知内町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月15日
高齢者の自主的な免許証返納のための交通手段の確保について
- 聞いた人
- 笠松悦子 議員
- 答えた人
- 町長 大野幸孝、生活福祉課長 松崎輝幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 笠松悦子
私の方から1つ質問をさせていただきます。「高齢者の自主的な免許証返納のための交通手段の確保について」です。高齢ドライバーが歩行者を巻き込んだ死亡事故が今、全国各地で後を絶ちません。そのたびに取り沙汰されるのが認知症ですけれども、認知症に限らず、事故の原因となりうる、加齢による瞬時の判断力や視力の低下は誰にでも起こると思っております。そこで、一番望ましいのは、免許証を自主的に返納することだと思っておりますが、ドライバーの尊厳を保ちながら、免許証の自主的な返納をサポートするためには、これまでの自家用車に替わる交通手段の確保が重要と考えますが、この町において、自家用車は生活必需品となっております。そこで、町長の所見をお伺い致したいと思います。よろしくお願い致します。
町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)
ご指摘の高齢者による自主返納、これは本当に事故が多いのかなと。自分ではブレーキを踏んでいるのが、アクセルを踏んで、要するにデパートに突っ込む、それから、歩道に乗り上げて事故があるというふうに、本当に多発していますし、高速道路を逆走する事例もですね、本当に毎日のように今、テレビ報道されておりまして、今、そんなことを受けてのご質問なのかなというふうに思っています。それで、本町の高齢者ドライバー、平成27年度の数字でありますけれども、70歳から74歳までは205名の方、それから、75歳以上では250名の方が今、免許を持っております。全国的に高齢者による事故が増加している傾向にありますが、本町では、高齢者による大きな事故には至っておりませんが、認知症を患う方が年々増えていることも事実であります。そんなことで、認知症の高齢ドライバーへの対策を強化する改正道路交通法施行令が閣議決定して、平成29年3月12日から施行されるということは、議員もご存じであろうというふうに思います。それから、先ほど言いました、逆走、それから、信号無視などは、認知能力の低下と結びつきが強い行為とされておりまして、この改正では、18項目の交通違反をした75歳以上のドライバーに、臨時の認知機能検査を課すことが、そして、違反時に検査することで大きな事故を未然に防ごうという国の方向であります。これらの道路交通改正法等を見据えて、町としましても、今後、今、議員が言われるように、免許証の自主返納者への対応を検討する必要があるのかなというふうに認識をさせていただいております。そんなことで、今、然らば、自分の足として使っている車をそして、免許を自主的に返納するということになると、当然、利便性が低下するということでありますので、今、町が先般も実施をさせていただきましたけれども、バス等の公共交通が不足している地域の高齢者、それから、免許返納者等の交通弱者が安心して暮らせるまちづくりを今、目指しておりまして、10月21日から11月18日の間の月曜日から土曜日まで、小谷石地区から涌元、はまなす、涌元谷地、前浜地区で「デマンドバス」を運行をしまして、利用者が延べ42名ということでありまして、大変、町の方の考え方からいきますと、低調であったのかなというふうに実は思っています。それで、利用した方々にアンケートを取らせていただきました。その中で、「大変助かっており今後も運行を継続してほしい」という意見もいただきました。一方で、「前日までに予約が必要であり、わずらわしい」という意見、さらには、「希望する時間帯に合わない」などという意見も実はいただいたところであります。そんなことから、今回の実証を見据えた中で、課題として出てきましたものですから、その検証をしながら、再度、エリア、それから、デマンド方式のあり方等について、今、協議を進めておりまして、利便性の向上に向けた改善点をさぐりながら、2月頃に第2回目の実証運行を行う予定と今しております。そんなことから、更に今後、今、介護サービスの一環として、買物や通院などの支援を実施している社会福祉協議会との連携、それから、コミュニティバス、乗り合いタクシー等、町の実情にあったより効率的な利便性の高い交通のあり方について検討をしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただければと思います。
議員の質問 8番 笠松悦子
第6次の総合計画にもありますように、支え合うまちづくりをしていくために、本当に事故が起きたりしてからでは、本人じゃなく、家族も大変な目に遭うことは、皆さんもご承知だと思いますけれども、実はすごい説得しながらやめてもらったということも何度か聞いています。実は私もうちの舅もその1人でした。でも、やめろと言われて、また、免許の更新に行ったときに、あなたは無理よと言われたときの本人の心を考えると、やはり自分からこのくらいになったらもう返さなきゃって思えるような状態であれば、返してもいいと言えるような、町の状況を考えていっていただけないかなと思って、この質問をさせていただいたわけです。実は6年くらい前に、やっぱり買物弱者になる、また、前々から私、このことは思っていました。それで、移動販売者の実験ということで、ホクレンの方から事業を引っ張ってきてやっていただいて、でも、そのときは、実験ということで、バスも古いのを使わせていただいたので、修理費がかさむということで、農協の方も断念したんですけれども、今日の農業新聞を見ていましても、美瑛の方で、ホクレンとやっぱりまたやっていて、3例目のことだということで、大変、重要視されていました。そのときに、すごく私たちもせっかく持ってきたんだから、やっぱりみんなで支えてくれればよかったなとすごく考えています。やっぱり足がなくなるというのに一番先に困るのは、通院するのは、各函館市内からでも、それぞれの病院のバスが来てくれています。また、町の中でも、町のバスも出ております。でも、選んで行きたい、それはしょうがないとしても、毎日の生活に困るのは、特に買い物です。夫婦2人でいても、もし、片一方が倒れたら困るということで、高齢になっても免許を離すか、離さないか、悩むところだと思います。でも、この中で、社会福祉協議会とかでは、介護認定とか、要支援とかの認定を受けていると、使えるシステムがありますけれども、ただ、年いったからやめたいといっても、いざとなったら困ることが多いような気がします。その中で、いつ自分が認知になるか、突然、次の日、発症しないということも限らないと思うんです。そのために、急にはできないと思いますけれども、そこのところをやっぱり町民と一緒になって、いろいろな考えを持っていってくれるような、ここに返答がありまして、うれしいなと思っておりますけれども、例えば、今、年末の買い物なんかを見ますと、大売出しを見ても、町内の中で、生鮮食料品を買えるところは、涌元に1件あるだけです。今、Aコープもなくなるという予想をされておりました。その中で、町としては、今後、商業関係にも働きかけたりして、買い物難民というか、こういう免許を返したときに、何とかできますよという施策とか考えることはないんでしょうか。すみません、そこのところをお答え願えればと思います。
町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)
基本的には、そういう買い物難民を生ませないために、今、どうあるべきか、それから、高齢者の皆様方が不便を感じなく生活していただけるのは、どうあるべきかということで、函バスさんが今、運行している、そういう空白地帯を今、デマンドということで回らせていただいたのが、1つのその取り組みということでご理解をいただければと思います。ただ、うちが今、デマンドでやったものがすべてそういう不安を解消できるかというのは、これからいろいろと検証をしていかなければならないというふうに思っています。それで、一番危惧することは、日用品がやっぱり今、知内町内で購入できる環境にない、知内町民が8割がもう木古内に行っているという現実もあります。それで、今、Aコープさんがなくなるという話もしましたけれども、それはちょっとおいてください。まだその辺ははっきりしていません。昨日、JAの役員の皆様方が要望に来ていただいて、確認した結果、まだそれははっきりしていないということでありますので、これはまた一人歩きすると、ちょっとまずくなるのかなというふうに思っています。いずれにしても、今、笠松議員が部長時代にホクレンとの連携で、組合員の皆様方に要するに食料品を届けるという取り組みをしていただきました。残念ながら、利用者の部分、経費の部分で、要するに継続ができておりませんけれども、その代わりとは言えないんですけれども、今、コープさんがトドックということで、今、地域をずっと回っていただいています。それで、うちのお袋も小谷石にいて、不便をきたしていたんですけれども、そういう販売者が来ていただくことによって、随分、助かっているということも実は聞いておりますし、そんなことも含めて、今、まず、デマンド、うちが検証させていただいて、地域住民の人方がどういう利用がされるのかをまず、検証をさせていただきたいというふうに思います。それで、カバーできなければ、今のコープさんとの連携が果たしてできるのかどうか、それから、今、将来的にといいますか、今、緊急装置、独居老人に何か体に不調を感じた場合について、ボタンを押すと、消防につながるという、今、体制を整えさせていただいています。これがですね、今、アナログからデジタルに変わらなければないということで、実は環境省から50台の今、タブレットを買うことで補助金をいただいて、今、実証試験をやっています。将来的に今、50名というのは、独居老人の方々を対象にした検証もしていますけれども、これを1つランクを上げて、今、2,000世帯に配置をしています防災行政無線、これも近い将来、アナログからデジタルに変えなければならない、その更新費用として、5億円が掛かるということが、今、示されているものですから、なかなか5億円を要するに制度を全く活用しないで整備するというのは不可能というふうに考えていますものですから、今、配置ができた50台のタブレットを何とかそれを地方創生の交付金をいただきながら、配備計画ができればという、その考え方も実はしています。その中で、高齢者の人方が私がちょっと心配だったのは、そういう高齢者の方には、タブレットを持っていただいて、そういう万が一のときに使いこなせるのかなという、実は思いもあったんですけれども、システム自体が本当に簡単なシステムが開発できるということで、今、一安心しているんです。ですから、その50台の今、実証もやらせてもらっています。ですから、将来的にそれが町民の皆様方にタブレットを配付できるのであれば、一方的に声での行政周知から、今度、活字で送ることができる、そして、タブレットでありますから、キャッチボールができるということでありますので、これはですね、まだまだ要するに課題は多いです。多いですけれども、そんなことも含めながら、今、笠松議員ご指摘の高齢者の人方が、安心して知内町に定住できる環境ということは、常に担当といろいろと議論をさせていただいております。その中で、今、指摘は、自主的に要するに免許証の要するに返納をということでありますので、何とかそこにつなげていける、そして、そんな環境を整えることによって、もう安心だと、免許を持っていなくても、そういう不便が要するに感じられなくなるというふうな、何とかそういう取り組みを是非していきたいというふうに思っていますので、これは1つ、町の大きな課題というふうに、今、捉えているところでありますので、ご理解いただければと思います。
議員の質問 8番 笠松悦子
私もその答えを聞きたかったんです。やっぱり免許がなくても、この町で楽しく暮らせる、また、この町で定住できるような方向性を持っていただきたいなと思っていましたものですから、免許を手放したために、外出する機会が制限されたりしなくてもいいように、それからまた、コミュニケーションが取れるような、そういうことで、いつまでもこの知内町で暮らせるような、そういうシステムをいろいろなデマンドバスだけに限らず、ここはタクシー会社もなく、また、鉄道はもちろんなくなりました。あと、路線バスのある場所はいいんですけれども、ここは、本当に路線バスすらない地域もあります。そういうことを考えながら、いろいろな交通手段を考えていただければと思います。ありがとうございました。
町の答え 生活福祉課長 松崎輝幸(生活福祉課長は2017年3月まで)
今の関係でですね、社会福祉協議会で行っています、福祉有償ですけれども、これは、今までは介護保険の認定者か、身体障がい者ということになっているんですけれども、実はこの間、社協の方の事務局長と話をしたら、歩行困難な方ということで、少し緩くなりましたので、多分、そうなると、介護認定者でなくても、社協としては、そういう方の買い物だとか、病院の関係だとかやれるようになるというふうに聞いていました。それと、参考に、その方、今は介護保険の認定者ですけれども、買い物、前は木古内町の方というか、向こうに行く方が多かったみたいなんですけれども、それも今、調べた結果ですね、町内では大体40人、町外、使っている方で、21人ということで、ほとんどニコットさんだとか、そういうコンビニさんだとか、農協さんもそうなんですけれども、そちらの方で済ます方が増えてきたということで、社協の事務局長さんの方から聞いておりますので、一応、参考にお知らせします。
議員の質問 8番 笠松悦子
ありがとうございました。1日も早く免許を自分から返せるようにする町になっていただきたいと思います。ありがとうございました。