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森町議会 平成30年第1回 12月会議 2018年12月4日

平成28年発生の台風10号による農水産業被害の原状回復状況について

聞いた人
加藤進 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 加藤進

通告に従いまして、平成28年発生の台風10号による農水産業被害の原状回復状況について町長へお尋ねをいたします。平成28年8月19日、小笠原諸島八丈島付近で発生した台風10号は、進路を迷走し、渡島半島に上陸をして、8月30日から同31日にかけて森町を通過した際には、農水産業に甚大な被害をもたらしました。長時間にわたる停電など、町民も多大なる被害をこうむりました。被害内容については、漁業被害は総額で約11億円、農林畜産業等が約2億8,000万円、住宅、土木被害等もあり、森町全体の総被害額は当時の概算で約14億円を超える被害額であるとの報告を受けておりました。あの忌まわしい台風から2年以上が経過し、被害を受けた水産業、農畜産業や土木等被害の原状回復は、どの程度までなっているでしょうか。さらに、この10号台風は、風台風とも言われ、暴風による一般住宅や倉庫などの被害、風倒木での交通障害や鉄道の運休等々が発生をいたしました。その中でも森町全体での暴風による倒木は、国有地、町有地、民有地、合わせて274ヘクタールと非常に広範囲に及んでおり、林業にも大きな打撃を受けております。そこで、以前私が一般質問の中で町有地の風倒木について今後跡地に植林を行うかお聞きしたところ、植林を施して回復させたい旨の発言がありましたので、その後の現況についてもお尋ねいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

加藤議員の質問にお答えします。平成28年8月発生の台風10号は、暴風域を伴ったまま本道に上陸し、大雨や強風の影響により本町においても長時間にわたる停電のほか、道路、河川、港湾などへの被害、ホタテ養殖施設を中心とする漁業被害、苗の倒伏などによる農業被害、また森林では大規模な風倒木被害を受けました。被災を受けた施設の復旧につきましては、町内関係機関を初め国や北海道などの協力を受けながら、原状回復に努めてきたところです。分類別に申し上げますと、水産関係では国の激甚災害の指定を受けたホタテ養殖施設を初め港湾、漁港施設など、建設関係では道路、河川、公共建物などを、さらに農林関係では農地、農業用施設などを28年度に復旧したところであります。被災したビニールハウスや倉庫、豚舎などにつきましては、罹災証明を発行するなど協力したところです。さて、質問の森林被害につきましては、一部の町有保安林を省き、国有林、町有林、民有林の風倒木処理は本年終了しております。また、町有林における倒木跡地の植栽状況につきましては、分収造林地尾白内団地44ヘクタールにトドマツを植栽し、駒ケ岳地区には木炭振興に配慮し、ミズナラ14ヘクタールを植栽したところです。その他の対応としましては、町内2地区の倒木跡地を活用し、北海道が推奨しますほっかいどう企業の森林づくり事業の協定森林として登録を行い、昨年度から株式会社ニチレイフーズがソメイヨシノを植栽しており、本年度からは行政報告でもお伝えしたように三菱マテリアル株式会社がクリの木を植栽するなどご協力をいただき、復旧に努めているところです。今後は、駒ケ岳地区を中心とする残り約90ヘクタールの倒木跡地について国や北海道の補助制度を活用しながら、計画的な森林の復旧に努めてまいります。以上です。

議員の再質問 3番 加藤進

先ほど町長の行政報告の中にありましたけれども、町内の大手の企業が森づくりに大変協力しているのだと。これは本当にいいことだと思います。町内にはまだ違う大手企業がございますので、その企業からも今後協力をいただいてやってもらいたいなというふうには思っております。やっぱり森の山がどうも調子が悪くなると、海のほうが本当に調子悪くなると。山が風邪引けば海がすぐ風邪をもらうというような切っても切れない縁にあるので、強力に植林だとかそういうようなものを進めてもらいたいというふうに思っております。それで、今年の5月25日に参議院で可決したのですけれども、森林経営管理法が成立しました。これは、民有地がやる気のない人については町が接収して、森林でも何でも植林でもできるのだよという法律なのです。森町には個人の民有地も結構ございますので、山の状況を見ながら、そういうようなことに関しても強力に進めてもらいたいなというふうに思っております。また、よその町では実際にやっていますけれども、植林に対する協力、ボランティアの方々を募って、町民、農協、漁協、また学生なんかに本当にボランティア活動で植林をしていただければ早急に山が回復していくのかなというふうに思っておりますので、台風の被害は今報告受けましたとおり推進していると。本当にやっていただいているということでは感謝はしますけれども、今後気を抜くことなく強力に推進していただきたいというふうに思っておりますので、その点についてももう一度町長の答弁をいただきたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えいたします。本当に我が町、海と山の関係というのは非常に深い関係にあると思っております。そして、植林につきましては海への関与、要するに養分の補給ということについても非常に深いかかわりがあるというのは証明されてございますので、今後関係組織などの協力もいただきながら、残っている山の改修、もしくは植林には取り組んでいきたい、そういうふうに思っております。また、先ほども申し上げましたニチレイフーズの桜の植樹につきましては、10年間これは続く、そういう取り組みでございます。また、三菱マテリアルにつきましても250本という大がかりな本数を植えるために、これもやっぱり数年かかって植栽してくれると。そしてまた、来年度からは今度は持ち主のいない山があります。手入れされていない山。そういう山について今までは手入れることができなかったということがございまして、これにつきましては、今持ち主が不在の住宅について取り組んでいる町の政策の延長上として、今度森林についてもその辺を改定というか、手を加えることができるような状況が今後考えられます。それについて森林環境税、来年度から各自治体に配付されますその森林環境税も適用できるということになってございますので、これは新年度のお話になってくると思いますが、担当課が今それについては新年度の取り組みもしていくと、そういうふうに考えているところでございます。失礼いたしました。クリの木については1,250本です。1が抜けていました。1,000本足りません。失礼いたしました。それだけ山についていろんな企業も考えていただいておりますし、私たちも海も山も関連があるということで、いろいろと町としてもこれについては取り組んでいきたいと、そのように思っております。よろしくお願いいたします。以上です。

出典:森町議会 平成30年第1回 12月会議 2018年12月4日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる