みんなの議会

厚沢部町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日

企業誘致について

聞いた人
中山俊勝 議員
答えた人
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 中山

議長の許可を頂きましたので、一般質問をしたいと思います。1点目でございますけれども、企業誘致について町長のお考えをお聞きしたいと思います。人口減少対策と町の発展を考える時、欠く事が出来ないのはこの施策と考えますが、町長は何か良い企業誘致を考えておりますか。

町の答え 町長

中山議員から、企業誘致と言うことの質問であります。かつて、高度経済成長時代には安い労働力を求めて、主として工場が地方に参ったと。こういう風な経過がございましたけれども、しかし、グローバル化の進展や産業構造の変化というなかで、バブルの崩壊などで、企業が国内から海外の方へと軸足を伸ばしたということでありまして、地方の助成金や税制で優遇されていたものの、工場の衰退と言いましょうか、相次いで町の方での減少が現れたということだと思います。過疎化と若者の流出に一層拍車がかかったといわれております。このような企業誘致については、雇用拡大や経済波及効果など、地域経済への即効力があるとこういう認識しているところでございます。これまで様々な企業等の情報交換、あるいは意見交換を図っておりますけれども、企業から提供される様々な情報は企業誘致を進めるうえでも、大変重要なものであると考えております。現時点で企業誘致については、明確にどの企業、この企業と申し上げるところではございません。本町の地方創生の総合戦略では、安定した雇用と産業を創出することを基本目標を持っておりまして、農林業はもとより、仕事の創出や所得向上のための各施策を掲げております。人口減少の克服と地域経済の好循環の実現をめざして、本町の気候風土や賦存する資源など、地域特性を最大限に活用するとともに、規模や財源、整備手法等を整理、検討しながら、今後とも企業誘致に結びつくための施策を講じていきたいとこのように考えているところでございます。

議員の質問 中山

この答弁書を見て大変がっかりしたのですけれども、何かしら町長は先ほどの町政執行方針、また、選挙公約の中ではこの企業の誘致ということを掲げております。そういう中で何かしら1点くらいは出てくるのかなと思っていたのですけれども、今の答弁では努力するということだけで、町長がこの答弁を書いたのかなと大変残念に思うのですけども。町長は4期目ということで、過去に色々な企業誘致を心がけてきたところでありますけれども、例えば、今この後に質問しますけれども、鶉ダムを利用した水力発電。これも、どうなったのかなと思っておりますので、それについても、今日は傍聴者もたくさん来ていますので、説明していただきたいなと思います。また、天然ガスの活用と言うようなことも、公約ではないけれどもこれは大きな仕事になるねということ。それにまた、農産物の規格外の活用と、これについては、過去にですね、私が花卉蔬菜の会長をやっていたときに、おでん用の大根を供給したのですけれども、折り合いがつかず途中でとん挫した経過があります。この辺についても町長は、規格外を利用した中で、何かやりたいなと言うことを話しておりますけれども、この辺についても今後どう考えるのか、まずこの辺についての3点について説明して頂きたいと思います。

町の答え 町長

企業誘致と言うものは正直言って、厚沢部町には、数多い企業の相談を受けております。今、中山議員が言われるように、もろもろ、たとえば農産物の廃棄のもの、あるいは天然ガス、あるいは水力発電。こういうものの企業は、たくさんの企業の中から相談を受けています。ただこれには、ご案内のとおり、企業というものは、ただ来るだけではなくて、必ずその後ろには条件が付いてきます。どんな企業がきても、後ろには、いくらの土地を用意してくれ、いくらのお金を用意してくれ、必ず企業と言うものはそう言う地域の支援を求めてまいります。ただ来て、自分たちがやりますなんて企業は一切ありません。こういうことをやりたいので、これには6ヘクタールの土地を用意して下さい。お金は40億円くらい用意して下さいと、こういうのが企業の本質であります。まあ、ですから我々はそれが将来の厚沢部町に行く末ずうっと効果が発揮できるものであれば、これは、色々考えなければなりません。ただ一時的に入ってくる企業に町民の大事な税金を使う訳にはいきません。まあ、そのような条件が諸々付いてくるので、その千差万別のなかでの交渉をしているわけであります。今、現時点でも4企業ぐらい交渉の最中であります。まあ、ただ企業誘致と言うのは、はっきり決定してから出さなければ、職員へも住民へも公表することは出来ません。先行しますと必ず地上げ屋等色々な者が入って、その企業誘致そのものがおかしくなる。こういうものであります。ですから、厳密に抑えながら、そして最後の約束といいましょうか、そういう決定事項が決まってはじめて、ここにはこう言う事業が来る、ここには、こういう事業が入ってくるという風な報道が出される訳であります。まあですから、我々は色々な企業との誘致折衝はしておりますけれども、全く厚沢部にはその匂いも、香りも無いと言うものではなくて、どんどん実は入っております。入っておりますけれども、こちらの条件に合うものを、我々は選別しているということであります。

議員の質問 中山

それでは、今後重要になって来るのではないかなと言う観点で伺います。まず、1点目ですけれども、鶉中・館中統合しました。1年以上経過しております。館中は昨年度ある程度利用したという経緯があるのですけれども、鶉中につきましては何もないということで、空き家になっている状況で、この利用を、町長はどの様に考えているのかお聞きしたいと思います。

町の答え 町長

廃校された校舎の活用と言うものは、非常に面倒です。利用する方々も面倒。こう言うことで実は、企業の方からもありましたけれども、鶉中学校の場合は、グラウンドを使って太陽光発電の会社が入って来たい等いうようなことが、我々にも協議がありました。確かにあのグラウンドは、使おうと思えば全く造作もしないで、ただ太陽光のパネルだけ置けば済むという、非常に利便性のあるグラウンドですから、まあそのようなことで来てますけれども、じゃあそれに伴って校舎は何に使うかということになると、会社の方も一手引きます。あの校舎を何に使うかとなると、事務所に出来るわけでもない、そういう風にセットで考えるとなると、これからもそのようにはならない。校舎は校舎、グラウンドはグラウンド。こういう風な中での分離した企業での配置を考えざるを得ないと思っております。ただ、今館中についてお話有りましたように、農業、農産物カボチャの長期保存の研究を農林省がやっています。今1次試験は終わりました。そういう中で、あの校舎は、厚沢部の農業のための試験研究ですでに使われております。まあ、これからも是非農林省、国の方がこれからも使っていただければ、大変有り難いと思っていますし、いずれにしても国がやらなくても、町・農協が将来の農家の延命策として、私はこの研究はこれからもやっていく必要があると、この様に考えています。いずれにしても、そう言う遊休施設については、いつまでも遊休させるつもりは毛頭ありませんし、それに沿った企業があれば、いか様にでも対応しながら進めて参りたい。このように思っております。

議員の質問 中山

いや、大変校舎の活用というのは難しいのかなと見ています。そういう中でもやはり、空き家にしておくとだんだん寂れてきますので、早いうちに利活用を考えて欲しいなと、やはり統合してから鶉町も館町も大変寂しい感じを受けておりますので、そういう点では、地域を考えたときには活用というものを早めに考えるべきでないかなと言う風に思います。細かい話になるんですけれども、上里の移住体験住宅。これについては、我々の認識ではまだまだ、住宅が増えた中で、企業が入ってきた中であそこを活性化させるという事で、当初取り組んできたところですけれども、その後この件についてはどうなっているのか説明して頂きと、我々は、企業が入って来るのではないのかと、考えていたわけですけれど、現在に至ってもそのままと、ちょっと暮らしに利用されているということでありますので、それについての今後について説明して頂きたいという風に思います。

町の答え 町長

まず、その前段の校舎の活用というのは、ご案内のように、今町内には、美和・清和、木間内、富里、清水等既に閉校した学校は使われております。ただ、残っているのは、最近閉校した館中・鶉中だけの話であります。それぞれ、美和についても、ある会社の従業員の住宅として全部使われてますし、木間内は木間内で地域の方の加工場で使われています、まあ色々とたくさんある校舎の中でも、そのように活用されております。まあ、最近の館・鶉については今後どのような使い方になるのかは、おそらくこれからこういう風に使いたいと言うような、会社なり個人なりから意向が出てくるという段階で、検討して使えるものは使わせてあげたいと、こういう風に思っております。なお、また2点目の上里の住宅の関係であります。上里の住宅については、ご案内のとおり、東京の福祉系会社があそこに老人の施設をつくるというような計画の下で、それに付随して厚沢部町の施設をセットすると、こういうことで進めたものであります。ただ、残念ながら東京の会社の方が、一時待ってくれという風な相談がございまして、ここ1~2年後ろに延びているという格好であります。何れにしてもその物が出来ますと、あの地域は、一段と福祉施設の重点地域になります。まあそういうことを考えますと、早い機会に民間のその様な東京の会社が来られたら、今心配されているような施設はフル回転になるとこういう風に思っております。

議員の質問 中山

今、期待しているんですけれども、まだ見通しが立っていないという町長のお話ですけれども、私はこの移住体験の中で、来る人が特色ある、びっくりするような体験住宅であれば、これはマスコミに取り上げてもらえるだろうし、色々と考えた時にですね町長、例えば温泉付きの体験住宅と。厚沢部町に来ると温泉付きの住宅が体験できるよと。まあ、隣にすぐに厚沢部の上里温泉ある訳ですので、どうもちょっとその辺は成り立たないのではと思うんですけれども、やはりその、温泉付きの住宅なんてのは老人の方にとっては、非常に私は面白いんではと、かねがね厚沢部町の水は良いし、温泉付きだというようなことでPRすれば、やはりこれは面白いんではないかと思うんですけども。町長は前にそのようなことも考えていたんではないかと思うんですけども。そういう変わったですね、取り組みと言いますか、マスコミをも巻き込めるようなことをやるべきでないかと思いますけれども、そういうアイディアはどうですか町長。

町の答え 町長

計画段階では、やはりせっかく温泉のそばに造ろうとしたわけですから、温泉を通してあげたいという気持ちはありました。ありましたけれども、活用の方法によっては、逆に邪魔になる場合もあるし、それと同時に、隣に温泉専門の旅館もあるわけで、そういうものの邪魔をしちゃいけないと、そのような考え方もありますので、民間の営業に差し支えるようなことはしない。そういう風な中で、今、移住住宅すなわち、ちょっと暮らし住宅と兼ねて今現在活用しておりますので、まあそう言う事の中で、これからも移住或いはちょっと暮らし並行して使って行きたいなと思っています。私は、住宅で温泉付きの住宅と言うのは、北海道では虎杖浜と言うところが非常にこの、分譲宅地に温泉を引いてやっているところがあります。20年程前私も見てきましたけれども、非常にこれは良いなと思ったら、今、行ったら見る影もありません。まあ、そんな状態のことになるんだなと思いながら。これからも、私どもはあそこのエリアはCCRCの拠点になりますから、地方創生の拠点としてこれからも有効な建物の活用になるという風に考えております。

議員の質問 中山

町長の口からそのようなことが出たので、大変期待したいと思います。今ですね、私もある方とサツマイモの栽培試験をやってます。この会社は町長も分かっているように、四国でありまして、その加工場は鹿児島であります。我々に何で来たのかなと言うと、北海道でもサツマイモの先進地と言う事で、べにはるかと言う品種ですけども、その品種を今、今年で3年目になりました。それで会社としては、町で会社を立ち上げなさいということなんですけども、まあ、何かに使うというか、これ干し芋に最適な品種でありまして、その他チップとか色々と大変有望な品種と言うことで、今、今年もやってますけども、今年は大変天気が良すぎて、なかなか思うように活着してませんけども、そこで町長どうですか、企業に来てもらうと言うのは、なかなか難しいのかなと、町でそれを何とか企業誘致に向けた中でやれないものかなと、この加工を、技術はちゃんと教えると言っている訳ですから。そのなかではどういうもんなんですかなと、思うんでうけども、町長の考えをお聞きしたいなと思います。

町の答え 町長

北海道で唯一、サツマイモの多品種のサツマイモの採れる町。これは、ご案内のとおり、べにあずまが先頭にして、今、厚沢部ではべにはるかと言う糖度の強い芋で、これの加工と言うのが非常に人気がある。四国の渋谷産業等でも今、けんぴと言う水飴のついた芋が、鹿児島の方での芋が手に入らなくなって来ている。こういう中で、北海道へわざわざ我々の町の圃場へ、会社の役員の方々が大勢来て、視察をしてると言う風な情勢になって来ている。非常にこれから、本州、九州の方に厚沢部のサツマイモを売り込んでやろうと、こういうような情勢で、加工は向こうがやると言うような取り組みになっております。そんな中、べにはるかと言う品種は厚沢部の中で非常に少ない作付であります。この少ない中での企業として動くというのは、弱い企業であります。やはり、物がたくさんあって、農家がたくさん作って、そして加工にはどんどんどんどん量的に心配なく加工して、通年してものを販売出来るというような、こういう体制にならなければ、企業化と言うのは非常に面倒である。ですから今のところ、べにるかはまだまだ増える要素はあります。この奨励については、我々町としてもやぶさかではありません。ただ問題は、その加工の受入先が、どのくらいの量が必要かと言うこういうことが繋がってまいります。それによって、厚沢部の農家が、このべにはるかの生産を考えると、こう言うことになる訳であります。ですから町が出資してサツマイモの工場を作って、物をつくって、素人がそのような良いものを作れない。やはりプロはプロで、そういうものを専門に作ってもらう。その原料は町が提供する。そして農家が原料を売り渡すというようなことが一番お金がかからない方法だろうと思っています。まあ、町が稼働する工場の従業員を確保して、このサツマイモの工場を作るという考え方は持っていません。ただ、いずれにしても代替作物として、厚沢部は非常にこのサツマイモが有望視されている。こういう風に思いますので、農家の方々にいかに多くこれを作らせて、良い所得を上げれるか、こういう方向には成り得るなと、私は考えております。

議員の質問 中山

大変、このべにかるかと言うサツマイモは非常に甘みのある干し芋に向いているということで、今鶉温泉の社長が干し芋にして販売しています。原料が足りないということで今、なかなか進まないようですけども、そのいちばんの原因がキュアリング施設と言う。キュアリングが出来ないと言う事が、この北海道においては、非常にそれがネックになってしまうということで、このキュアリング施設を何とか町として考えていただければ、これは今町長が言うように、べにはるかもかなり作った中で、鹿児島の方に今やってる訳ですので、先般、髙田さんの横で11月から5月の中まで置いときました。その中でキュアリングをやったわけですけれども、2年目としては上手くいかなかったんですけれども、そこで町長も渋谷の社長とは懇親があると思うので、是非、北海道に誘致できるような風に努力してほしいなと言う風に思います。鹿児島は、原料が不足しているそうです。そういう中では、うまくやれば厚沢部に来ていただけるんではないかなと思いますんで、是非その辺の努力をして頂けないかなと言う風に思いますので、町長の考えをお聞きしたいなと。

町の答え 町長

今、中山議員が言われたとおり、サツマイモというものは、第一前提にキュアリング方式が必要である。キュアリング方式が無い中で長期保存はもちろん出来ませんし、量が作れない、これはもう、新潟であろうと、茨木であろうと全てサツマイモ生産地はキュアリング施設を持っています。本州でさえもってるのに、北海道でサツマイモ作ってキュアリングないというのは、まずこれはもう、大きな量は確保できないということになります。まあその辺はこれからもサツマイモの伸び、特に私どもは黄金千貫という、今私どもの焼酎になっている。これが今鹿児島以外には採れません。それが厚沢部町で採れるという。この黄金千貫を全量焼酎にして使っている。これは、キュアリングが必要ありません。収穫して直ぐ返してしまいますから、これはキュアリング必要ありませんけれども、今言う三次に変えようという、干し芋だとかアンコだとか、いろんなものに加工する場合には、当然キュアリングが必要であります。ただ、今の段階での厚沢部町の量で行きますと、キュアリングのこの部分だけあれば間に合う量であります。ですからもっともっと量が増えて、専門的にもの作物を生産しようとする考えが出た時には、やはりこのキュアリングというものは必要であろうと思います。そのキュアリングは、当面は新潟それから本州の方にあるようなでかいものは要らない。一時的にやれる小さいもので当分間に合うだろう。こういう風に思いますから、もう少しこの生産量の把握をしながら、そしてこの推移を見ながら、やがて量的なものを確保できるとすれば、これは農林省とも北海道とも協議しながら、キュアリング施設が農家数名の共同体で持たせることは可能である。こういう風に思ってますので、まあその辺の生産者のもうちょっと体制が固まるのを、私どもは待ちたい、こういう風に思います。

議員の質問 中山

大変、町長から良い情報を得ましたので、我々も農家としてサツマイモの栽培にまだまだ力を注いで良いサツマイモを採りたいなと思います。ちょうど時間となりましたので、1点目の質問を終了したいと思います。

出典:厚沢部町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる