八雲町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日
「稲作主体地域に核となる法人を作ろう。酪農の分野では、担い手づくりという課題解決の為に青年舎を設立いたしましたが、地域づくりの視点を盛り込むことができなかったのではないかなと私は思っています。しかし、八雲町の稲作主体地域では、まだまだこの地域をなんとかしたいという熱い想いが脈々と流れていると思います。なので、地域づくりの視点、農地を守る視点を大切にして、愛知県農業振興基金が発案し、すでに全国でも優良事例をいくつも輩出している、地域まるっと中間管理方式で地域の様々な農家、担い手、農地の出し手、自作希望などの想いを地域の守るべき農地を地域のみんなで守る、の一点に集約し、法人設立までの役割を町に期待したいと思っておりますが、いかがでしょうか。」
- 聞いた人
- 三澤公雄 議員
- 答えた人
- 町長 萬谷俊美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 12番 三澤公雄
はい、よかった。ありがとうございます。時間的にはね、休憩を取りたい時間ですよ。けれども、水が差されるのがまたちょっとアドレナリンの出方もありますので、職員に迷惑をかけないような質問をしていきたいと思います。稲作主体地域に核となる法人を作ろう。酪農の分野では、担い手づくりという課題解決の為に青年舎を設立いたしましたが、地域づくりの視点を盛り込むことができなかったのではないかなと私は思っています。しかし、八雲町の稲作主体地域では、まだまだこの地域をなんとかしたいという熱い想いが脈々と流れていると思います。なので、地域づくりの視点、農地を守る視点を大切にして、愛知県農業振興基金が発案し、すでに全国でも優良事例をいくつも輩出している、地域まるっと中間管理方式で地域の様々な農家、担い手、農地の出し手、自作希望などの想いを地域の守るべき農地を地域のみんなで守る、の一点に集約し、法人設立までの役割を町に期待したいと思っておりますが、いかがでしょうか。
町の答え 町長 萬谷俊美
議長、町長。
町の答え 町長 萬谷俊美
三澤議員の2つ目の質問にお答えいたします。地域まるっと中間管理方式は、地域の農地について全て農地バンクを通じて法人が一括で借り受け、担い手不足の農地を守りながら将来的に地域農業の担い手への集積・集約化を目指す仕組みであると承知しております。稲作を核とした法人の検討については、農業者主導の理念と農協の役割を基本線に据すえつつ、地域全体を視野に入れた、地域まるっと中間管理方式を活用することも選択肢の一つとして検討すべきと考えております。担い手不足と耕作放棄地の増加といった現状を踏まえ、稲作の安定・発展を図るには、農業者が自らの手で経営を進めつつ、規模の経済性を活かせる組織づくりが有効であると認識しているところであります。そのため、令和2年から令和5年まで稲作の法人化に向けて、町が主導で検討を進めてまいりましたが、行政主導の意思決定が過度に前面に出ることで民間の創意工夫や競争原理が活かされず、成果とリスクの分担が不明確となったため、事業継続が困難となった経過がございます。過去の事例を真摯に受け止め、行政主導だけに依存する発想を改め、今後は農業者、農協をはじめとする関係者と意見交換を積み重ね、守るべき農地を守り、地域農業を守り、将来に渡り地域を維持するといった地域づくりの視点を重視し、法人化を含めて今後どのようにして地域を形成していくことが地域にとって最善の方法であるかを模索することが必要であると考えますので、地域農業者及び関係機関とが連携一体となり、将来を見据えた地域の方向性について議論を深めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 12番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 12番 三澤公雄
私も令和2年から5年までの稲作地帯での法人化の動きは、青年舎の進め方がかたちになりつつある時の前後だったんで注目して見てましたけども、その反省に立つならば僕は、自説にこだわるわけではございません。地域まるっと中間管理方式っていうのが、農地と地域を守る上では、今は僕はかなりベストに近い選択だと思っています。その反省に立って動く。要するに、令和2年から5年までの取り組みの反省に立っていくというのであれば、ぜひこの中間管理方式を1つの中心に置いて、地域の農業者と関係機関、つまりJAの話し合いの中心に僕は役場が入っていかなきゃいけないと思うんですね。この答弁だけを見ますと、結局横並びなんですよ。地域農業者と関係機関になりますJA、そして町がっていう。そうなると、進みません。絶対進みません。地域の方々では、問題課題意識を持っている方は相当数いらっしゃいます。だけど、どうやったらいいのかっていう、誰がリーダーシップをとるのかっていうことで、周りを見ながらでなかなか声が上げられなかったのが青年舎設立以後の動きだったと僕は思っています。なので、いわゆる青年舎以降のこの農業地帯での法人化づくりっていうことで、令和2年から5年の取り組みを反省しすぎて、カメが頭を引っ込めたみたいな状態になるのは、僕はチャンスを逃すことになると思うんですよね。今担い手がいる農家っていうのは、本当に希少価値なんです。その農家がやめていく農家の農地を今までかろうじて引き受けていましたからね。耕作放棄地っていうのは、なんとかギリギリでないできましたけれども、その担い手の方々ももう今一杯一杯やってると。そして、米の分野ではコントラクター事業、要するに作業の受け手としての法人なんかが、酪農と違ってまだまだ全然少ないですから、自分の作物管理も含めて収穫を自分でやるっていう中での一杯一杯にやっている状態。でも、離農予備軍とかリタイア予備軍っていう方々は確実に一日一日増えていっている現状なんですよね。JAに期待しちゃだめですよ。組合員として本当に恥ずかしいんですけれども、今回の今年の地区懇談会の主要テーマの中に挙がったのが、組合員数の減少に対してっていう提案があったんですけれども、1個の経営体から複数の組合員を出しましょうっていう、全くおかど違いな提案がされるのが現状です。新規就農者を呼び込もうだとか、担い手が離農しないようにしっかり経営の相談に乗っていこうだとかっていう、そういった提案ではなくて、お父さんだけ組合員じゃなくてお母さんも組合員になってくださいねとか、そういうことで出資金の確保、組合員数の確保をやるっていうのが議題に上がってくる程度の組織に、今成り下がってしまっている。即効性はあるんでしょうけれども、将来展望は全くないですよね。実際、地域の組合員から特に新規就農された歴史の浅い組合員さんのほうから、違うんじゃないかって声がね、懇談会で挙がってました。そういった現状のJAに法人化という難しいリーダーシップを期待するのは、無理でございます。なので、組合員としても僕は今まで以上に町が具体的な方法を叩き台として出して、そして、核となる法人をつくって荒れる農地を防ごうよ。働ける人が目いっぱい、今米は集約化されていますから、米に労働集約、機械化も含めてやっていく余った労働力。そして、米に集中しなくてもいい人材は、その法人の中で視察園芸だとか新しい作物にチャレンジするだとか、そういった地域の中で労働力を上手に使っていける。また、雇用労働として、町からも労働が呼び込めるっていうのは核となる法人がないと難しいと思う。それで、今米ならそれができるんで。なので、ぜひ頭を引っ込めずに農林課のほうで、町のほうでリーダーシップを発揮して、法人化を進めていきたいということを力説したいのでこの質問を作りました。改めて町長の答弁をいただきます。
町の答え 町長 萬谷俊美
議長、町長。
町の答え 町長 萬谷俊美
私、正直なところ、農業は非常に詳しくございません。過去に水産等を担当したことがあるのでそちらは詳しいんですがの特に農業の方は、産業分野でもちょっと不得意な分野で制度等もよくわからないので、非常に苦しいんですけども、今日農林課長が議会を休んでいて、答弁を農林課長から頂ければなというふうに思ったんですけれども、申し訳なく思っております。この地域まるっと中間管理方式をぜひやっていただきたいという考え方は、三澤議員としてはよくわかります。しかしながら、過去の先ほど言ったように、令和2年から5年の取り組みで頭を引っ込めてるんじゃないかということなんですが、農業者も共同でやるようなかたちになると、どうしても労働力とか一生懸命さがどうしても失われますし、誰かがやってくれるという期待感にそぐわれます。そういうことから考えると、必ずしも集約して法人化することが本当にいいのかどうかというのは、やっぱり議論する必要があるんだろうなというふうに思います。1つは、あの青年舎の例もあると思います。酪農の分野で、青年舎の牧場を集約化して、大きい法人を作りました。そういうことから考えても、今一度慎重にこれは運ぶ方法がいいのだろうと、私としては今現在そう思います。有効に時間を使って、農業を営むという観点がどうしても法人化すると、個人の所得に関わらなくなってしまって、法人の所得という観点からすると、日本人の働き方にも影響してくるのかなっていう思いがありますので、経営的観点からすると、もう少し考えて地域の議論を深めて、地域を守っていくという方法がベストなのかなというふうに思いますので、少し研究させていただきたく、時間をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 12番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 12番 三澤公雄
今の町長のようなお考え方は、地域で農業を営んでいる方でも少なからず持っている方はいらっしゃいます。しかし、この地域まるっと中間管理方式では、そういった懸念を上手に省く仕組みが組み込まれています。なので、時間をかけて勉強することは大事だと思いますので、ぜひ町長も合わせて勉強してもらいたいと思うんですけれども、簡単に説明しますと、法人で頑張っていくんだ。法人の売り上げが給料に反映されるっていうことで頑張る人。そして、いやいや、俺はまだこの地域にいるけど自分の力でなんとかできるよっていう人がいたとしても、農地の機構のほうにまとめて出すときには、そういう人も含めて申請して支援金として、法人の運営費に回る。自作農の人たちは、自分の面積で稼いだものは自分の収入だってことが担保されるんですね、まるっとの中では。そして、一方で高齢化が進み、後継者がいない農家は、自分の農地がどうなるんだ。簡単に売れるものではないし、簡単に買ってもらえるような値段でもないという不安の中でいる人たちが、その法人、中間管理機構を通して、土地をちゃんと耕作権と上下分離して、耕作権の部分で収穫したものは法人の利益になるし、受け手の人はそれに見合ったものも入ってくるっていうかたち。なので、先ほどの答弁の中では、自分が頑張らなくても収益が上がるだろうみたいなっていうイメージのいわゆる以前やられてた、集落単位での共同農業だとかっていうような、そういったものとは、明らかに一線を画す方式だというふうに僕は受け止めて、このまるっとが今ベストだと思って提案しているんで、ぜひ時間をかけて、地域の方々と話し合うということは省いちゃいけないと思います。そして、もう1つ。青年舎のことを比較されましたけど、問題提起で僕は最初言ったように、青年舎の立ち上げでは、地域を守る。農地を守るという観点はありましたよ。要するに、もうすでに進んでいる、笹だらけになっていた農地なんかは青年舎であげた収益でそこを開墾していこうということも視野に入れた中で進んでいってましたから、農地の有効利用のところはありましたけど、地域を守るっていう部分。それは、上八雲地域だけじゃなくて八雲の酪農を守るっていう発想はありましたけど、いくつかの農村地帯に対しての波及とか影響までは、加味しないでいったのが青年舎だったんで、僕は青年舎の例と、これから稲作で米づくりしたい人のところで進めていく法人は、ぜひ進める上でも一線を画して、あれとは違う方式なんですよ。それとは違う考え方なんですよってことを逆に付け加えて説明しないと、非常に進むものも進まなくなるので、そこは注意してもらいたいかなと思っております。今日は担当課長がいないので、なかなか答弁が難しいと思いますけれども、僕は今町長が言った不安が払拭されることをちゃんと加味されているのは、地域まるっと中間方式だと思っていますので、ぜひ地域と話し合って、核となる法人が地域を守るっていうのは、僕は働き手、担い手が農業の現場でも足りなくなってきている現状を考えたときに、今動かないと本当にいなくなって本当に農地も荒廃してから何かしようっていうのでは遅いので、今やらなければいけないと思って質問いたしました。ぜひ真正面に受け止めて考えてください。
議員の質問 12番 三澤公雄
いや、もらわなきゃ。今の質問に対して。
町の答え 町長 萬谷俊美
議長、町長。
町の答え 町長 萬谷俊美
はい。前向きに捉えて検討をさせてください。先ほども言いましたように、制度自体を私はちょっと把握していない部分もありますので、そこはお許しいただきたいと思います。ただ、農業の現状を見たときに、東野地区の農家の皆さんと入沢地区の農家の皆さんと、現状の若い人がいる地域といない地域がございます。そういったことも視野に入れながら、議論をする必要があるんだろうなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。
議員の質問 12番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 12番 三澤公雄
そういった地域の温度差も含めた、もちろん飛び地ですので、一つ一つ法人を作るのがいいのか、それとも米という大きい単位でまとめて作るのかだとか、そういった議論も当然あると思います。ただ、農業の後継者がいないとか、いるところとか、そういった家族構成での部分は、まるっとはちゃんと汲み取れる方式だと僕は理解しているので、手堅い行政マンのイメージが強い萬谷町長にとって通じる言葉をいろいろ考えたんですけれども、行政マンをあえてこの行政だけではなく、男社会では常にあるんですが横並び意識っていうか、自分が階にいるっていう自覚があるときは、横並び意識ってプラスに働くんですよね。でも、ほぼほぼ並んでるぞってなった時には、横を見ながら今自分が出なくてもだとか、いろいろためらう、躊躇するチャンスっていうか、そういった口実が生まれてきます。それで、八雲が今置かれている状況は、1番目の部分でも2番目の部分でも、決して上位の部分にいるとは僕は思ってません。なので、横並び意識をもし持つんであれば、必ず前を行っている地域があるので、その自治体に並んでいこうっていう、ぜひそういった意味での目線を上に持っていったところでの横並び意識を持ってもらいたいなと思っております。ぜひ取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。終わります。