八雲町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月7日
医療問題、介護問題、人材確保の問題に対し、現状と今後の対策
- 聞いた人
- 赤井睦美 議員
- 答えた人
- 町長 岩村克詔、保健福祉課長 戸田淳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 赤井睦美
二点目に行きます。2025 年は目前!ということで、八雲町では、給食費や医療費の無償化、保育料の軽減などで子育て支援が充実し、子育てのしやすい町になっていると思います。このことが少しでも出生率の低下に歯止めをかけることにつながることを心から願っています。しかし、2025 年には人口の4人から5人に1人が 75 歳以上となり、3人に1人が 65 歳以上となる超高齢化社会に突入します。そのため政府は、社会保障や医療、介護などに関する対策が必要不可欠と考え、2011 年から「地域包括ケアシステム」を提唱してきました。各個人が住み慣れた地域で人生を全うする仕組みづくりを推し進める政策で、国の社会保障制度に頼り過ぎず、老後の生活を自助努力と地域の枠組み、民間活用でどうにか切り抜けられる社会を目指そうというものです。もちろん、2025 年までに社会保障制度が破綻するということではありませんが、超高齢化社会に突入していく日本では、今後、公的支援サービスの質や保障が下げられる可能性は大きいです。既に 2020 年度時点でも年金の費用負担は増え続けている一方、年金額は減少するばかりです。また、少子化により生産人口が減ることで、医療・介護に携わる人口も減り、今後は入院したくても受け入れてもらえない、介護も受けられないという医療難民や介護難民、老老介護、認認介護等が予想されます。町民皆さまが、住み慣れた八雲町で人生を全うするために、こうした医療問題、介護問題、人材確保の問題に対し、現状と今後の対策をお伺いします。そして、この問題こそ町民と協働で取り組まなければならないものですから、そのための仕組みづくりについてもお伺いします。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
赤井議員の2つ目の質問にお答えいたします。日本の人口構造は大きく変化しており、団塊の世代が 75 歳を迎える 2025 年には、総人口の約3割が高齢者となり、生産年齢の現役世代2人で1人の高齢者を支えることとなります。そのことにより、社会保障や医療、介護など、様々な問題が生じることから、国において、社会保障・税の一体改革などが進められてきましたが、今後は、さらに「高齢者の急増」から「現役世代の急減」という新たな局面を迎えることとなり、最も深刻と言われているのが労働資源の不足であります。労働資源が不足すると、社会保障費の需給バランスが崩れるため、給付と負担の見直しが必要になること、さらには、医療従事者や介護従事者の減少により、将来的には医療難民や介護難民が出てきてしまう可能性も考えられます。当町においても、現在、医療従事者や介護従事者の確保に向けた取り組みを行っていますが、すぐには有効となる手段がないのが現状であり、今後についても、従事者確保の取り組みを進めながら、対策について検討してまいります。また、誰もが、健康で、より長く、元気に活躍できることが、多くの方の願いであり、結果的に医療や介護に係る負担を軽減させることに繋がります。そのためには、町民一人ひとりが、自分の健康に関心を持ち、定期的に健診を受診したり、介護が必要にならないよう、自ら意識をして取り組むことも大切であります。一例ですが、介護予防で行っている 100 歳体操は、町から働きかけを行い、町内会や事業者などが実施主体となり、会場についても、店舗など様々な場所の協力をいただきながら、高齢者の「健康づくり」と「居場所づくり」を兼ねて、町内各地で実施されており、このような取り組みも、少しずつ広げていきたいと考えております。この医療、介護、人材の問題は、大変大きな問題であり、何かの取り組みを行えば解決できるというものではありませんが、今後も各事業を進めるにあたっては、町民の方々の意見を聞き、協力をお願いしながら取り組んでまいりますので、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 7番 赤井睦美
現状と課題、それから仕組みづくりをお聞きしたんですけれども、ごめんなさい、私理解できてなくて、あまり仕組みづくりが、町民の意見を聴きながら進めるというのは、町民とともに進めるというのとはちょっと違うのかなと思うので、その辺の仕組みづくりをもう一度、後でお聞きしたいと思います。2017 年3月に佐藤議員が、2025 年問題があるから看取りを、要するに在宅医療を勧めませんかという質問をされているんですね。国としては、今後、在宅医療の方向で進めているんですけれども、そのときの町長の答弁が国保病院も総合病院も、本当にお医者さんがいなくて、今、入院している患者さんを診るのが精いっぱいで、それでさらに在宅診療となると、訪問診療もしなければならなくなると、お医者さんの負担がすごく大きくなるから、そこは非常に難しいという答弁だったんですね。今後、その在宅医療というか訪問診療に切り替えようという国の動きはあるんですけれども、そんな中でも八雲町は現状もお医者さんが少なくて厳しいから、訪問診療はあまり考えないというそういう考え方でよろしいんでしょうか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
赤井議員ですね、2017 年の答弁でありますけども、ここに来てですね、八雲総合病院も内科の先生たちも、ある程度ですね、揃ってきたと。先般も院長先生と札医大に行って、脳神経だとかいろんな先生の招へいができる雰囲気になってきましたし、さらにですね、このコロナ禍ということで、都会からですね、八雲町に来たいというお医者さんも何人か声が掛かっているということを聞いていますので、このコロナ禍の落ち着いたところで、ある程度八雲町もお医者さんも揃うのでないかと。そうなると院長先生も在宅だとか、そういうものは必要だろうと。特にですね、この間、院長先生ともお話をしておりましたけども、やはりこの北渡島、檜山の医療圏をしっかりと守っていくのは総合病院だろうという認識もしていますので、このコロナ禍のあとには在宅医療等々も、お医者さんと話ながらいきたいと思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 7番 赤井睦美
今回、ワクチンでも活躍している薬剤師さん、薬の調合とかにも非常に薬剤師さんが入ることで安心するという報道もありましたけれども、訪問医療でも薬剤師さんは、非常にこれから活躍していただく存在になると思いますし、もちろん看護師さんもお医者さんも大事なんですけれども、先ほどは難しいとおっしゃっていましたけれども、是非、小学校、中学校、高校に、皆さんの力を医療にということで、PRしながら、どんどん人材の確保をしてほしいなと思います。それで、先ほどの地域包括ケアシステムの中で、私も 2018 年の 12 月に、医療と連携したまちづくりという質問をしたんですけれども、そのときは地域包括ケアシステムの中で、介護は必要になっても、その地域でちゃんと過ごしていけるように、そして互助の体制づくりをしっかりと作っていく。地域ケアシステムとまちづくりの連携をしっかりと構築していくという答弁をいただいたんですけれども、それから4年経っているんですが、そこら辺はどのように進んでいるのかお教えください。
町の答え 保健福祉課長 戸田淳(保健福祉課長は2024年3月まで)
議長、保健福祉課長。
町の答え 保健福祉課長 戸田淳(保健福祉課長は2024年3月まで)
ただいまの地域包括ケアシステムの中で、互助の取り組みの進捗ということでありますけれども、具体的な部分としましては、今、生活支援コーディネーターを昨年度に配置しまして、熊石、八雲地域それぞれに協議体を設けまして、町民の方に様々な場面で意見を聴く機会を、意見とか町のこういうことがあったらいいんじゃないかとかですね、それから意見ですとか、いろいろなものを聴く機会を設けまして、町民が自主的にまちづくりというか、そういう支援に参加できるような取り組みというのも進めてきています。しかしながら現在ですね、主にそういう声を聞く場として、以前はまちづくりカフェということで「ら・ふも」、八雲地域であればそこに町民の方に集まっていただいて、いろいろな話合いをする機会も設けていたんですが、今、コロナ禍の中でなかなか集まって、カフェというかちょっとコーヒーを飲みながら、気軽にお話しできるという場面がなかなか難しいということで、現在はコーディネーターが各町内の、例えば老人クラブだったり、百歳体操でサロンをやっている場面だとか、町内会ですとか、そういったところに出向いていきまして、八雲町でどういったことが必要なのかだとか、どういったことがあればいいのかだとか、様々な意見を聴いて歩いているような状況であります。理想としては話し合いの中で町民や事業者さんですとか、様々な人がこういうことをやっていこうということで、支援するサービスというか、支え合えるような仕組みがどんどん出てくればいいんですけれども、なかなかそこまではなっていないのが現状であります。今後もそういった取り組みを続けながら、支え合いのできる仕組みづくりというか、そういったことを目指して取り組んでいきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 7番 赤井睦美
私が行ったときに、すごい雨の日だったんですけれども、シルバープラザで行われた百歳体操に、結構な方たちが集まってきていました。こんな雨でも来るんだなと。そういう方たちは、健康寿命も多分長いと思いますし、心配ないんですね。でも実際に出ない方、老人クラブにも出ない、それからそういういろんなイベントにも出ない、お家にいる、お弁当配られて黙って家で過ごしている方たちがもっと心配だし、そういうところを救い上げる、そんな仕組みができればいいなと思うと同時に、そういう人たちが医療とか介護とかである程度の税金がかかるんですけれども、自分で頑張って健康でいる人はお金がかからないんですね。だからそこでは頑張った人には、どんな方法が良いのかわかりませんが、頑張って百歳体操のスタンプが、それこそラジオ体操ではないですけれども、スタンプが集まったらちょっと商品券もらえるとか何かの割引があるとか、そういうことも励みになると思うし、頑張った人は頑張った人で称える、それで本当に心配な、引きこもっている人たちをどうにか引っ張り出す。そんな仕組みをコーディネーターの人ももちろんですけれども、各町内会に健康推進委員がいますから、そういう方たちも巻き込んで、みんなで動いているというところを出すべきだと思うんですね。そんな仕組みを是非考えていただきたいと思います。そして 2018 年のときの答弁に、立地適正計画の中で医療・福祉の連携をきちっとやっていきたいと。コンパクトシティにすることによって、医療・介護様々な生活サービスが受けられるという答弁があったんですけれども、この辺は具体的にどのように進んでいますでしょうか。それと健康のために歩くことが大事だから、道路もきちんとしていきたいというのもあったけれども、その辺はどのように進んでいますか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
赤井議員ですね、本当にこの医療と福祉は直結しているものということで、医療、福祉、また介護、いろんなことを連携していかなければならないだろうというのは、赤井議員も私たちも認識しています。ただ、どういうふうに進んでいるのかというのは、まだまだ赤井議員さんがおっしゃっている急激には進んでいないと思っております。本当にこのたび病院側といろんな話ができる状況になってきていますので、このコロナがですね、報道等々を見ていても、今年の秋か来年の春には少しずつ状況が変わるんだろうという報道がされていますので、私たちもこのコロナ禍が過ぎたら、我々の町はどうしているのか、今、私も長期的に、中長期で見ても、今言った福祉の部分というのは、もうちょっと住民生活課と福祉課の二つの福祉でやっていますけれども、これは前から福祉課が大きくなりまして、何とかならないかということで機構改革を模索しています。そのときに今言った特化したもの。例えば 2025 年の問題、また医療との連携の話にしても、この課でやるんじゃなくて何か特化したものを想定しながら、何かできたらなと今、想定しながら考えています。ただ、これも住民生活課、福祉課並びに医療のほうも一緒でありますけれども、機構改革や、わかりやすく動きやすい課の編制、さらに議員の皆さんと協議をしています。これから八雲のですね、この役場庁舎の移転等々もありますので、そのときにはそういう課や窓口もやってみたいなと思っています。特に、今の院長先生は十分に我々の話も聞いていただけますし、さらに病院も皆さんご存じのとおり、十数年ぶりに黒字化になりましたので、これからも病院と連携していけるものと思いますので、もう少しこのコロナ期間中に内部的に協議しながら、コロナが終息に向かうときには、皆様に何かわかるようなかたちで示していければなと思いますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 7番 赤井睦美
機構の編制ということで非常に期待しています。前も、行政は縦はいいんだけれども横の繋がりが弱くて、民間のように動けないという答弁をいただきました。でも今のお話を聞くとそうではなく、本当に医療中心のまちづくりが実現できるのではないかと楽しみにしています。是非そこで先ほどもありましたけれども、コーディネーターが全部やっているんですよじゃなくて、町民自らが動くそんな仕組みを作ってほしいんですよね。2025 年って私たちが本当に若い人に迷惑をかけてしまうときで、若い人たちもしっかりしないと、こんなにお金を払わなければいけないんだよと。この年寄りのために。そういうことをちゃんと理解して、だったら八雲町どういうふうにしていったらいいんだろうということを、町民自らが自分の健康でもありますし、自分たちの町でもあるんだから、何でもかんでも行政がおんぶに抱っこじゃなくて、町民を焚きつけるそんな仕組みを私は作ってほしいと思うんですね。その中にはやっぱり町内会ももちろん入れなきゃ駄目だし、コーディネーター一人ではあまりにも負担が大きすぎて、今後、機構を変えることによって、どういうふうになるかは楽しみに見ていますけれども、やっぱりまずは町民自身が自分の健康を考えて、お友達の健康を考えて町を元気にしていくというふうに、そんな町にしていかないと。そして何かあっても総合病院があるから大丈夫という、そんな町にしていけたらいいなと思うので、是非そういう改革をしていただきたいと思います。最後に一言お願いします。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
赤井議員さんがおっしゃっているとおりですね、私も赤井議員さんも何かしら高齢者の仲間入りするということで、本当に身に迫ってくる高齢化社会を迎えていくということでありますので、これは赤井議員さんがおっしゃっている、縦ばかりではなくて横もいけるような、さっき言ったとおりですね、住民生活課または福祉課さらに医療という連携できるような部署も作りながら、しっかりと八雲の地域が、住んでいて高齢者も安心できる、これは若い人からでありますけれども、そんなことも夢に見ながら機構改革をしていきたいと思いますので、これからまた議員の皆さんに、また赤井議員さんもそうでありますけれども、いろんなアドバイスや意見をいただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。