森町議会 平成30年第1回 12月会議 2018年12月4日
認知症高齢者等の徘回見守り対策について
- 聞いた人
- 檀上美緒子 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 檀上美緒子
では、2問目の認知症高齢者等の徘回見守り対策についてご質問いたします。今全国的に高齢化に伴い認知症の高齢者が増えると推計されている中、認知症の方が住みなれた地域で可能な限り生活を続けていくための施策が必要と、厚生労働省から今後の認知症高齢者等の行方不明、身元不明者に対する自治体の取り組みのあり方についての文書が平成26年に都道府県知事宛てに出され、市区町村への周知徹底を依頼しています。先日森国保病院の入院患者さんが早朝に病院から外に出られて、病院から連絡を受けた家族が見つけて事なきを得た事例があったと聞いています。病院でもこのようなことがあり、認知症による徘回で困難を抱えておられるご本人、ご家族もおられることと思います。子供の不審者による声がけや誘いに対して子ども110番のポスターやステッカーの張り出し、登下校時の見守りは、地域的にかなり普及していますが、認知症による徘回に対する地域的な取り組みはいかがでしょうか。病院ですら家族に捜索を依頼する状況では、余りにもお粗末ではないでしょうか。厚生労働省の文書では、徘回見守りSOSネットワーク構築事業を提唱しています。森町においては、事前に心配な方の登録制度を地域包括支援係と警察の連携でなされているとのことですが、子ども110番のように地域での協力体制の構築、ネットワークづくりが必要と思います。また、いつどこでそうした徘回者に出会うかわかりませんから、住民の声がけや対応の仕方についての講習があってもいいのではないかと思います。地域包括支援係と森警察署を中心に、地域の関係団体や町内会、商店会等を含めた徘回見守りネットワークづくりと町民向け啓発事業推進について町長の所見を伺います。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
お答えします。当町においても認知症高齢者の方への徘回見守り対策として、森警察署へ森町認知症高齢者等の見守り事業登録申請書を提供しております。この申請書は、家族やケアマネジャーなどより申請され、顔写真や特徴等を記載し、包括支援係、包括支援センターです、包括支援センターより登録を依頼しています。現在5名の方が登録され、登録者が徘回、行方不明になった場合、森警察署を初め介護事業所等の協力により迅速な発見に向け対応しております。登録されていない方でも捜索者の情報提供、協力依頼があった場合は、関係部署の協力により当事者に対する情報提供や必要に応じて町内会や民生委員など地域の方々から情報収集、協力を得て対応しております。今年度からは、包括支援係が中心となった認知症初期集中支援チームを設置し、認知症地域支援推進員を担い、相談支援等家族、本人のケアに努めております。また、町では認知症サポーター養成講座を平成21年から毎年開催しております。これまでに約1,800人の方が受講されており、町民皆様の認知症に対する理解促進にも努めているところです。今後も関係機関や団体、地域の方々の協力と理解をいただき、徘回見守り対策に努めてまいります。以上です。
議員の質問 6番 檀上美緒子
今のお話を聞いていると、徘回に対するいわゆるネットワークとしての構築はないけれども、それぞれの関係団体との連携はなされているというふうにご答弁あったかと思うのですけれども、それでよろしいでしょうか。であれば、なおのことはっきりとしたいわゆるネットワークとしての構築というのは、すぐできることではないかなというふうに思うのです、そういう連携がもう既にできているのであれば。そして、そういうネットワークをきちんと構築することによって、何かあったときにということだけではなくて、定期的にそこの中での研修なり、または連携なりということもつくられていくだろうと思うのです。また、そういうものがあったのであれば、先ほどちょっと例で出しましたけれども、国保病院であった離院された患者さんがいたときにそういうシステムも活用できたのではないのかなというふうに思うわけです。ネットワークができれば全て解決するとは私は思っていませんし、その中核になるのは専門的な専らそういう捜索にたけているのは警察署ですから、やっぱり森警察署の果たす役割というのはすごく大きいだろうとは思うのですけれども、先ほどの町長のご答弁の中にもあったように身近なところでの町内の方々というか、町内会の近くの方々の日常的なサポートというか、見るという、そういうことがこの徘回の問題においては非常に大きな役割を果たすのではないかなというふうに思っているのです。ですから、そういうある程度の連携ができている状況であれば、なおのこときちんとしたネットワークとして確立する必要があるのではないかなと思うのですが、そのあたりについてまずご質問したいと思います。それと、サポーターの件なのですけれども、多分延べ人数かとは思うのですが、1,800人というのは、とてもこれは重要なことだと思います。私自身も母3年間認知症であれだったのですけれども、該当者は切実に感じるのです。だけれども、私自身が話ししている地域の人たちというのは、自分の家族だとか、または身近というのではなくて、誰でもどこかでそういう徘回している人に出くわす可能性もあるということで、一般のいわゆる町民の方々にもそういう方々に出くわしたときにはこういう声がけの仕方が必要なのですよみたいな、対応の仕方みたいなことを学べる機会というのがあればいいなという意味での啓蒙活動というふうな観点でお話ししたのですけれども、そのあたりについて2点お願いいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再質問にお答えいたします。今までも行方不明になられた方、結構認知症を患われてかなり遠くまで移動された方などもおります。当然警察のほうに捜索願が出されて、ある程度捜しても確認ができない場合に町のほうにも支援の要請がまた参ったりもします。そういうときにいろんなものを活用します。過去をさかのぼりますと、防災行政無線を使って、こういう姿の方が行方不明になったということで情報を流させていただいて、それから2時間後発見いたしました。鹿部町まで行っていました。そういうこともございます。ですから、いろんな今ある連携のあり方、それから今あるそういう道具、放送機材、連絡網、そういうものを使って十分対応可能な事例かなと、そのように私は思っております。そして、その中には人としての良心によりそういった放送を聞いた人、情報を受け取った方がそういえば見たことない人がいたなと、そういうことで連絡をくれると。大変ありがたいことだなと、そのように思っております。これには認知症の講習会をしたからということではなく、人間らしく、きちんとそういう正しい情報をくれる森町の町民のありがたさがあるのかなと、そのように思っております。そういった点では、徘回見守りネットワーク、これを改めて構築する、つくり上げる、それも一つの方法なのかもしれませんけれども、それだけでは十分ではないと、そのように思いますから、今あるそういった横の連携、うちの認知症初期集中支援チーム、そこでも全てにつながっておりますので、そういったものを活用していただければ十分かなと、そのように思っております。また、認知症に関することをサポートするいろんな意味での伝達、それから町民のそういう養成なのですけれども、ある程度これについてはプライバシーに関する部分を大事にするとか、そういう個人情報保護の観点からも出せない部分もありますけれども、ふだんどおりきちんと講習をやる中で、それから認知症の人と共に歩む会という会もございます。こういった会の方々から保健センターやほかの関係機関を通じて、そういう機関紙や情報の伝達はなされることでいろいろとサポートされると、そのように思っております。今現在本当に100歳を迎えるそういうご長寿社会ですから、認知症になられる方というのは結構増えてくる可能性が高いのは私どももそれは理解しておりますので、今後もそれに対応した対策を立てていきたいと、そのように考えております。今後もこういった形で町民がどんな形であれきちんと地元で暮らせるような、そういう対策は立てていきたいと、そのように思っております。以上です。