八雲町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月7日
土地改良制度の見直し
- 聞いた人
- 三澤公雄 議員
- 答えた人
- 町長 岩村克詔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 三澤公雄
それでは二つ目に移ります。「土地改良制度の見直し」の見直しを促すために。農地バンク方式による、農地の担い手の集積を図る事業だけでは八雲町の全部の農地を有効に活用するという目標に達せないと私は考えています。全農地を有効に活用するためには、基盤整備の充実が欠かせません。しかし、現状では所有者、担い手、双方の負担が大きく、前に進んでいません。平成 29 年に「土地改良制度の見直し」がなされましたが、一向に前に進んでいるようには見えません。基礎自治体として産業振興の最前線にいる八雲町だからこそ、国に声を上げなければ解決には至らないのではないでしょうか。八雲町は青年舎という画期的な取り組みを行っています。国に対して声を上げ、新しい流れを作るきっかけとなるべきと考えます。現状と今後の農地の集積に関して町長の見解を伺います。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
三澤議員2つ目の質問にお答えいたします。八雲町農業の持続的な発展を図るためには、農地の区画整備や草地造成といった基盤整備を計画的、継続的に行い、面的に集約された形で担い手へ農地の集積を進め、耕作放棄地の発生防止を推進することが大変重要であると考えております。これまで八雲町では、国や北海道が実施する土地改良事業、町や農協が事業主体の団体営事業など、できるだけ担い手の費用負担を低く抑えられる方法で農地の区画整備や草地改良、農道や用排水路の整備などを計画的に進めてまいりました。これらにより、担い手への農地の利用集積につきましては、現在、町内の農地面積の約8割を集積し、効率的・安定的な経営を促進してきたところですが、農業従事者の高齢化と農家戸数の減少が進む中、基盤整備が十分に行われない農地は担い手が借り受けず、耕作放棄地の増加につながるおそれがあると認識しております。このような背景から、国は平成 29 年の土地改良法の一部改正において、農地の利用集積を加速化するため、農地中間管理機構が借り受けた農地を対象に、国の補助により都道府県が、農業者の費用負担や同意を求めずに基盤整備事業を実施できる制度が創設されました。地元農業者の費用負担によらず、都道府県が基盤整備を行う大変有意義な制度ではありますが、採択基準が厳しく、三澤議員ご指摘のとおり、道内においても数地区での採択に留まっている状況にあります。現在、八雲町では、北海道が事業主体となり用排水路整備や草地改良事業が進められており、北海道と町が連携し、農家負担の軽減を図る「パワーアップ事業」により支援しているところですが、今後も土地改良事業を有効に活用できるよう、事業内容の拡充や採択要件の緩和などを国に要望するとともに、引き続き北海道と連携を図りながら計画的、継続的に基盤整備事業を推進し、担い手への農地の集積、集約化が図られるよう取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 9番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 9番 三澤公雄
この2問目の問題はですね、ほとんどが八雲においた酪農の問題です。6月1日は牛乳の日、6月は牛乳月間ということで、私も酪農家の一人として、非常に我田引水的な質問になるので、遠慮しつつもあえて取り上げてみました。北海道は広うござんす。十勝根釧という大規模地帯、最初から大規模に土地改良していたところですね。十分に今の大型機械が入れる整備を当時からしていたと僕はそう思っています。宗谷のほうもそう思っています。一方、道南は歴史も古いことから、これまでの土地基盤整備は、やはり大型の機械が入るということを想定していなかった。という背景がありますし、また当時の土地改良基盤整備は、これは僕の主観も入っていますけども、八雲町が前面に出るんじゃなくて、当時の八雲農協が事業主体になって、火山灰地と下の有効な沖積層との反転だとか、それこそ青年舎の名前の由来にもなっている流れの、太田正治翁とかが頑張ってやられた時代から、八雲農協が前面に出ていたんですけども、今、農協には全く頼れません。そんな意識がない組織になっていますし、ここはやはり八雲町でまとめなければいけないのかなと思っています。町長の答弁であったように、ほぼ担い手に8割の土地が集積していると。制度としては農地中間管理機構の事業は、数字的には順調にいっているように見えると思います。しかしですね、八雲町の中でいきますと、さっき言ったように、土地基盤整備の前提条件が違いますから、例えば水はけを良くする暗渠だとか、明渠、そして農道の幅なんかもこれからの酪農、今の酪農、大型機械が入っていくということには、なかなか合っていない部分があって、いわゆる町長が今行っている青年舎構想というのは、根っこに八雲中の農地を有効に活用して、牛の頭数をもっと増やしていこうというのが僕は根底にあると思っていますけども、この目標を達成するためには基盤整備をもう一度一から考えなければならない。それは担い手だけに集中させるのであれば、乳価が今比較的に高いといえ、いくつかの法人が立ち上がって今頑張っている。TMRセンターも立ち上がってやっている。だけど現状の経営を何とか前に進めるということで、いっぱいいっぱいで、基盤整備にまでお金を回すほど余裕のある法人経営、もしくは、特農家としての家族経営体は少ないと思っています。だから担い手に8割が集中してきたとしても都合のいいところだけを使っていくという現状が、八雲町の農地の中にはいくつも見られる。これは青年舎構想の目標と違うことですし、もっと古くからいけば先人たちが八雲の基盤整備をして取り組んできたことの思いとかでいくと、まだまだかなりかけ離れているのかなと思います。だから、中間管理機構にまとめて、そして道の補助を待って、基盤整備をしていくという今の農地バンク方式では、八雲町の場合は僕は当てはまらないと思うんですよ。北海道お金ないから。順番を待っていたらいつまでも来ない。だからですね、これは道南の八雲町だから特別だという声をあえて挙げてですね、国に八雲町が中間管理機構の部分を担った土地を、土地改良も八雲町が財源を出してやっていくと。だから道に出す部分も含めて八雲町に交付税で交付してくれと。道を飛び越すかたちになるかもしれないけども、北海道の広い環境を考えた場合に、そういった事情を考えなければいけない自治体があるはずだということで、青年舎構想と合わせて、是非、国に直接声を上げて、八雲町にとって、八雲町の農家にとって、有効な土地基盤整備の方法を声を上げる必要があると思ってこの質問を作りました。なかなか書ききれなかったので、長々と貴重な持ち時間費やしてしゃべってしまいましたけども、ここまで聞いた中で町長の今のお考えをお聞きします。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
三澤議員ですね、本当に私も農地に関して、いろいろ大関牧場、青年舎と関わりながらいろんな農業者の方、また地域の方々とも話を聞きました、本当に変な話ですね、東野の方がですね、上八雲の農地を使っている。さらにですね、立岩の農家の方が熱田のほうまで行ってるだとか、農地を同じく使うにあたって、何か行ったり来たりしながら、農地を使っているというのは今回いろんな立場の方々と話させていただいて感じました。それにはいろんな理由があるんだろうなと。ある方に聞きますと、家のじじと向かいのじじが仲悪かったから絶対に貸すなだとか、絶対に売るなって言われたと、そんな話を少なからず聞いています。私はこれ八雲町にある農地は町の財産だと思っています。これは三澤議員さんですね、酪農家の牧草地と言っていますけども、私は水田も畑も同じだと思って感じています。この特に入沢地区、東野地区、野田生地区には水田がありますけども、ここも本当にこの担い手が少なくなってきて、数年でやめたいという農家も多くいらっしゃると聞いています。これは先ほど言った畑もそうであります。これはですね、私も町村会やいろんな酪農部会だとかそういうのがありますので、それを活用しながら国や道に一生懸命PRしながら要請活動してまいりたいと思いますけども、私は間に合うのかなと思っています。それで、私はできることであれば、まだまだ構想でありますけれども、今のところ町も基金がある程度貯まっていますので、その辺も農地を買う資金を何とか別に作って、農地をそこで買い求めて整備して担い手や地域の方々に使いやすい農地にしていくということも必要ではないかと思っています。それには少しですね、どんな仕組みか、これからも考えますけれども、先般、財務課と冗談半分に青年舎に 10 億程度、農地を買う資金を預けれという話もしましたところ、あまり話は聞いてくれませんけども、そんなこともですね、やはり農地もある程度ですね、集約しながらこれからの未来に向かった八雲の農業、さらに酪農、水田、さらに畑作、ハウス等もありますので、その辺これから議員の皆さんと共に、農業委員会の方々とも真剣に話し合って、早急に対策を打ってみたいと、そういう思いでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 9番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 9番 三澤公雄
かなり踏み込んだ答弁をいただいたと思っていますけども、YouTube等で聞いている方に、何故酪農ばかりというふうに思われないために、町長の中でも米も含めて農地は大切だと言われましたけども、僕が酪農にこだわるのはですね、気温の低いところや高地でも、牧草だけは生えるという農地がこの道南においてもかなりあるんですね。だから全八雲町の農地をすべて有効に活用するといううえでは、酪農というものがしっかり頑張っていかないと、全部農地が使えないんだということを是非、多くの皆様に理解してもらいたいと。これは去年のデータになりますけども、だいたい年間 600 戸、全国で酪農の離農が進んでいます。そして新規就農は年間 30 戸です。これは全部の統計なので内地のほうが早い部分がありますけれども、八雲町においても同じように空いていったところを、力を持っている担い手だけでやっていただくには、本当に十分じゃないところがあります。だから新規就農を促すという意味でも青年舎の取り組みに期待しますけども、新規就農者が新しく農業に取り組むためにも基盤整備は欠かせませんから町長が今、答弁された中でも八雲町の出番を、町長の中に覚悟があるように答弁で承りましたので、是非期待していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。