みんなの議会

七飯町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日

福祉灯油について

聞いた人
上野武彦 議員
答えた人
福祉課長 村山德收、副町長 宮田東

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 上野武彦

それでは、2問目にいきます。福祉灯油についてであります。今年は灯油価格が高騰し、昨年に比べて大幅な値上がりとなり、標準的な価格の設定をしている生協で税込み1リッター109円となっております。高齢者低所得の世帯にとって、厳しい冬を迎えようとしております。そこで、次の点についてお伺いいたします。1点目、今年度の福祉灯油の対象世帯は何世帯か。また、昨年は前年実績で予算の計上がされ、対象世帯の50%程度の予算が計上されております。対象者全員への支給を前提に予算を計上すべきと考えるところでありますが、どう考えておられるのか伺いたい。2点目です。福祉灯油の案内は、広報、ポスター、ホームページ、民生委員からの口伝えなどで実施しているということでありますが、こうした方法でも目を通さない高齢者は申請しないでしまうことが考えられます。対象の世帯、個別に郵便で案内を発送すべきではないでしょうか。3点目、高齢化により役場に申請に行くこと自体困難になった住民が増えていると思われます。申請は郵便で受け付け、支給は対象の世帯に商品券の発送をして実施すべきではないかと考えますが、どうでしょうか。4点目、今年度は灯油価格が大幅に値上がりしており、5,000円の支給では少なすぎるのではないかと考えます。1万円以上支給している自治体が約50%程度もあるという実態から、この際、支給額を1万円に引き上げるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。5点目、北海道の地域づくり総合交付金の交付率について、要綱では対象事業費の2分の1以内となっておりますが、実態は令和2年度決算の助成額で424万5,000円に対して交付の金額は60万円、14%程度の交付金額でありました。道に50%程度にまで実施を求めるべきではないかと考えますが、いかがでしょうか、以上です。

町の答え 福祉課長 村山德收(福祉課長は2023年3月まで)

それでは、1点目と2点目については関連がございますので、一括でお答えさせていただきます。まず、今年度の対象と想定される世帯でございますが、全体で1,671世帯でございます。予算計上と案内の郵送でございますが、当該事業は平成25年度施行でありますが、平成28年度から平成29年度まで国の臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時給付金を実施した際に、対象とな- 29 -る方が同一であることから、福祉灯油の案内と申請書を同封し発送しております。その結果、平成28年度は837名で申請率54%、29年度は831名54.3%と50%半ばで推移しましたが、国の給付金事業終了後の平成30年度は861名53.7%など、その後も申請書を郵送せずとも50%を超える数値で推移しているところでございます。この実績から、予算計上は前年度実績に基づき予算計上をさせていただいております。また、案内の郵送についても過去の対象世帯への郵送実績、郵送に係る経費から、引き続き広報等を活用した周知方法で実施するものと判断しているものでございます。次に、3点目の郵便受け付けについてですが、対象と想定される世帯については、住民基本台帳から対象者と想定される町民税非課税世帯である高齢者、障害者、ひとり親世帯を抽出しておりますが、申請時には住民基本台帳上別世帯となっているが実際に世帯構成が課税世帯と同じ同一世帯、高齢者世帯とその子の世帯が同居している、住民票は自宅であるが長期入院などしているなど、助成対象世帯であるのかどうかの聞き取り確認を行う必要がございます。高齢化により申請へ行くこと自体が困難な方の対応についてでございますが、民生委員、介護、障害、相談支援事業所職員、地域包括支援センター職員などの身近にいる方による申請援助及び出前出張所による申請対応、また電話により申請書の郵送を希望する方については、その際に実態を把握し郵送する対応を行っているところでございます。このことから、全てを郵便受け付けとすることは条例に規定する対象世帯の確認、生活実態の把握ができず、支給決定を厳格に実施することが困難であることから、今後検討が必要と考えているところでございます。また、商品券の発送についてでございますが、こちらについては現在も支給決定後に簡易書留で郵送しているところでございます。4点目についてでございますが、昨日同僚議員に答弁したとおり、福祉灯油施行時である平成25年度の助成期間中の1リットル当たりの最高額は111.6円であり、現在の灯油1リットル価格、11月29日現在の灯油1リットル当たりの価格でございます。113.8円と比較し、大幅な値上がりではないことから、現在の助成額を変更する考えはないものでございます。5点目についてでございますが、北海道の地域づくり総合交付金については、人口規模により交付基準額が定められており、その交付基準額の2分の1以内となっております。七飯町の交付基準額は120万円であり、その2分の1であることから、御質問にあるとおり令和2年度決算424万5,000円に対し、歳入は60万円であります。七飯町において、北海道保健福祉部より高齢者等を対象とした冬期間の増数経費への助成事業(福祉灯油)に係る前年度実績調査、また地域づくり総合交付金制度改正等に関するアンケート調査の回答において、交付基準額の増額及び補助率の改善を随時求めておりますので、引き続き道に対して要望を進めてまいります。以上でございます。

議員の質問 9番 上野武彦

今の答弁で、従来、対象世帯の約50%程度の申請であったと、そういう中で、予算の計上もそれに応じた考えられる対象の50%程度の予算計上をしてきているということでありました。これ、今のこういう情勢の中で、今までどおりのやり方で改善を進める考えもないというような答弁だというふうに考えられます。今、非常に町民は困っている状況が生まれている中で、改善してより多くの住民に福祉灯油を届けると、こういうことは、福祉課としての本来の姿勢としてとるべきものではないかというふうに思いますので、従前の取組では全く不十分だというふうに考えます。どう改善するかという問題になってくるわけですけれども、世帯への案内、これはやっぱりやるべきではないかと思うのです。個別に郵送しても申請が50%程度だったというような言い方でありましたけれども、それはやはり従前も同じですけれども、役場に来て申請しなければならないと- 30 -いうことであれば、まさに高齢世帯だとか高齢者、それから障害者、こういった人たちがなかなか申請に行くことすら難しいのが一つ、それからもう一つは、町の広報だとかポスターだとかホームページ、民生委員による口伝えとか言いましたけれども、それが十分対象の高齢者世帯に伝わっているのかどうかという問題がやはり考えられると思うのです。この50%台という申請そのものを打破するような抜本的な改善の取組、これが今の時期にこのような灯油の高騰した時期に、特に努力して改善すべきものがあるというふうに思うわけです。それで今の答弁では、1万円の増額も考えていないと、やり方も従前どおりというような答弁でありました。私も全くこれは受けられないと思います。ちょっとお聞きしたいのですけれども、北海道の助成が七飯町の基準として60万円というふうになっていて、増額しているけれども余り変更がないということなのですけれども、今年度国はこういった灯油等の価格の高騰を受けて、考えて対応する方向を打ち出しているのです。それについて御存じなのかどうかちょっとお伺いします。

町の答え 福祉課長 村山德收(福祉課長は2023年3月まで)

まずは国の対応に対する町の考えということでよろしかったですか。それでは、国の対応を打ち出ししているということでございますが、いろいろと経済対策とか国のほうでも今コロナ関係でいろいろと情報が来ているところでございますが、市町村において、まず原油高騰の部分に関する対策について具体な通知がまだ来ていないというところでございますので、そこの部分については具体な通知を見ながら答弁していかなければならないとは思いますので、いま現在ちょっと具体なことは語れないなという現状でございます。以上でございます。

議員の質問 9番 上野武彦

まだ国のほうから通知が来ていないというお話でしたけれども、国は既にこういった情勢を受けて、福祉灯油などの自治体で独自に補助している事業に対して、特別交付税を交付しますよという方向をもう先月の12日に打ち出しているのです。その内容でいけば、生活困窮者に対する灯油購入費等の助成、それから社会福祉施設、老人ホームとか障害者施設だとか保育所、幼稚園、こういったところに対する暖房費の高騰分に対する助成、それから公衆浴場などに対する燃料費高騰分に対する助成、それから漁業者等に対する燃料費の助成ということなのですが、その中で、特に生活困窮者に対する灯油購入費に対する助成を特別の交付税措置をするというふうに打ち出しております。その割合が2分の1ですから50%ということの中身になっているわけで、この制度が実施されれば、今年度は特に特別措置ということになりますので、単年度になるか何年続くのか分かりませんけれども、特に今年度はその制度を利用すれば、福祉灯油の引き上げ、これは十分可能だというふうに考えております。ちょっと試算してみました。昨年度は430万円の事業が実施されております。1,158世帯に対して申請が849世帯で54.15%が申請したと、5,000円で436万円という形の助成が行われておりまして、これでいきますと町の負担はこのときは370万円ありました。それで今、国のこうした50%の特別交付税、それから道の60万円の支援、これ合わせますと去年の申請者の対象者で考えますと、合計で484万5,000円の助成になります。それで町の負担が昨年370万円でしたけれども、1万円にするには昨年の実績でいいますと849万円の財政が必要になるわけですけれども、そのうちの484万5,000円が国と道の負担になるわけです。そうすると、七飯町の負担は昨年の負担よりも少なくて1万円の助成が可能になるということになるのです。そうしたら、これは積極的に1万円に引き上げて、単年度であろうとこれからずっと続けるかどうかそれは別にしても、今年度は1万円に引き上げても昨年度の七飯町の財政負担で実施できるということになりますので、これはぜひ実施すべきだというふうに思います。そして1万円に引き上げたということを町民に知らせて、抜本的に支給の改善にも取り組んで、多くの世帯にこの- 31 -1万円の福祉灯油を利用してもらえるように、力を入れた取組をすべきではないかというふうに思うのですが、その考えはないか。

町の答え 福祉課長 村山德收(福祉課長は2023年3月まで)

今、議員おっしゃったのは特別交付税の算入の話の国のお金ということの理解でよろしいですか。国のほうでも特別交付税の算入のほうに加える話とかは伺ってございますが、七飯町の普通交付税の中の6%が特別交付税という形で受けれるというものでございますが、七飯町の交付税、特別交付税に関する上限額が決まっていますので、その6%部分に対してこの福祉灯油がどれだけ充てられるかというのもちょっと、全額充てられるかどうかというのはまたちょっと確認はしてございませんが、そういう話も伺っております。また、先ほどの北海道の地域づくり交付金についても、議員細かく計算していただき、七飯町の一般財源がこのくらいであれば1万円出せるというところで提案いただき本当にありがとうございます。町といたしましても、実際毎週先月まで値上げされていたという灯油価格についても、12月に入り販売価格も一旦落ち着きを見せているという状況でございます。七飯町のこの福祉灯油の部分については、条例で実施しているものですから、毎年灯油価格に上限高い、低いに関わらず、100円だろうが60円だろうが関わらず、定額でずっと出しているという制度でございます。今後のそういう価格の推移は、私どもの上限については注視しながら事業のほう行っていきたいと思いますが、そこの金額を上げるという部分についても、昨日ちょっと同僚議員にも答弁させていただきましたが、価格についても上限を上昇のほう注視しながら、政策的な判断が非常にこれ条例で制定しているものですから、政策的な判断が必要になってくるというところでございますので、今後検討していかなければならないものと考えてございますので、理解のほどよろしくお願いします。以上でございます。

議員の質問 9番 上野武彦

灯油の価格も少し下がってきているからというような言い方で、余り積極的な考えがないという答弁になっておりました。今、全国でこういうふうに灯油価格の高騰の問題が取り上げられ、対応する自治体が増えている中で、条例で決まっているから対応できないというようなものではないと、その問題は早急に解決して取り組んでいけばいいことなので、先ほども言いましたように、町の負担が増えるわけではないのです。今年度実施しようとした場合に、国の50%の特別地方交付税、これは福祉灯油を対象にした特別交付税ですから、ほかの特別交付税との関係ではない、これ独自のものだというふうに考えていただかなければ駄目だと思うのです。そう考えますと、何も実施しないということにはならないのではないですか。やれるのですから。そういう対応をすれば。ぜひ積極的にそういう取組の姿勢を答弁でお願いしたいなと思います。

町の答え 福祉課長 村山德收(福祉課長は2023年3月まで)

今、具体な数値等々議員から提案されているところでございます。まず、支給条件がやっぱり条例でございますので、条例ではない方法もあると今おっしゃっていましたけれども、一応条例の中で支給という形では決定されているので、そこの部分についても条例改正等はできなくはないとは思いますけれども、今後その政策的な部分でございますので、そこの部分についてはちょっと今すぐここの場ではなかなか返答はできないなと思ってございますので、御理解のほうよろしくお願いします。

議員の質問 9番 上野武彦

この福祉灯油の問題は、本当に困窮世帯に対する助成ですので、積極的な取組が求められるところです。今の福祉課長の答弁では、どうもやるよという姿勢は全く感じられないので、ひとつ町長にこの問題についてどうお考えなのか、少し町長の姿勢として答えていただければなと思います。以上です。

町の答え 副町長 宮田東(副町長は2023年6月まで)

町長ということですが、先に私のほうからお答えさせていただきたいなと思ってございます。るる燃料価格については値上がりしてきたというような形の中で、福祉課長の言葉にありましたが、12月に入ってから少し落ち着き気味だというような形です。基本的には条例上の部分については、おおよそ100円を前後としてというような形のもので、5,000円というような形でございます。 この燃料の値上がりをもっと状況を踏まえながら、国の、先ほど議員は国のほうの特別交付税、その辺の絡みだとか北海道のほうでは基準額を上げますというような形の情報も流れてきます。そのトータルいろいろ含めて、その部分については検討してまいりたいなと思ってございます。根本的に5,000円を1万円というような部分、値上がりと関係ないような形の部分の5,000円から1万円という部分については、かなり政策的な面が強くなってきますので、この場ではなかなか、はいそうですか、というふうにはなりませんけれども、私の今の段階で言えることは、燃料価格の値上がり状況とこれから国のほうの地方創生臨時交付金だとかというものもございますので、ただ福祉灯油だけに限らず、トータルの部分でそういう部分について支援をしていければなというような考え方はございますので、もう少し国の関係の臨時交付金のほうが確定して、どういう使い道があるかというのを内部で検討してまいりますので、その際になりましたら、今12月というのは少し無理な話ありますが、1月のほうにはその使い道について臨時交付金の補正予算等、検討してまいりますので、そのときになれば臨時会とかそういうものについて御提案できるかなと思っていますので、今しばらくその辺については時間をいただきたいと思いますので、その点御理解いただきたいなと思ってございます。以上です。

議員の質問 9番 上野武彦

終わります。

出典:七飯町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる