みんなの議会

森町議会 平成30年第1回 12月会議 2018年12月4日

ブラックアウト時の対策について

聞いた人
河野文彦 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 河野文彦

通告に従いまして、質問させていただきます。ブラックアウト時の対策についてです。災害は忘れたころにやってくると言われますが、近年では大きな被害をもたらす大災害が頻発し、災害復旧や心の傷も癒えない間に次の災害が発生してしまう状態であります。北海道内では、震度7を記録した胆振管内を震源とした地震により道央圏を中心に大きな被害が発生しましたが、苫東火力発電所の緊急停止が発端となり、全道各所の発電所が停止、送電ストップという事態になりました。輪番停電という言葉は東日本大震災の際に話題となりましたが、広大な北海道全体が停電となるブラックアウト状態は想像もつかなかったのではないでしょうか。災害は忘れる前に想像もつかない事態を発生させるといった心構えが必要であると考えさせられました。森町においては、幸いなことに地震の揺れによる直接的な被害は発生しませんでしたが、ブラックアウトに巻き込まれて町内全域が停電となりました。送電区画によって差があったようですが、長いところでは40時間近い停電状態から、大変不自由で不安な時間であったろうと察しますが、情報収集や防災拠点となる役場庁舎や消防本部、病院施設などは非常用自家発電装置が作動しており、町民の安心、安全を守る根幹については確保されていると確認できました。しかし、公民館や各町内会館などの避難所となる施設では、小型発電機を持ち込んで照明程度は確保可能と思われますが、冬期間に大規模災害、大規模停電が長時間にわたって発生した際に、重要な暖房設備を稼働させるための電力が確保できているのか不安も見受けられます。また、非常用自家発電装置が整備されていても、何時間分の燃料を確保するかなど、新たに検討しなければならないのではと思います。さらに、町内民間施設の自家発電導入状況を把握することも重要であります。町政執行方針にありますように自然災害に対して十分に備えることは大切であり、一度起こった事象に対して対策と対応を進めることと新たな課題を洗い出すことが必要であると考えますので、町長の所見を伺います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

河野議員の質問にお答えします。災害発生時に備え、災害対策本部などが設置される庁舎においては、あらかじめ非常用電源を確保しておくことは、その災害対策機能を維持するため必要不可欠であります。当町においては、平成26年度非常用発電機を整備しており、役場本棟及び新棟、議会棟、車両車庫に電力供給され、使用条件等にもよりますが、燃料の備蓄量から国の求める72時間以上の供給が可能と見込んでおります。加えて町では可搬型の小型発電機を常備しており、避難所において使用するほか、給水のための電力供給源としても活用しているところです。また、避難所における寒さ対策としては、保有している電源を必要としないポータブルストーブの配置や毛布の提供などにより行うこととなりますが、公民館など規模の大きい避難所については暖房が追いつかない場合も想定されますので、例としてですが、断熱効果にすぐれたマットや寒さに有効であるとされる段ボールベッドの備蓄、または関係業者との協定締結により確保するなど、今後検討してまいりたいと思います。一方、住民の皆様には平常時からの災害に対する備え、万が一災害が発生した場合も落ちついて行動できる準備が必要となります。食料や懐中電灯など季節を問わない防災備蓄品のほかに、冬期間においてはポータブルストーブや防寒着など、寒さをしのぐ準備をしておくことがみずからの命を守ることにつながります。町としましては、このような防災啓発情報を広報もりまちなどにより住民の皆様へお知らせするとともに、あわせて森町防災士の会などのご協力を得ながら、各町内会での防災訓練や防災講習会などの場でご説明し、防災意識の高揚に努めてまいりたいと思います。以上です。

議員の質問 7番 河野文彦

今回のブラックアウト、本当に想像もつかないような事態で、時期的にまだ暖房の必要のない時期だったので、幸いだったのかなと。今回特に大規模災害が発生したとき、町民の方が自宅でも備えてくださいという、そこも大事かと思うのですけれども、もし町民の方が自宅にいれないような災害があったとき、避難所に皆さんで行かなければならなくなったときとかですと、例えばそれこそ公民館ですとか町民体育館ですとか小中学校だったりだとか、そういう大きな建物が大人数を収容できる避難所となってくるのかなと思う中で、ポータブルストーブというのも大分あるみたいですけれども、さすがにあの小さいストーブで体育館を暖めるというのはちょっと不可能に近いのかなと思うので、そういう大きな避難所の冬期間にどういった暖房を確保するのかというのが今後検討していかなければならないのではないかなというふうに思っています。72時間以上の燃料は庁舎に関してはあるということだったのですけれども、僕調べたら平成24年でしたか、登別市で送電線が暴風雪で倒れて、3日、4日ほど停電になりました。そのときもやはり自宅でちょっと寒くていれないということで登別市のほうで避難所を開設、ただ開設したはいいが、やはり暖房ができないということで、何か道のほうの災害救助法の適用を受けて、自衛隊が登別市にストーブや毛布を届けるということがあったという記事を見ました。毛布とか備蓄あるということだったのですけれども、やはり大きな施設に暖房するための電源というふうなものが必要だと言えると思うのです。それで、この冬期間にそういう災害が発生するかもしれないということを踏まえて、大きな避難所に電源確保を今後検討しているか、するかというところをまず1点。そして、今回のこのブラックアウトで森で40時間以上の停電で、今僕はいろいろ暖房の件で聞きましたけれども、それ以外に何か町として課題が出たか、そういうところの洗い出しを行ったかというところを再質問させてください。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えいたします。今回のブラックアウトの要するに停電でございますけれども、先ほど同僚議員のときにもお話ししましたが、まず最近になって本当に北電のそういう電源バランスの重要性が問われていると。ただし、いろんなところからはそこは指摘はしないと。自発的に恐らく今後は、恥ずかしい話ですから、発電する企業が発電できなくなるってそんな恥さらしなことは恐らく今後はないと思いますので、まずそこについては私たちも何かもし機会がありましたら停電しないような対応ということを望んでいきたいなと、そのように思っております。その上で、夏場に暖かい時期に停電をされた場合には、そんなに心配ではないということではないのですけれども、暖房を必要としないという点では非常にまだ今回はよかったと。冬の間というのは、私も本当に心配をするところです。前にも私お話しさせていただいた機会があったと思うのですけれども、3.11の時期に東北におりましたので、やはり3月の初めといっても本当に寒い。3日半、暖をとりながら、情報収集をしながら何とかしのぐということは非常に大変なことでした。その体験から、まだまだ我が町のそういう冬期間に対する停電や災害に対しては、不足しているところがたくさんあるかなと、そのように思っております。ただし、そこに対応できる機械類、それから私の考えている装置類は、まだ賄うだけの能力のものが開発されておりません。今開発途中でございますので、冬期間にそのような機器が完成してつけれる状況になったときには、いろんな点で我が町も大きな施設の冬季の停電や災害対策としては整備検討を今後考えていきたいなと、そのように思っております。そのぐらいでありまして、今回のブラックアウトについては、本当に大きな町に対する課題というのは今のところ発生はしておりません。直下型の地震を受けました胆振東部のほうに比べますと、非常にまだ何とかよかったというか、災害が少なくて大変安堵したところでございます。ですけれども、今後やはり河野議員の質問にもありますように忘れたころではなくて、忘れる前に何回も来ますので、それに対してきちっと対応できるようあらゆる面から検討し、備えていきたいと、そのように思っております。そういう視点では、防災士の会の皆さんや日赤奉仕団の皆さんやいろんな方々のお力添えが必要ですので、よろしくお願いを申し上げながら、答弁とさせていただきます。以上です。

議員の質問 7番 河野文彦

今後冬期間は不足しているということで整備を検討していただけるということですので、本当にいつやってくるかわからない災害に備えることも町民の安心、安全を守るための本当の第一歩なのかなと思いますので、ぜひ早期に進めていただきたいなと思いました。その他の洗い出しの部分で、大きな課題はなかったというようなご答弁でしたけれども、今回の停電で庁舎ですとかは非常用発電で賄えたかと思うのですけれども、結構民間業者やレンタル屋さんから大型の発電機をお借りして、ポンプアップであったりという対応を何カ所かされていたというのを伺ったのですけれども、そういう停電が長時間にわたる際なんかは、町内の民間業者やレンタル会社は最大限協力するのは間違いないとは思うのですけれども、何分やっぱり民間の所有物ですので、どこか別な場所で使っているですとか、レンタル屋さんも全部出てしまってありませんといったときに、どうしても町で発電機が必要だという場合、売り切れだからありませんでしたではちょっと済まないのかなという部分も見えているのではないのかなと思うのです。再々質問をさせてもらいたいのですけれども、有事に備えて、そういう停電の際は夏場でも発電機が必要というケースが実は目に見えてきているのではないのかなというふうに思います。ですから、有事の際に全てを民間から調達する、借りるではなくて、2日だ、3日だという停電の場合は必ず必要になると思われるので、現在の実情を改善する必要があるのではないかなというふうには思うのですけれども、その辺について再々質問お願いします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問にお答えいたします。河野議員ご質問にもありましたようにたくさんのレンタル企業も発電機をお持ちですから、今回のブラックアウトというのは北海道では恐らく初めてしょう。私東北で3.11のときもブラックアウトです。間違いなくそこらじゅう全て消えましたので、そういった観点から、町ではレンタル企業さんとそういう災害に対しては優先的な機械類の提供という協定も何件か結んでおります。それで、大体のところ小型の町で保有する発電機、大体20台ぐらいあるのかな、20台からあと2台くらいあるのですか、それを駆使すると各会館の照明やテレビなどについては十分動くような状態です。ストーブぐらいまででも大丈夫です。時間的にはやはりまだ燃料が必要だと思いますので、これについてはあと燃料の備蓄をどうするかという問題が出てまいります。今後またそれ以外の地域によっては、また建物によっては電気がないと水も出ない、そういう場所もございますので、それ用の電源の確保、少し大型のそういったものが何台か必要なのかなと、そういうふうに考えているところです。それにつきましても常備それを持ちながら、それからめったにないそういう災害に対して維持をしていくということは、果たして効率としていいのかどうかというのもございますので、その点はふだんお使いの民間の方々の機器を活用させていただくというのも一つの選択肢なのかなと、そのように考えておる次第です。今回の場合リース屋さんの機器類、発電機類は、まず地震の災害現場に最優先ということで、正直森町でお願いしても貸してくれるような環境ではなかったです。全てが胆振東部に全部集中すると、そういう状況でしたから、そういう特殊な場合もございますけれども、まずふだんのそういう緊急な停電に対しては、ある程度対応できるよううちのほうでは対策を立てて、そしてそれをきちんと維持できるようにしていきたいと、そのように思っております。以上です。

出典:森町議会 平成30年第1回 12月会議 2018年12月4日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる