長万部町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月17日
長万部音頭の保存をどう考える
- 聞いた人
- 柏倉恵里子 議員
- 答えた人
- 町長 木幡正志、まちづくり推進課長 加藤慶一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 柏倉恵里子
私は1点質問いたします。長万部音頭の保存をどう考える。長万部音頭を踊る機会が少なくなり、伝え広めていこうという気運も感じられません。今年の町民運動会には、参加されていた高校生が数名、一緒に踊ってくれましたが、踊りは知らない様子でした。でも踊ってみようとしてくれたことがとても嬉しく思いました。どこの町にも繋いでいきたい文化があります。長万部音頭もこのままだといずれ誰も知らない幻の歌と踊りになってしまいます。運動会にも町職員がたくさん参加しています。職員こそ先頭に立ち踊り出すべきだと思いますし、そのあとに町民も続くことでしょう。保存会も立ち上げ、かにまつりでもやぐらを建て、輪になって踊る機会を作ってはいかがですか。また、盆踊りも各町内会の役員の方々が一生懸命に続けてくれていますが、長万部町として開催することがあってもいいのではないですか。昔は仮装大会などで盛り上がったものです。今はハロウィンで仮装が主流になりつつありますが、お盆に帰省した子どもさんや、孫さんなどの仮装も楽しみになるのではないでしょうか。町長の所信を伺います。〔議員(9番 柏倉恵里子)自席へ〕
町の答え 町長 木幡正志
長万部音頭の保存をどう考えるか、の質問にお答えをいたします。現在の長万部音頭は、「新長万部音頭」と言われるもので、それまでの「長万部音頭」に替わり、町民が親しみやすく、行進や日本舞踊系の振り付けが可能な曲として、新たな町のテーマソング「新長万部音頭」が、町開基120年・町政施行50年記念事業の一環で、製作されたものであります。当時は、毛がにまつりでも町内を踊りながらパレードする「千人踊り」などの機会などもありましたが、人口減少に伴いパレードも実施できなくなり、徐々にイベント等での使用が減ってきたのが現状であります。保存会を起ち上げたり、盆踊りを町主催での開催をしてはどうかとのことでありますが、かつて駅横で実施された盆踊りや仮装大会は、町内有志の方々により開催した経緯もあり、このような文化的行事は、自然発生的に醸成されていくべきものであり、町としてはそれらの状況を見定めながら対応していくべきと考えております。また、「新長万部音頭」は製作されてから、すでに26年が経過しており、時代も平成から令和に変わり、時代も変化してきていることを踏まえ、今後は、町民の皆さんの気運の醸成などの状況を見守りながら対応してまいります。以上です。〔町長(木幡正志)自席へ〕
議員の質問 9番 柏倉恵里子
非常に残念な答弁だと思っております。まず、町長は新長万部音頭踊れますか。
町の答え 町長 木幡正志
大変申し訳ございません、踊ったことありません。
議員の質問 9番 柏倉恵里子
それでは職員の皆さんに踊ってくださいということも言えないと思います。町民の皆さんの気運の醸成とありますが、そもそも長万部音頭の音源を取りたくても、どこから、どこに音源があるのかさえも分からない状態です。今は携帯で音楽をダウンロードする時代です。そのような方法で誰でも長万部音頭を入手できるようにしていただきたいと思いますが、いかがですか。
町の答え 町長 木幡正志
長万部音頭できた頃に、各町内会にカセットテープ配付して、千人パレードだとかそれに活用していただくため、そして踊りの練習に使うために配付された経緯があるんですが、最近盆踊りやっても、長万部音頭って中々かからないですよね。北海盆唄、子ども盆踊り、この曲2曲で1、2時間回して、盆踊りの輪の中での、踊りの曲になっているというのが現実なんですね。今おっしゃるとおり、スマホや携帯などの時代になってきたんで、配信できるような形にしたらどうかということなんですが、今ここで技術的にそれが可能かどうかというのは今の段階で検証しておりませんでしたので、ちょっとそれは答弁控えさせていただければと思ってます。
議員の質問 9番 柏倉恵里子
ぜひ方法を模索していただいて、誰でも音源を入手して、踊れる状態を作り出していただきたいと思います。で、新長万部音頭は、無体財産として町のホームページに載っています。これは町民の醸成ということではなく、町が積極的に守り広めることが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
町の答え まちづくり推進課長 加藤慶一(まちづくり推進課長は2021年3月まで)
ホームページには無体財産権というところに、著作権というところで長万部音頭、新長万部音頭というのが載ってるということで確認をしてございます。
議員の質問 9番 柏倉恵里子
ですので、町としても守り広めていく使命があるのではないかと思いますけどいかがですか。
町の答え 町長 木幡正志
それは当然守り育てていく使命というのは感じておりますので。
議員の質問 9番 柏倉恵里子
町民の方々からの醸成ということが、毎年人口が100人単位で減っていく中で、町民の方々に気運の盛り上がりというんですか、そういうことがもう段々と失せてきている、そういう状態に今町はなりつつあるのではないかと思うんですよね。ですので、やはり踊りを踊りたいという気持ちがあっても、今回の町民ふれあいオリンピックでもそうですけども、曲はかけてくれます。でも誰かが出てくるまで結局、我先にって言って踊り出すことはとても気恥ずかしいことなんですよ。で、そこに参加されている町職員の方々が、自ら出て、先に踊り出したら絶対後から町民って続いていくんですよ。だから先に踊り出す人が誰かというところをやっぱりきちんと、職員なのかあるいは保存会が立ち上がるのであれば保存会の方々が、どこに行ってもぱっと先頭を取って踊っていただけるような状態が作り出せれば、そこに続く人は絶対いるんですよ。ということは、踊りというのは踊ってる人が一番楽しいんですね。だから北海盆唄も先ほどおっしゃってますけど、簡単な踊りで、その繰り返しなので、今踊れる人はどこにでもたくさんいらっしゃいます。で、長万部音頭はちょっとそれよりかは難しいんですけども、結局は同じ動作の繰り返しなので、今踊れる人が点在してますので、そういう方々がいるときに、実際に立ち上げをして、そういう「かにまつり」ですとか、踊る機会を作ってあげて、そこに先に、先頭に踊り出す部隊として、作っていくことが望ましいのかなって。そうすると絶対町民って後から付くんですよ。そういうものだと思いませんか。
町の答え 町長 木幡正志
昨日、この質問の中に毛がにまつりの話題もちょっと行間にあるもんだから、祭りの実行委員会の方にお話しをさせていただきました。で、祭りの会場にやぐらを建ててやるというのは、非常に面積が狭くて難しいと言うことの返事しか帰ってこなかった。今後まちづくりの、今祭りの中での新長万部音頭をどう活かすかということで、商工会なりその実行委員会で考えていきませんかって言ったら、今の段階でそこまで受け入れられるだろうかという話もちょっと出たんですよ。ということは、その話の話題の中に、今民謡を例えば教えている、日本舞踊を習っている人方というのは、長万部にどのくらいいるんですかと逆に聞かれたことがあってね。文化祭もそうなんですが、民謡唄う人、以前に長万部民謡協会というのがあって、かなり人数いたんですよね。今年4人でした。民謡協会の出し物で、民謡を歌った人は4人しかおりませんでした。その中で、今後日本舞踊を踊ってくれる人いるのって話もしたら、昔はね、塚越社中だとかって有名なグループがいて、様々なところで踊りを踊ったり、それから長万部音頭を踊ったりということで、積極的に前に出てやった。で、逆に長万部の、例えばふれあいオリンピックのときに、リーダーは誰かと、誰か出なかったら踊らない。そしたら、例えば昼の休憩時間にやるとすれば、やっぱりそこはふれあいオリンピック実行委員会の中でリーダーを決めて、曲がかかる前にグラウンドに出ていただく。そして踊り始めたら皆さん覚えてる人はそれなりに踊ってくれるのかな。職員も先頭立ってやれっていう話なんですけども、職員は職員として出てるんでなくて、町内会の会員としてふれあいオリンピックに参加している。だから一概に町の職員が全体的にそこに出て云々という話を強制できるのかなって。それはちょっと無理かな。そんな気はしてます。今時代が変わって、全て職員に強制力を持たせるかっていったらそうはいかない状況にあるんで、そこは慎重に、いろいろ慎重にかからなきゃいけない。まあ柏倉先生もかなりこれの文化の伝承ということについては気にかけておられるから、一般質問に出されたと思うんで、ぜひ期成会なり立ち上げの努力をしていただければありがたいなと、そう思ってます。
議員の質問 9番 柏倉恵里子
実際に期成会の立ち上げということになれば、やりたいですって言ってくれてる人もいます、実際に。ただ、町民から町民からっていう町長の答弁が、なんでも町民から町民からっていう言葉が私は凄く気になって仕方ないです。ということは、町長は私たち町民をどういうふうに、どこに連れて行ってくれるのかなって。私町長のリーダーシップがどうも見えなくって。で、何かあれば町民から町民からって。町長も実際に今長万部音頭を踊られてませんし、職員自ら、職員だから踊れって言ってるんじゃないですよ、職員も長万部音頭くらい分かってなさいよっていうことですよ。そして、この長万部音頭できたときには、私もよく知ってますけど、職員毎日役場で練習しましたよ確か。で町内会も千人踊りのためにみんな浴衣も用意して、帯も用意しましたよ。そして踊りました。なくなりました。そしてかにまつりのときも確かにやぐらを建てて、そこで踊ることを何回か確かやったと思います。でもそのときに、もう踊る人もいなくて、それもなくなったようなふうに私の中では記憶しているんですけども。町長が「よし、長万部音頭をみんなで踊ろうよ」って旗上げるのが、リーダーとしての役割なんじゃないですか。これをみんな町民で長万部音頭踊れるようになろうよって。例えば沖縄のカチャーシーだって、音楽かかればみんな踊り出すんですよ。そうせずにはいられないと。それが県民性というか。だから私は長万部音頭がかかったら、長万部の町民が誰でも長万部音頭を踊れるような、そういう町民性というかな、そういうのを作り出したいなというふうに思うんですよ。それを町民から町民からって言うんじゃなくて、町長がリーダーシップを取って「よし、やろう」と。で例えばふれあいオリンピックも来年で50回を迎えると。参加する町内会も少なくなり、町内会長さんの中の話し合いの中で、50回をめどにという話で、来年もう1回頑張ろうという話になってるというふうにお伺いしましたけども、そうなってくれば、町民が集まるものをまた別に考え出さなければならないというか、考えた方がいいですよね。何もなくなるよりは。そしたら盆踊りも町主催で、場所も駅横になるのかどうか分かりませんけども、そういうふうに町主催で長万部の町民がこぞって盆踊りを楽しみにできるような、そういう機会も作っていくべきだと私は思います。2016年の長万部フォーラムで、水曜どうでしょうのチーフディレクターの藤村さんという方が講演をしてくださった中に、人を外から呼ぶことを主眼に考えてはいけないと。まずそこに住む人が楽しむことが大事だよって。イベントをやるんであれば、それが本当に楽しくなければいけない。そこに住む人方が。ということを考えたら、私は盆踊りを楽しそうに踊ってる町民の姿というのを思い描くんですけども、そういう町民が楽しそうに過ごしている、そういうことっていうのを町長が「よし、やろう」って言ったら付いていくんじゃないですか。そういうリーダーシップをお取りになったらいかがですか。
町の答え 町長 木幡正志
大変貴重なお話しをいただいておりますけれども、今、町内会も盆踊りやるの1日だけなんですよね。普段やっても人が集まらない。ただ踊らしただけならもう人ってのは集まらないからっていって、最後1日だけ、それもやぐらも建てずに会館の中でやってる。どの地域もやっぱり見たらそういうような状況になってる。ただ、真剣に捉えて、本当に駅横にやぐら建てて、やって、そして予算を付けて、たっぷりやるのはいいんだけども、それで本当に集まってくる、逆に町内会が開催してる盆踊りの妨害にならないだろうかということも考えながらやっていかないと、これは1回やればいいってものじゃない。はじめたらやっぱり回を重ねていくってのが常識の判断ですよ。だからそれを守っていくというのが、貴重な財源、厳しい財源の中で、それもやりなさいっていうのも厳しいなと思ってるし。こないだ、今回話したの、前回やったのは、仮装行列も民間の寄附集めて、民間の中でそれだけのものを用意して、そしてみんなで盛り上げてやったって経緯があるんだけども、未だかつてこの長年の盆踊りの歴史の中で、町主催の盆踊り会ってないんだよね。やったことがない。それ民間の力でやってたし、交通量の少ないときは駅前のあの前にどんとやぐら建てて、全町から家族が集まってきて盆の余興を楽しんだ。こういうことについては、子どもながらに記憶もあるんだけども、それ以外交通量が多くなってきたりして、本当に手狭なところに押しやられてくる。それが現状だと思うんで、今後いろいろお話をいただいておりますので、教育委員会が正直なところ所管なので、教育委員会でも話をしながら、どうやって長万部音頭のそれこそ伝統を守っていくかってことと、それともうひとつ、今後やるとすればどういう形でやるってのは、今ここでやるって話じゃなくて、どういう形でやれるんだと、そしてやるとしたらどのくらいの予算を見ながらやらなきゃいけないってことを、はっきり立ててやらないと。そしてそこにはなんぼ町長がやると言ったからやりますって話じゃなくて、やっぱり町の中に活性と気運が生まれてこないと成功には持っていけないだろうなと思っているんで、そこら辺ちょっと我々も長万部音頭について今本当に、それこそ運動会、オリンピックしか踊ってないというのが現状で、ほとんど今道内見ても函館の港祭り、小樽の潮祭り、これがパレードやって本当にその町の民謡を主体としたイベントをやってるというのが、この2つの市しかないような気がしているんだけども、そんなことで今後ひとつ教育委員会も含めて、今後長万部音頭をどう保存していくのか、どう伝承していくのか、どうそれを気運の醸成に向けて活用するのかということを考えていきたいと。以上です。