みんなの議会

知内町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月15日

「選ばれる学校づくり」に向けて

聞いた人
西山和夫 議員
答えた人
教育長 本間茂裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 西山和夫

次に2問目、質問をさせていただきます。『「選ばれる学校づくり」に向けて』質問をさせていただきます。「選ばれる学校づくり」に向けて、故松本教育長、前田中教育長と幾度となく議論を重ねてきましたが、道なかばであります。「改革を為す」ことは強い意志と将来の姿、夢が必要と思います。そこで、教育長の目指したい「学校づくり」はあると思われるが、次の点についてどのような考えがあるのか、お尋ねを致します。(1)土曜授業の復活について、(2)幼小中高一貫教育による英語力の強化について、(3)教職員の研修強化についてお尋ね致します。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

ご質問に対して、お答えを申し上げます。教育は、まちづくりの基本とよく言われておりおります。子どもたちが自分の可能性を信じ、自ら人生を切り開いていく力が身につくよう、これからも努めてまいります。土曜授業について、申し上げます。段階的に土曜休業が導入をされまして、平成14年度から完全学校5日制が実施をされております。また、平成25年度におきましては、法令改正によりまして、教育委員会等が認めれば、土曜授業を行っても良いということになってございます。本町の現状につきましては、各学校において、5日制のもと、年間の授業、あるいは、特別活動等が計画どおり実施できております。また、土曜日につきましては、極めて加入率の高いスポーツ少年団活動が充実をし、定着をしております。以上のことから現時点におきまして、土曜授業を行う必要はないと考えております。2点目、幼小中高一貫教育による英語教育につきまして、申し上げます。小学校におきましては、引き続き文科省の指定を受けまして、小学校3年生から週1時間の外国語活動を継続しております。まずは、英語の音声や表現に慣れ、「聞く」「話す」を大切にして、指導してございます。中学校では、小学校でのそうした学習歴を生かし、英会話活動につなげるよう、接続に配慮しております。また、次年度におきましては、高校教員が中学生のTT授業に加わり、中高の英語学習の接続を図ってまいります。また、次年度に向けまして、小中学生への英語検定受検の助成を具体の検討を今しております。最終段階であります高等学校では、次年度の入学生から全員英検受験を目指し、海外研修旅行、あるいは、留学事業が終了した際の報告会は、オールイングリッシュで行うこととしております。そのような形で、関係団体とも連携をしながら、一貫した英語教育を推進してまいります。更にALTの各校巡回指導、または、北海道教育大学との連携によります、外国人留学生との交流を通じて、生の英語に触れる機会を拡充してまります。3点目の教職員の研修について、申し上げます。本年度の教育行政執行方針で申し上げましたとおり、各学校では、学校課題に対応した研修体制を整え、それぞれ「授業改善」あるいは、「アクティブラーニング」等、研究主題を設定し、年間を通じて実践、校内研修を進めているところであります。また、本町では、小中学校と高等学校に、教職経験が極めて豊かな校内研修コーディネーターを2名配置してございます。若手教員を中心にそれぞれ学習指導、生徒指導、教育相談、あるいは、学級経営等にきめ細やかな個別指導を行うほか、校内研修では、自ら講師を務め、コンプライアンスにわたり、多岐な全体的な指導啓発を行っています。今後もあわせて、町教委主催の学びセミナーを充実させるなど、教職員の資質向上に努めてまいります。以上でございます。

議員の質問 6番 西山和夫

確かに土曜日、少年団活動が活発であります。ただ、そういう少年団活動を通して、様々な経験を積み、自らを高めている子どもたちがいる、確かにそういう現状はあります。ただ、一方で、本当に土曜日を有意義に過ごせているのかという、隠れた子どもたちもおります。そういう方々を含めて、どう土曜日を活用して、心技体、様々な活動の中で鍛え上げていくか、それが土曜日の一つの理念でもあるような気が致します。それで、土曜授業できないのかという、教育長へのお尋ねなんですけれども、今回、2020年ですか、中学校の英語が変わります。それで、週1こま45分の外国語活動が3年生、4年生で実施、そして、5、6年生は外国語活動が週2こまの90分で英語に変わる、教科化されるということであります。それによって、3年から6年生が週1こまの授業分増えるんだというお話で、それをどう解決していこうかということで、短期学習、または、土曜授業、そして、もう1つ、60分授業ですか、その3つの中で、どう取り組んでいくかというのは、それぞれの自治体の教育委員会に任せられているんだろうと思います。これから、60分授業をしていくのか、短期学習をしていくのか、それとも、土曜の活動を視野に検討していくのか、それらもあるわけですよね、将来的には。確かに今、特区として3年生から英会話活動やっております。その中で、確かに先ほどの答弁では、年間の授業料を計画どおり実施していっているというお話でありました。じゃあ、これからそれを含めて、考えたときに、授業の時間割が果たして窮屈にならないのかという問題もありますし、当然、先生方への負担も大きくなるだろうと思っています。そういうことを考えたときに、土曜授業、確かに土曜授業に限らず、3つの形体あります。土曜授業と土曜の課外授業、そして、土曜学習、3つの形体の中で、じゃあ、どれを取ってやるかとか、せめて、次に向けた考えがあるのであれば、その時間をやはりぎゅうぎゅう詰めにしないで、ある程度、緩和して、子どもたちに教育をする場を設けるためには、そしたらどうしたらいいのか、先ほどの土曜授業、そして、土曜の校外学習、これは学校が主体として、授業は教育ですから、課外授業に関しては希望者、そして、3つ目の土曜学習、これは教育委員会が主体としてできるわけですよね、そうした教育委員会が主体した土曜学習をもし、取り入れるとすれば、その中で、いろいろな検討ができるだろうと思います。そういう考えもございませんか。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

今回のご質問が土曜授業ということでしたので、授業について、まず、お答えを致しました。前段のお話の中で、土曜日をどう過ごすかというお話がございました。平成4年から土曜日休業が日本社会で始まりまして、平成7年に4週6休が始まり、そして、平成14年に完全学校5日制と、そうした段階を経てきたときに、先ほど議員ご発言の土曜日をどうやって過ごさせるんだという議論も国内で大変、多くなされたわけでございます。まず、大切なことは、学校が5日制になったときの趣旨をやはりもう一度、確認する必要がある。学校、家庭、そして、地域の役割を明らかにして、子どもたちに有意な過ごし方をさせていこう、このことがまず、非常に私は大事だと思っております。先ほどの英語の授業のことでございますが、ご指摘のとおり、2020年、平成でいいますと、32年、オリンピックイヤーですが、新しい学習指導要領が小学校で全面実施となります。この学習指導要領は、今、国が改訂作業を最後詰めておりますけれども、大きな変更点が何点がございます。その中で、ご指摘の小学校高学年の外国語活動が教科に変わると。それも授業時数が今よりも多く配当される見通しでございます。そういうことを踏まえまして、平成32年度以降の教育課程の編成、あるいは、1週間の授業をどう割り振るかというところで、大きな課題を抱えることになります。来年度は、周知徹底の1年と聞いております。2年間の試行を経て、全面実施になっていくと思います。ご指摘の点につきましては、十分検討をして、土曜授業も当然、選択肢の1つとして、関係機関、学校、学校運営協議会、町内PTA団体とも連携を図りながら、検討を進めてまいりたいと思います。

議員の質問 6番 西山和夫

いろいろ検討をしていただくということでありますけれども、ただ、今、子どもたちの立場から質問をさせていただいております。ただ、それを研修、先生方の研修にぶつけた場合でも、その土曜学習であれば、いろいろな角度から講師を招集して、また、土曜日という環境がありますので、先生方も来やすい、講師の方々も来やすい環境になるんだろうなという思いがあります。そうした方々をどう生かしながら、土曜学習、子どもたちのための学習ができるかという、そこにぶつけていけば、いろいろな芽が出てくるのかなという思いがあります。そういうトータルで考えたときに、先生への向上心も一緒に鍛え上げられるでしょうし、まして、アクティブラーニングですか、これからいろいろな主体的、能動的な活動を求められる時代ということで、そのアクティブラーニングの導入に踏み切るわけでありますけれども、それを実施するのも2020年からでありますから、それまでの研修の過程の中では、先生方の不安というのは、本当に大きいだろうなという思いがあります。そうしたものも含めて、土曜学習で教育委員会が主体となって、先生のそういう研修の場を作るだとか、また、子どもたちの授業を作るだとか、いろいろな活動もあるわけですから、そういう活動を推進するための土曜学習にもちょっと目を向けて、土曜授業になれば、先生方のまた捉え方、どうしても授業になればお金の問題も発生しますし、いろいろな問題も出てきますので、そういうことも含みながら、予算的な処置もされている土曜学習を取り入れていただければ、先生の研修にも役立つだろうし、子どもたちの知徳体の鍛え上げる、そうした場にも活用できるのかなと思っていますので、是非、土曜学習に向けて、もう一度、検討していただきたいと思います。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

ご指摘のとおり、例えば既に先行実施をしている市町村の状況をみますと、土曜日に体験的な学習を取り入れて、地域の方をそこでおいでいただいて、講師を務めていただくだとか、いろいろな形体が今、出ております。今、お話のありました土曜学習も含めて、検討してまいりたいと思います。

議員の質問 6番 西山和夫

今、教育長言われるように、活動の内容的には、資格習得だとか、スポーツ活動、効果的なトレーニング方法だとか、いろいろ事例があります。その中で、どうプログラム内容を独自に作り上げてやっていくかというのは、やっぱり教育委員会が主体となって進めていってほしい問題でありますので、是非、取り組んでいただきたいと思います。次に英語教育について、お尋ねを致します。英語教育については、いろいろ議論してきたところなんですけれども、いろいろ前教育長ともデメリット、メリットの違い、いろいろあるみたいで、デメリットというのは、そしたら何があるのかということで、いろいろ議論した結果、頭が混乱するとだとか、日本語の文章と英語の単語が混同するだとか、いろいろデメリット言われてきております。ただ、いろいろ情報を見て、自分なりにかみ砕いてみれば、最終的にそれらは解消していくんだろうな思いがしております。どう英語を育てていくかということで、先ほど小学校3年まで遡って英語活動をするという国の方針ですが、もう我々の時代から英語教育されているわけですよね。私も卒業してもう40年以上になります。教育長もその時代になるのかなという思いはしますけれども、じゃあ、今、そういう英語教育が加速して、今の子どもたちを見たときに、じゃあ、高校生で英語ペラペラだよという状況がどの程度あるのか、じゃあ、その確率はどのくらいなのかという、いろいろな疑問というのが出てくるんですよね、この教育の課程で。確かにいろいろゆとり教育から脱却して、まして、今、いろいろな意味で、各教科指導に力を入れる、そういう段階でありますけれども、英語教育に関しては、どんな策をやってもなかなか地方の子どもたちのレベルというのは、我々見る限り、そんなにそんなに上がってこないなという気がしております。ですから、それをレベルアップさせるために、どういう教育があるのかということで、幼小中高一貫教育の中で、まず、耳から聞いて、最終的には、高校には先ほど町長の答弁にもありましたけれども、英語で会話するだとか、ある意味、公用語として、高校の中で使えるだとか、それを海外研修だとかに最終的に役立てて、いろいろな海外の文化等を仕入れてくるという最終段階に持っていくというのが自分のベストなわけです。そういう意味で、まず、聞く、このことが一番、我々もオギャーと生まれて、日本語を聞いて育っているわけですよね。文法から入っているわけではないですよね。そういう意味では、やはり聞くから入って、幼から聞くということを目指して、中・小、小もある意味、土と同じように耕すという感覚の中では、まず、基礎段階ですから、土作りをまず、始めて、中学校に行って、それに種を植えて、花を咲かせて、最終的に高校で実のなる木にしていただくという、1つの理想もありますので、そこに根ざすために、じゃあ、どういう英語教育、独自の英語教育をしていくかということで、それぞれ他の市町村では、活動を行っているわけですよね。札幌の事例ですけれども、保育所、認定外ではありますけれども、100万円だそうです。年間の授業料。100万円で小学校に入学するまでには、英会話ペラペラになるという、それは保証しますという記事もあります。いろいろな角度から、そうした今、そういう国際社会の中で、やっぱり英語力というのが求められている時代でありますので、それを1つに基本をマスターすれば、英語という1つの自信、道具を自分の中で体得すれば、次の中国語でもロシア語でも踏み出していけるんだろうなという自信が生まれるんだろうなという思いがあります。今、せっかく教育課程の中で英語やっているわけですから、是非、英語を体得するための方策として、今のままの教育指導の中でやっていっていいのかという、1つの疑念が出ます。まず、その点について、教育長からお尋ねします。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

私も学生時代に英語を勉強したときは、今と違いまして、ほとんど読む、書くの世界の英語学習でしたので、英語を聞く、また、その聞いた英語を理解する、それを言葉に代えて相手に伝えるなんてことは、とっても苦手で大変な思いをしたことがございます。コミュニケーションの今、議員がおっしゃった中で、すごく私、同じだなと思ったことが、やっぱりコミュニケーションを自分から取るという姿勢を英語学習の中で育てていくという観点も極めて大事ではないかというふうに思っているわけでございます。さて、英語力をどうやって付けていくんだと、英語教育を町としてどうしていくんだという、大変、大きなくくりの質問でございますけれども、今回、まず、知内で小学校に上がり、そして、高校を出るときに、英語教育の成果がどうなんだというところで、高等学校と協議を致しまして、来年度の入学生からは、1つは英語力の指標である英検を全員受けさせましょうと、それをまず、1つの目標にしましょうと。3月の定例会で皆様にご承認をいただいた、学校教育の中期推進計画の中で、英語教育に関わっての評価指標の中に中学生、高校生は、英検3級を受験する割合をどっちも30%しましょうと。ということは、そこまで到達していないレベルでしたので、きっとそういう目標指標が出てきたんだと思うんです。とにかく知内高校に入ったら、英検は全員受験だと。文科省が言っております、英検が高等学校卒業時には、準2級か2級程度という1つのくくりがございます。これはまず、努力目標にして、全員受験をさせるということをゴールラインに設定したいというふうに考えております。それから、ちょっと英語とは話はそれますけれども、やっぱり高等学校、中学校、小学校の先生のこの連携というのは、すごく大事なんです。例えば、今、ちょっと手掛けていることは、数学の先生たちにお願いをして、この間の全国学力テストの中で、本町の子どもたちが図形という領域が点が取れていませんでした。調べたら、高等学校も同じでした。高校の先生と中学校の先生と小学校の先生で、じゃあ、うちの町の子どもたちに図形の問題を解かせる力をどうやったらいいんだろうかという話合いを今、させていただいています。そういう縦のやはり連携を現場レベルの連携をもう少ししっかり積み上げていきたいというふうに思っております。そういう形で何とか実のある英語教育をというふうに思っております。冒頭の話に戻りますけれども、コミュニケーションを自分からしっかり積極的に取っていくという資質を育てるという点では、英語教育は非常に大切だと思っております。今、自分が持っている、語学力で、たとえそれがつたない語学力であったとしても、そのつたない語学力を持って、相手とコミュニケーションを図っていく、このことが非常に私は大事だと持っておりますので、今後もそういう形で進めさせていただきたいと思います。

議員の質問 6番 西山和夫

ある意味、方向性は同じなのかなと自分も思います。習うから慣れて、今、言われるように、試す段階までどう持っていくのか、ただ、8番議員、前に検定料の無料の話出ました。今、これが実行されるんだろうと思いますけれども、ただ、今、中学校の3級、英検3級のレベルが全国で44位だとか、高校では中学レベルの英語力しかないんだという報道があちこちで出ています。そうしたときに、自分たちの学校はそしたらどうなのかという、確かにそれよりも基本的にさっき言われるように、30%以上いっててくれよなという思いはあるんですけれども、まだまだ低い状況には変わりないのかなと思っています。今、文科省の推奨の中で、先ほどの土曜学習と関連するんですけれども、土曜学習の中で、塾の先生方を講師として招いて、アクティブラーニングだとか、いろいろなやり方のそういうたけた人が、学校で子どもたちの前で授業をさせる、それを先生方が研修目的で見て、自分の身にするという、そうした動きを推進するというお話もありますし、いろいろな角度から、レベルを上げていくための方策というのは、しているわけですよね。なかなか自分の言い方が伝わらないのかどうかわかりませんけれども、教育長はあくまでも国から出た教育方針のもとに、今、積み重ねようという動きであります。自分はそれを壊して、独自に幼から高までのせっかく高校あるわけですから、町立高校あるわけですから、そういう動きをすることによって、町外からそれを習いたい、是非、知内の幼から高の一貫教育の中で、いろいろな道具としての英語なり、また、いろいろな教材のレベルアップをしていきたいという、そういう思いにつながれば、更に選ばれる学校づくりになっていくんだろうなという自分なりの思いもありますし、もう一度、教育長にお尋ねしたいのは、従来の国の指針に沿って行う教育プラスアルファで知内町の独自の英語教育、または、全教科で該当するものがあれば、それなりの一貫教育をしていくという方向性、もう一度、検討するという腹はないんですか。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

公教育ですので、国が出した指針だとか、北海道が出した指針、それを無視してやるわけにはいきません。ですが、議員がおっしゃるとおり、教育はやはり児童、生徒の実態が非常に大事でありますので、本町の児童生徒の実態をしっかり踏まえて、そして、本町らしい教育をやっていきたいなという思いはございます。理想を忘れず、現実を離れず、進めてまいりたいと思います。

議員の質問 6番 西山和夫

いずれにせよ、先生方を頼るしかないわけであります。教育というのは。そして、我々、こうして議会議員をやらせていただいて、こうして議論させてもらっています。こういう教育に携わる者たちが連携をすれば、いろいろな角度から更に高みを目指せる教育ができるだろうと思っていますので、是非、英語だけではなく、いろいろな教科の中で、知内の目指す、選ばれる学校づくりに向けて推進していっていただければありがたいだろうし、最終的にはそれがまちづくりにつながるものだと確信をしておりますので、是非、そういう活動を通して、知内町の更なる発展に寄与していただきたいなと思います。以上で質問を終わります。

出典:知内町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月15日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる