みんなの議会

長万部町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日

(1)天然ガス事業所の現況と対応について/(2)不妊治療に町の助成を/(3)地域猫の取り組みを

聞いた人
柏倉恵里子 議員
答えた人
町長 木幡正志、まちづくり推進課長 加藤慶一、町民課長 佐藤剛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 柏倉恵里子

私は3点質問をいたします。天然ガス事業所の現況と対応について。昨年7月末に平里にある天然ガス事業所のガス供給および温泉輸送設備が故障し、老人福祉センターと東京理科大学学生寮への温泉送湯ができなくなりました。老人福祉センターは現在も入浴が休止中で、施設を利用されていた多くの皆様から今後の情報がほしいとの声が聞こえております。故障の発生からの取り組みと現状、将来に向けた見通し、また、東京理科大学学生寮への温泉送湯については、どのような協議を進めているのでしょうか。町長の所見をお伺いいたします。2点目、不妊治療に町の助成を。昨年12月の第4回定例会において、不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書を全議員の賛同をいただき、内閣総理大臣と厚生労働大臣宛に提出をさせていただきました。おかげさまで、令和2年度の第3次補正予算より所得制限が撤廃され、助成額も1回15万円から30万円と拡充されることが決まりました。令和4年度からは保険適用になりますが、しかしながら不妊治療は頻繁に通院する必要があり、体外受精や顕微授精は、1周期の費用目安は30万円から100万円と高額です。中には200万円かかったという人もいます。子どもを産み育てたい方々の後押しとなるように、町が助成制度を設け、負担の軽減を図る施策の推進をしていただきたいと思いますが、町長の所見をお伺いいたします。3点目、地域猫の取り組みを。地域猫とは、これ以上野良猫を増やさないために、自治体や保護団体が助成金を出して去勢手術をし、地域で面倒をみるという取り組みです。手術が終わった猫は、その目印として耳がV字か平らにカットされています。この取り組みを続けていくと、やがて野良猫はいなくなるはずです。いくら餌を与えないように呼びかけをしても、目の前にお腹を空かせた猫がいたら、猫好きな人は餌を与えてしまいます。大事なことは餌を与える人を責めるのではなく、餌を与えなければいけない猫を増やさないことです。どうか自治体でこの取り組みを進めていただきたく、町長の所見をお伺いいたします。以上です。〔議員(9番 柏倉恵里子)自席へ〕

町の答え 町長 木幡正志

3点についてお答えをいたします。第1点目の天然ガス事業所の現況と対応について、お答えをさせていただきます。天然ガス事業所の現状につきましては、昨年7月に施設設備の故障により、2基の稼働井からの天然ガスおよび温泉採取作業が停止しており、現在も町営ガスの一部原料である天然ガス供給や、老人福祉センターおよび東京理科大学学生寮への温泉送湯は休止状態となっております。天然ガスの供給につきましては、当初から老朽管対策として今年度で廃止する予定でありましたので、町営ガス事業には問題はありませんが、温泉供給に関しては、町民や東京理科大学にも大きな影響が出ていることは十分認識をしております。つきましては、この施設を復旧させるために様々な方法と対策をこれまで検討してまいりましたが、復旧には多額の工事費用と工事期間を要し、設備を更新させたとしても井戸が老朽化していることから、多年にわたって安定的な供給ができなくなることも懸念材料として浮上してきたところであります。このことから将来に向けた見通しにつきましては、費用対効果も検討したところ、再開するにはとても難しい状況ではありますが、天然ガス事業所のあり方につきましては、今後も最善策を検討して、出来るだけ早いうちに判断したいと考えております。東京理科大学学生寮への温泉送湯につきましては、理科大と連携している「温泉水無償供給契約」により、温泉水を無償で供給することになっているため、昨年10月に理科大側に報告をさせていただいております。その際は、今後大学側に不利益が生じないよう、種々協議させていただきたいとの内容で、申し入れしているところであります。現在は、別方法として、長万部温泉の余剰温泉水量などの調査を行っておりますので、その結果により理科大へ送湯可能かどうかなどを判断し、可能な場合は送湯の検討を進めたいと考えております。一方、送湯が困難な場合は、理科大側で水道水を加熱しての浴場使用ができるため、新たに水道水使用量や加熱用重油使用量が増加することが考えられます。この場合、理科大としては今まで以上に経費の負担が増して不利益を被ることになりますので、その増加経費負担分を補助金の増額などで対応できないかどうかについて、検討の上協議をしてまいりたいと考えております。2点目、不妊治療に町の助成を。ということでございます。不妊治療につきましては、国において、出産を希望する世帯を広く支援するため、令和4年4月から保険適用を実施することとし、保険適用までの間、現行の不妊治療の助成制度について、所得制限の撤廃や助成額の増額などを行い、経済負担の軽減を図ることとしております。今後は、中央社会保険医療協議会において、保険適用の範囲について議論され決定するとのことであります。保険が適用されることにより、経済的負担の軽減につながることが期待されますが、すべての治療が保険適用になるとは限らないことや、保険適用が実施されることに伴い、現行の国の助成制度についても見直しされることが想定されます。子どもを望む方々の経済的負担の軽減を図り、安心して子どもを生み育てられる環境をつくることは、少子化対策の観点から重要な課題であると捉えております。以上のことから、保険適用が実施される令和4年度を見据え、不妊治療に対する助成制度導入について検討してまいります。3点目、地域猫の取り組みを。野良猫につきましては、野良猫による鳴き声、庭や住宅周辺へのふん尿をはじめとする生活環境の悪化、車を傷つけるなどの財産への被害といった問題があります。また、野良猫への無秩序な餌やりは、残った餌からの悪臭・害虫の発生、カラスやハトの増加、野良猫の他地域からの流入および繁殖による増加、周辺でのふん尿被害の増加など、様々な生活環境の悪化を招くおそれがありますので、野良猫には餌を与えないよう周知をしているところであります。飼い猫につきましても、外飼をすると交通事故や病気のリスクが高く、ふん尿や鳴き声など近所迷惑になる場合もあるため、室内で飼育するよう努めることとされております。地域猫活動は、野良猫を適切に飼養し管理するために、地域の住民の理解と協力のもとで共同飼養する活動のことであります。その活動は、その地域に住んでいる住民が協力し、地域に住み着いている猫に不妊去勢手術を行い、今以上に数が増えないように管理をするもので、併せて、餌やり、フンの始末を適切に行うことにより、猫によって迷惑を被っている住民たちの理解が得られるよう配慮し、また、餌場やトイレの管理をすることで、地域の環境美化にもつながります。このような地域猫活動をしていただける団体がありましたら、町としてはその支援策として、不妊去勢手術の助成金制度などについても、検討してまいりたいと考えております。以上です。〔町長(木幡正志)自席へ〕

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

それでは何点か再質問させていただきます。まず、天然ガス事業所の件なんですけれども、余剰温泉水量の調査をされているんですけれども、これは終了はいつになる予定ですか。

町の答え 町長 木幡正志

3月いっぱいを予定しております。

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

わかりました。それからいろいろと種々工事を、例えば余剰温泉水があるとなったときに、それを理科大に送れるかどうかという検討になるかと思うんです。工事費やいろいろ考えて、それが妥当がどうかということを検討されると思うんですけれども。老人福祉センターについては、それは厳しいのかどうなのか、そこら辺についてはどうですか。

町の答え 町長 木幡正志

昨年の7月から、老人福祉センターにお湯がいかなくなってから、完全に湯船の状況が老朽化しちゃって、タイルも剥げてくるような状況なんでね。そして距離的に考えてもちょっと無理かなと思いながら。老人福祉センターを、浴槽を改修し送るということになると、相当な金額にもなるんで。そこは今回例えば今やってる湯量調査のもとであっても、老人福祉センターへの送湯は無理かなと、いうふうな判断をしております。

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

そうしました時には老人福祉センターの再開は無理、または閉館するというか、そういう判断もあり得るということですか。

町の答え 町長 木幡正志

老人福祉センターの利用について、お湯は使えなくても会館としての機能は十分生きておりますので、避難所にもなっていることも踏まえてできるだけそこは有効活用していきたいと思っております。

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

理科大との関係なんですけれども、温泉水無償供給契約を締結されているということですけれども、この契約はいつの契約ですか。

町の答え まちづくり推進課長 加藤慶一(まちづくり推進課長は2021年3月まで)

お答えいたします。これは平成29年1月1日でございます。

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

それでは要するに、理科大が開校、長万部で理科大が開校するときの契約ではないというふうになると思うんですけれども。要するに何年もしないうちにこういうふうに温泉の元が枯渇してしまうというようなこと、枯渇というか要するに老朽化してできないというような状況になったわけですけども。それから理科大さんとは、行ってお話をされてるということなんですけどね。温泉を送りたいという町の気持ちもわかりますし、温泉があればいいだろうなと考える理科大さんの気持ちもわかるんですけど、これやはり考えたら相当無理のある計画なんじゃないかなとちょっと思うんです。しかも、温泉水じゃなくても理科大さんはお風呂に入ることができるという現状もわかりましたので。これ本当に、理科大さんも不利益生じるでしょうけど、町も莫大な財産をなげうつというか、そういうことをしていかなきゃいけないわけですよね。そこら辺は本当に交渉をきちんとしていただいて、町側の逼迫しているこの財政状況も勘案して、本当に理科大さんとは上手くお話をしていただきたいと思うんですけども、いかがですか。

町の答え 町長 木幡正志

1月の12日に、竹内教養部長さんと青木事務部長さんがお越しをいただいて、このあたりの協議をさせていただきました。そのうえで我々は例えば、今の長万部温泉の井戸がたくさんのお湯のオーバーフローしてるような状況にない、という判断もしながら現実的にデータを取ってるんですけれども。良い悪いの判断が出てきたらどうするって話も、理科大さんのほうとも話させていただいて、例えば水道料のかかる負担分、それから燃料重油の負担については、これは応分町のほうで補助金、今まで環境の予算を、補助予算を付けて450万くらいは年間理科大さんのほうに提供させていただいてるんだけども、それをプラスしたうえでやる可能性も判断材料の中には入っている、こういうことです。

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

ちょっと突っ込んだ質問になるんですけど。それ理科大さん側からのそういう要求なんですか。町が、リップサービスじゃないですけど、こっちがこうするので理科大さんどうかここにいてくださいというような。そういうのじゃなくて、理科大さんはそこまで町に望まれてるんですか。

町の答え 町長 木幡正志

苦しい答弁なんですが、理科大さんから要求はありません。我々のほうから、そういった契約に基づいて、温泉水を供給できないとしたらそれを検討せざるを得ないということなんで。ただし今の段階で、じゃあ数値的にどうなるのってのはまだまだ検討、先の課題かなということにちょっと、ここで数字はちょっとご勘弁いただきたいなと思ってます。

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

わかりました。町の財政も考えて、本当に可能かどうかも考えていただきたいと思います。次の質問に移ります。不妊治療に町の助成をということで、大変前向きなご答弁をいただいたと思っております。ただ私としては、令和4年4月からは保険適用になる、その範囲はどうなるかわからないんですけれども、実際に令和4年を待つのではなく、今実際に不妊治療にあたっている方々に対しての助成を私はお願いしたいなと思っておりまして。それで当初予算には載ってないのは見てわかってるんですけども、当初予算に載れない分、補正予算で組んででもこのご支援をいただきたいなというふうに思うんですけども。いかがでしょうか。

町の答え 町長 木幡正志

まず実施にあたっては、きちっと制度設計立てながら予算の推計をしていかなきゃいけないんで。明日予算委員会で令和3年度の予算がかかるんでね、そのあとの処置になるかと思うんですが。年度内に、令和3年度内にやれるかどうかということの制度設計は考えていきたい、そう思ってます。

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

大変ありがたいことだなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは3問目にいきたいと思います。地域猫の取り組みなんですけれども。本当にここに町長答弁していただいたとおりなんですけれども。最終的な結論ね、保護団体があったら支援するということは、保護団体がなかったら何もしない、というふうに解釈できるんですけれども。長万部町民にとっても、普通に外にいる猫は見かけてるので、今までがずっと普通の状態だったと思うんですけど。今本当に野良犬はほぼいなくなり、猫はすごく目につく。私の所に実は昨年、全部で14匹の里親を探してほしいという依頼がありました。SNS発信をして、10匹は里親がついて貰われていったんですけれども、まだ残る4匹が、私の手元に1匹と、保護したもう1人の方が育てている状況なんですよね。私も今いる1匹、保護している1匹を去勢手術をしてワクチンを打って、白血病とそれからエイズの検査もいたしました。ところがやはり術後、ちょっと風邪をひくとか、ちょっと弱りまして。私もちょっと簡単に考えてたんですけど、自治体の職員に、餌をやっている方に、ちょっとこう猫を捕まえてもらって、それを職員がちょっと連れてって手術をして離すという、ちょっと安易な考えを持ってたんですけど、これはどうしても無理だなということが実感としてわかりました。なので、やはり手術後もきちんと保護して様子を見るというプロセスが必要だなということがわかるので、保護団体という考え方はすごくよくわかるんです。でも、保護団体ができあがるのはすごく難しく、私財もけっこう、資金もかかることなので、それを今やってくれる方も私は見当もついておりませんし、だったらこのままかい?ということになるんですよね。でも私は今回質問したのは、まず地域の皆様に地域猫というあり方をまず理解してもらいたいということがひとつと、それから自治体として何ができるのかということなんですよ。その保護団体ができるまでの間に、自治体としてやれることというのはないんでしょうか。どうでしょうか。

町の答え 町長 木幡正志

本当に心情としてはわかるんだよな。ただ、全道このNPOが立ち上がってるというのは旭川1か所しかない、全道で。地域猫を見守っていくという団体が旭川しかない。東川にあるのは1か所団体あるけど、そこは組織はされてなくて、去勢手術とかっていうのは旭川のほうにお願いしているという状況の判断。今回ちょうど調べてみたらわかったんだけども。我々も犬ってのは、畜犬の扱いは町民課でやってるんだけど、なかなか猫の扱いというのは、昔から猫にまつわる様々な逸話が残ってる部分もあって。やっぱり猫の大好きな人とそうでない人の間にも差違が出てきているということと、やっぱりそれをそれこそ猫の扱いを職員が専門にやってくとなると、今去勢手術をしたりワクチンやったりエイズの注射打ったりすると、大体4万から10万くらいかかるんだよね。1匹の猫に対して。だからそれをどうやって、猫に住所がないもんだからどこの猫なのということも含めて、かなり慎重に調査しないとダメかなという気もしてるし、本当に野良猫に迷惑している住民の人方というのはたくさんいることもわかってるんだけども。最近ちょっとうちの近く、海岸線なものだから、ちょっと感じることがあるんだけども、ものすごい狐が海岸線に出てきた。もう夜になると何頭も海岸線に出てくるような状況になったら、猫が少なくなってきたんだよな。いつも見慣れる猫もいなくなってる。だからそういった自然の変化も現れてきてるのかなと思いながら、この地域猫という話については、我々も今質問受けて、地域猫ってなんなの?というの初めて質問受けてわかってきた状態なんで。これをやはり広報でも通じながら、地域の住民の皆さんに、地域猫というひとつの表現も含めて広報していくことが必要なのかなという感じはしているんだけども。だったら行政なにもやらないのってまた言われる可能性もあるのかなと思ってるんだけども、どこまでやって行政なのかなということも踏まえて、やっぱりまだまだ検討課題だなという気はしてるんだけども、いかがですか。

議員の再質問 9番 柏倉恵里子

そうですね、取り組んでいる自治体が少ないとは思います。割と一生懸命取り組んでいるのが千歳市さんだと伺っていまして、千歳市のホームページを見たら猫の飼い方というものが載っていて、猫は家の中で飼いましょう、首輪を付けましょう、外には出さないようにしましょうっていうことだとか。あと餌を、地域で見守る猫ですから誰が餌をあげてもいいんですよ。だけどふん尿の始末もきちんとやりましょうっていうことを、餌をあげる人はふん尿の始末をするっていう、このきちんとした、長万部のホームページ見たら犬のことは出てるんですけど、猫のことは何ひとつ載ってないんですよ。なので例えばこういうふうに飼いましょうとか、こういうふうなことをしてくださいとか、そういうようなことというのは取り組みはできないものですかね。

町の答え 町長 木幡正志

ホームページ云々って、町の広報でそのあたりはお知らせをしてあるんで。ちょっと担当課長。

町の答え 町民課長 佐藤剛(町民課長は2024年3月まで)

猫の飼い方だけではないんですけども、ほかの犬だとかほかの動物だとかの飼い方というか、その辺につきましては昨年の7月号の広報で周知をしています。今後も定期的に周知はしていきたいなと考えております。以上です。

出典:長万部町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる