みんなの議会

松前町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月9日

「増田レポートの中に、消滅都市の表現がされております。それを見ますと、まさに1万人未満の自治体、消滅可能性のある都市だという位置付けをされておりますけれども、町長はその辺、やはり松前もそういう地域だと、そういう自治体だという認識をされておりますか」

2015年3月9日、松前町議会の一般質問で、梶谷康介議員が質問し、町長 石山英雄が答えました。

聞いた人
梶谷康介 議員
答えた人
町長 石山英雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 10番 梶谷康介

皆さん、おはようございます。昨日の日曜日は、久しぶりに春のような天気でした。町長の行動を伺いますと、そんな日曜日にもかかわらず公務に専念されてたと聞いております、心から敬意を表します。私は、そんないい天気の下で家の周りを少し整理整頓しておりました。しかし、吹く風はまだまだ冷たいです。町長の周りはどうですか、暖かい風吹いてますか。この定例会に、町長の執行方針が示された時に、24年に就任されて自分の任期はこの27年が区切りの年で仕上げの年だと、そういう思いを込めて執行方針を示され、また予算もきっちりと我々の前に示されたわけでございます。その中で、国は安倍政権の看板政策である地方創生の名の下に、いろいろな形で地方の自治体にも投げかけがあります。そんな中で、全国の首長に対していくつかのアンケートが出されております。通告の一般質問に入る前に、そうしたアンケートに町長がどうお答えしていたのかなという中身を、少し聞かせていただきたいと思いますが、まあ、差し障りのない範囲内でお答えしていただきたいと思います。まず、最初に増田レポートの中に、消滅都市の表現がされております。それを見ますと、まさに1万人未満の自治体、消滅可能性のある都市だという位置付けをされておりますけれども、町長はその辺、やはり松前もそういう地域だと、そういう自治体だという認識をされておりますか。まず、1点お尋ね致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

今の2040年問題でありまして増田レポート、まさしく私にとりましては衝撃的な内容であったものであります。この2040年問題で、国民の皆様方に示されているデータ的なものを言いますと、まず、国立社会保障人口問題研究所、通称社人研と言っておるようでありますけども、ここで推計した当町の人口は、松前町の人口は3千593人と推計されているところであります。また、今、議員からありました増田レポートであります、増田寛也氏が座長を務めました日本創成会議におきましては、当町の人口は3千162人となっているところであります。本当に大変憂慮されている、される、すべき事態だというふうに受けて、受け止めているところでございます。以上でございます。

議員の質問 10番 梶谷康介

ありがとうございます。このアンケートの中でね、道新に9問表示されて、それにどのように答えたかという報道がされております。全て聞くつもりはございません、その中から関心のあるっていうか、ぜひ確認しておきたい件の中にね、政府に重点的な取り組みを要望する項目があるとすれば、二つまで出してほしいという答えがあるんですけど、問いがあるんですけれども、地方財政の問題とか、そういう件で答えていた首長さんが多いようですけれども、町長としてはその二つの項目はどの点が大事だというふうにおさえてお答えしてましたか、お尋ね致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

アンケートによります結果でありますけども、私にとりまして、町長と致しましてはですね、まず人口がどんどん減るっていうふうな状況を鑑みまして、まずやっぱり今の経済的なものを考えますと、やっぱり財政的なものがやっぱり大きい要因になるだろうというふうなことであります。一方では、地方自治体がどんどん職員の数を減らしてきてまして、そういう中で自治体の体力が落ちているという状況の中でですね、短い時間におきまして、短時間で国から創生ビジョン示されまして、それに対応する役場の体力がちょっと不足になってるなというふうな状況もあります。現状を言いますと、もうちょっと時間をかけて精査した、国からの情報をいただきながらこれに対応していければなというふうに思っているところであります。やっぱり、将来の人口減のためにいろんな手法があると思うんでありますけども、まず財政的なもの、或いは松前町の知恵を絞らなきゃならない、この短時間でですね、短い時間でどの辺まで踏み込んでいけるのかというふうな部分は、若干の不安を持っているところであります。以上です。

議員の質問 10番 梶谷康介

次にお尋ねしようと思った件がそこなんですよ。でね、15年度中の地方総合、地方版総合戦略策定の可否っていう質問がありますよね、その中で自前で制作可能っていう答えを出したのが37.1%なんですね。それ以外は、国や民間の支援があれば可能と、難しいって、こんな順番になっているんですけども、今のお答えですと非常に厳しいんだというお答えと受け止めてよろしいですよね。それでは、次のお尋ね致します。日本創成会議が試算した自らの自治体の将来人口、これも前段でお答えいただきましたから、これもパスします。将来単独では立ち行かなくなり、消滅しかねないとの危機感、これも感じておりますよね。これもパスします。人口増へ力を入れたい施策、これを三つ挙げてくださいという問いがあるんですけれども、一つ一つ読んでって、この中の何番目と何番目だってお答えいただいた方がいいですか。あのね、一つ目は雇用の確保、二つ目は子育て環境の充実、三つ目は移住の推進支援、四つ目は家賃補助など居住支援、その次はインフラ整備、その次は教育環境の充実、その次は育児世帯への経済支援、その次は結婚支援、その次は都市のコンパクト化、自治体のPR、その他となっておりますけれども、選ぶとすればこの内三つどれを選ぶ、まあ、アンケート、町長にもきたんでしょ、きてますね。ですから、それにお答えした中身でこれとこれとこれと言ってくだされば、私は何も追求するつもりもないんで、町長がどんなお考えでいるのかなということの確認だけですから、お願いします。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

3点を選ぶとすれば、まず、雇用の確保が第1点目だというふうに思いますし、それから、子育ての支援、そして、移住環境を整えるというふうなことだろうというふうに思っております。

議員の質問 10番 梶谷康介

手を煩わせました、恐縮でございます。それでは、通告してございます一般質問に移さしていただきます。表題は、「現在を考え、未来を想う。(実のある「松前版総合戦略」、それを策定するい ま あ し たためには)」というような中身でございます。この通告書にはね、残念ながら字数の制限がありますからね、私がお尋ねしたい点を一つ一つ丁寧に書き添えるスペースがないもんですから、あえて表現はしておりませんけれども、順次お尋ねしていきたいと思います。まず、第1点目のね、人口の推定なんですよ。冒頭で、町長のお話の中にもありましたように、自分ではこのように押さえていると、増田リポートでは、レポートではこうだというお話がありましたからね、それは、それなりで町独自でその試算されたのだという認識はしております。私の質問はね、そういう町長の答えが返ってくるとやりにくくなるんだけれども、でも、あえて言うのはね、結局今まで計画立ててきた、その時点ではほとんど自前でこの松前の将来人口の推計で、推計はされないで、どこかの研究所の報告だとか、ある数式に当てはめて推計したとかっていう流れになっているもんですから、やっぱり自分達の町はこういう事情なんだから、外でそういう言い方するけれども、松前町独自で算定すればこういうふうになるよという数字の捉え方、私は大事だと思っておりました。町長、今のね、お話にありました、松前町、町長の推定では3千162名ですか、増田レポートからいくと450人くらいの差がありますよね。この厳しい算定をされているってことはね、私はそれはそれなりに価値もあるし、認めるものは認めると、そういう思いでおりますけれども、やはりこういう増田レポートの差ってのは、全国のそういう算定基準からいくと、松前はもっともっと厳しい条件下にあるという受け止め方でよろしいですか、お尋ね致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

増田レポートにつきましては、本当に衝撃的なものであります。ただ、これにつきましてはですね、そういうふうにならないための、何て言いますかね、そういうふうにならないために、いろんな施策を町を挙げて考えていかないと町がなくなるんですよというふうなことでありますので、増田レポートは前向きに、地方に活力を与えるっていうんですか、そういうふうな部分では前向きに、増田レポートの結果を前向きに受けていきたいというふうな思いでいるところであります。

議員の質問 10番 梶谷康介

二つ目にお尋ね致します。この総合戦略策定はね、町長部局の中で総力を挙げて取り組むと、そういう受け止め方はしております。ただ、松前町民等しく自分達の町の将来を心配しておりますし、我々議会だって、それぞれの立場で心配しておるんですけれども、この計画策定、2016年3月までという限られた時間の中でやらなければいけない、そういう制約がありますから、なかなか大変だと思いますけれども、住民の考え方を集約、或いは参考にというものを考えた場合にはね、当然声を聞いていかなければいけないんでないかなと思いますけれども、その辺はどのようにお考えになっておりますか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

まず、前段のご質問で人口に対する考え方もございました。私の答弁、ちょっと足りない部分ありましたので、補足させていただきたいというふうに思います。まず、議員ご指摘のようにですね、増田レポート、或いは国立社会保障人口問題研究所が出しております人口につきましては、まず地域の実情は全く入っていないというふうな私は認識をしているところであります。従いまして、梶谷議員が心配するようにですね、その町、その町の実情にあわせた人口の推計がこれから求められるのだろうというふうに思っているところであります。当町の統計概要、或いは統計概要にあります産業人口の推移なども各業界ごとの人口も統計概要に載ってますので、この部分もきちんと加味しながら人口の推計を出していきたいというふうに思っております。本当にこう、2040年までの推計人口をきちんと示していきたいというふうに思っているところであります。それから、松前版総合戦略の策定につきまして、多くの人の意見をというふうなご質問であります。そのとおりだと思っておりまして、松前版総合戦略につきましては、現時点では、国から、産、学、官、金、労の代表者の方々の意見を聞きながら策定をしてくださいというふうな連絡は受けておりますけども、私も本当にこう多くの町民の皆さんの意見を聞くことが最善な策だと思っておりますので、機会ありましたら多くの人に意見を聞けるような環境を作ってまいりたいというふうに思っております。

議員の質問 10番 梶谷康介

かつて、私経験したことがあるんですけれども、やはり松前全体を考えるためには、地域地域の実情を知らなければいけないと、そうしたものの集約の基に全体を考えるっていうのは、私は基本だというふうにおさえております。かつて、ロマンフロンティア事業という形で原口地区、大島地区、小島地区、大沢地区というような区分けをしながらね、その地域の本当に中心になって考えている人方の意見を聞かせていただいたと。そうしたものを中心に、或いは基本にしながらまちづくりはすべきだという考え方でいたんですけれども、今の町長のお話ですとね、国自体もそれぞれの分野から代表を出してっていうようなお話ですけれども、これはありきたりの方法なんですよね。当然手っ取り早い、それぞれの分野の代表の声を聞くっていうことは、限られた時間の中ではやむを得ないのかなという気はしておりますけれども、しかしながら、松前町でやっぱりきちっとした戦略、総合戦略を策定するためには、より幅広い、より深い意見を聞くのが筋だと思いますけれども、今の答えに更に上乗せしてね、松前の場合はこうしたいっていう考えがあるとすればお聞かせいただきたい。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

先程の答弁で、産、学、官、金、労というふうな表現をさせていただきました。12名程度の委員の構成を考えておりまして、今現状では、漁協、それから農林畜産、林業、観光、商工、高等学校、議会、それから北洋銀行、それから江差信金、それから労働界、そして町内会というふうなことでですね、今現状ではこういう考えを持っておりまして、12名の方々にお願いをしていきたいなというふうなことを考えております。ただ、本当にこうロマンフロンティアのお話もいただきました。多くの町民の皆さんの意見を聞くためにですね、議員ご指摘のように各地区に入ってやるのも一つの方法でありますので、この部分を検討してみたいと思っておりますし、また総合戦略の概要ができた段階で、パブリックコメントによる意見の募集につきましても、町民の皆様方からの意見の募集につきましても、一つの選択肢だというふうに思っております。いずれに致しましても、短い時間で仕上げなければならない、本当にスケジュール的なこともありますので、この辺はいろんな状況を見ながら判断をしていきたいというふうに考えております。

議員の質問 10番 梶谷康介

これから取り組むこの事業に対してね、この時点で私が質問することはいささか勇み足かなと、タイミング的に早いかなという気はしないでもないんですけれども、あえて、これからの質問をさせていただきたいと思います。まず、近江議員のお話の中にもありましたようにね、やはりこの松前町に人を定着させるための話、手っ取り早く言うとね、人口減少の対応策っていうんですかね。これはもう今始まったことでない、今までのいろんな席でも議員の立場から、或いはいろんな立場から、松前町の人口減少に対してどうあらねばいけないかという議論はしてきております。でも、それはそれとしてね、今、新しくこれからの松前をこういうふうにするんだっていう戦略を作る時点ですから、今までの過程は過程としてね、これからどんな部分に対して町長は人口減少に対応していくかというお話があればね、これからの話なんだけども、先走った話で恐縮ですけれども、お聞かせいただきたいなと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

本当にこう人口減少の対応策、いろいろ過疎化の対応、いろいろ取り組んできているところでありますけども、なかなか効果が見えていない、見えてこない状況もあるわけであります。本当にこう人口減少への対応策と致しましては、まず若者の定住が必要でありまして、そのためにも町内における雇用の場の確保が求められるだろうなというふうに思っておりますし、今まで取り組みをしてきているところであります。現状言いますと、松前高等学校を卒業して、町外に流失するというふうな状況、ある意味では子どもさんにしてみますと、地元から、或いは親から離れて暮らしをしてみたいというふうな思いもあるでしょうけども、まず過疎化の対策と致しましてはですね、何か一つこう、一つのことをすればいいというふうな特効薬みたいなものは、なかなか見えてこないんであります。いろんな要素があるんだろうな、地形的なものとかですね、いろんな要素があるんだろうなというふうに思っております。まず、この自然、松前高校を卒業して町外に流失する、まずこの自然現象分についての対策を考えなければならないというふうに思っておりまして、少子化対策、或いは子育て世帯への支援、そして、若い世帯が子どもを産み育ててくれる環境を支援するというふうなことも大事なことだろうというふうに思っております。企業誘致もいろいろ取り組んでおりますけども、なかなか思うようにいかない状況でありますし、まず町内生産の、要は産業の基盤づくりをしっかり行っていくことが重要だというふうに思っております。

議員の質問 10番 梶谷康介

町長、今のね、この人口減少ってのは避けられないんですよね、はっきり言いまして、素直に私も認めます。なぜかというと産まれてくる子どもが少ない、亡くなる方が多いと、しかも、町長のお話の中にありましたようにね、松前高校を卒業すると、はっきりこれだけの生徒が町外へ就職するという現象は、もうずっと続いているわけでね、それをストップさせることは不可能なんですよ。ただ問題は、例えば50人の生徒が毎年いく、そうした50人を40人に留めることができないかと、この辺が鍵でないのかなと私は思うんですよ。ですから、この10人を松前に留めるためにはどうしたらいいのかと。現実的にはね、松前では畜産の状況が極めて、今までにない、いい好環境にあると、しかも、初めて取り組んだ人がね、数年の間に1千万の生産をできるだけに育っていってると、そういうものを一つ考えます。それからこんぶの養殖でもそうですよね、かつては私の記憶ではね、1基50万、そんな時代でしたよ、今恐らく1基100万でしょ、そうすると、5基やると500万の水揚げが考えられると。しかしね、前段で言いました畜産でも、こんぶの養殖でも、そこまでいくために時間がかかる。この時間がかかる間に、その人はどう取り組んでいけるかってことになると、自力では私は極めて困難だと。ですから、自立できるまでにそれを支えていくことを考えればね、松前高校卒業された方の中に、畜産に取り組む意欲のある方は、年間、まあ1千万ってのはね、高い望みですけれども、少なくとも500万ぐらい水揚げができるまではあなたの修行、そして生活を支えてやりますよという形でも、こんぶでもそうでしょう。こんぶはどっちかっていうと比較的短い間に収益が可能ですよね。ですから、そういう機構をね、松前町全体で自立できるまで、あなた方こう育てて、或いは頑張っていくことによってこういう支援をしますよという機構を作ること、或いは組織を作ること、或いは制度を考えるということがね、私はいつの場でも議論される後継者の育成だとか、そういうことにも繋がるんでないかなという思いを持っているんです。ですから、この戦略会議、もとい、総合戦略の中にもね、こういう形で育てていきますよ、というとね、少し中身がね、見えてくるんでないかなという思いでおります。この場で町長、こういうふうにしますなんて答えはね、簡単に出てこないという思いは私はわかります。わかりますけれども、でも、そういう取り組みを忘れていってもらっては、実のある総合戦略ができあがらない、そういう気持ちでお尋ねしますんで、今一度お答えをいただきたいと思います。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

梶谷議員から、牛のお話、畜産業のお話、或いはこんぶの、養殖こんぶのお話がございました。本当にこう畜産業につきましては、農家の方、このTPP問題を抱えている状況の中で、将来に対する不安もあるわけでありますけども、現状黒毛の繁殖、農家の方大変頑張っておりまして、平成26年中にはですね、13経営体で1億4千万程の売上げをしているところであります。農家の皆さんのご苦労には心から敬意を表したいと思いますし、また一方こんぶの養殖、目で、自分の目で見ながら育てるこんぶの養殖も、この数年状況のいい部分もありますので、ここの部分は大事な産業であるというふうに思っているところであります。人材育成、いろいろ後継者不足などがありましてですね、現状、課題、問題多いわけでありますけども、何とかこう漁業者、新規にやりたい人、或いは規模を拡大したい人、そして畜産農家、これにつきましても、新規着業につきましてもですね、自立指導、自立するまでの指導をするための組織づくりのお話があったというふうに思っております。本当に一次産業で生活できる環境づくりをするのは、我々の責務だというふうに思っておりますので、事業の支援に対しましてはいろんな情報提供もありますでしょうし、それから、自立する期間の支援、どのような支援ができるのか、それをやるための組織っていう部分につきましても、検討に値すると思っておりますので、検討させていただきたいなというふうに思っております。広大な、畜産業で申しましても広大な採草地、放牧地ありますので、今まで投資したお金を無駄にしないような施策を進めていきたいというふうに思っております。まず、自立していくまでの部分につきましては、検討させていただきたいというふうに思います。

議員の質問 10番 梶谷康介

本当に、真剣に取り組んでいただきたいなと思います。恐らく国だってね、そういうソフト面でのメニューもあると思いますよ、あれだけ力を入れて地方創生を謳っている今の政府ですから、人材育成、そうした支援、メニューってのは私は探せばあるんでないかなと。或いは松前から、もとい、この8区からね、2人も現職代議士が出ているんですから、そうした力も当然貸していただき、いただく場面もあろうかと思いますけども、この件はね、町長、人材育成ってのは町単ではなかなかこの財源的にもね、組織的にも、ある程度の規模をもった都市であれば企業の応援だとか、いろんな形でそういう組織づくりっていうのは可能かなと思いますけれども、50億ちょっとの財政規模の町でそうしたものを考えていくっていうことの難しさは理解しますけれども、忘れちゃいけない部分だなと私は受け止めております。かつて、漁業後継者の育成で、道の制度の中でね、松前に1人若い人来ていただいて、将来をいろいろと楽しませてくれた場面がありました。その人は体調壊してね、本当に漁業者でなくなったけれども、そうした関係の仕事をして松前に定着してるでしょ、こういう現実もあります、私は非常に参考になると思いますよ。ですから、この件は真剣に取り組んで、総合戦略の中に位置づけてもらえればなと期待をしております。次の質問させていただきます。松前には町長いつもおっしゃるようにね、資源がいっぱいあります。私は、その資源はそれぞれ可能性を含んでいるものだというふうに認識しております。ですから、このある意味では磨けば光るものだというふうに思っております、今は静かに眠っているんでないかなと。少し刺激を与えて起こして、この松前の今の状況の中にそれを活かした雇用促進だとか、就業の場づくり、場合によっては自立して企業を興す、いわゆる起業ですね、起こす方の起業ね、そうしたものへ繋げていく考え方があるかどうか。まあ、ないって言えばそれまでだけどもね、でも、持ってほしいなと。私はね、この考え方ってのはね、若佐副町長、経験ありますよね、私と一緒にタケノコの缶詰作ったことあるっしょ、退職された工藤正継さん。本当にね、この山の、松前の根曲がりタケノコを採ってきて缶詰にするとね、結構ないい製品ができるんですよ。あの当時は、松前にそういう缶詰を作る施設があったの、今どうなってるか私確認はしておりませんけどね、こういうものも一つだと。そのヒントを得て、私亡くなった友達2人でね、秋田、青森ってずっとこうそういう観点から視察したことがあるんですよ。青森に行ったらね、缶詰の施設を自分の家に用意して、そして、自分で今言った採ってきたものを製品にするっていうことじゃなくってね、周りの人方が、町内の人方がみんなこれを缶詰にしてくれ、あれを缶詰にしてくれという、そういう仕事を請け負って、缶詰製作資金、賃金ってんですか、工賃ってんですか、そうしたものを収入として成り立っている企業があるんですよ。ですから、今のようなこの松前の資源を活かすためにはね、そういう人がいればこれいいんですけれども、松前にはいない。だとすれば、そういう施設を作る、或いは事業を起こすというような形はね、この資源を活かすためには絶対必要だというふうに考えておりますが、町長、いかがですか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

若佐副町長と缶詰を作ったお話をいただきました。新たな就業の場の確保を図れというふうなことだろうというふうに思います。本当にこう眠っております山菜とかですね、いろいろ松前にはいっぱいありますので、本当に水産センターもこの4月から新しくなります、そういう意味で、まずやってみたい、例えば山菜の缶詰、或いは瓶詰めなども含めましてですね、やってみたい方がありましたら支援はしてまいりたいというふうに思います。ただ、どんな支援ができるのかはあれでありますけども、チャレンジしてみたい方ありましたら、いろんなお話を相談させていただきたいと思っておりますし、本当に研究センター、水産センターこれからできますけども、真空パックのものも今できる施設もありますので、その規模を拡大してですね、町民の皆さんがいろんな部分で利用できるような設備投資も検討に値すると思っておりますので、町民の人が、方々が水産センターを利用して、いくらでもいろんな部分に発想を転換してですね、チャレンジしていただければなというふうに思っております。支援はしてまいりたいというふうに思っております。それから、いろんな我々もですね、情報いただくためにも工業センターからのですね、情報などもいろいろいただきながら、検討をしていきたいというふうに思っております。ご理解いただきたいと思います。

議員の質問 10番 梶谷康介

本当に、町長恐縮です、これからね、取り組もうとしていることの前段でこういう話するのはね、私は非常に恐縮なんですけれども、まあ戦略会議のメンバーの中に入れれば、そりゃあ、今言ったような話すチャンスはあるかもしれませんけれども、そういう可能性があるない全く関係なくね、もう思いをぶちまけておいた方がいいかなとそういう気持ちもありますんでね、あえて言わせていただいております。今の加工施設の件に関しましてはね、水産関係ではスルメの加工場はだいたい20事業体ぐらいですか、今松前町に。そういう人方が、何人かの人と私話したことがあるんですけど、スルメ以外には考えられないんですもんね、今の人方には。なぜかというとね、あえてリスクを冒したくないんですよ。新しい分野に手を出すことによって当然そこにはリスクが伴うから、非常に厳しい経営であればある程ね、堅実な形で今のものを守っていくという考え方は私は理解できるんです。ですから、そういう人方に、例えば水産加工のね、付加価値を付ける取り組みをせったってできないんですから、だとすれば、誰がそれをやらなければいけないんでしょうね。かつてね、私は株式会社松前町構想を考えたことがあります。あの考え方ってのは、やはり遊んでいる農地がいっぱいあります、それを活かしてまず働く場を作ると。松前のこの土地っていうのは黒土なんですよ。この黒土に一番合うっていうのが、たまたま当時の田中さんでしたっけか、松前町出身の改良普及員の方、あの方に相談したらやっぱりこのいわゆる根菜類ね、地上に葉っぱの出てくるそこで実を成すものよりも、地下で実を結ぶものの方が、しかも松前町の黒土にはニンジンが最適だと、そういうようなことで考えたのが今の構想なんです。まず、好地を活かすということが一つと、生産されたものを更に手を加えてお金にするってことになれば、当然そこで雇用の場が生まれると。そこで生産する人方も、自分達が出稼ぎ、或いは勤めている状態の内はまだね、自分達の生計は保てるけれども、そうでなくなった、いわゆるリタイヤした時に、年金生活になった時にそれだけでは生活できない、だとするならばそれプラスいくらという所得が発生するような場づくりを考えていくという構想で取り組んだ経緯があります。だから、それが基礎になっていれば、今の山の資源でも海の資源でもどんどんどんどん手が広げられるし、雇用の場も広がっていくんでないかなという考え方を持っております。ですから、やはり前段で申し上げましたようにね、現在取り組んでる人方にそれをやれったって、今を、自分達の今を守ることが精一杯の人方はね、前に向けて投資はできないんですよ。できないとするならば、やっぱり自治体が中心になって、人もいるだろうし、お金が有り余ってるって言いませんけれども、何とかやりくりもつくだろうし、国がこういう地方創生を強く打ち出してる時点だからこそ、いい構想ができれば国だって金出しますよ。それを国は期待しているんですからね、そういう強い考えって言いますか、或いは前向きな考えって言いますか、それをもって、町長取り組んでほしいなっていう願いがあるんですよ。考え方を聞かせてください。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

本当に地方創生、この波に乗り遅れるわけにはいきませんので、議員からご指摘がありましたように、他の町、他の自治体にはないようなですね、松前独自の、松前のカラーを出した総合戦略を作れればいいなと思っているところであります。皆様方の、町民の皆様方、或いは職員の皆様方、議会の皆様方のご意見を聞きながらですね、きちんとした10年後、20年後を見据えた総合戦略を作っていきたいというふうに思います。

議員の質問 10番 梶谷康介

国全体のものを、状況を見ながらね、ことを進めなければいけない。国だって人口が増えるってことは想定されて、考えられないもんだから、何とかして1億人を確保しよう、だから地方も頑張ってほしいと、ある意味では地方に期待をかけているっていうかね、責任をなすりつけて、まあ、表現悪いんですけどね、そんな節も見当たりますよね。ただ、地方にとってはね、そういう限られた枠の中で人口を守っていくっていうことになれば、外から人を引っ張ってくる可能性ってのないっしょ、枠の中で引っ張り合いになるんだから。そうすると条件のいいところに人ってのは集まりますから、残念ながら松前にそういう人を呼び込む要素ってのは非常に少ないと、残念ですね。ただ、町長、ここはね、私は考えようだと思うんですよ。高齢化社会なんです、ね、お年寄りがどんどんどんどん増えていくと。首都圏では、そういう人方を面倒見る、或いは福祉政策の中で取り組んでいくっていうためにはね、まず土地がないんですよ。地方に、土地があるところにね、建物を建てるなら、そして、自分達の自治体からそういうお年寄りを受け入れてくれるんであれば、お金を出しますからって声かけた時期があったんですよ、私経験してます、東京23区の中のね、1区なんですけれども。松前をずっと見た時に、本当にこれから利用しなければいけない、或いは可能性のある土地っていっぱいありますよね。更には、学校統合によって廃校になった施設もあります。今の廃校なった施設のこれからの活用だって課題でしょ、見えてこないでしょ、あのまんまほっといたら後で整理するのに逆にお金はかかりますよ。そういう観点からいくとね、シルバー産業に目を向けてみる必要があるんでないかなと。ですから、松前のお年寄りに対する対応策も福祉政策の中でいろいろ考えられております、しかし、十分な形とは言えない。言いましたように現実遊んでいる財産が、まあ、遊んでいるっていうか逆に言ったらね、管理に苦慮される財産があるということを考えたらね、それを活かすために何を成すべきかっていうことの選択肢の中に、シルバー産業ってのはひょっとすれば松前にとっては可能かなと、しかも、来年の3月でしょ、新幹線開業するのは。首都圏からのアクセスも変わってきます。木古内、松前間のアクセスも当然考えなければいけません、そういうものをトータルで考えたらね、このシルバー産業に注目をして然るべき。まあ、観光の問題ももちろんありますけどね、それは今言うと、言うつもりはございませんけれども、この場ではやはり総合戦略を策定する中には、重要な位置付けをする必要があると私は考えております。町長はいかがですか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

町内には利用されていない、言わば有効利用できる財産があると、土地もある、それから廃校になった校舎も利用できる、こういう要素は十分あるというふうに思っております。まず、高齢化社会を見据えた中でシルバー産業へ、ここの部分についても総合戦略の中にというふうなご意見だったというふうに思います。松前町、本当にこう、先程申しましたけども、国立社会人口問題研究所の2040年の推計では、65歳以上の高齢化率がですね、59%になるというふうなデータも出ておりますので、本当に、しかし、今の65歳以上の方々はまだまだ若くてですね、重要な働き手でもあるとも言えるところであります。いずれに致しましても、シルバー産業、いろんな職種あろうかというふうに思います。意見を聞きながら検討してまいりたいというふうに思いますし、町内にも高齢者事業団というのもありますし、本当に新しく起業するというふうな部分につきましてもですね、希望があれば多いに相談にのりたいと思いますし、高齢者の方の就業につきましても支援をしてまいりたいというふうに思っているところであります。いずれに致しましても、シルバー産業へのご提言につきましては、謙虚に受け止めたいというふうに思います。

議員の質問 10番 梶谷康介

なんだか腰を折られたみたいだな、せっかくいい調子になってきたのに。町長、前の続きになりますけども、この高齢化社会はね、間違いなくどんどんどんどん進んでるんですよ。実際に私は20年前にそういう話があったっていうことでね、東京23区の状態考えれば、やっぱり今、控え室でみんなの話聞くとね、現実にそういう問題も出てるし、木古内の町長あたりはね、チャンスだから木古内にみたいな話までしてると。そういう実態はね、松前だって乗り遅れちゃいけないし、可能性のあるものはやっぱりどんどんどんどん推し進めていってほしいなという願いでございます。いろいろお話しました、それを基にして、或いは、基にしてっていったらちょっと生意気だかもしれない、参考にしながらね、この実のある総合戦略を作っていただきたいということでございます。それを作るにおいても、ただいたずらに後継者づくりだとか、人材育成だとか、そういうことじゃなくって、例えば前段で言いましたように、松前高校の卒業生が50人いるんだったら、10人を何とか松前に残して育てていって自立させると。そうすることによって若い人ですから、我々と違って新しい命を作ることも可能なんですよ。やっぱり松前町で今の状況を考えてたら、まあ、死亡者数に追いつく出生なんてのは考えられませんけれども、でも、少なくともその差は縮めることは私は可能だというふうに考えております。ですから、どの計画を立てるにしても、この分野ではこれだけの人を何年後には育てていきたいと。更には畜産の話もしました。あの草地開発事業ってのは、1千頭飼育目標にして取り組んでいますから、まだまだ松前町の畜産振興には可能性があるんです。しかも、前段で言いましたように、条件整備もいろいろ課題はありますよ、ありますけれども今までにないいい環境にあるだろうし、こんぶだってそうでしょう。私は予算委員会で言おうと思ってたんだけども、あれだけ水産センターを充実してこんぶのこれからに取り組む、或いは他のものに取り組む姿勢したって、どうやって生産上げますか、人がいないと上がりませんよ。そういうことだってこういう後継者を、或いは将来に可能性ある人を松前町に残していくってことは大きな課題ですよ。人口の減少の歯止めもそうですし、後継者の育成もそうです、人材、以降これに繋がるんですけども、そうしたものみんな、これ松前がね、町長が自分達ではじき出した数字を、右肩下がりの傾斜をね、少しでも緩やかにするための政策ですから、やっぱりきちっとした数値目標を立てて、これは取り組まなければいけないと思いますけども、いかがですかね。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

シルバー産業のご指摘もいただきました。いろいろこう各町の取り組みもあるようでありまして、例えば、議員ご指摘の部分につきましては、東京都の杉並区が南伊豆町に特養ホームを整備するんだというふうな、そういう関連のことだなというふうに思っております。本当にシルバー産業、大きなご提言をいただいたというふうに思っておりますので、戦略策定にあたりまして、参考にさせていただきたいというふうに思います。また、人口減の、人口の減少のスピード、スピードを減速させるというふうな政策づくりも必要であるというふうなことだと思います。確かにそのとおりだと思っております。畜産振興、それから漁業振興、いろいろまだまだ可能性あるところであります。畜産振興、今の本当にこう海にばっかりマグロはいないというふうに私は思っております。山にもマグロがいると、それは畜産だというふうに思っておりますので、この辺の話もですね、どんどん町民の方と話をさせていただきたいと思いますし、支援できるものは支援していきたいというふうに思っております。いずれに致しましても、松前町独自の人口のビジョン、或いは総合戦略をきちんと策定していきまして、後継者の確保、それから担い手の育成、そして更には産業人口の減少に歯止めをかけるような、かけれるようなその施策が大事だろうというふうに思っておりますので、総合戦略策定にあたっては十分配慮してまいりたいというふうに思います。以上でございます。

議員の質問 10番 梶谷康介

いろいろ述べてきました。漁業の面でも畜産の面でも、更に高齢化社会に対応する面でもね、いずれにしましても、松前がね、この地域で抱えている問題が先へ進めれない状態ではないと思ってんですよ。例えば、畜産振興だって前段で申し上げましたように、草地開発なんていうのはね、まだまだ余裕が、課長ありますよね。それから、漁業だってね、どんどんどんどん組合員の数が減少して生産が下がっておりますけれども、町長、原則的にね、これは組合員が下がったから、資源があるからね、一人当たりが多くなるなんていう発想もっちゃいけないですよ。一人の能力なんて限界があるんですから、やっぱり生産を上げるとすれば組合員を増やしていかなければ上がりませんよ。こうしたものをね、原則に考えていかなければ、これからの松前の姿っていうのは、消滅可能都市の中に組み込まれていってしまう恐れがありますんで、歯を食いしばって、何としてもこの我がふるさとを、きっちりと守っていけるような総合戦略を立てていただきたいと、期待して質問を終わります。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

貴重な時間、本当にご提言をいただきましてありがとうございます。松前町独自の人口ビジョン、或いは松前版総合戦略をきちんとした数値目標を立てながら取り組んでいきたいというふうに思います。本当に強い産業、足腰の強い産業を目指しまして、更には何回も言いますけども、事業後継者、或いは担い手の確保、育成、更には若者の定住、定着を推進できるような、そして産業人口の減少に歯止めをかけれるような、大胆な松前町版総合戦略を策定できればいいというふうに思っているところであります。頑張らせていただきたいというふうに思います、どうもありがとうございました。

出典:松前町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月9日 議事録 PDF(121ページ) 間違いを知らせる