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せたな町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月16日

新年度の農業振興方策について

聞いた人
平澤等 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 10番 平澤等

2問目の質問に移らさせていただきます。新年度の農業振興方策についてというタイトルでございます。本町の基幹産業は第一次産業であります。なかでも農業は戸数及び就業者が多く最も重要な産業でございます。平成29年から令和元年まで3カ年継続されたチャレンジ事業は大きな成果を生み出し、農業者にとっても力強い支援策であり事業利用者から高い評価を受けているのはご承知のことと思います。新年度、令和2年度を迎えるにあたり、さらなる農業施策を構築すべきと思います。以下2点について質問いたします。①令和2年度の基本方策としてどのように考えているか。②日米貿易協定による町の対応策についてどう考えてるか。以上2点、お伺いいたします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

平澤議員の2つ目の質問にお答えをいたします。まず1点目の令和2年度の基本方策についてですが、町の農業振興計画、各農協の振興計画など推進に資する事業を展開していきたいと考えております。町では生産基盤の強化対策として、草地畜産基盤整備事業の実施を予定しております。全体事業費は2億700万円を予定しており、令和2年度に実施計画を策定、令和3年度から令和6年度まで草地整備を行う予定で、現在、作業を進めているところでございます。また若松地区では、農地の区画整理や用排水を整備する農地整備事業を計画しており、全体事業費は23億7,000万円を予定しております。令和2年度に実施設計を策定し、令和3年度から令和10年度まで基盤整備を行うこととしております。新函館農業協同組合若松基幹支店から米施設の老朽化した機器の整備などの相談があったことから、令和2年度は課題整理などを行い事業化に向け、各関係機関と協議をしていきたいと考えております。令和2年度については、これらの事業等を実施するため、各農協及び各関係機関と協議を行い課題整理などをしていきたいと考えております。次に2点目の日米貿易協定による町の対応策についてですが、議員ご承知のとおり日米貿易協定が国会で承認され、令和2年1月1日に発効と報道されております。国では日米貿易協定の承認によりTPP等総合対策本部の会合を開催し、総合的なTPP等関連政策大綱の改訂が協議され改訂されました。農林水産業関係では、強い農林水産業の構築として生産基盤の強化をするとともに、新市場開拓の推進など、確実に再生産が可能となるよう万全の対策を講ずることとしております。また経営安定、安定供給のための備えについては、関税削減等に対する農業者の懸念と不安を払拭し、TPP等発効後の経営安定に万全を期すため、生産コスト削減、収益性向上への意欲を持続させることに配慮し、経営安定対策の充実等の措置を講ずることとしております。改定案のポイントとして、生産基盤の強化、これは肉用牛、酪農経営の増頭、増産ですが、これについては海外をはじめ、今後も増加が見込まれる需要に対応するよう肉用牛、酪農経営の増頭、増産を図るため繁殖雌牛及び乳用牛雌牛頭数の増頭や和牛受精卵の積極的活用等を総合的に推進することとしております。また同じく生産基盤の強化、スマート農業、担い手の育成という部分については、スマート農業技術の開発、実証プロジェクトやシニア世代を含む担い手の育成などが検討されております。今後、TPP等関連政策大綱による具体的な事業や予算内容が示された段階で、事業の導入に向け積極的に対応していきたいと考えておりますので、ご理解願いただきたいと思います。

議員の再質問 10番 平澤等

再質問をさせていただきます。令和2年度の基本方針ということでお伺いしたところ、町長は基盤整備、それからもう一つ家畜に関する2点ほど出されました。確かに若松の基盤整備それから農地草地改良といった点での畜産に関する関係で、今大きな事業として取り組んでいきたいと。若松地区の基盤整備については20数億、それから土地改良についても今報告あったような大きな金額でございます。私が今心配してるのは、チャレンジ事業というのは、これは農業のみならず漁業も商業もあったんですけども、やはり広く全般に行きわたる事業でなかったかと思うんです。だから今回大きく出てきた今の町長の2つの金額、主に畜産経由、確かに畜産業者の販売高は、平成30年度は約20億を超えるという大きな金額あるんですけども、あとほかの農産関係、水稲、畑作、園芸そういったものについて今触れてなかったので、そういうものも網羅したものについて、しっかりとした方策を出していくということが必要でないか。これは先ほど私が冒頭で申し上げましたように、基幹産業は農業、それも多岐にわたるという点から考えた面で、そういった面での施策については、これから3月定例会には執行方針出されると思うんですけれども、その中にチャレンジに代わる大きなものを何か出していただきたいなと思います。その点について町の考え方をさらに伺いたいと思います。それから日米貿易協定についてでございますけども、これについては町長もご承知のとおり、かなり昔から平成25年度の7月ですけれども、オールせたなでTPP反対総決起集会を行って、その中でそれぞれ町内の各業態の中で町長が頭になってやってきた。しかし内容についてはもう既にご承知と思いますけども、結果的にTPPはアメリカを除くっていう形で決まりました。そしてまたアメリカが抜けたから一安心としていた矢先、今、新聞やマスコミで話してるように日米貿易協定が基本的にまとまって1月1日から施行されるということで、それは町長の答弁もあったとおりなんです。その中で今回の日米貿易協定の1番の中身というのは畜産なんです。米は今除外されてます。ただこれはあくまでも今の段階の除外なんで、新年度明けたらまた4カ月以内に再交渉するっていうことがまず謳われてます。その中でどのような構成が出てくるかわかりません。今の段階での話をしなきゃならないので、今の段階の話、牛肉それから豚肉含めた畜産関係の施策、それについては、それぞれ試算についてはまちまちなんですけども、かなり大きな金額の影響が出てくるというふうなことは出てきます。その中で今、町長が申されましたように、それに対する行政の施策としては、生産基盤を強化するという意味で、今あった酪農経営の頭数、大きな目玉はやはり増頭による支援策、それが私たちに直に来るんでないかと思うんです。そのほかには畜産クラスターとか、それからスマート農業、共同牧場とかそういったIT、それからドローンを使った事業とか、せたな町に直結するっていうふうに考えるんであれば、やはり増頭、増産にかかる肉牛また肉用牛に対しての補助ということなんで、これは現段階で私たちの町にとって、それに対する補助があったとはいえ、取り組める農家がどのぐらいあるだろうと。そして今の状態の中でいっぱいいっぱいでしてきている農家が、さらに頭数を増やすってことがどういうことなのか。そうすると今までの既存で増やさない場合には、そういった恩恵がないわけですから、そういった面についてもやはりしっかり底支えをしていくような試算をしていかなきゃならないんじゃないかと思うんです。先ほど申しましたけども、町で去年は両農協合わせて畜産関係で約23億の販売高がございました。そういったのが、今回出ているように現行の税率が変わっていく、最終年度は27年度が33年になりますけども、これについても例えば、町長はもうご承知と思いますけども、関税率が現行、牛肉の場合ですけれども38%から最終は9%まで、豚肉は重課税については撤廃される。また1キロ当たり482円の重量税についても、482円からほぼ10分の1近い50円まで下がるということで、これは政府ガードが発効したにしても畜産農家にとっては大打撃になるんです。ここ何年か個体の販売が、わりと順調だったので畜産農家潤ってますけども、これが発効されると大きな衝撃になることは間違いないんです。その中で、せたな町として国策であるとはいえ、せたな町の酪畜を守っていくための方法としてどのようなことが考えられるのか。もちろん政府の考えは政府の考えでございますけども、せたな町としての備えに対するしっかりとした基盤強化そして足腰の強い農業、そういった意味での何かしら町としての一つの事業には取り組まなきゃならないんじゃないかと思うんです。ただ、たまたま今回投げられた事業だから酪畜に関してでございますけども、このTPPの協定っていうのは、今回はこれなんですけども、次また何出てくるかわかんないんです。米だって決して聖域でないっていうことは言ってます。そういった場合には農業全体に携わってくる。ただ今回の一般質問ではそこまで触れませんけども、目の当たりにしている畜産業界に対して、やはり国の施策は施策でわかりますけども、町としても何らかの方策はやっぱり一つ考えておく必要があるんでないかと思うんです。そういった意味で町長の所見を再度伺います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

まず1点目についての2回目の質問にお答えをしたいと思います。町はこれまで農業振興を図るという意味から経費の体質強化、生産基盤の整備、強化、生産技術向上というようなことで生産性の改善、この所得の向上というものを図ってまいりました。その一つにチャレンジ事業があったということでございます。このチャレンジ事業については、議員も大変評価をしていただいているところでありますが、これは農家個々に大変大きな投資をしていただいたということでございます。それによって設備もある程度近代化をしましたし、そういった一定の成果を上げることができたということでは、私としても安心をしているところでございます。これから併せてそれ以外にも生産基盤の強化ということにつきましては、北檜山農協区域でこの基盤整備も随分進めさせていただき、ある程度この地域については、目途がついたというふうに感じております。次に遅れておりました若松地区の基盤整備、これをこれから進めようということで、大きな金額にはなりますが、これは道の事業を使わせていただいて整備をするということを目指しているところでございます。そうした今までの流れというものは十分酌みながらチャレンジ事業のあとも、チャレンジ事業以外の事業もございますので、そういったことにしっかり進めてまいりたいと思います。次にTPPの関係でありますが、これは国のほうも特に畜産、米、重要5品目については、ある程度、国のほうもしっかりカバーするという見込みとなっておりますが、ただ畜産、特にこの酪農、肉牛については、この影響が大変懸念されていると思っております。したがいまして国際競争力をどうつけるか。あるいは生き残りをかけてどうするかということは、これは国においてもしっかり議論をされているところでございまして、これまでのような、クラスターのような大きな事業ばかりでなくて、個別経営に対してもある程度対応していきたいというような話も伺っているところでございます。なかなかこうした関税の引き下げという部分での経営の圧迫というのは当然出てまいりますので、これに対応する生産コスト削減であるとか、そういったことに当然なってくるんだろうと思いますが、輸入するときの税が下げられるということでの危機感というのは、当然大きいものがございますので、これを町が補填するというようなことにもなりませんし、町はしっかり持続的な農業経営ということを考えながら進めていかなければならないものと思っております。国がどういった政策を打ってくるのかということを十分見極めながら、今後取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

議員の再質問 11番 平澤等

3問目ですから手短に。今町長申されました令和2年度の基本方策について、考え中であるっていうことだと思うんですけども、先ほど町長の行政報告の中にもありましたように平成31年、令和元年、今年です。今年については農産関係では約1億近い減収になってます。それはJA北檜山、JA新函館若松について合計合わせると1億を超えると農産関係です。それは米が主幹で米の部分、それから野菜がおしなべて、夏のあたりが低迷したということでございます。特に、両農協、特に北檜山の農協になりますけども、馬鈴薯については、今発芽等で市場価格が暴落し製品として出荷もおぼつかない。このまま来年までストップするか。そうすると販売提携凍結の心配もあるからどうするというふうなことで、電源工場も既にもう閉鎖してるということで加工についても進まないということで、かなりの閉塞感を持った中で対応に取り組まれてる。そうすると秋馬鈴については今までにない窮地に追い込まれてくると、やはり農業者、特に畑作農家について、イモを作ってる農家については、大変なことが起こってくるんじゃなかろうかと。まず10月末の計、それから年度末はわかりませんけどもそういったことはやはり想定しなきゃならないんでないかと思うんです。ただ畜産関係については、それを補うのみで、まだ今のところ順調な経過をしているというふうなことでございます。そういった点から大体農協あたりは収支を、農協全体で考えた場合にはするけども、それぞれの業種についてのでこぼこがあるということなんです。その辺については町側も捉えてると思うんですけども、そういった面を考えた中で、やはり今言ってる基盤整備それから草地改良、そういった点での施策はあるけども、やはり何かこう全体を網羅したソフトな行政施策、それについては、しっかり町長には考えてそれを執行していただきたいし、それは金額が大小かかわらず、ある意味それを補うっていう点での町からの施策を一つ出してほしい。もちろん農家も努力する、農協サイドもやはりあると思うんですけど、町としての考え方というのは一つあってもいいんじゃないかと思うので期待したいと思います。それから貿易協定によると、確かに政府から今来た段階で、国の事業なんでせたな町には町としての事業として何ができるかっていうことでありますけども、先ほど少し触れましたけども、やはり町として酪畜関係においての畜産関係において、それからTPPに関して対応できるような、そういったものについても、農業施策全般にわたると思うんですけども、その点について一つ考えていただきたいと思うんです。ただこれは先ほどの基本方策にもかかるし、また、貿易協定に係る対応策、それはそれぞれの地域の体質強化っていう点で、そういう点での情報提供についてはいち早く、そしてまた、それに係る経済対策の大綱っていうのが既に政府では試案出して、農家の方に対応するというのは先ほど私話した通りなんですけども、それに代わる方向についても何らかの方法を考えていかなければならないのでないかと思うんです。町の対応策について先ほど町長言ったように、あくまでも国から来た事業についてですけれども、やはり今の情報化社会の中では、いち早く情報も持ってきた中で、それをいち早くJAまた組合員に周知する。そしてまた今回の日米貿易協定に係る対応策として、政府が今検討、出した方策について先ほど町長が話されたように、そういった内容についても自分の町でどこまで対応できるかっていうそういった情報の収集、そしてまたそれに対する伝達、そしてまたそれに係る町財政において、どこまでできるかという点でちょっとアバウトですけども、そういった中身についても、町が真剣に取り組んでいるんだっていう姿勢が必要だと思うんです。そういった点についての町としての姿勢について3問目になりますけども、答えられない点は答えられなくて結構なんですけれども、アバウトにその辺については、町としての方針はこういうふうに行くんだという姿勢をしっかり示していただきたいとこのように思います。以上、よろしくお願いします。終わります。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは3回目の質問にお答えをさせていただきます。方針としては、これまで同様、農協、農家の皆さんの声をしっかり聞かせていただきながら、新年度予算の編成をしてまいりたいと思っております。それからTPPの関連につきましては、本町の50億前後の農畜産を抱えております農業振興というのは、大変重要な部分と私たちも常々考えているところでございまして、これはこれまで同様しっかり町ではやらせていただきますけれども、今回のTPPに関連して、国が先ほども答弁申し上げましたが、どのような政策が出されるかということを、これはしっかり見極めていかなければならないと思っております。そこでカバーされない部分につきまして、検討していくべきものがあるかどうか、そういったことで検討して、引き続き持続可能な農業、町の1番大きな基幹産業ということでもありますので、これは今後ともしっかりと支えていかなければならない。当然農協も直接の団体として、さまざまなことを考えておられると思っておりますので、その辺十分連携を図りながら情報公開しながら、対応してまいりたいと考えておりますことで、ご理解願います。

出典:せたな町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月16日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる

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