みんなの議会

七飯町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月3日

道の駅合併浄化槽対策工事について

聞いた人
上野武彦 議員
答えた人
商工労働観光課長 岩上剛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 上野武彦

それでは、4問目へ行きます。道の駅合併浄化槽対策工事についてであります。令和5年第4回定例会で「道の駅グリース阻集器設置工事」220万円の補正予算が可決されております。令和6年1月設置工事の開始で、3月14日採水し、水質調査を実施し、その結果を踏まえて、4月18日の臨時議会で、今後の浄化槽の適正化工事の補正予算が組まれ、議会に提案し、採決されております。今回、この浄化槽適正化工事を実施し、酵素方式によって油の処理をするという対策を実施する形で、この浄化槽の改善ということの方向を打ち出しているわけですけれども、その中身について、よく分からない部分がありますので、以下の3点についてお伺いいたします。1点目、酵素方式とは、どのような酵素で油をどのように処理をするのか。2点目、こうした酵素方式で合併処理浄化槽の機能を高め、BODの値を引き下げる処理をしている具体的な、ほかでの実施例があれば実例についてお伺いいたします。3点目、今回の浄化槽適正化工事は、油の排出がBODの値を引き上げている最大の原因であるとしての工事でありますが、そもそも現在設置されている合併浄化槽の能力は330人槽ということになっておりまして、これは来客数に相当する処理能力を満たしていないのではないかという部分があると思われますので、その点について問題はないかお伺いいたします。以上です。

町の答え 商工労働観光課長 岩上剛

それでは、1点目についてお答えいたします。昨年実施しました道の駅浄化槽適正化委託の結果において、浄化槽への流入水、いわゆる排水成分のうち、油脂由来のノルマルヘキサン抽出物質が多分に含まれており、これが浄化処理に支障が- 31 -ある旨の指摘がございました。これを受けまして、昨年度内に飲食店等においてグリストラップを整備してございます。これに加え、今回導入する前処理槽方式では、酵素剤を活用し、既存の浄化槽が無理なく機能性を発揮できる処理量となるよう、これらの効果により、油脂分と汚泥排水のさらなる分解能力を高め、放流時のBODが基準値内になることが期待できる内容となってございます。2点目の具体的実施の例についてですが、近隣自治体においては、給食センター2か所の導入事例がございます。いずれも前処理した排水を合併浄化槽で再処理をしており、排水基準値となる20ミリグラム/リットル以下まで浄化されているという実例を確認しております。3点目について、現在設置されている合併浄化槽は、御質問にもあるとおり、330人槽の規格で運用しておりますが、計画段階での夜間想定利用者数の見込みと現状の利用者数の実績とで、大幅に活用の方法が拡大しているということが実態となってございます。このたび、前処理槽方式を導入し、酵素剤を用いることにより、あらかじめBOD値を下げ、既存の330人槽の浄化槽が本来の機能性を十分に発揮できるよう対策を講じていくことから、この点に関しての問題点は解消されるものと捉えております。以上でございます。

議員の質問 11番 上野武彦

1問目に質問しました酵素剤というのは、どのような酵素で、それはどのような働きをするのかという点について、まだお答えになっておりませんので、それについて再度お伺いいたします。また、今回330人槽、これは従来のまま使うということで、330人槽の前処理の段階に、一つ酵素処理槽を設けて、油の分解を促進して、そしてBODを下げるという働きをつけ加えて対応するということになっておりますけれども、この方法で、今考えられているのは、本来、町が一度調査した数字があります。それは10月15日、BODが400ミリグラム/リッター、14日は450ミリグラム/リッターという値がありますけれども、これを参考にして、これに対応するような形での酵素処理というものを考えておられるということになっております。それでいきますと、従来、330人槽で処理できるのは約250ミリグラム/リッターのBODまでであるということだということなのですけれども、酵素処理ではBODを300ミリグラム/リッターにするというふうにしております。要するに、従来の450という数字を酵素処理で引き下げて、本来、330人槽で処理できる、そういう数字にまで下げて処理をするということを言っておられました。実施例もあるとおっしゃいましたけれども、実際に町が算出した数値、これが本当に、それがそのとおり機能を発揮するのかどうか、それについてちょっと疑問点がありますので、ちょっと確認したいと思うのですが、まず、酵素処理でBOD250ミリグラム/リッター、これを引き下げるということにしまして、残る300ミリグラム/リッターのBOD、これを従来の330人槽で処理をするということで対応するという計画になっております。これは、最大450ミリグラム/リッターというBODを想定していますけれども、実際に10月に実施した数値は、年間の最大値と思われる、例えば5月頃のゴールデンウイーク前後の最大の来客数があるような状況で通用するのかどうか、そういう問題があると考えられるわけでありますけれども、その辺について懸念はないのかどうか、それについてお伺いします。

町の答え 商工労働観光課長 岩上剛

それでは、お答えしてまいります。まず、1点目の酵素剤を使われる内容について、どんな内容のもので、どんな処理、どんな成分、どういう種類のものなのかということだったと思いますけれども、これにつきましては、現在、本工事に向けて、酵素剤をどのような種類で賄っていくのかということを現在調査中でございますので、いろいろな種類がある中で、どれを選択していくかということは、今、設計の中で決- 32 -まっていくこととして捉えておりますので、その点については、御理解いただきたいと思います。また、この酵素剤がどのような働きをするかということでございますけれども、これは、前処理槽でもって事前に、BODの高い汚物を酵素剤を使って、油分も含めて、汚れ分が高いものを、あらかじめBOD値を下げて、水分と固形物ということ、汚染物質を含んだ物質に分けて、BOD値が下がった段階で既存の浄化槽のほうで受けて、本来の能力を発揮できるという働きをするものでございますので、御理解いただきたいと思います。また、ピーク時、450ミリグラム/リッターのBOD値が出た中で、去年の10月ということなのですけれども、これは、既存の浄化槽については、処理可能能力が300ミリグラム/リットルということでございまして、450を300以下に前処理槽を活用して下げて、本来の機能性を高めていくということでございますので、ゴールデンウイークだとか、人がピーク時に入るときの対応もできるのかという懸念もございますけれども、これについては、設計の中である程度、担当としましても、その処理能力は確保できるものと認識してございますので、それに向けて施工のほうを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解いただければと思います。以上でございます。

議員の質問 11番 上野武彦

何かまだはっきりした、こうすればこうなるというデータに基づいた対応がまだ十分できていない状況の中で、こういう方向で実施をするという状況になっておりますけれども。一つお伺いしたいのは、酵素に関してもまだ、どういった内容でやるのかということも決まっていないということでいえば、決めた段階でどの程度の効力があるのか確認しないと、この方法で十分対応できるかどうか、それすら判明しない問題ではないかと思いますけれども、それについてどうなのか。それからもう一つ、最大BODが450ミリグラム/リッターを想定しておりますけれども、これが本当に年間のこれまでのBODの数値の最大なのかどうか、それについては非常に疑問があります。例えば、ゴールデンウイーク時に、実際はどのくらいの数値が出ていたのかということも確認しないと、どうもはっきりしないのではないかと思いますので、この2点について再度お考えいたします。

町の答え 商工労働観光課長 岩上剛

酵素剤につきまして、まだ決まって、設計段階ということで答弁させていただきましたけれども、これについては先ほど申し上げたとおり、設計の中身がある程度掌握でき次第、酵素剤の内容を決めていきたいと考えております。また、その効果ですけれども、近隣自治体の給食センター等で使っている実績等もございまして、それが基準値内に収まっているという実績も確認しているところから、ある一定の、同種の酵素剤を使うことによって、明らかに基準値内を下回ることができる可能性があるという捉えで、作業を進めているところでございますので、御理解いただきたいと思います。また、この最大値の450がピーク時のものに値するかどうか、これにつきましては、担当として捉えている最大原水のBOD値が450と、これが最大値として把握しているところでございますので、ちょっとゴールデンウイークの最大ピーク時、一番人が集まるときにどういう数字になっているのか、その辺も検証を踏まえて検討していきたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 11番 上野武彦

まだ確定していないと、これでいけば大丈夫という数値を確認していないような取組になっているのではないかと思います。まず、酵素がどれだけの効力があるのか、実際にテストして、これで行けるという確認をしないとならないのではないかというのは一つあります。それからもう一つ、先ほども質問しておりますけれども、ゴールデンウイークの、例えば最大の来客数のあるときの実際はどうだったのか、どう- 33 -いう数字だったのかという数字の把握もまだできていないということでありますので、この辺については、それを踏まえた上で、今後の対策、計画に生かしていただかないと、やったはいいけれども、結果は目的どおりにいかなかったということが起こり得るのではないかと思いますので、その辺についてどう対応するのか、最後にお聞きします。

町の答え 商工労働観光課長 岩上剛

大変貴重な時間を費やしてしまいまして申し訳ございません。先ほどの答弁の内容ですけれども、ちょっと私、上野議員からの酵素剤の活用の話で、ちょっと質問の意図と答弁の意図がちょっと食い違っておりまして、これについて再答弁させていただきたいと思います。まず、前処理槽の使用につきましては、秋口に設計をかけまして、その調査を基に、このたびの全員協議会の中で、処理能力が適切な基準内に収まるということを確保した上で、今回、工事を発注する設計と、工事を発注する予算を取らせていただきました。その前処理槽の機能性としましては、最大値で、この近郊の実例を見ますと、1,500ミリ/リットルのBOD値が300の基準値内の処理能力まで落とすことが可能であるということを確認した上で、この仕様に基づき工事発注をする予定として捉えております。酵素剤の中身を問われたと勘違いしたものですから、それについては設計の中で、どのものを使っていくかというお話をさせていただいたのですけれども、これにつきましては、まず、機能性としましては、この内容を十分満たして、基準値内に収まる、BOD値に収まる処理ができる内容と捉えておりますので、御理解をいただきたいと考えております。また、ゴールデンウイーク時のBODにつきましては、いろいろ調査している中で、これについては、今回、法定検査等も確認している中で、通常のBOD値を、今、検査待ちの状態となっておりますので、その結果を踏まえて、また今後の対策を講じてまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 11番 上野武彦

酵素処理の能力に関しまして、今、答弁いただいたわけですけれども、BODが1,500ミリグラム/リッターまでの能力があるということなのですが、これは処理水の量に対してどのくらいの酵素で処理すれば、このぐらいの能力を発揮して、処理できるかという数値はもう既に把握しておられると考えてよろしいのでしょうか。それから、この年間の最大値があっても、それに対してこの酵素の能力でいえば十分対応できると考えておられるかどうか。以上、2点についてお伺いします。

町の答え 商工労働観光課長 岩上剛

先ほど答弁してまいりましたBOD値1,5000 ミリグラム/リットル最大値ですけれども、これが処理できる実績として捉えているという答弁をさせていただきました。これにつきましても、酵素剤をどれだけ投与して、どれだけの成果というのは、これは先ほど申し上げましたとおり、設計の中でいろいろ投入量だとか、その辺を積算して、ランニングコストにかかるものの積算も合わせて把握できていくということで、これはまた機械設備とは異なる考え方ですので、その基準値内に収まる分量だとか、それは設計の中で決まっていくと認識しています。また、最大値であっても対応できるとかどうかにつきましては、それは、どれだけの酵素剤を投入して、基準値内に収まるかということにつながってくるかと思いますので、その辺は、設計の内容を確認して実施してまいりたいと考えており- 34 -ます。以上でございます。

議員の質問 11番 上野武彦

酵素剤の量を調整することによって、例えばこれまで町が挙げたBODの最大値が450ミリグラム/リッターですけれども、それ以上大きい数字が、例えばゴールデンウイークに650とか、そういう数字が出ても、酵素剤の量の調整によって十分対応できると考えておられるかどうか、これについて再度確認します。以上です。

町の答え 商工労働観光課長 岩上剛

御質問内容のBOD値がいろいろ変動することも想定されるかと思います。これについては、最大BOD値が幾らの場合にはどれくらいの投入量でこれくらいの数値に落ちていくだろうという実証、実例も参考にさせていただきながら、それに沿った投入量というものを把握し、それを機能性として生かしていくということで考えておりますので、御理解いただきたいと思います。とにかくこの酵素剤を使っての前処理槽なのですけれども、最大値1,500ミリグラム/リットルまでの処理能力を有しているということでございますので、これについては心配する課題と懸念はないかと捉えております。以上でございます。───────────────────散 会 の 議 決───────────────────

出典:七飯町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月3日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる