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知内町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月7日

災害に対する出動対応マニュアルの整備について

聞いた人
西山和夫 議員
答えた人
町長 大野幸孝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 西山和夫

1番、西山和夫です。『災害に対する出動対応マニュアルの整備について』去る、平成24年12月19日早朝、知内町上雷地区の国道228号線に於いて、トラックとワンボックス車の正面衝突事故が発生し、2名の死者と11名の重軽傷者を出す大惨事となったところであり、渡島西部広域事務組合の参与でもある町長へ事故報告の説明及び対応顛末等がなされたことと思うが、救急対応における問題点・課題等を検証し、今後、“災害に対する出動対応マニュアル”的な行動指針を整備する予定となっているか、また、整備予定があれば、その概要についてお伺い致します。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今回の質問は、事故発生時における救急対応ということでありますから、基本的には渡島西部広域事務組合の消防本部の所管事項であると考えますが、議会で答えられます範囲内で答弁させていただきますので、まず、その点、ご理解をいただければと思っております。まず、答弁をさせていただく前に、この度の事故で亡くなられました2名の方のご冥福、そして、怪我をされた11名の方に心からお見舞いを申し上げたいと思っているところであります。それで、事故の状況でありますけれども、今、議員から指摘ありました、12月29日午前4時頃でありまして、消防署への救急要請は4時05分、救急隊の最初の現場到着時間が4時15分ということであります。そして、その時点で、13名の死傷者の搬送がされたところでありまして、消防本部内の各署からの応援を含めて7台の救急車両で、都合9回の搬送を実施したという報告を受けたところであります。それで、救急搬送車両の台数、それから、近隣への受入れ医療機関の体制などから最終の搬送が午前6時04分ということで、事故発生から2時間余りになってしまったということで、結果的には消防車を長時間にわたり現場に置かざるを得ない状況になったということに今、結果的にはなっているところであります。そんなことから、今回、知内消防署としての対応でありますけども、今までに経験のない大惨事となったことから、今後、これらの事故も想定しながら、万全の対応をするための体制整備をしなければならない、そんな考え方から、多数傷病者災害発生事案への対応ということで、初動体制をはじめとした応援体制要請基準などについて見直しをしたと聞いております。そして、その見直しの内容については、既に消防署の方から書類をいただいておりまして、私も確認をさせていただいているところであります。ただ、今回のような大災害の場合については、1署だけでの対応というのは不可能であります。そんなことから、当然、消防本部としての対応ということが求められるという考え方をさせていただいておりますけれども、本部としましても、署長会議を招集して多数傷病者発生事案の対応ということで、今後の体制整備について検討をしたということでありますし、受入医療機関への協力要請についても意見交換がされたということであります。先ほども申し上げましたけれども、このような大きな事故でありますと、消防単位での対応が困難でありますので、広域的な救急搬送体制を構築して、より迅速な対応が求められることから、消防本部としても体制整備、これは急がなければならないというふうな意識を持っているところでありますし、受入機関、医療機関に対する要請等もですね、行わなければならないという判断に立っているところであります。そんなことから、私も広域の参与としてというご指摘でありますけれども、当然、私は私なりに参与でもその辺をご指摘させていただいておりますし、先般、2月の25日開催の渡島西部広域事務組合第1回定例会においても、広域議員であります伊藤議長の方から、今回のような消防車が多数出た場合の事故対応について、本部の考え方を質しているところでもあります。ただ、いずれにしましても、今回のような事故というのは、本当に今まで経験がありませんので、どんな形でこれから対応すべきか、これからこれは早急に方向性を見いださなければならないというふうに思っておりますので、私も引き続き、本部との協議を進めさせていただければと思っているところであります。それで、1点だけちょっと申し上げますと、北海道広域消防総合応援協定運用マニュアルということでの基準がもう示されているということで、私の手元に今あります。この中で、当然、それは1署では対応できない部分については、応援体制をということで、いろいろと定められておりまして、今、知内、渡島西部事務組合というのは、道西地域に入っていまして、函館・森町・八雲、それから、長万部、渡島西部広域事務組合、南渡島消防事務組合、そして、渡島東部消防事務組合、それから、桧山広域事務組合ということで、その地域が限定されていまして、協定ということが、今、示されておりますので、それを1つのたたき台として、基準として、今後、早急にマニュアルが作られるよう、私も全力で取り組みをさせていただければと思っておりますので、ご理解をいただければと思います。以上です。

議員の質問 1番 西山和夫

今、町長から対応の顛末、できる限りの中で提供いただきました。実は、事案の対応ということで、もっと具体的な対応策、もうある程度、会議等で取りまとめされたと聞いていたものですから、具体的な対応マニュアルが提示されるのかなという思いで、今、一般質問をしたんですけれども、ただ、今回の事故を振り返って見れば、ワンボックスとダブルキャブの衝突ということで、車に挟まれた人が2名、また、ワンボックスでも運転席が1名ということで、最終的に最後は6時4分に搬送された、それがどちらの車か分かりませんけれども、最終的にそこから負傷者を救助したのが、その時間になってしまったということで、最後、2名運ばれたんですけれども、軽症者がその中に1名ということで、多分、想像ですけれども、その挟まれた人を心配して、軽傷だから、付き添って最後まで対応したのか、その辺は自分にもちょっと分かりませんけれども、最後、松前の救急車で函館まで搬送されたということであります。ただ、残念ながら、こういう多重事故等の対応マニュアルがなかったということで、先ほど言うように、今、整備したという感じで聞かされていますので、より具体的な提案がなされるだろうと思っていたんですね。そういう意味では、非常に残念なんですけれども、まず、こういう事故が発生して、最終的に第一報というのは、トリアージ、優先順位を付ける、消防の誰かが付けるんでしょうけれども、トリアージということで優先順位を付けて、重・中・軽、それぞれの症状で、要するに優先順位を付けて、重傷者から運ぶという手当になっているそうでありますけれども、その搬送の中身を見れば、それほど大きな問題点はなかったのかなと自分なりにも感じています。ただ、最終的に広報車、知内の広報車と指令車、それぞれ患者さんを乗せて走っています。なぜ、指令車で3名、これは結果的には函館まで搬送しています。広報車で1名木古内まで。なぜ、こういう活動ができるのに、救急車両では1名、もしくは、2名という感じで言いましたけれども、それであれば、トータル的な重傷者は8名なんですね。あと、中1に軽2かな、それがトリアージ判断をして、重軽傷付けるわけですから、とりあえず、なぜ、重軽傷から救急車2名だとか、もしくは、軽症者も合わせて、3名だとか対応できなかったのかという、非常に危惧があるんですよ。結果的に町長というか、参与的には、報告だけだと思うので、中身的なものは言ってもどうしようもないんだろうと思いますけれども、ただ、自分的には、マニュアルが整備されて、そのトリアージを消防吏員の誰かがするのではなくて、あくまでも、知内にもお医者さんいます、木古内の町立国保病院にもおります。そういう方々に緊急連絡の中で、現場まで出向していただいて、そこで医者の判断で、重傷患者から速やかに次々と運ぶ、まして、重傷者でもやっぱり内臓的なもの、外部的なものありますので、それらを救急車でやっぱり2名乗せられるのであれば2名、3名乗せられるのであれば3名、とりあえず、現場から速やかに要するに温かい救助体制が組める場所まで移動させるということが第一目的だったのではないのかなと思っております。そういう意味では、非常に残念な結果になりましたけれども、ただ、松前、最後6時4分というのは、松前です。1時間くらいかかるのかな。だから、現場的には着いてすぐ運んだという格好なんだろうと思いますし、それぞれ木古内、1号・2号あります。それも対応していただきました。そして、福島、これは残念ながら松前に搬送したんだけれども死亡してしまいました。そして、知内は救急車対応ということで3回走っています。木古内と函病それぞれ走っています。そして、先ほど言う広報車・指令車も合わせて、それぞれ13名をそれぞれの場所に収容したという形になっています。町長、そこでお尋ねするんですけれども、木古内町は、北斗と連携を結んでいるそうです。それで、木古内でそういう多重事故含め病院患者が地元の救急車で間に合わない場合は、北斗と連携をして、北斗の救急車も応援していただける体制になっているそうです。本来であれば、広域じゃないですか。そういう体制を木古内がしているのであれば、木古内の救急車がわざわざ、現場から木古内、木古内から函館の病院に運んだ事例が2件ありますので、それぞれ木古内が函館まで行って、また帰って来て、また、木古内の方が対応した。そういう連携があれば、北斗が来てもらって、木古内は、函館まで行く必要がないんですよ。現場までまた戻れるんですね。なぜ、それぞれの所轄の中で、消防署の中で、そういう対応しかできないのか、やっぱり連合なんですから、連合の判断で、そういうもし事例があるのであれば、連合でそういう北斗なり、いろいろな函館市なりと連携をして、そういう救急の場合は、手を差し伸べてもらう。そういう体制がもっとも必要な、それこそ事務組合の必要な部分だろうと思うんですね。なぜ、それをしなかったのか分かりませんけれども、町長の考えとしては。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今、西山議員からのご指摘のとおりだと私も思っています。それで、私は、当日、4時過ぎですから、救急車が何回も通るものですから、これは何かあったと思いまして、そして、消防に電話をして、そしたら、上雷で大きな事故があると。それですぐ現場に走ったんです。そしたら、今、最後に運ばれた2名が、要するに1名はトラックの下に挟まれていましたし、1名はワンボックスカーの中に要するに顔から血を流していたんです。それを見て、この人方を運ぶのにどのくらい掛かるといったら、今、もう救急車が走っていて、もう運べる状態じゃないから、1時間以上も掛かるということだったんです。それで、すぐ、私は副町長に電話をして、うちの要するにワゴン車を持ってこいと、私も同じ考え方なんです。現場に投げられた、要するにそういう負傷した人方、それに付添いの人方というのは、いち早くやっぱり病院に運ぶことが、やっぱり求められているという考え方なものですから、私はそうしたんです。ところが、やっぱりうちの署の指令の指揮を出している職員から言われたんです。それはですね、きちんと届出もないので、一般の車両で病院に運ぶということは、それは禁じられているということなんだそうです。私もそれ初めて分かったんですけれども、そんなことでありますので、今、議員が指摘したとおり、私も同じ考え方を持っています。それで、いろいろと今、消防署の方とも協議をさせていただいているんですけれども、ここに函館市と南渡島の消防組合の相互応援協定というのがあるんです。そうすると、うちが今、その辺を対応できるのであれば、私はやっぱり南渡島、北斗市の消防との連携というのは、すごく大事にこれからなってくるんだろうと思っているんです。ですから、今、言われるように、木古内に運びました。そこから、また木古内がだめで、函館までと言ったら、そこから来た体制が構築できているのであれば、まだまだ要するに現場に何時間も投げておくという形にきっとならないんだろうと思っていますので、その辺も含めた中で、これは本当に今、いろいろと調べさせてもらいましたけれども、マニュアルありますので、それを是非、渡島西部としてもですね、早急にマニュアルを作ってもらえるような形で働きかけをしなければならない、そういう強い気持ちでおりますので、ご理解をしていただければと思っています。以上です。

議員の質問 1番 西山和夫

あまりこういう事案は突っ込みたくないので、ほどほどにしますけれども、ただ、先ほど言うように、町長、現場見られたのか分かりませんけれども、自分もちょっと半信半疑だったものですから、最後運ばれた2名、中傷と軽傷者が心配で見ていたんだろうという言い方をしましたけれども、やっぱり上雷の人からすれば、その人を何とか運びたいということで、町長と同じように、自分の車に積んで走るから、何とか警察でも先導してという話もありましたし、寒い中に、その事故車の中ですから、シートをかけてあげたとか、やっぱりそういう誰しも思う疑問なんですね。現場から何とかそういう応急処置もできる、とりあえず、どこでもという、そういう暖かいところに搬送するというのが、まず、誰しもが思うことなんだろうと思います。そういう意味で、やっぱりもっとこれからというのは、くどいようですけれども、消防の方も含めて、やっぱり広域でやっているわけですから、もっともっと真剣にそういう対応があったらどうするんだと、これから今、新幹線来ます。町長も観光客受け入れたいという方向で進んでいます。当然、大型のバスだって多くなるわけですよね。そういうバスの対応はどうするんだとか、いろいろと考え方がある。やっぱり連合を含めた北斗、やっぱり近隣巻き込まなかったら対応できないんだろうと思いますので、是非、その辺の対応はしていただきたい。まして、新聞報道で、北斗なんですけれども、救急要請があったけれども、残念ながら火事で、現場がその前に火事で、消火活動するために、それらに行っていたということで、多少、遅れてしまったという事例もあります。北電もそうなんですね。北電で何かあった、火災で何かあった。消防団出ます。全員集めるなんてことは、ほとんど不可能だと思うんですね。今回も署員、ほぼ全員の活動されたそうですけれども、今、23名ですか、22名ですか、その体制で万が一、北電でそういう密集地で火災があった場合、そういう事故がだぶったら、どう対応するんだという、やっぱり人命第一、どうにかしないとならないわけですよ。それがやっぱり役目なわけですから、それらを想定した、想定外なんて人命救助には考えられないわけですから、それらも含めた災害の救助要請に応える体制を早急に対応するマニュアルとして位置付けて、やっぱりそれらを元に訓練なり、そういう状況を判断して、それらに消防吏員がすぐ動けるような、とにかくもう頭の中に全て入っているような活動要請をしていただきたいと、改めてお願いをして、町長の所見をお伺いして終わりにします。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今、議員からご指摘のとおりだと私も同じ考え方をさせていただいております。それで、当日、現場に行って感じたことは、本部の消防長が職員と2人で来ていたんです。ところが、私は基本的に本部の消防長が現場にいるのであれば、消防長がきちんと指令というか、そういう体制がきっとあって然るべきだと思ったんです。ところが、やっぱりうちの救急救命士が1名、そこに残っていて、要するに応援からそれから、患者の要するに優先順位といいますか、その辺を全部決めているものですから、それで、私はそこに現場に着いたときに、1番、感じたのは、この要するに1名は、もう本当にトラックに挟まれて、もう本当に機械で運ばれた状態でしたから、この人が一番、重傷な患者なんだと思ったんです。そして、意識はもうろうとしていましたがあったんです。もう1名は、ワンボックス車の中に入っていたので、何とかこれは私は他の人方は全部、運ばれていましたので、軽傷の人を運んでいっているのかなと思ったんです。ですから、事故死ゼロはこれで免れたと、本当に現場でそう思ったんです。ところが、ワンボックス車から外に投げられた人方がもう重傷で、その人がもう先に運ばれているということを聞いて、がっかりしたんですけれども、今、言われるように、本部として、署の対応というのは、もう限界がありますから、本部が役割をきちんと担わなければないんだろうと、そう思っています。ですから、きちんとその辺は、本部の体制、前回からも議員からいろいろと本部に対するご指摘をいただいていますので、その辺は、きちんと参与の立場として、きちんと構築できるような形で対応をさせていただければと思っていますので、ご理解いただければと。以上です。

出典:知内町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月7日 議事録 PDF(55ページ) 間違いを知らせる