七飯町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日
町内の農業後継者の現状と半農半Xについて
- 聞いた人
- 平松俊一 議員
- 答えた人
- 農林水産課長 村上宏樹、町長 杉原太
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 平松俊一
4問目に移りたいと思います。町内の農業後継者の現状と半農半Xについての質問であります。全国的な後継者不足は、少子高齢化によるところが大きいですが、特に、一次産業における担い手不足は優良農地の維持が困難な状況になりつつあります。町 ホ ー ム ペ ー ジ 、 七 飯 町 の 農 業 振 興 方 策 では、道南における重要な食糧供給地としての役割を担っており、生産性の高い優良農用地を量的に確保することを課題とし、七飯町農業委員会でも新規就農希望者などの担い手確保に向けた取組を強化していく必要があると表しているところであります。また、最近では、サイドビジネス感覚の就農者を増やすために半農半X、いわゆる、仕事をしながらの農業の取組を農水省や自治体で支援をしている例も増えてきております。そこで、七飯町における農業後継者、担い手確保や半農半Xについてに関しての次の点について伺いたいと思います。1点目。米作、野菜、花き、リンゴなどの生産農家における農業後継者、担い手確保の現状について。2点目。前問の生産農家の担い手や事業継承の今後について。3点目。これらに対して、町が実施している対策について。4点目。半農半Xに対する町の考え方について。5点目。将来に向けて、町が検討していることについての質問であります。
町の答え 農林水産課長 村上宏樹(農林水産課長は2025年3月まで)
それでは、お答えしてまいります。1点目、2点目、3点目が関連いたしますので、まとめて答弁させていただきます。現状といたしまして、七飯町の水稲などを始めとする農業経営体数は、平成27年の2015年農林業センサスでは345経営体、七飯町の農業の担い手ともなる効率的かつ安定的な農業経営を進める認定農業者については、平成27年4月の状況では200経営体で、経営体数の約57.9%、令和2年の2020農林業センサスでは308経営体となっており、認定農業者は令和2年4月の状況では184経営体で、経営体数の約59.7%であります。現在は、認定農業者は167経営体となってございます。また、農業後継者でつくる団体、4Hクラブの人数は、平成27年11名、令和2年7名、現在は4名となっておりますが、後継者となり得るクラブ員の増員については、日頃より取り組んでおり、新規に数名の加入を見込んでいるところでございます。担い手や農業継承の今後ですが、家族間での継承の場合にとらわれず、農地の賃貸や引き継ぎなど、非農家の方の新規農業参入者についても担い手、後継者と捉え、町内でも野菜生産をしつつ、野菜直売所の引き継ぎや養鶏を始め、直売所も設ける方など、鋭意取り組んでおられます。担い手、後継者については、一朝一夕で成果を実感するのは、難しいところではございますが、これまでも町では、国などの補助事業などによる担い手へ機械などの導入に取り組んでおり、非農家の方の新規農業参入者についても就農に向けて研修など、準備にかかる補助金や経営 開 始 後 に お け る 所 得 状 況 に 応 じ た 補 助 金 など、関係機関と連携し、支援に取り組んでおります。4 点 目 、 5 点 目 に つ い て は 、 関 連 し ま す の- 16 -で、まとめて答弁させていただきます。半 農 半 X は 、 い ろ い ろ な 考 え 方 が あ り ま すが、国では農政の基本理念や政策の方向性を示す 食 料 ・ 農 業 ・ 農 村 基 本 法 の 見 直 し 、 検 証 を行っております。その中で、半農半Xなどの多様な農業人材の扱いは、意見が分かれ、論点ともなっているとこ ろ で あ り 、 5 月 2 9 日 の 中 間 と り ま と め では、農業を副業的に営む経営体など、多様な農業人材が一定の役割を果たすことも踏まえるとしております。今 後 、 令 和 6 年 の 法 改 正 を 目 指 し て 、 見 直し 、 検 討 が 深 化 さ れ る も の と 考 え 、 今 後 の 展開 、 状 況 を 注 視 し て い き た い と 考 え て お り ます。以上でございます。
議員の質問 10番 平松俊一
この農家の跡継ぎのことについては、以前にも質問させていただいてい ま す が 、 ど う も 何 か す っ き り し な い 印 象 を持っています、申しわけないですが。町として、もう少し具体的に取り組めるものがあるのではないかなという主旨で、今回またこの質問させていただいております。これは道新の記事なのですけれども、農家の後継を親族以外の方に譲るというのですか、これが、全国では大体10%ぐらいなのですが、北海道の場合は34%という、非常に高い高率をはじき出していると。別の仕事をやっている人 が 、 自 治 体 の 支 援 を い た だ き な が ら 研 修 をし 、 い ず れ は 、 そ こ の 、 農 業 が 多 い の で す かね 、 を 引 き 継 い で い く と い う こ と を 具 体 的 にやっているところが出てきているわけです。町内を見ますと、リンゴ園だったところが、もうリンゴは作っていなく、リンゴの木なのか雑木なのか分からないような状況になっているところが結構出てきています。非常にもったいないなと思いますし、農家の方に伺いますと、もう私がやめたら後は誰もやらないのだというところがかなりある。七飯町で有名なものといえば、リンゴということをうたっておりますけれども、何年かたったら、ばたばたとそのリンゴが出荷できなくなると、こういう現状が喫緊に 迫 っ て い る と い う こ と で す 。 前 提 に 考 え れば、もう少し町として具体的に取り組む必要があるのではないかなということで、前回も聞きましたし、今回もまた質問しているわけなのです。例えば、半農半Xというのは、農家の方というのは、これはプロですから、農業で収入を得るというのはメインですけれども、半農半Xというのは、何かの仕事をしながら農業もやっていこうという人です。こういうことを全国各地で 、 農 水 省 も そ う で す し 、 県 も や っ て い ま すし、町でもやっているところがあるわけです。こういうものを参考に、七飯町ももう少し何かこう踏み込んでやっていかないと、確かに優良な、稼ぎの多い農家も多いですけれども、やめざるを得ない農家も、これからどんどん出てくるし、実際にやめていっているところも多いわけ で す 。 こ れ は 、 ど こ か で 歯 止 め を き ち ん とね、町が支援する体制をつくらないと、だめではないかなと思うので、できればこれも町長にお聞きをしたいのですけれども。例えば、政府は2日の日に、首相官邸で食料安全保障の強化などを話し合う食料安定供給農林水産業機関強化本部、この会合を開いたのです。これは、平時から、普通のときに食料の安全保障を確立しておくと。例えば、ウクライナだとか何とかというときに、随分穀物の値段とかが上がったわけですけれども、それにすぐ対応できるような体制をつくるとは、これは簡単にはいかない話ですが、考え方として、少しで農林水産業、一次産業に関わる人たちを増やしていくという努力は必要ではないかなと思うので、もう少し具体的なことを考えていただきたいなと思うのです。例えば、町のホームページを見ますと、関係者 に 対 す る ア ナ ウ ン ス は 多 い の で す 。 と こ ろが、一般の人たちにこういう一次産業に関心を持 っ て も ら い た い と い う も の は 、 皆 無 で す よね。やはり、町の姿勢が問われているのかなと思 う の で す 。 実 際 に 、 七 飯 町 の 農 業 だ け 見 れば、特別困っている状況ではない、これはよく- 17 -分かります。ただし、耕作放棄されていたり、それから、果樹園なんかも草がぼうぼうになっているところもあると。だから、これを誰かが引き継いでくれれば、生きるものも多いのかなと思うのです。それを一個人であれば対応できないですけれども、いろいろな方に携わっていただく。例えば、私は自伐型林業というのを山で や っ て い ま す 。 こ れ に は 、 毎 回 募 集 を す ると、結構な人が来ます。これは、ここで体験したことで、自分で山を買って、山で生活をしていってみたいという思いの人たちが体験するために来ている方が多いです。それで、山を買うので、山を探している方もいます。ですから、この一次産業に関することで働きかけをしないと、いつまでもその事業者にだけ任せておけば、どうにかなるということではないのです。やはり、町の姿勢を問われることだと思うので、できれば町長、もう少しこういった一次産業の後継者、それから、農業の引き継ぎ、こういうことにどういうお考えなのかをお聞かせ願いたいと思います。
町の答え 農林水産課長 村上宏樹(農林水産課長は2025年3月まで)
すみません、私のほうからお答えさせていただきますが、議員のおっしゃること、理解できます。一般の働きかけなど必要ではないかというようなことでございますが、私どもも、地域農業の魅力や特色など、一般の方に広く知っていただこうというようなことで、新規の就農に意欲のある方などを発掘するため、渡島の農業お仕事フェアというような題名をつけまして、昨年9月10日でございますが、近郊の大型書店2階にブースを構えまして、近隣の自治体、関係農業者団体など、道などと一体となって、そういった人材の発掘などを行うため、そういった催しなどを開催しているところでございます。ま た 、 半 農 半 X で ご ざ い ま す が 、 い ろ い ろな、多様なライフスタイルであろうかというように感じますが、自給的要素が多いというような部分も感じられるところでございます。今後、先ほども申し上げましたが、国のほうで そ う い っ た 基 本 法 の 見 直 し な ど を 行 い ま して、そういった多様な人材の扱いについて見直し ・ 検 討 な ど 行 っ て い く 状 況 で ご ざ い ま す ので、そういった今後の展開などを注視しながら取組について考えていきたいというように思います。以上でございます。
議員の質問 10番 平松俊一
私の言いたいことは、国でこういう補助事業がありますとかいうアナウンスだとか、そういうのはホームページでリンクしているので見られるのは知っています。町として、どういう姿勢なのかなということを前回も今回もまた聞いているわけです。そんなにね、大したことではない、例えば、スマートフォンのアプリで短期のアルバイトを利用するのを、結構あちらこちらの農協関係で労働者が足 り な い と い う こ と で 利 用 し て い ま す 。 例 えば、北海道から始まって東北に行って、最後は九州のほうまで流れる。春夏秋冬とそのアプリで農業関係のアルバイトをし、1年間生活をしていくという人なんかもいらっしゃるのです。興味を持たれている方は、結構多いのです。それと、例えば、企業としても人材を育成する一つのこととして、そういう一次産業に人を出して、例えば、会社の経営の中にそういう農業ですとか、花だとか、そういうことを取り入れたいと考えている企業もあるのです。ただ、きっかけがなかなかない。そのきっかけを七飯町がどうもっていくかということをお尋ねをしているのです。何その、お金のかかることではなくていいと思います。農協だとか、そういうところとタイアップすれば。例えば、アルバイトで体 験 を し た そ の 先 に 、 私 や っ て い き た い と 、だったら、こういうところどうですか、ああいうところどうですかと話をつなげる気があるかどうか。これをやらないと、なかなか簡単に一次 産 業 に 入 っ て こ よ う と い う 人 は な い わ け です。先ほども言いましたが、私は山で木を切っている。子供連れで遊びに来る人たちが、お父さんが結構はまってしまって、できればおじいちゃんが持っている山に行って。ちょっと遠いのだけれども、木を切って、どうやったらそれ- 18 -がちゃんと家族を支えられるか、それを考えたいというようなことをおっしゃる方もいるわけです。先ほども言いましたリンゴ農園なんて、本当に見たくないです、かわいそうで。この間までは、いいリンゴがなっていたところが、いつの間にか終わってしまっている。こういうことを何とか食い止めようというのは、やはり町の姿勢として必要ではないかということでお尋ねをしていますので、もう一度御答弁を願いたいと思います。
町の答え 町長 杉原太
今現状の農業後継者の部分も、後継者不足になっていることは、これはも う 実 際 に 起 き て い る こ と で 間 違 い あ り ま せん。そして、また今、農業の作業をするのに、パートの募集をしても、なかなか人が集まらないという現状もお聞きしております。そういう意味では、今、議員がおっしゃったようなスマートフォンの短期間のそういう募集をするようなアプリを使ったもので成果が出てているというのは、結構旭川のほうとか、そちらのほうでお話も聞いております。そういう意味でいくと、この半農半Xも、農業後継者を今後見つけて、引き継ぎをしていく部分にも、その入口部分かなと思います。この制度も、こういうふうにして農業も今の農地法の問題だとか、農業の従事者ということでの指定 の 部 分 だ と か 、 い ろ い ろ 法 律 も 少 し ず つ 変わってきておりますので、私どものほうも、農業後継者の問題とそれから作業員のこの確保の問題も含めて、研究していきたいというふうに思いますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上でございます。
議員の質問 10番 平松俊一
ぜひ、一生懸命取り組んでいただきたいなと思います。あちらもこちらも荒れ地になってしまってから、再度整備しようと思っても莫大なお金がかかるわけですから。