森町議会 平成29年第1回 6月会議 2017年6月6日
砂崎海岸にシロハヤブサを呼び戻す環境整備を
- 聞いた人
- 山田誠 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 山田誠
私は、1点質問させていただきます。シロハヤブサは、バードウオッチャーからの人気が非常に高く、北極圏の近くに生息し、冬期間道内に飛来します。1990年ごろまでは砂崎周辺に毎年飛来し、3カ月から4カ月の間滞在していましたが、最近はほとんど見られなくなってきました。砂崎周辺は、シマエナガやコクガン、カモ類が多く生息しており、それらの野鳥を観察できますが、以前はフナ、コイなどが住む湿地帯で、野鳥の宝庫でもありました。湿地帯は、以前砂鉄等を採掘した後に火山灰で埋められ、現在は雑草、雑木が生える土地と変貌いたしました。去る4月2日、函館近郊、地元森町かいわいの方々から成る有志28人が結集し、砂崎海岸にさまざまな野鳥が飛来する環境を取り戻し、国内外の野鳥愛好家にPRすべきという意見で一致いたしました。将来北海道森町の観光資源として情報発信するべく、プロジェクトチームが結成されました。事務局を砂原商工会に設置し、各方面からの賛同者を募っております。土地所有者である森町にも協力を願って、約83町歩の土地に遊歩道の整備、池の造成、ガイドの養成、観察小屋、情報発信等々の整備を行いまして、バードウオッチャーを誘致して産業、経済の振興も含めた地域の活性化を図りたいと考えているところでございます。珍鳥でありますシマフクロウとともにシロハヤブサは大変貴重な鳥でありまして、特に外国の富裕層や指導層には愛好家が非常に多く、高い関心を持っておられます。また、シロハヤブサは、昨年3月26日開通いたしました北海道新幹線H5系車両のシンボルマークとしても使用されております。以上のことを鑑み、砂崎自然公園、旧砂崎牧場に再度野生動物の観察、観賞ができる環境を整備し、珍鳥シロハヤブサを呼び戻す考えがないかどうか、町長の所見を伺います。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
山田議員の質問にお答えします。全国の野鳥愛好家が憧れるシロハヤブサの飛来地として一時期名をはせた砂崎海岸ですが、近年は観察できる機会が減っているという話は私も伺っております。このたび砂崎海岸にシロハヤブサを呼び戻す環境を整えようと、有志の皆さん方により砂原商工会に事務局を置くプロジェクトチームが結成されたと伺いました。私としてもこのような地域の活性化に結びつく取り組みは喜ばしいと考える一方で、自然に手を加えることによる危惧も感じているところです。今後プロジェクトチームの取り組みなどにより、シロハヤブサ飛来が減少した原因の研究や呼び戻すための協議、検討が行われていくと思いますが、町としてはその推移を見守りながら、協力できる内容を見定め、支援してまいりたいと考えております。以上です。
議員の質問 5番 山田誠
今後の推移を見たいという町長の答弁でございますけれども、数日前にNHKで全国のパンフレットのコンテストがありまして、函館市のパンフレットが全国1位になったということ、テレビ見ている方はご承知だろうと思います。そのパンフの中の紹介で出てきた名前は、松前、七飯、鹿部、木古内等々であり、森町の名前は出てきませんでした。昨年の3月、新幹線が開通して、森町には余り恩恵がないような気がしております。例えば鹿部町の道の駅は、昨年オープンからもう既に33万人を超えているというマスコミの報道もございます。前年の数値を相当クリアしておるということで、地域の皆様方の活性的な意見が相当強く出てきている。それだけ各階層の方々の努力と工夫と知恵が功を奏しているのでないかなと、そういうふうに私は思っております。森町もこのような状況を見習うべきであると、私はそう思います。5月の桜まつり、2週間ちょっとです。15万人程度というふうに伺っておりますけれども、もう少し期間を長くできるメニューづくりをするのが不可欠でないかなと、私はそう思っております。ただあれもだめ、これもだめでは森町は発展しません。やる前から結論を出すべきでなくて、だめならどこがだめなのか、悪いのか、財政改革すればクリアできるのかどうか、皆さんで考えて前向きに考えていくべきだろうと私は思っております。砂崎自然公園の管理規定がございます。町長ご存じだろうと思いますけれども、その中に、自然の生態を守るため、植生と環境の保全に努めると、その維持を図るため、観察と観賞に供するため、その必要を認めた場合は環境整備を行うことができると規定しているわけです。プロジェクトチームの関係者の集まりは、財源は何とかすると言っているわけです。森町には余り迷惑をかけないと、最小限でやっていただくということの協力要請もあるわけなのだ。話はしているわけです。そこで、町長は、森町の特大プロジェクトとして砂崎自然公園を観光資源としての環境整備をしていくという前向きな考えに立っていただきたいと、私はそう思っているのです。もう一度お願いいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再質問にお答えいたします。どちらかというと、観光客を町に呼び寄せる、交流人口を増大させるために有効に我が町の持っている財産を活用したいという内容かと、そのように考えております。私も、シロハヤブサにつきまして先ほどの質問には否定しているわけではございません。ただ、具体的にこういうことをする、そういう要請も今のところ町にはまだ来ておらない状況です。そういう中で、1つこれは気をつけなければならないのは、自然の姿をなかなか見ることができないから貴重な鳥であって、人気が高い。そして、人がたくさんいる人の気配がするところには逆に来ない。だから、ご質問と実際のやろうとしていることは逆の方向にいっている可能性もありますので、その点はきちんと有志の皆さん方で研究されて、勉強されて、そしてシロハヤブサが地域に来てくれる最低限のことだけをすると、それが一番大事なのかなと、そういうふうに思います。観光客を町に、交流、多く呼び寄せるために大手の旅行代理店、今月から森室蘭間の森蘭航路、またクルーズも14往復以上ということで計画をされております。町の中で多くのこれから具体的に交流人口、それから集客を高める、そういう取り組みがなされておりますので、町ではそういったところにもきちんと協力をしながら進めていきたいと思います。ただ、自然に関することというのは人間が考えるようなことではなかなかうまくいかないときがございますので、その辺は慎重に取り組むべきかなと、そういうふうに思っております。以上です。
議員の再質問 5番 山田誠
町長は反対ではないと、そういう話でございますけれども、シロハヤブサがなぜ注目されているか。先ほど言ったように、会うことが本当に大変だと。前回も、さっき町長も言っていましたけれども、観察に来る方々は、来て、何秒か何十秒の間見て、また函館に行って泊まってくる。そういう状況が続いてあったわけです、実際的に。だから、シロハヤブサが砂崎の自然公園に飛来してくれば、森町が相当な変化するだろうと私は思うのです。今町長も言ったように、町は交流人口が来ないと変わりはないです。昔から封鎖的なところは発展しないわけですから、大いに人の交流があれば、それらへの発信もできるだろうと私は思っています。特に全国の野鳥の会とか、自然保護団体等々の方々、または諸外国の方々の野鳥の愛好家は飛びついてきますよ、シロハヤブサには。これは、相当なる大変な観光資源であろうと私は思っております。先ほど言ったように、室蘭の森蘭のクルーズがイルカ見に行くと、これもいいだろうと思います。だから、いろんなものをセットでやっていくということが重要であろうと私は思っているのです。世界のバードウオッチャーたちが北海道森町にやってきた場合に、バードウオッチャーは非常に温泉が好きなのです。それから、グルメ、これは相当興味を持っております、どこに行っても。だから、そういうものが来ますと地場産業の活性化、または地域振興の効果ははかり知れないものが出てくる。先ほど前のほうに言ったように、鹿部町あたりは非常に喜んでいる。ますます行きますよ、鹿部も。森は何もない。何にもない。これではやっぱりだめだと思うのです。先ほど言ったように、やる前から決めるのでなくて、これもやる、あれもやると。だめだったらどこか修正してやればいいではないかと、そういうことを森町町民がみんなで考えていくべきなのです。ぜひ砂崎の海岸地域にシロハヤブサを取り戻していただきたい。町長は、いろいろ計画的なものがまだ見えていないからのこうのと言っていますけれども、逆な言い方しますと、そういうものを出していただければ、町が認めれば実施するかどうか、これはっきりお聞きしたいと思いますので、再度お願いいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再々質問にお答えいたします。鳥に関して申し上げますと、非常にデリケートな部分、これは山田議員もご承知かと思います。そして、シロハヤブサだけではなくて、大沼地域もあわせて非常にこの地域はバードウオッチャーには人気がある地域だということです。そして、人の気配がすると、近くに人が来るような状況であれば今までいた鳥もいなくなる。これは実際の話であって、バードウオッチャーは鳥が来ていても絶対人には教えない。なぜか、人が来たらその鳥がいなくなってしまう。また、子育てしている途中でも放棄して、二度とそこには戻ってこない。これは、私シロハヤブサでないからよくわからないのですが、いればどうやったら来てくれるのか聞きたいところかなと、そういうふうに思っております。また、その環境だけではなくて、もっと広く考えますと、地球温暖化ですとか、気候変動、そういったものもひょっとしたらこの地域にシロハヤブサの飛来が減ったことにかかわりがあるのかなと、そういうふうに思うのです。私は、手をかけるのを積極的でないということではなくて、手をかけたらいなくなる可能性があるので、逆に手をかけないほうが賢いのかなと、そういう場合もある。ですから、実際どうしていなくなったのか、これを調査研究することがまず第一であって、そしてやたらに手をかけてその場所の奥のほうまで人が入り込めるような環境をつくったら間違いなく来ないなと、はっきり断言できると、そういうふうに思います。ですから、そういった研究であれば、うちの担当課やそういったところと協力して、どういう方法がいいのか、そしてどこまでなら許されるのかということを慎重に少しずつ進めることが大事かなと、そういうふうに思います。あともう一点、もし多く外から鳥などが来た場合に、あの近くで養鶏をされ手にも業者がおります。もし万が一、ほかでも昨年大騒ぎしました鳥インフルエンザですとか、そういうことが発生いたしますとそういう企業に影響を及ぼす場合もございますので、そういった防除の対策、いろんなことを考えながら進めていかなければならない、そういうふうに考えるからです。総合的に研究して、どうやったらシロハヤブサが来てくれる環境が間違いないと、それが整った時点で町も大いに協力していきたいと、そのように思います。以上です。