけども、避難指示対象者ですが、これ一応全町避難指示というお触れだったんですけども、これ実際に避難所に避難した人方の人数を、まずちょっと教えていただきたいのと、これ実際に雨も降ってる最中でしたが、いろいろとあったとは思うんですけども、この辺りに、避難所を設けたところに来た人数と、元々避難指示対象者というのには、松前町としては大きな隔たりがあったと思うのか、それともそんなに隔たりはなかったと思うのか。その辺も含めて教えてください。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
町内に8箇所の避難所を開設しております。避難された方は、106人の方が避難をしてございます。人口比と致しましては、避難指示はですね、議員ご指摘のように町内全域、3千732世帯、6千314人を対象に行いました。そのうち、106人が避難をして、人口比としては1.7%の方が避難所を利用した結果となったところであります。
議員の質問 2番 飯田幸仁
ありがとうございます。この中でですね、現地にちょっと出向きまして、実際に避難所8箇所のうちの1箇所だけなんですけども、実際に私も避難指示の関係がありましたので、避難をしてもいいんではないかということで、現地で一晩過ごしました。その時にですね、いろいろな避難された方、あるいは避難できなかった方のお話をちょっと伺ったんですけども、大体6種類の理由があったそうなので、ちょっとここで伝えたいと思います。まず、一番最初は、寝てましたという方、これなかった方ですね。それから2番目は、移動できない方、あるいは移動できなかった方。避難所が遠くて移動できなかった方と、それに含めて大雨の中歩いて行くのは大変だったという方。それから3番目は、自分のところは被害がないから大丈夫と過信していた方。その次は、元々の避難指示、レベル4というレベルがどういうレベルだったのか未知識だったという方。それから5番目は、避難所が隣の会館なので、あすこに行くには気が引けるといわれた方。それから6番目は、地震の時の避難所だと思って行ったら、実は大雨の避難所が違ってたという方。この6種類が主に挙げられました。町としましては、避難指示を出して、担当者を避難所に配置させて、避難所に行った人方の名前その他を全部細かく明記して、なおかつ新型コロナウイルスの対応もあったので、町としてのやるべきことは、非常に私はスムーズで迅速だったと思いますが、一方では、現場、自宅から避難所まで移動する方々のこういった理由を基にした場合に、町でどうにかしろとか言うんではなくて、普段の町と、例えば町内会との避難災害に対する連絡に何かちょっと問題があったのではないかというふうに思いました。町長は、今の六つの理由を聞いて、どのように感じたか、ちょっとお聞きしたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
どういうふうに聞きましたかっていうお尋ねですが、率直な意見だなというふうに思っております。現場はそういうふうな状況があるっていうことが、はっきり今回のケースで証明できたものだというふうに思っております。いろんな、次に向けての検討する一つの、判断するご意見の一つだなというふうに思っておりますので、そのご意見は参考にしながら、今後の、あってはならないんですけど、あってはならないんですけど、あることも想定して検討していかなければならないというふうに思っているところであります。
議員の質問 2番 飯田幸仁
もう一つ言い忘れたんですけども、最終的に避難所に移られた方は、まず車の免許持ってらっしゃる方は、そのまま車で移動しました。車の免許を持っていない方は、ご近所の方が、あすこのうちの父さんと母さん大丈夫だろうかって言って、声をかけて、その声かけによって実際に移動された方もいらっしゃいます。それと、間違って別な会館の方に移動された方も確認されまして、そういう方々につきましては、雨もちょっと小降りになったタイミングを見計らってですね、実際に避難所の方に移動してもらうように話をしたんですが、その時におらほの会館使って何悪いんだとかね、今移動して、もし何かあったらおめえ責任とってくれるんだがとか、そういう話もちらっと聞きましたけども、あくまでもそこは避難時ということで、ちょっと心を鬼にしてですね、そのまま避難所の方に移っていただくことにしまして、とても結果としては良かったなとは思ってます。ここでですね、この3番、4番に関わることになってきますので、続き3番、4番も含めた意味でお聞きしたんですが、地震とか津波に関しましてはですね、皆さん非常に規則正しく、毎年避難訓練もやってる加減で、逃げる場所だとか、そういった場所がわりとスムーズにできてると思います。ですが、今回の大雨に関しましては、今まで50年前にどっかの道路の橋が落ちただとか、大きい、何十年単位のことでしたので、避難にとても戸惑いましたし、ましてや、夜にスマホが一斉になったちょっと経験っていうのも初めてだったので、非常に町の人も戸惑いました。今後そういうことがないようにですね、避難訓練っていうのは、ちょっとなかなか大変だとしても、それに準ずることが、何か必要なのではないかというふうに思うんですが、町長はそれについて、どう思いますでしょうか。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
今後の対応って言いますかね、いろいろ今回の避難指示の関係では、先ほどご意見もいただきましたけども、私どもも地震、津波の関係はご指摘のように訓練はされていますが、町民の方もそれには慣れてきてるんだというふうに思います。ただ、雨の土砂災害っていうふうになると内容が違うような状況で、今回は、こういうのもあるんだなっていうことを、町民の皆さんが気がついてくれたなというふうに思います。本当に気象庁の方も、表現悪いですけど、ちょっと安全っていうか、国民の人がしっかり命を守るようなためにも、ちょっと言葉悪いです、ちょっと早いですけど、大げさかなっていうふうな部分もないとは、私もないと思うんですよね。それは、国民の方の命を守るため、早く逃げてくださいよっていうのが、率直な気象庁なり、そういう内容だと思います。ですから、そういう部分も含めて、これからこの土砂災害情報に対して、町民の人方にどう対策を講じていけるか、検討しなければならない一つのテーマをいただいたなと思ってますので、安心して、なかなか難しいと思うんですね、違う場所に行きたいとかさ、ここだけどもどうだとかこうだとか、そこもなかなか難しいとこがあるかもしれませんけども、やっぱり極力は命を守ることになりますので、そこは町内会の皆さんにも、いろいろずっと今までもお願いしてきてるわけでありますから、引き続き連携をとりながら、一つでも、少しでも地域の住んでる方の不安の解消になれるように、そういうふうな対策を町内会の皆さんとも協力いただきながら、対応とっていきたいなというふうに思っております。本当に、検討しなければならない部分があるというふうには思っております。
議員の質問 2番 飯田幸仁
町のされてきました避難指示と、その他のやっていらっしゃった、この時系列についての行動っていうのは、私は全く間違えてはいないと思います。ただ、町内会はそういう時に何をしなければならないかということは、町内会の中で決めておけばいいんですけども、実はこういう大雨っていうのは今回初めてなので、次回の大雨のために、じゃあ次何をするかって考えた時に、まず、2番目の質問の中でとても不安だったのは、崖を背中に背負ってるうち、自分うちの裏が急斜面だったりとかって、土砂災害警戒情報が流れた時に、松前町内で一体何世帯そういう危険な場所があるのか。それがあったら、その人方は本来避難すべきではないのかっていうことと、車があって移動できる方はいいんですけど、車のない人の場合をどういうふうに、町内会でどういうふうに連携するかっていうことだとは今回思いました。実際に、知ってる友人だと、自分はあすこの母さん大丈夫だべがっていって、ちょっと勇気をふるってそこのうちの門扉叩いたら、実は移動できなくてっていって、そのお母さんを乗せて、実際に避難所に移動されたっていうお話も聞いてます。ですから、そこまでは、町がそういうことをするんじゃなくって、そこはあくまでも町と町内会とのコミュニティが必要で、そのコミュニティの先の町内会は、じゃあ自分達の場所はどういうふうにしたらいいのかっていう、ある程度のマニュアルがとても必要で、それをつくるのは町の仕事なのかなっていう気がします。もう一つは、地震の場合ですと、塗りつぶしハザードマップっていうのが非常に約に立ちます、ここまで波が来るよっていうのがわかるんですけど、土砂崩れに関しては、申し訳ないですけど、住宅地図を1戸1戸塗りつぶして、あんたうちここ崩れる、あんたうちはセーフだっていうふうな細かい地図が、とても必要なのではないかなというふうに感じました。4番の質問もちょっと兼ねるんですが、この災害時にスムーズに避難できるシステム。このシステムっていうのは、インターネットとかデータとかではなくて、例えば町で白紙で、地震、津波、大雨って書いた時に、あなたのうちの場所が白紙のカードの中に危険な場所なのかどうなのかっていうのを、町内会の世帯に全部配って、それから各家に配ってて、みんなでここは安全だとか、津波はここだとかっていう、なんかちょっと大きめのカードを世帯別でつくったらどうかなというふうに考えました。あくまでも町から発行するものは白紙で3千何枚刷ってもらって、地震、津波、大雨っていう三つの項目だけあって、ここに白紙だけ用意してもらえればいいんです、と思いました。町内会にそれをどんと渡したら、町内会で何々家裏山危険とか、で、ここに逃げるとかっていうのを何かつくったら、もうちょっとコミュニティが、同じ町内会でしっかりするのかなと。こういった近年、人口減だとか、世帯数が減った時にコミュニティその他がやはり注目視されてますけど、災害時こそ、やはりコミュニティが必要なのではないかと、そのように感じております。4番の災害時にスムーズに避難できるシステムの構築というのは、これから必要だと思いますが、町長はこれについて、どういった感想持って、例えば何か考えてることがありましたら教えてください。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
災害時にスムーズに避難できるシステムの構築について、お尋ねでございます。今回の避難指示の関係で、いろいろ問題点も出てきているというふうに認識しているところであります。災害が発生した場合にはですね、その被害が大きければ大きいほど、大きくなればなるほど、役場や消防、更には自衛隊などの公的な支援が遅れるという現実に対応するために、この公的機関が機能を発揮するまでの間、時間、避難誘導、更には救助、避難所の運営などは町内会やボランティアの方が中心となり、活動を行う必要があるというふうに考えております。このような状況であるために、北海道では、防災に関する知識の理解、地域の防災活動の取り組み、地域の防災リーダーとして活躍していただくため、北海道地域防災マスターの育成に取り組んできているところであります。渡島、檜山管内の市町村でもばらつきはありますけども、町内会単位で取り組んできているところもあるというふうに聞いているところであります。この防災マスターは、公的機関が機能を発揮するまでの間、避難誘導、救助、避難所の運営などにあたり、また平時には防災意識の啓発や、防災訓練の実施などの役割を担っているところであります。松前町と致しましても、この防災マスターの育成は取り組んでいかなければならない課題であると認識しておりまして、数年前から北海道に対して、町内での研修の開催を要望し、令和2年度、3年度に町内の開催が決定したところでありますが、いずれもコロナ禍の状況で中止となったところであります。本年度も時期は未定でありますが、松前町での開催が決定しているところであります。この研修に職員の受講をはじめ、町内会、各町内会から2名程度の受講、または松前町議会議員の災害対応行動指針で求められている災害対策活動を円滑に進めるため、議員の皆さんにも受講をお願いしたいというふうに考えております。この北海道地域防災マスターの研修受講を契機に、各町内会での自主防災組織の設立や、職員の人材育成を図りながら、システムの構築を図っていかなければならないと考えております。いずれにしても、地域においては町内会の存在、大変大きいものでありますので、町と地域、町内会とは、やっぱり常に連携とるというふうな体制づくりが必要だというふうに考えております。
議員の質問 2番 飯田幸仁
今の北海道地域防災マスターのシステムについては、非常にいいものだと思います。各町内会でも結構班に分かれてるところがありますので、できれば各班に一人ぐらいずつ、そういうマスターがあれば、自分とこの班は班長さんが見るというふうなシステムができればと思います。地震、津波と違いまして、大雨に関しては、例えば川の近くの人、それも大きな川だけに限らず、ちっちゃい川ほど飛び出して危険だったりとかもありましたし、海の近くの加工ですね、それと松前は軟弱地盤は少ないって言われてますけど、やっぱり湿地帯もありますし、あと裏のガンケ、ガンケでない、崖のあるところだとか、すみません、前のところだとか、場所によって全く様子が違うと思うんですね。ですから、地域地域によって同じ防災マスターでも、防災をする観点がちょっと変わってくるので、できれば、その土地の理に適った人方に、積極的に防災マスター受けてもらうような告知なども町の方からしていただければ、大変ありがたく思います。今、何をするにおいても、全てに高齢者が高齢者を救助するような時代になってしまいました。ですので、なるべく若い方、私らはまだ50代後半で若いと思ってますので、50代、60代ぐらいまでの方は積極的に防災マスターとか受けてもらえればいいのかなというふうに、今感じました。町内会と町のやりとりなんですけども、今回みたいな防災マスターみたいな方法使いますと、やはりそれを役場の方に告知、知らせるっていうんですか、防災マスター受講証、修了証みたいなの多分もらうと思うんですけど、そういったものを町で判断して、町からホットラインっていう形で、何か災害があった時には、その人達に一斉に送るシステムとかも多分簡単にできるでしょうし、とにかく地震であっても、大雨であっても、火災であっても、やはり命には代えられない、一人一つの命なので、やはりこれを機会に、今回の大雨がまた台風とかでやってこないとも限りませんので、それまでに何かしら工夫して、町内会との連絡の仕方を密に、コミュニティによる、コミュニティのためのコミュニティみたいなものも一つ工夫していただければなというふうに思ってます。最後にそのお話をお聞かせください。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
正しく、飯田議員とは同じような方向向いてるというふうに思っております。災害から町を守るために、我々行政だけでは無理な部分もありますので、やっぱり町内、地域、正しくコミュニティだと思います。コミュニティの中から町を守れる方法はあると思いますので、1人でも災害を受ける人が出ないように、我々行政も、それから地域の町内会とも綿密に連携とりながら、情報共有しながら、この町の町民を守っていくというふうなことになるんだというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいなというふうに思います。
議員の質問 2番 飯田幸仁
ありがとうございます。最後に、ガンケ発言ですが、急傾斜地というふうに、ガンケ発言撤回致します、急傾斜地ということで。これで質問終わります。