みんなの議会

松前町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月16日

海業の振興による将来のまちづくりについて

聞いた人
三浦昭雄 議員
答えた人
町長 若佐智弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 三浦昭雄

3番の三浦でございます。私の今年の最後の一般質問になりますが、一般質問の表題は、海業の海業ですね、振興による将来のまちづくりについてでございますが、話の流れによっては、3点から4点、町長に質問させていただきたいと思います。まず、松前町統計概要の30年間を振り返ってみますと、30年前の平成6年は前の年に北海道南西沖地震のあった次の年でございます。この年の、平成6年は当町の人口は約1万3千人、観光客の入込人数は、その3年前に藩屋敷がオープンしたことにより、約57万人。また、この年の4月には松前中央漁業協同組合と松前漁業協同組合が合併し、新制松前さくら漁業協同組合が発足しました。組合員数は、正準組合員数合わせて1千26名、販売取扱高は36億5千万円と、今日現在とは比較にならない数字でございます。この30年間、基幹産業の衰退、観光客入込人数の減少、また急激な人口減少など、いずれにおいても歯止めがかかっておりません。どこかで聞いたような、失われた30年間もしれませんね。まず、今後この状況を打破するためには、町長さんにはどのようなまちづくりを考えていくべきか。このことについて、今日現在の町長の考えを伺いたい。

町の答え 町長 若佐智弘

それでは、まず始めに、松前当町の観光による入込数、これは確かに平成3年度ですと75万人近くということもあります。松前藩屋敷もオープンして最初の1、2年は随分とお客さんも、道内にも他にない珍しいものでしたので、おこしいただきました。そういった中で、また伊達市の方って言いますか、向こうの方にですね、企業が大々的な武家屋敷みたいなものをつくって、一つのイベントとして行うような感じになって、だんだんだんだんこちらの数も減ってきたと。途中有珠山の噴火とかもありまして、来客数が減ったという現実もございます。また、その後だんだん桜時期の桜の開花も早くなってきまして、ゴールデンウイークには道内は松前に行かないと桜が見れないということで、札幌方面からも随分とお客さんが来てましたが、近年開花時期が通常よりも2週間近くも早くなってきてると。昔は5月20日まで、5月の1日から5月20日までがさくらまつり期間というのが定着したものでございました。ところが、5月1日でも咲いてないよということがよくあったんですが、ほとんどその頃は青森の弘前というような感じで、もうちょっと早く咲くようになればいいなあと思ってたところを、だんだん温暖化のせいなのか、当町の桜はゴールデンウイークの終了と共に終わってしまうようなものに近いような、そういう形になっておりまして、だんだんだんだん、そういう影響もありまして、観光客数は減少をたどってるのは確かでございます。また、漁業の水揚げに関しましても、近年、それまで主力であったスルメイカ、マイカ、これが全く皆無に等しい状況になってきたというところもありまして、やはり水揚げは全然違ってきてるというところにあります。ただ、そういった中で指をくわえてるわけにはいきませんので、当町にある資源、そしてまた人口交流を増やしながら、今は再エネ等もその中の一つですけど、また当町で獲れる、水揚げされるものもやはり余所にはない珍しいものというか、北海道では本当に珍しいものもあります。そういうものもこれからは私どもは一つの商品として、一緒になって考えていかなきゃならないでしょうし、とにかく一つのものが、一つの団体が一つのものをやるんじゃなくて、いろんな団体が集まって知恵を出し合って、そして、一緒にのって取り組んで行くと。こういう形が一番いいというふうに考えております。そして、少しでも余所の業者が入って来たにしても、町内で住み込んで働いていただいて、地域経済、これへの影響を大きくしていきたいというのが、基本的な考え方でございます。以上です。

議員の質問 3番 三浦昭雄

次に、今年の若佐町長就任後の町長所信表明によりますと、情報発信による商工観光の振興や、洋上風力発電施設の設置による地域振興基金を活用した、漁業振興などを重点政策としたまちづくりを考えているようですが、10月に発足しました石破新内閣では、日本経済全体の活力を取り戻すために、地方創生20、いわゆる地方創生交付金を2倍にし、活力ある農山漁村の施策を強化する一つとして、水産庁が海業を推薦しております。今年6月、私の一般質問で、通年観光含めた観光振興について、このことについて、商工観光課、政策財政課が協力し合い、若い職員さん達が遊漁船にて松前沖で釣った魚を町内で食する、そして移住に結びつけるワーケーションツアーの実証実験を致しました。これも海業の一つであります。このことを町長は認識していたでしょうか。町長にお答えをお願いします。

町の答え 町長 若佐智弘

認識致しております。国がですね、やはり漁港漁場協会の総会とかに行った時も、やはり一次産業、国が補助金を出して、国がまた主体となってつくった港、そういう施設をいかにして地域の人達に活用していただけるかということで、その取り組みに力を入れたいということで、水産物自体の持久力の維持、向上。そしてまた、その地域の人、また広範囲にですね、やっぱり漁港を訪れて、水産物を食し、そしてまた漁業を理解してもらう、触れ合う。こういうことにですね、水産業と関わることによって理解をして、そういうものがなぜ必要なのかっていうことを、そしてまた楽しんでいただきたいという、こういう賑やかな漁村というか漁港づくり、港づくりを国は考えておるようでございますので、当然私どももその中の一環として、人口交流が増えなければならないし、それを観光として活用することも一つの方法ということで考えているところでございます。以上でございます。

議員の質問 3番 三浦昭雄

町長が今年の4月ですね、ホテルポールスター札幌、4月24日です。この漁港漁場整備法の改正されて、北海道漁港漁場協会の創立70周年記念大会に出席されたということを、今伺いました。後ほどこれを聞くかと思ったんですが、後にします。次に、海業とは、今から40年前の1985年、神奈川県三浦市では、遠洋マグロの基地として全国的にも有名な港町ですが、その三浦市の市長が提言した俗語でございます。漁村の活性化は喫緊の課題で、地域経済全体として後継者を確保する施策でございますが、そのために今年4月には、先ほど若佐町長がおっしゃられましたように、漁港漁場整備法が改正され、4月24日には、ホテルポールスター札幌にて、開催された永年副会長、これは、前松前の石山町長でございます。この方が表彰、役員として表彰されました。この北海道漁港漁場協会と申しますのは、元々は北海道漁港協会でございまして、当町の坂本富雄町長さんが、昔この会長をされておりました。多分、私の記憶が間違いなければ、そうだと思いますが。若佐町長さんがこれに出席されたとお話されましたが、この会議の中で近隣の町長さんが理事をされてるんですが、漁業を活用した漁村の活性化対策の推進が提言されました。これが、記念大会のスローガンの一つに決議されたわけでございます。また、この11月の26日、自民党の水産部会においても、今年度までは海業に対して予算付けと言いますか、補助金などの優遇措置はないんでございます。ところが、今度はこの海業に対して補助金などを盛り込んだ水産庁の予算1千300億が臨時国会に送られました。ちょっと飛ばしになっちゃったんですが、水産庁は、海の幸や浜の魅力を発信し、観光客らを呼び込んで地域住民の所得向上や、新たな雇用を生み出す水産業と相互に補完し合う産業として、海業を推薦してるわけです。具体的には、漁港や港湾を拠点に釣りや遊漁船などのマリンレジャー。また、水産物の飲食や直売などで交流人口を増やすなど、漁港や自治体、漁業者や民間事業者が主体となる事業のことであります。水産庁は、令和4年に2名の国会議員、石破さん、小泉さんによる提言により閣議決定した水産基本計画に、改正漁港漁場整備法を海業と一緒に盛り込みました。これは、令和8年度まで、あと2年なんですが、全国の取り組み500件に広げる考えであります。その内、道内は羅臼、歯舞、寿都、盃、神恵内、古平、苫前、白老の8漁港です。また、檜山漁業協同組合のサーモン養殖部会が、熊石漁港で取り組んできた二海サーモンは、合同会社を設立し、将来的に海業を産業として若い世代に引き継げるように取り込もうとしております。そのようなことで、水産庁がせっかく前向きになり、来年度に1千300億の予算を組んで臨時国会に送られたっていうことは、このように国が動く時がチャンスでないでしょうか。どうでしょうか。最後になりましたが、松前町も海業に取り組むべきではないのでしょうか。町長の考えをお聞きしたいと思います。

町の答え 町長 若佐智弘

全くもって、4月には私も出席して、前石山町長の表彰の場におりました。本当に誇らしく思いましたし、今までやって、漁港漁場の協会で努めて来られた方々には、本当に感謝と敬意を表するところでございます。そして、全くもって三浦議員のおっしゃるとおりでございまして、やはり何事にもチャンスは、やはりタイミングもあります。それで昨年、今年です、失礼しました、今年様々な将来的な海業の関係でやっていこうということで、これは三浦議員が一番ご存じかと思いますけれど、船釣り体験や、漁業体験付の漁師飯の旅とか、こういう取り組みを全然実証実験としてやっております。従来やっておりますホッケの養殖、ナマコ放流、ウニ集中管理、これらも海業の中には入るんですけれど、国が言ってる500件の中には、これまでやってるものは駄目ですよと、新たに取り組むものということなんで、そういうもので考えていかなければならないというふうに考えております。そして、またこの船釣り体験や漁業体験付漁師飯の旅、船釣り体験には小学生のお子さんを連れて来たりして、本当に喜んで帰られました。やはり、これはもう一つのイベントとして、すごい効果あるなと。そういう方々が漁業に、漁業というか海の仕事に、生業に携わりながら、そしてまた松前町に来て宿泊してくれると。いろいろなものが、以前から言われてる小島の周遊とか、離島小島の周遊とかいろんなものがあります。天候の関係もありますが、天候の悪い時には違うものができるような感じで、いろいろな考え方を変えて、今実践できないかということで、皆さん力を合わせているところですので、当然そういう場合には、実際うちの職員もその中に入って、意見を出し合いながら、構築に取り組んでおりますので、これはチャンスとしてやっていかなければならないと思っております。また、増養殖につきましては、やはり、これは組合、漁業者、こういうやる気のある方々がやっぱり必要だと。やはり、町からの押しつけであってはならないというふうな考えでおりますので、これは、組合の理事者の方々ともしっかりお話して、なにが松前町にとって相応しいのか。どういう事業だったらやっていけるのかを、しっかりと、せっかく再エネによる電気も豊富に使えるかという時ですんで、そういうものも活用しながら、国の事業にものっかっていきながら、少しでも働く場所、収益を上げるような、そして海に親しんでもらえる、そういう海業に取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願い致します。

議員の質問 3番 三浦昭雄

町長の前向きな、素晴らしい答弁でございました。私はものすごく来年に向かって期待しております。やはり新しい感覚で、国の方針に従うっていうことは、いろいろ補助金的なものもやっぱり引き継がれてくるので、職員の皆さんも一生懸命になって、来年度からまた一つ、将来5年、10年後の松前町目指して、一生懸命頑張ってもらいたいと思います。これで、簡単ですが、私の一般質問を終わらせていただきます。

出典:松前町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月16日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる

海業の振興による将来のまちづくりについて 松前町議会 2024年12月16日|みんなの議会