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知内町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月15日

胃がん予防対策の「ピロリ菌検査補助制度」の啓蒙と対象年齢の引き下げについて

聞いた人
成澤五郎 議員
答えた人
町長 大野幸孝、生活福祉課長 松崎輝幸、教育長 本間茂裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 成澤五郎

私の方から1点、ご質問を申し上げます。質問の主題でございますが、『胃がん予防対策の「ピロリ菌検査補助制度」の啓蒙と対象年齢の引き下げについて』でございます。へリコバクターピロリ菌、通称ピロリ菌と称されておりますが、1983に発見されて、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の主たる原因として注目を浴び、また、全国の胃がん患者の80%以上がピロリ菌感染者であることが報じられております。本町では、今年6月の総合検診から、胃がん検診、40歳以上の方を対象に検診を行っていまして、希望する方、付随したピロリ菌検査に対して、補助を1,000円した上でピロリ菌検査が受検可能となっております。また、中学2年生の希望者は全員無料となっておりまして、これは町の医療行政を大変評価すべきであると、私は考えます。そこで、胃がん者の80%がピロリ菌感染者であるということを考えると、当町においても検診率を向上させていくということが大変重要であると思いますので、「ピロリ菌は胃がんの主たる原因である」ということの周知、または、検査料の補助制度を行っているということをですね、更なる啓蒙をしていってはどうか、このように考えます。また、今、40歳以上になっているピロリ菌の検査対象年齢を引き下げて、30歳くらいに引き下げる考えがお有りかどうか、合わせて伺いたいと思います。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今、ご指摘いただきました、がんの関係でありますけれども、かつて不治の病といわれておりましたが、医療の進歩、さらには、生活習慣の改善、それから、検診等によって予防、そして、早期の発見と適切な治療によって、生き続けることができるようになったというふうに、今、理解をしております。本町でも、特定検診や総合検診を積極的に勧奨しているところです。しかしながら、受診率がほぼ横ばい状態となっており、胃がん検診は、平成27年度実績で320名の方が受診されておりまして、二次検査は、16名になっているところであります。また、平成28年度前期では、168名の方が受診されておりまして、二次検査に回ったのが5名になっており、ピロリ菌検査は126名の方に受診をしていただいておりまして、そのうち陽性患者が45、陽性率は35.7%という今、状況になっております。今、議員ご指摘のように、ピロリ菌と胃の病気の関連性、明らかとなっておりまして、ピロリ菌が胃に住み続けることで、胃粘膜に異常を来す消化性の潰瘍になる等々、そして、胃がんになりやすいということも言われております。そんなことから、平成26年度から、今、議員がご指摘のとおり、中学2年生の希望者を対象としておりますけれども、ピロリ菌の検査を実施しているところでありまして、3か年で118名の生徒が受診を今されているという状況にあります。それで、今、受診率を上げるために、健康推進委員、各町内会で配置をさせていただいておりますし、受診勧奨活動や、チラシ等の全戸配布をしておりまして、積極的に展開をしているというふうに考えております。さらには、保健師、栄養士等による戸別訪問、健康づくり講演会等においても、検診の必要性について今、説明をさせていただいていることについて、ご理解いただければというふうに思います。それで、議員のご指摘の低年齢化の受診についてでありますが、まず、スタートして間もない、今、取り組みであります。そんなことから、現状の40歳以上の受診率を総合検診、ほかの住民検診もそうですけれども、うち先ほど横ばいということをお話させていただきましたけれども、これすべてのですね、検診、受診率を上げる、今、行政として取り組みをしているということもご理解いただければと思いますので、まず、そこから40歳以上の方々に啓蒙をさせていただいて、重点的にこれから受診していただけるよう、広く周知をしてまいりたいというふうに思っているところでありますので、ご理解をいただければと思います。その推移を少し検証させていただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いを申し上げます。

議員の質問 5番 成澤五郎

今、町長の1回目の今年6月の総合検診の実績も報告をいただきました。先ほどのお話の中に、やはり以前からそういった呼びかけ、周知をしている中で、受検率がほぼ横ばい状態、こういう状況ですね、このピロリ菌というのは、私も15年ほど前に3年に1度くらいは定期的にといっていいくらい、胃が痛み、十二指腸潰瘍、胃潰瘍の検査を受けると指摘されておりまして、10年くらい経ったあとに、このピロリ菌検査を勧められて実施しました。そしたら、当時はまだピロリ菌は余りにも小さいために、胃カメラを入れたときに、カメラの先端にあるつまみで検体を細胞を取って、それで、培養して、エサを与えて培養して、大きくなってはじめてピロリ菌が生息しているか、していないか、こういう検査でした。わかるまで2週間、わかってから8週間のこういう期間を経て、除菌、滅菌をしたわけなのですが、それからというものは、うそのように十二指腸潰瘍、胃潰瘍がなくなりまして、家族にも親戚にもそのことはやはり1日も早く検査をすべきだと、こうやって今までもやってきてもらっておりましたが、胃がんの原因の80%がピロリ菌だという、今、町長もおっしゃっている、このピロリ菌の悪さのことが、医学的にも証明された今、これに特化して、やはりピロリ菌をまず、陽性なのか、陰性なのかということをチェックする、こういうインセンティブというか、奨励していくですね、そして、受けてもらう、それはひいては、陽性であれば、やはりがん予防にもつながっていく、これはひいては、町の医療行政、ひいては、コストの削減、節約にもなっていく、こういうことを考えると、この横ばい状態の検診者の数を何とか増やしていかなければいけないのではないか、このような思いで、いろいろと私も情報を集めてみましたが、12月3日に北海道新聞社主催の函館がん対策サミットが行われまして、このときにですね、指摘されていたのは、既にそういったデータも出ているわけなのですが、がんは依然として、日本人死亡原因の第1位である。昨年度、日本で37万人が死亡している。その中で、北海道は、がん死亡数は、全国第2位である。第1位は、青森県だということを言っておりました。そして、渡島地方は、がん死亡者の道内トップクラスであるというデータも紹介されておりました。ちなみに函館市でこの集めたデータによりますと、病死者、昨年3,718名、その中の31%が1,148名が、がんで亡くなっていると。こういうデータが出ておりました。そして、この市民意識調査も行ったそうですが、この意識調査の中に、北海道がん死亡が高いという、この裏付けが出ているような結果が照会されていました。すなわち、生活習慣アンケート、その中で、たばこ喫煙者は、男性32%、これは全国平均だそうですが、女性が13%といって、全国平均より5%も高いんだそうです。こういう女性の喫煙者が高い、こういうこと、更にですね、体に悪い生活習慣、すなわち、たばこの喫煙、あるいは、深酒、高塩分の摂取、健康検査が苦手だという、体に悪い生活習慣に対して、改善意識のありやなしやを聞いたところが、改善意識がないと答えた方は、回答者の40%、北海道平均は30%だったようですが、この函館の方では、10%も高い、改善意識がないというふうに答えている。このようなですね、すなわち、がん検診の低受診率を考えると、今のような考えを持っている方が、相当数占めているという裏付け、すなわち、習慣を変える必要がないという気質がこの道南地方にあるんだろうという指摘がございました。私、これを見たときに、やはり単なる周知とか、お知らせではなくて、この辺の意識をやはり破っていくような、こういう1つのインパクトのある受診率の向上に努めるべきではないのかなと、このように思いますが、如何でしょうか。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今、ご指摘いただいた課題等については、これは長い間の要するに課題であります。それで、今回も国保税を改定をさせていただいて、住民負担がまた増えるということのそんなご意見もいただいたところでありますけれども、やはりですね、今、重度化を防ぐために、早期発見、そして、そのためには受診率を上げなければならないという大きな課題があるということは、重々、認識をさせていただいています。然らば、その受診率を上げるためにどうするかということで、いろいろ試行錯誤、要するに時間を決める、それから、地域まで出てやっていただく、それから、何かイベントがあったら、受診をしていただく、こんな今、取り組みをしているんですけれども、残念ながら、受診率が横ばいの今、状況であります。ですから、今、議員がご指摘のとおり、町としてもやはり医療費を抑制をするために、やっぱりそういう受診率を上げて、早期にやっぱり発見すること、それから、生活習慣をやっぱり改善をすること、これが1つの大きな課題であろうという認識をさせていただいています。そんなことから、今、保健師、それから、各町内会の皆様方の代表で健康推進委員の皆様方に今、お願いをして、何とかその受診率を上げる、今、努力はしておりますけれども、まだ不十分だというふうに思っています。ですから、特効薬、こういうことでやれば、受診率が上がるということを今、申し上げられないのがちょっとジレンマしていますけれども、何とかですね、私はピロリ菌、今、ご指摘いただきました、胃がんを患う人の80%がこのピロリ菌を要するに持っていて、これが検査することによって、胃がんの重度化を防げるということであれば、もっともっとPRすることによって、受診率を上げる、ですから、胃がん検診、総合検診の中に胃がん検診があるので、そのピロリ菌検査で来ていただく人を多く要するにすることによって、受診率も上げていけるのかなというふうに思っていますので、全力でこの辺はきちんと今、データ、私も先般の12月3日の北海道新聞のセミナー、新聞に出ていました。目を通させていただいて、なるほどなという考え方もしておりますので、是非、今、ご指摘いただいたことをきちんと捉えさせていただいて、町全体、そして、地域の皆様方の協力をしていただきながら、何とか受診率を上げて、1人でも重度化のがんの患者を防げるように努力してまいりたいというふうに思っていますので、ご理解いただければと思います。

町の答え 生活福祉課長 松崎輝幸(生活福祉課長は2017年3月まで)

ちょっと付け加えます。実は今の受診率の関係でですね、特定検診の関係で、実は11月30日、健康推進委員の学習会を開きました。要するに1月に総合検診、それから、特定検診を勧奨するためにですね、その中で、13地域のどういう状況になっているかということで、13地域の特定検診の受診率を出しました。うちの保健師の方で。そしたら、一番受診率が高いところで、60.4%です。地域で。一番低いのが5.9%なんですよ、地域によっては。ですから、それだけ大きい地域がありますので、この辺ですね、健康推進委員さんの方に認識を持ってもらって、そこをですね、何とか上げるとですね、受診率も各々と上がってくるのかなというふうに思っていますので、かなり地域によってはばらつきがあるということだけちょっとお知らせしておきます。

議員の質問 5番 成澤五郎

先ほどの答弁の中にもピロリ菌の持っているか、持っていないかの検査を受けた35.7%が陽性だったということ、これもかなり高い、やはり確率でいるんだなということが証明されていると思います。是非、努力をお願いしたいと思います。1つ、教育長の方にですね、やはり函館医師会の本間会長さんがおっしゃっていた点が非常に示唆に富んだお話だったものですから、参考にできればということで、「小中学校の生徒に対する健康教育が重要だ。たばこの害、高い塩分摂取の害、偏食の害、がんの怖さ、検診の重要性を子どもの頃から教育することが重要ではないか。40歳以上の働き盛りが、がんに罹りやすい。したがって、子どもを通じて、親を啓発する。結果が大いに期待できる。」このようなことがありました。教育の中で、この辺のことも入れていただければという考えですが、如何でしょうか。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

今、ご指摘の点につきましては、健康指導、あるいは、保健の授業といったもので、全体的な中で、子どもたちがより豊かに健康に人生を送れるよう、基本的な指導を徹底してまいりたいと思います。

出典:知内町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月15日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる