みんなの議会

森町議会 平成30年第1回 12月会議 2018年12月4日

小学校の統廃合について

聞いた人
松田兼宗 議員
答えた人
教育長 増川正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 14番 松田兼宗

それでは、最後の3問目の小学校の統廃合についてということで質問させていただきます。現在森町の小学校は、駒ケ岳、濁川、鷲ノ木、尾白内、森、さわらの6小学校で、平成29年5月1日現在の数字ですけれども、児童数はそれぞれ16人、12人、85人、52人、358人、そして162人であります。ほかに石倉小学校が平成29年3月、石谷、姫川小学校が平成15年3月、赤井川小学校が平成23年3月に休校、廃校になっており、休校時の児童数はそれぞれ8人、3人、3人、8人でありました。少子高齢化と出生数の減少は、森町の平成25年から29年までの児童数が881人から685人へと196人減少、パーセントにしますと22.2%減っているのを見れば明らかであることはよくわかります。学校の小規模化が進めば、集団活動もままならず、切磋琢磨して学ぶ学校の機能は失われかねないなど、小規模な学校では教育の場としてさまざまな支障が生じ、人間関係が狭まり、多様な意見に触れる機会が少なくなり、運動会などの行事の教育効果も下がるなどと指摘されています。また、学級数が減れば教員数も減少し、子供たちを多面的に教える指導も難しくなるなどとも指摘されています。文部科学省は、統廃合に関する基準を1学年1学級以下になった場合をめどに統廃合を含めた検討を自治体に求めていますが、森町で検討対象、あるいは学校の規模が適正でないと見られる学校があると認識しているのでしょうか。また、今後休校や統廃合する場合の基準や手順、考え方をお伺いいたします。

町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)

お答えします。1点目の学校規模の適正についてですが、学校教育法施行規則第41条において小学校の学級数は12学級以上18学級以下を標準とすると定められており、森町において標準規模を下回っている小学校があることは認識しております。同条後段において、ただし地域の実態その他により特別の事情のあるときはこの限りでないと示されていることから、弾力的に小学校を運用しているところです。2点目についてですが、森町の小規模校においては、小規模のメリットを最大限に生かした教育を展開し、地域とともにある学校づくりを進めていることから、現在休校や統廃合についての考え方はありません。以上です。

議員の質問 14番 松田兼宗

現在のところ休校や統廃合をする場合というのはないという話なのですが、小規模校に教育的な効果がないかといったら、ある部分もありますし、それは当然皆さんが認めないわけではないところであります。それなりの学校教育をやっているものだというふうに私も認識しているところであります。ただし、最初に指摘しましたように人数が過去森町において廃校なり、休校になっているのを見ると1桁になった時点でやられているわけです。この数字というのは、今何校か指摘されているわけですが、人数がいずれ近い将来なるのは目に見えているのかなと。とすれば、当然統廃合、休校というのは考えなければならないし、石倉小学校みたく地元からそういう統廃合をしてくれという要望が出てくるということもあり得るわけです。とすれば、町としてはどういう方針で今後それに向かっていくのか。ただそういう声が上がってくるのを待っているだけなのか。本当に小規模校の教育効果的な部分で認めてあるとすれば、それを今後維持するための方策なり、考え方をやっているのかどうかを聞きたい。さらに、統廃合する場合の学校のあり方とかというのは誰が責任を持って進めていくのか。地元なのですか、PTAなのですか、それとも教育委員会なのですか。どうもその辺が万が一統廃合する場合の責任が、どういう方向で今後その学校を持っていくのかという方向性があるようでないのかなと思っています。例えば維持をしようとする場合、小規模校としてやっていこうという場合いろんな学校としての機能を、当然生徒数を増やすことを考えなければならないはずなのです。とすれば、そのための作業というのは学校長がやるのですか、教育委員会ですか、地域の人なのですかという、どうもちょっとよくわからないのですけれども、その辺どうお考えになっているのかということをお伺いしたいと思います。それと、平成28年2月に公共施設等総合管理計画というのができています。その中で学校教育施設についてどう書いているかというと、個別基本方針という形で、老朽化した施設については長寿命化対策を検討しますと。さらに、将来の児童生徒数の予測を鑑み、地域の実情及び町の将来計画に合わせた学校規模の適正化を検討しますと。適正化により廃止となる施設の有効活用を検討しますという話を書いているわけです。この場合の適正化って一体何なのだろうという気がするわけです。当然その適正化の中には統廃合も含めて考えているのか。さらに、その中で各学校の施設設備の充実に努めますと書いているわけです。学校の耐震診断、これは小学校はこれから耐震化でやっていくという方向に書いていますけれども、その実施、さらには児童数ばかりではなくて、校舎自体が相当古くなって、建てかえなければならない時期に来ているものも何校かあるはずです。それをやるのかどうなのか。当然財源的な問題ありますから、それを考えたら児童数が将来的にこれだけ減っていくというのは予測できているわけですから、とすれば校舎の問題からしても統廃合を考えるべき時期に来ているのかなという気はしますので、公共施設等総合管理計画について教育委員会としてどういう認識でもってこれを見ているのか。さらに、第2次総合開発計画においては、学校施設設備等の老朽化に伴い、学校施設設備等の改修が必要ですとはっきり書いているわけです。必要なのだと。今後児童数が減っていくということがわかり切っているのに改修をしていくのか、このとおり。その辺のお考えをお聞きしたいと思います。

町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)

まず、当面の学校規模についてご説明申し上げますけれども、議員が質問されました平成25年度から29年度までは20.2%の減になっております。ただ、平成30年から平成34年まで見通しますと、児童数は平成30年度において667名、平成34年度においては596人というふうになります。そうすると、議員が指摘した22.2%の減より向こう4年間や10.6%の減という。これはどういった意味を示しているのか私なりに考えてみますと、児童数の減少傾向が緩やかになってきているということが挙げられると思います。これについては、これまで町で行ってきた子育て支援策等がいかに機能しているのか、作用しているのか、しっかり分析はしておりませんけれども、そういうことも作用しているというふうに押さえていただければというふうに思います。なお、さらに個別の学校数を見てみますと、例えば議員がご指摘の小規模校において駒ケ岳小においては、平成34年において現在より2名減であります。ほぼ現状維持であります。また、今少ない人数の濁川小学校においても平成34年度は10名というふうになって、現在より1名減ということになります。やはり減が大きいのは、一定の規模を維持している森小、さわら小が幾分減少していくという現象になっておりますので、非常に緩やかでありますし、現状の規模を維持している学校だと、今後そういうふうに考えられます。そういった意味で、私は先ほど現在休校や統廃合について考え方はありませんというふうに述べましたし、これまでも学校統廃合のさまざまな問題については、第2期、第3期もいろんな時期があったと思います。昭和30年代においては、学校統廃合を財政とともに補助率を上げて、一気に全国的に統合の動きがありました。かなりの混乱が見られました。それに伴って、昭和48年に今度はそれをとめようとする通知が出たことはご存じだと思います。それは昭和48年です。そして、その中では地域住民との合意を第一にせよということが第一に挙げられておりますし、もう一点は小規模校の維持も尊重せよということになっていることもあります。その通知は、いわゆるUターン通知というのですけれども、そういったことがありました。その余波で我が町においても昭和50年代で大きな学校統廃合の問題があったことは、記憶に新しいことだと思っております。そのUターン通知の基本となっているものが議員も資料として手元にあると思いますけれども、平成27年の発出されました公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引の下敷きになっていて、そのUターン通知は下げられたものだというふうに思います。さらに、手引でも非常に不思議な現象があるのですけれども、文科省は小規模校の課題を39項目挙げております。さまざまな課題を挙げております。そして、メリットは9項目なのです。このアンバランス一体何だ。こんなことをうのみにしてはならない。うのみにして、小規模校の保護者や児童に課題がある、課題があるというふうにして不安をあおる必要はない。やっぱり学校統廃合の問題は、非常に地域のさまざまな事情を勘案したデリケートな課題であります。まず、決めるのは、学校教育の直接の受益者であります保護者、さらに将来の受益者となる未就学の保護者、さらに地域の方々の声に十分留意しつつ、もしそういう要望があるのであれば教育委員会もともに新しい道を選ぶということは十分考えられます。そういったことであります。まず、それが1点目についてであります。それから、学校施設が老朽化しているということなのですけれども、これについては子供の安全を確保するために日常的に学校の安全点検を進めておりまして、そして危険なところは修繕、補修等を行って、安全を確保しているところであります。また、火災や自然災害を想定した避難訓練を定期的に行い、みずから身を守るための方策も講じております。さらに言えば、学校統廃合の間に学校施設の老朽化があるならば、保護者や地域の方々と危機意識や課題意識、将来ビジョンを共有して、ともに進むべきことだというふうに考えてお答えいたします。以上です。

議員の質問 14番 松田兼宗

今教育長の答弁非常に詳しく説明いただきましてありがとうございます。まず、特に文科相のお話の中で、調査で見ると7割を超える市町村が学校規模が適切でないという認識を持っている。ここも同じ認識を持っておられると。だけれども、解決策については、検討しているところというのは半数しかないのだという指摘がされているわけです。そこで、私の今回の質問の趣旨というか、ことというのは、小規模校がいいとか悪いとかという話ではないのです。学校がなくなればその地域の崩壊に拍車がかかっていくということは目に見えているわけです、いろんな過去の事例から。とすれば、今後小規模校を統合しないで、むしろ統合しないで維持するための方策を考えなければならない。それは、先ほどの2問目の質問で誰が責任を持ってそこでやるのですかということなのです。どうやって進めるか、だから学校なのですか、校長なのですか、地域の人、生徒、PTAなのですかという話なのです。どうもその部分があやふやで、本当に小規模校である学校を維持しようとするならば、よく例として挙げられるのは山村留学とか、伝統文化の保存をするためのそういうふうな部分で教育のプログラムの中に組み入れたりとかといういろんな工夫をしているわけです、やっているところは。とすれば、森町においても今後その地域の人の要望が、今教育長から話があったように第一にその地域の声に耳を傾けるべきなのだという話だとするならば、そういう維持していく、学校を中心としたコミュニティを維持するために必要だということに誰が責任持っていくのとどうもあやふやなものですから、その辺を本来であれば教育委員会がそういう方針を持って、森の小規模の学校に対してそういう維持していく方向で積極的に対策を考えなければならないのではないかと私は思うわけです。だから、その部分が一番大事なところだと、今後の人口の減っていく中で児童数が減っていくのははっきりしているわけですから、緩やかだという話はされましたけれども、さらに何度も言いますけれども、校舎の老朽化というのはそれはどうしようもない部分になってくるわけです。さらに、父兄からは子供をもっと広い場所というか、大きい学校で教育をさせたいという声も一部であるわけです。とすれば、本当にその学校を維持するために、統廃合ではなくて維持するための方策というのは一番大事なのかなというふうに思いますので、最後にその辺考えがあればお伺いして終わりたいと思います。

町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)

再々質問にお答えします。まず、学校の維持のことですけれども、これは当然学校は教育委員会に責任があるというふうに十分認識しておりますし、ご承知のとおりだというふうに思っております。さらに、例えば小規模校において学校のことを申し上げますと、小規模校のある学校では従来から学校と密着しながら歩んできた。そのため地域の学校を大切にしようとする気風が強く、学校教育推進に対しては非常に協力的であり、惜しまず支援をしてくれる。学校もまた教育課程の中に地域素材を取り入れた体験活動がたくさん組み込まれていると。地域と二人三脚で学習を展開していると言ってもよいというふうに地域とともに歩む学校づくりが着々と進んでいるということは十分ご理解願いたいと思いますし、さらには保護者の学校アンケートを見ますと、どの学校においても森町は幸いなことに例えば学校の環境や施設整備についてどう思っているのか、学校の保護者アンケートでありますけれども、高いところでは100%、低いところでは91.2%です。それぞれ保護者がそう思う、よくやっている、そう思っているというふうな評価出ておりますので、私どもとしてはこういうことに十分耳を傾けながら、必要であれば施設の補修していきますし、維持のために方策をしていきたいと思います。ただし、学校を維持する根幹は教育課程の編成にあります。ですから、教育の充実なくして学校の維持はないというふうに考えておりますので、今後とも学校に学校教育の推進について充実、改善について指導してまいりたいというふうに考えております。以上です。

出典:森町議会 平成30年第1回 12月会議 2018年12月4日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる