江差町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日
北海道文化財横山家の現状と文化財保護及び観光対策について
- 聞いた人
- 飯田隆一 議員
- 答えた人
- 教育長、社会教育課長、副町長、事務局長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 飯田
おはようございます。私は、第2回定例会に当たりまして、2問6項目について質問を致します。まず、始めは、第1問目は、北海道文化財横山家の現状と文化財保護及び観光対策について、であります。まず、横山家の第1点目は、去る3月30日に横山家8代目当主横山敬三氏が北前船回航調査の途中、島根県松江市で急逝された訳であります。その後、ご遺族が横山家については、予約もございますので引き続き開館はされたようでありますけれども、5月31日をもって閉鎖をした訳であります。その後、6月以降の開館につきましては、依然として目途が立っていない状況が続いている訳であります。この、横山家につきましては、約200年前に創建された大変重要な北海道文化財でもありますけれども、大変こう傷みも進み、1日も早い改修が望まれる訳でありますけれども、この横山家の現状を江差町としてどのように認識されているのか、まずお伺い致します。次に、横山家の2点目でございますが、江差町には国指定の重要文化財旧中村家住宅や北海道文化財旧檜山爾志郡役所等、その他にも歴史的な遺産が大変こう多く点在している訳でございます。町においても、江差町歴史文化基本構想を策定致しまして、保存・活用に取り組んでいる訳でございます。要求資料も頂きましたけれども、改めてこの過去の事例を含めまして、一般的な補助金の申請のタイムスケジュール、またその方策を伺いたいと思います。次、横山家に対する3点目でございます。新聞の報道にもございましたし、私もその後、ご遺族や関係者、また特にあの町の歴代の教育長やあのOBの担当した方々にもお話を聞いて参りました。横山家と致しましては、なかなか個人での維持管理は限界であり、何とか公的機関、恐らくこれは江差町を指しての公的機関という風に私は理解致しました。で、維持管理をお願いしたい、そういうことははっきりと申し上げました。申しておりました。江差町としては、この日本遺産の認定を受け、まさにこのニシン文化繁栄の拠点でございますこの横山家を何とかこう保存・伝承するためにも、この遺族の方々と積極的に話し合いを進め、町として早急に支援策を打ち出すべきという風に考えますが、町の所信を、所見を求めたいと思います。2まず1問目につきましては、以上でございます。
町の答え 教育長
冒頭に、故横山敬三氏のご逝去を悼み、謹んで深い哀悼の意を申し上げます。さて、昭和38年に北海道の文化財指定を受けた横山家でございますが、江差町にとりましては、重要な文化財であると共に、観光施設でもあります。また、ニシン全盛期の頃に使用されていた生活用具なども文化財に指定され、展示されており、当時の暮らしぶりを今に伝える貴重な建造物の一つであると共に、いにしえ街道の歴史的景観を構成する上で中核的な施設でもあると認識もしております。さらに、横山家で提供されていたニシンそばですが、多くの観光客から人気の昼食メニューとして親しまれてきました。しかし、休業により提供出来なくなったこと、また実際に8代目当主が生活をしておられ、観光客に直接案内するなど、他の施設には無い魅力の施設でありましたことから、休業に至ったことについては、誠に残念でございます。次に、過去の事例を踏まえ、一般的な補助金申請のタイムスケジュールと方策は、という質問でありますが、まず、中村家についてですが、昭和46年12月に国の重要文化財の指定を受けました。しかし、屋根及び漆喰塗装等の老朽化が進んでいたことから、昭和54年に文化庁の職員の現地指導を得て、基本設計を当時の財団法人文化財建造物保存協会に依頼することが出来ました。設計完了後、修復工事の着手は、昭和55年6月、工事完了は昭和57年3月となっております。当時の総事業費は、1億6,148万円で、国の重要文化財指定ということで、国庫補助が2分の1の8,007万4千円、残り2分の1が北海道の補助と町負担となっています。道が4,030万円、町が4,044万円という内訳でございます。次に、旧檜山爾志郡役所ですが、平成4年3月に北海道有形文化財に指定された後、平成4年10月に旧檜山爾志郡役所建物調査団による建物基本調査を皮切りに、平成7年には旧檜山爾志郡役所保存整備事業に伴う実施設計業務委託を行い、工事については、平成8年から平成10年3月までの2カ年を要しました。補助金関係ですが、国の重要文化財ではなく、道指定の文化財であるため、基本調査は町が行ったもので、平成8年から平成9年にかけて、起債として地域総合整備事業債を利用しており、起債額は3億6,480万円となっております。また、同じくして北海道市町村振興補助金の交付決定を受けたところであります。補助金額は、6,270万円であり、総事業費は4億4,254万8千円でありました。計画から工事完成までの期間は、6年の経過を要したことになります。次に、横山家は町が積極的に関与、支援すべきというご質問でありますが、横山家は日本遺産認定のストーリーを構成する上で、旧中村家住宅、江差追分などと同様に重要な文3化財資源であります。現在、横山家は個人の所有建物であることから、相続関係人の方との意見交換、或いは今後における正式な要請や要望を踏まえ、教育委員会並びに江差町として、どのような方策が可能なのか検討することとなりますので、ご理解を宜しくお願い致します。
議員の再質問 飯田
はい、議長。それでは、中村家(正:横山家)について再質問を致します。教育長の答弁、恐らくそれが精一杯の答弁でないかという風には思っております。ただ1問目のですね、1点目の閉館は残念であるとか、民間施設であるから相手の出方をもって協議をする。ただやっぱりこの中村家(正:横山家)のですね、やっぱり文化遺産、観光施設としての江差町の位置付けというのは大変重要な施設なのですね。特に、日本遺産の認定を受けて、まさにニシン文化の拠点ですよ。中村家、それから中村家の住宅、横山家ですね。資料も頂きましてですね、当然、先程、教育長冒頭に弔意を示されましたけれども、この訃報に接してですね、町長以下町の幹部は、横山敬三氏は元議員でありますよ。長年にわたりこの文化遺産を守り、保存・伝承してきた方でありますから、当然弔意をもって訪問されたという風に私は理解しております。どうなのか分かりませんけど。そういう部分で、もし、教育長でも町長でもご遺族の方とお会いして、そういう意向が確認された部分がありましたら、まずそれを、お答えを頂きたい。それから、もう1点ですけれども、こう色々資料をもらいました。要求しまして、道の方から、26年、27年、28年、3カ年にわたって、恐らくこれ非公式でしょう。内部調査に入っている訳であります。大変な棄損があるということで、3番蔵、4番蔵、ハネダシについては、早急な修理が必要という指摘を受けている、道の方から指摘を受けている訳でありますよ。概ね、どのくらいの修繕費が積算されたのか。もしあったら教えて頂きたい。そして、道から指摘されたのにも係わらず、一向に進展していない原因はどこにあったのか。それもお答え頂きたいと思います。それから、併せて、資料要求の中にあります横山敬三氏との面談をされております。要望が出されております。横山敬三氏からの要望は、北海道指定から国指定に向けた評価替えを要望されております。当然、こういう要望を受けた以上は、道なり国に対して問い合わせ、そういう町としての行動はあったという風に思います。どのような内容かお答えを頂きたいと思います。
町の答え 社会教育課長
飯田議員のまず1点目、横山さんの遺族と会ったその経過ということについての、ご質問です。横山家はご存知のとおり、5月の31日午後4時をもって閉館を致しました。5月の31日午後4時に、教育長それと私、追分観光課長、それとこの3名で5月31日、横山敬三さんのお兄さんと面談をさせて頂いたところでございます。閉館に当たってのご挨拶ということでお兄さんとお会い致しました。まずあの、個人の所有ということもございまして、今後の横山家の在り方といいますか、そのことについてお兄さんからご意見を、ご意見というかご要望を聞いたところでございます。現状では、まだ相続関係人とのしっかりした確約等がなされていない状況でございます。で、本人と、お兄さんとしてみましては、6月または8月、一旦奈良に戻りまして、その後江差にはあの来るということで、その際に色々とまた町の方と意見交換をしたいというようなお話をしておりました。正式な依頼、要望というものは、現在受けてはございません。よって、あの今後も、相続関係人の代表が決定致しましたら、あのきちっと話し合いをしていきたい、このように思っております。2点目、北海道の調査について資料に資料を議会の方に提出しております。修繕費の概算どの程度になっているのか、というようなご質問だと思います。実はあの横山家、建物が建ってから160年経っているところでございます。指摘の部分については、道の方でもいわゆる修繕箇所については、指摘はしてございます。ただあの、概算の金額を掴むということになりましたら、基礎構造物等の建物の図面をまず作成する必要がある。現在その資料が無いと。で、修繕箇所の新たな調査、また修復工法、どのような工法で修復をしたらいいのか、こういうものを専門の文化財専門の設計コンサルに依頼しなければ実際の金額が出てこない、ということで、道の方もいわゆる専門のコンサルに依頼をして、どの程度の金額がかかるか積算をして頂きたいということを、これはあの出ておりました。そのため、あの横山さんと面談した際、北海道指定から国指定へという要望は受けてございます。その際、横山敬三さんに対しましては、そのことを含めて、何とかあの横山家の方でその概算金額というものを町の方に提示してほしいと、それがあって初めて北海道又は国の方に対しての要望等が出来ると。その基礎資料が無ければ、なかなか難しいということを横山さんには話しておりました。以上があの内容になってございます。宜しくお願いします。
議員の再質問 飯田
議事進行。今の再質問はですね、特にあの多大な予算を必要とする質問なのですよ。やっぱりこれは予算編成権、執行権がある、ましてや政策的な質問、答弁になろうと思いますので、ここは町長が、お答え願いたいと思います。議長、配慮をお願い致します。
町の答え 教育長
まず、教育委員会の立場として、今あのお答えしたいと思います。あの、調査報告にもありましたけども、横山家にはあの横山家につきましてはですね、確かに老朽化が進んでおります。ただ、現在は、基本的には、基本的には個人の所有物でございますので、あまり具体的な話は出来ませんけども、ただ、ただ、これからですね、修復となりますと、先程あの課長から答弁がございましたけども、建物調査それから基礎基本調査、工法などこれらを専門的に、専門家に依頼して大幅な調査をしない限りはですね、どの程度修復が本当にあの図面があの建物の寸法がどうなっているのか、どういうものが使われているのか、或いは基礎がどうなっているのか、そのあたりの調査から始めなければならないものですから、現段階では、経費がどの程度かかるのか、それは皆目正直申しまして検討がつかない状況でございます。ただ、あの横山家を今後、相続人の方を含めてですね、100年、150年まで残したいというお話は私も、横山敬三さんのお兄さんから会ったときに、そういう話は聞いております。あの、当然、そういう貴重な建物なので、横山家についてはですね、そういう形で保存はあのしていくべきものだと考えますが、現段階で町として、あの内容が内容だけで、どのように、あの進めていくのか、それは今後の大きな課題だと考えておりますので、ご理解をお願い致します。
町の答え 副町長
議長。
議員の再質問 飯田
町長に指名したのだよな。いいですよ。6
町の答え 副町長
すいません。あの、文化財サイド的な形で教育長の方から、教育委員会の方からご答弁させて頂きましたが、当然情報は共有もしつつ、この横山家、中村家、横山家含めた中で、トータルとして色々な町の中で今考えている状況の中で、ピンポイントで言いますと、遺族の方と先程積極的な話し合いと言っていたので、これは過去に2度程会ったようですが、これからまた2度程あるという状況も聞いていますので、町長部局も含めて一緒に教育委員会とまず積極的な話し合いをする。これは繰り返しでございますけれど。それで、何と言いますか、仮に受ける、受けるとするならば受けるその受けていいのかどうか、町が受けていいのかどうかの是非も含めてですね、慎重に当然役場内全体として検討しなければならない課題でありますし、議会と真剣にそこには時間をかけてですね、あの協議をしなければいけない課題だというのが結論でございます。ただ、いずれにしても、私も町長部局なり、教育委員会とは道の文化財指定を受けている建物でございますので、あのご遺族の方との協議と同時並行的に、道は道教委のそちらの方との、現在こういう状況になっているということも踏まえて、教育委員会は教育委員会で道教委の方との接触も図りながら、どういったことが例えば支援が出来るのかとか、色々な部分のですね、あれについては、教育委員会サイドでも進める段取りでおります。それらも踏まえて、トータルとして、あのそのまま時間稼ぎをするつもりはございません。色々とそんなところでですね、積み上げをした段階でまたしかるべきにあのご相談、ご協議をさせて頂きたいなとこのように思っています。以上でございます。
議員の再質問 飯田
議長、議長、何を、ですか。
議員の再質問 飯田
議事進行の質問で、3問目。今度、3問目、さっき、議事進行でしょ。
町の答え 事務局長
やりました。
議員の再質問 飯田
じゃあ、あの。
議員の再質問 飯田
議事進行で、あの政策的な質問でありますから、町長に答弁願いたいということで、それは再質問の答弁ですから、今度それに対して私はあの再質問に対しての今度3問目入ります。
議員の再質問 飯田
あの教育長の答弁はね、予断を持って私も質問をしたり、答弁したりすると、後々予断をもってね、答弁したり質問するのは、後々誤解を与えますから、その改修費の問題はいいと思うのですよ。ただですね、これから江差町も本格的な観光の季節を迎える訳なのですよ。お祭りだ、追分大会だ、そういう中であの横山家がね、閉館の状態というのは、江差観光にとっても大変なマイナスでありますし、特に今色々な部分でニシンをテーマにしたまちづくりを進8めている最中でございますよ。また、あそこにはですね、ニシンそば、横山、先代の横山ケイさんが考案したといわれるニシンそば、まさに江差のニシン料理の原点があそこにある訳ですよ。これはやっぱり、きちんとした政策判断で、副町長の方からも答弁ありました。何とか早い時期に先方とお話し合いを進めて、開館に、また改修にもっていきたいと。まずは、改修よりも、開館ですよ。どういう風な手立てで開くかという部分。私はですね、当面は江差町が主体となってあれを何とか運営出来ないものか。そういう中で話し合いをして、最終的にきちんとした運営方法を協議していってもいいだろう。やっぱりまず、江差の観光にはあの閉館というのは大変マイナスですので、何としても暫定的でも町が主体となって、進める、開いていく、横山家を開館していく方向をもって話し合いをしていくべきだという風に考えますが、改めてそれについて、どうお考えなのかお答え願いたいと思います。
町の答え 副町長
先程も、今月またお会いする、それから、ただお会いする、直接お会いするのはもちろん大事なのですが、お会いできなくても電話等も出来る状況にもあるだろうと思うので。飯田議員あの、いわば、今ちょっとこの立場での思いを言うと、本当に個人でこれまで経営して頂いてですね、本当に感謝申し上げるところです。ですから、個人の所有の中で、建物の案内そしてニシンそばも含めてですね、やって頂いて、これをこの遺族の方との話し合いの中で、当面は暫定的に、例えばですね、こういった状況であれば個人と状況の中でこういうことが出来るのだけれども、町の若干のこういったところの支援があればこういうことが出来るとか、こういった今私具体のものを持っておりませんけれども、そういった話があるとするならば、それをまたテーブルに乗せた中で、あのご協議になるかなと、このように思っていますので、今それらのですね、整理精査をこれから詰めていくだろうと。ただ、今、軽々に、あの町がもう開館するのだとか、そういうことではございませんので、はい、以上でございます。
議員の再質問 飯田
急ぐなって。9