厚沢部町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日
鶉ダムの活用と管理運営について
- 聞いた人
- 中山俊勝 議員
- 答えた人
- 町長、副町長、農林商工課主幹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 中山
それでは、2点目について質問したいと思います。鶉ダムの活用と管理運営についてでございます。鶉ダムの管理運営と活用について、お聞きしたいと思います。1点目危機管理体制はどのようになっていますか。2点目満水時の大雨対応・対策はどのようになっておりますか。3点目漏水はどの程度あるのか想定していますか。4点目非常時の住民周知体制をどのように考えておりますか。5点目訓練等を考えていますか。6点目ダムの利用が進展していませんが、現況の考えをお聞きしたいと思います。
町の答え 町長
中山議員の、この鶉ダムの管理運営と活用についての質問であります。鶉ダムは平成14年に共用開始されておりまして、その際、町においては鶉ダム管理条例を制定、北海道開発局は鶉ダム管理規程を定めております。管理は、町が厚沢部土地改良区に委託しまして、貯水位データ及び遠隔カメラによる常時監視、機器の定期点検などの管理を行い、現在に至っているところであります。ご質問の1点目のこの危機管理体制についてでございますけれども、管理規程の中で洪水警戒時の要員確保や機械等の点検、震度4以上の地震発生時は臨時点検と関係機関への通報などが定められておりまして、町と厚沢部土地改良区の両者で対応しておるところでございます。2点目の洪水時の大雨対応・対策についてでありますが、大雨警報等の発令が予測される場合は、1点目の回答同様、要員確保と関係機関への通報に加え、必要に応じて河川の状況確認を実施しております。3点目のこの漏水の程度についてでありますが、鶉ダムの構造上、自然浸透水がありまして、それを常時監視するため漏水量計が設置されております。現在は9系統で浸透水量を計測しながら、そのデータを北海道及び北海道開発局へ報告しております。また、本年3月に有識者や専門家を構成員とした農業用ダム安全性評価委員会の調査報告書がまとまり、鶉ダムについては、全体浸透水量が概ね管理基準値以内で挙動し安定している。との評価を受けています。次に、4点目の非常時の住民周知体制については、管理規程第15条に放流の際の一般に周知させるための措置が規定されておりまして、区間はダム地点から厚沢部川合流までの鶉川の区間を対象として、必要に応じ、サイレン及び警報車の拡声器にて必要な時期に行うこととされています。5点目の訓練等については、管理者側の気象警報発生時等の対応は、委託先である厚沢部土地改良区がノウハウを蓄積しておりまして、改めての訓練は必要ないと認識しています。なお、住民避難訓練等は未実施でありますが、今後は評価委員会で安全性は十分に確認されていると、また、サイレンなど管理体制に関することについては、町内会を通じお知らせする機会を設けたいとこのようにも考えたいと思っております。最後に6点目のダム利用進展の現況の考えについてでありますが、平成24年度の畑地かんがいモデルほ場設置事業を最後に、新たな幹線の整備は実施していないのが現状であります。現時点より需要が増加する見込みが不透明なことと、それに伴う設置コスト及び受益者負担増加を考えた場合、更なる整備は難しいという風な考えをしております。以上であります。
議員の質問 中山
答弁書を見ますと、もう17年経過しているということでございます。この対応年数と言うのは、今のうちのダムの場合設定されているのですか。
町の答え 副町長
確か100年と言う風に聞いております。それにあわせてダムに溜まる流木とかを管理すると言う事になっております。
議員の質問 中山
副町長。これは、我々もダムについては大変苦労して完成したという記憶があります。そういう中で、確か造り方もコンクリートと言うのではなくて、アメリカの方でやっているダムをモデルにして、ロックフィルでしたか、と言うような方式でやったという記憶があります。そういう中で、今あの副町長の方から100年て言う事でございますので、まあ対応年数から行くと何も心配はないと。ただ、17年経った中で心配するのは、ここに、1点目の質問の危機管理対応マニュアルがあるのかと言うことを、津野君に聞いたらあると言う事なので、この危機管理体制のマニュアルと言うのはどのようなマニュアルになっているのか。例えばその危険な時の対応っていうのは、この後に出ている、例えば洪水のときに要員を確保、機械等の点検とあるのですが、要員と言うのは、だれを指して、役場職員それとも土地改良区の職員、何名くらい要員を確保と言う事になっているんですか。
町の答え 農林商工課主幹
まず、1点目の対応マニュアルに関しましては、先ほど町長からの答弁にもありましたとおり、鶉ダム管理規程と言うものが定められておりまして。その中でダムからの放流等の方法、ダム放流の際に取るべき措置、洪水における措置に関することなどが定められております。これが概略でございます。そして先ほどの要員、人間の話なんですけれども、気象警報などが発令された場合におきましては、町職員また土地改良区職員両者でダム本体へ駆けつけまして、関係機関等への通知を行いながら監視をしているような状況でございます。以上です。
議員の質問 中山
今何名というのは、答弁していなかったのですけれども、人数は何名くらいなんですか。
町の答え 農林商工課主幹
まあ、その時々により変わるんですけれども、基本的には最低限町職員1名、改良区職員1名がダムに駆けつけることとなっております。
議員の質問 中山
2名で対応すると言う事ですね。大変ちょっと心細いですね。ということはですね、ちょっとお聞きしたいのですけれども、現在までの中で、平成7年、8年。5年、6年、7年ですか、災害の大雨の時には、まだ、ダム完成しておりませんでした。その関係で、大変な災害が起きました。そのあとダムが出来てからは、ほとんどが洪水が起きていないと言う事で、このダムは大変防災の面では役に立っているなと思うんですけれども、現在までに我々が見ていて大変怖いなと思うのは、満水時の状態、これに大雨が降った時どうなるのかなと、これは、住民の心配からなんですけれども。そういう場合、どうするんですかと言う事で。その場合たぶん放水路から、バキから出すと思うんですけれども。そのようなのは、今までありましたか。
町の答え 農林商工課主幹
まず先ほどの質問の、人員が足りないのではないかと言うご指摘についてですが、あくまでそれは気象警報発生時に、最初に駆けつける人数と言う事でございまして、状況を見まして防災の観点からも同じなんですけれども、その人数を多くしていくとかの検討をしていくことになります。また、満水時の時の話についてですが、まず、結論から申し上げますと現在まで放流したという実績はございません。すいません、私が認識してないだけで実績はあるそうです。それでダムの常時監視としましては、やはり常時放水を行うのではなくて、越流と言いまして普段はあふれる様な状況で、水が少しずつ下流に流れていくような状態です。
町の答え 町長
ご案内のとおり、ダムと言うのはそれぞれ管理体制がきちんと、免許持ちの方々で作っております。特にそのダムの管理につきましては、今現在、町職員では2名の職員が国の講習、試験を受けながら、権限を持って担当を扱っていますし、土地改良区も同様に免許持ちがおりまして管理をしているものであります。ですから、人数どうのこうのではなく、資格を持った者が管理を行うと言う事です。また、洪水等の経緯があるかということでありますが、過去に大雨の状況はありました。その時に、あのダムは、堤体に向かって下から見ますと、左側に洪水吐というものが付いております。洪水吐と言うものは、ある程度の量まで水が溜まりますと、自動的にそこから吐き出すという、こういう装備になっております。従ってその量が常時溢れ出るものですから、堤体の上を乗り越えると言うようなことは、あり得ない話です。まあそのような経過の中で、国の方では既に何度も調査をしております。そういう中で最後が21年の機能診断というものが、開発建設部でされております。そういう中でもきちんと安全性が確保されているということでありますので、今、中山議員が言うような心配はまずないだろうと私どもも考えております。
議員の質問 中山
心配ないということなので、大変結構なことだと思います。多目的にしたいとの町長の意見もあったのですけれども、多目的にしなくても現在使われているのは、灌がい配水用の水だけですので、常時満水と言う必要はありますか。これは、規程の中に満水にしなければならないというものがあるんですか。
町の答え 町長
あのダムは、満水期は4月、5月しかありません。あとは年間をとおして、相対水量を1年間でプールしていますから、4月、5月の2ヶ月、田んぼに使う時期だけが一番満水期のラインまで溜まる、それ以降は1年間の利用水量を年間に分けていますから、他の時期は底の方であります。先程副町長の方から話をしましたが、毎年、堤体の一番深いところに上流から流れる泥が溜まります。その泥吐けをさせるものでああります。ですから、必ず8割、9割の水が出される言う時期が必ずある訳であります。それで、農家が水を使う時期を外れますと、ほとんど底が見えていると、こういうものですから、年がら年中水があって洪水の恐れがあると言うものではありません。田んぼに水を入れる2か月の時期だけが満タンになっていると言う事です。それが、不要のときは排出し放しになりますので、底が見える状況になるということであります。ただ、あの水について水利権は、国が道の権利を取って設定されてありますから、それを先ほど議員が言ったように、この水を上手く活用できないかと言うことで、出来ればその活用について、東芝が積極的に調査をしました。調査をし非常に電力を多く確保することが出来るダムであると。このように設定されましたけれども、問題は、北電の電線が細く大量の電気を受入出来ないと言う事であります。ですから、今色々と八雲、上ノ国の風力発電等が進めている状況ですけれども、やがて、函館から札幌までの幹線を予備幹線と言うものを作って、津軽海峡を新幹線と一緒に潜ってくる幹線とドッキングさせて分散させる方法を作ると、これが今の電源開発の考え方のようでありあます。それが動き出しますと、我々の分も動けると、こういう風になるだろうと思います。今、東京での檜山振興協会が陳情する際に、初日に電源開発との説明会が開かれると言うことになっています。その段階でだいぶ詳しい内容が示されることになると思います。
議員の質問 中山
町長も知っていると思いますが、このダムが出来るときだいぶこのダムの漏水量が多いと、でセメント注入をやったら、今の遠成寺のところに、濁りが出てきたと言う話もあり、住民の中で特に木間内の人など、漏水して決壊したらどんなことになるだろうって、住民の中でも心配があるようですので、その辺については、漏水については、概ね良好なんですよね。概ねと言う意味は、何を指して概ねなのか、その辺は私どもも心配なのでもう少し具体的に、概ねの量を教えて下さい。
町の答え 農林商工課主幹
只今の、ご質問はダムからの漏水量、それについて安定しているかどうかということで、質問のなかで、昔は漏水量が多かったそういうような旨のご質問がありましたが、それにつきましても実は安全評価委員会でも把握はされておりまして、年々減少して今は安定値になっていると調査されております。またここで記載しております、概ねと言う表記なんですが、概ねが悪いという意味ではなくて、観測時に大雨などが降って量の増減などがあると、評価としては概ねを付けざるを得ないと言う評価の上での概ねと解釈していただければと思います。
議員の質問 中山
それと今、この答弁書を見ますと、9系統と言う漏水の起点がありますけれども、これは、ダムの中なのか、それとも河川の状態での漏水の調査なのか、その9起点というのはどこなのか説明して下さい。
町の答え 農林商工課主幹
漏水量計における、計測についててございますが、ダムの堤体でおこなっております。以上です。
町の答え 農林商工課主幹
漏水量計につきましては、現在18個設置されております。
議員の質問 中山
この答弁書は9系統ですよね、では測るところが2倍あると言う事ですか。そういう風に解釈して良いのか。住民が心配するのは、昔出来た時のイメージというものがあって、特にあそこで働いていた方々は、軽石みたいな地層と言う話で大変心配していた訳ですので、それで例えばサイレンを鳴らすと、危険な状態の中で。でも我々は1回も聞いたことが無い。私のすぐ横にもあります。でも、1回も鳴らしたことが無いでしょうし、果たして鳴るのかなと、ただ管理はきちんとしています。高齢者事業団が周りの草刈をしたりしています。ただ、そこに来て点検をしているのは見たことが無い。そういう試験とは今までやったことがあるのですか。
町の答え 農林商工課主幹
ダム関係、サイレンにつきましては、現在13か所設置されていまして、ダムのところから、中山議員がおっしゃる鶉の方まで設置されております。そして、その点検と言う事でございますが、点検は実は定期に行っておりまして、サイレンを鳴らす方法ではなくて、電気的にきちんと通電などをおこなって、機器としてきちんと機能しているかと言うそういったかたちで検査はされております。
議員の質問 中山
時間がないのですが、心配なのは、いざと言うときにサイレンが鳴らなかったら、また、鳴っても何のサイレンか住民は、判らないですよね。何のサイレンか、火事かと言う風になってしまうので、その辺を住民にきちんと、サイレンの装置はこういうことになった時に鳴るんだよとか、全く鶉の住民でも判るかな、たぶん何のサイレンか判って無いと思う。一度鶉の頭首工が雷が鳴った時に誤作動して上がったことがある。自動であがってしまった。その時ちょうど鮎釣りがいて、逃げて見てみたら理由が全く分からないですよね。自動で上がってしまったのだから。だから、このような危険がある時に、こういう時に釣り人とか、川にいる方たちに連絡のしようが無い、1人や2人の体制であれば。これから木間内から鶉の住民の方たちに、こういう時にはサイレンが鳴るよとか、こういう危険な時はこうだよとか、きちんと周知すべきだと思うんですけども。それについては、今後やりますか。
町の答え 農林商工課主幹
ただ今、中山議員からご質問ありましたとおり、やはりサイレンにつきましては、鳴らすことが目的ではなく、住民の方が危険などを察知して頂く、そういうものでありますので、やはりそれがどのようなものかを伝えることは、非常に重要なことだと考えております。それで、今後の対応につきましては、町長の答弁にもございましたとおり、鶉ダムの安全性。それがどうやって確認されたか。また、非常時についてはサイレンなどが鳴ると言う事を、お伝えする機会を設けて行きたいと考えております。
議員の質問 中山
大変、洪水におけるダムの役割と言うのは、良い体制にありますので、きちんと管理した中で鶉ダムの管理をしていただきたいなと。最後におねがいしますけれども、先ほど町長が説明した鶉ダムの水力発電、これが取り掛かれれば良いなと思うんですけれども、その辺については、町長の努力で是非水力発電を進めて頂きたいと言う風に思います。お願いして一般質問を終わりたいと思います。