八雲町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月5日
沿岸漁業の危機的状況への対応
- 聞いた人
- 赤井睦美 議員
- 答えた人
- 町長 岩村克詔、水産課長 吉田一久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 1番 赤井睦美
二点質問させていただきます。一点目、沿岸漁業の危機的状況への対応は。近年、八雲町では日本海側でも太平洋側でも魚が獲れなくなっています。原因は様々だと思いますが、ホタテ養殖をしていない漁業者にとっては死活問題で、出稼ぎに出ているところもあると聞いています。温暖化の影響も考えると、今後、以前の状況に戻ることは難しいと感じます。八雲町総合計画の主要施策に「経営基盤の安定・強化」があげられていますが、今のような水産業の危機的な状況において、町としてはどのような対策をお考えでしょうか。また、熊石の水産試験研究施設の試験で、今の問題を少しでも緩和できる成果があれば教えてください。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
赤井議員の1つ目のご質問にお答えいたします。八雲町をとりまく日本海・太平洋それぞれの海域において、サケやカレイ、スルメイカなどの主要な魚種をはじめ、魚種ごとに格差はあるものの全体として漁獲量は減少傾向にあり、さらには地球温暖化による海水温の上昇は、魚類やその他の海洋生物の生息環境に大きな影響を及ぼしていることから、漁船漁業はもとより、ホタテ養殖漁業についても予断を許さない状況にあるものと認識しております。これまで町では、漁業経営基盤の強化・安定に向け、ホタテ養殖施設の強靭化やアイヌ交付金を活用したホタテブランド化事業、サケ、ナマコ、マツカワなどの資源増殖、ウニの海中養殖、コンブ礁などの漁場整備のほか、北海道初となるサーモン養殖漁業を推進するなど、漁協・漁業者とともに様々な取り組みを進めてきたところであり、これらの取り組みは今後も改善をしながら地道に継続していくことが重要であると考えております。さらに、気候変動に適応した新たな漁法や資源の開発、資源の管理手法の見直し、温室効果ガス削減に向けた藻場造成など、環境保全の取り組みなども必要と考えており、国や道などに対応や支援を要請していくとともに、引き続き漁協など関係機関と連携し、海域の特性に応じた対策を検討してまいりたいと考えております。次に、水産試験研究施設につきましては、平成 31 年1月から北海道大学水産学部と連携し、海藻類、魚類、ウニなどの共同研究に取り組み、これまでの成果として、この問題に直結するようなものはございませんが、サーモンの陸上養殖試験の結果から、サーモンの適正な出荷時期の把握に繋がり、ウニの人工餌料の開発試験では、落部漁協が行っている藻場管理で発生した駆除ウニの実入り向上試験の餌料にも活用されております。また、アワビの陸上飼育による成長試験や、深層水の特性を活かしたカキの畜養試験も行っており、試験により得られた知見は、アワビ養殖手法の見直しのほか、カキの畜養販売や陸上養殖といった新しい事業の検討にも活かされるものと考えております。さらに、環境保全の取り組みとして、コンブの種苗糸生産試験とコンブ養殖試験は、ブルーカーボンの推進にも繋がっており、少しずつですが成果も出始めているところでございますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 1番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 1番 赤井睦美
沿岸漁業の方が本当に大変で、辞めてしまっているって話も聞いたんですが、もし役場のほうで三つの組合で、組合員さんがここ数年でどれくらい増えているのか減っているのかの数字があれば教えていただきたいです。
町の答え 水産課長 吉田一久
議長、水産課長。
町の答え 水産課長 吉田一久
八雲町漁協、落部漁協、それぞれの漁協において、ここ数年組合員数は減少していますが、今、手持ちに正確な数字がないので、ただ減少しているということでご理解いただきたいと思います。
議員の質問 1番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 1番 赤井睦美
すみません、あとでもしわかったら教えてください。それで今回、福島の処理水が放出されたということで、基金ということで燃料代が出たと思うんですね、それは全部出たみたいですが、やっとカレイだけ獲れると思ったら、カレイがものすごく安くて、燃料代にもならなくて、出たら出ただけ赤字って、そういう状況で、でもホタテの漁師さんにはちゃんとした基金ではなくて、違った対応がされていて、だから本当にホタテの方はそれを見込んで、9月くらいにそのお金が出るらしく、それを見込んで耳吊りのお金を借りて、借りた利子も全部、福島の関係する処理水に関係する東電で出してくれると聞きました。だけど、そうじゃない方たちは本当に困っていて、落部漁協ではちゃんと昆布を、ホタテをやっていない人だけ獲りましょうって決めたらしくて、大変だから。ところがコンブも全然駄目で商品にならないと。先ほどコンブ試験で育てますよとおっしゃっていたんですが、全然、商品にも、お金にもならない、そういう状況ですが、コンブが駄目というのは八雲だけではなくて、ずっとニュースを見たら、室蘭からずっと駄目で、コンブに対して、先ほど町長は道にも国にもっておっしゃっていましたが、各自治体の首長たちで、本当に至急に対応してほしいって話題は出ていますか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
そのコンブについて全道ということではありませんが、噴火湾、特に鹿部や南茅部、あの辺の方々と話し合いをしています。その中では天然コンブが思わしくないと。しかしながら養殖コンブは、ある程度育ってるということは聞いています。ただ先ほど言ったとおり、我々も海洋、熊石の試験場、今年、今までホソメコンブということで、熊石側の養殖のコンブを獲っていましたが、今年から噴火湾のマコンブの種苗もつくるということで進めていますので、これからこの噴火湾側も養殖をスタートできる準備ができてきたということで感じています。ただ、本当にコンブにしてもワカメにしても育たないと聞いていますので、やはり漁協や漁業者と連携して、町も支援していかなければならないと感じているところです。
議員の質問 1番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 1番 赤井睦美
先ほど補正予算のところで、三澤さんが、大きな農業にたくさん支援をして、ふるさと応援基金1億2千万、ホタテの方たちはそれなりの収益はあって、これからどうなるかわかりませんが、今のところはあるし、ホタテをやっていない人達に対して、町として1億2千万円とは言いませんが、どんな対応をできるか教えてください。結局、組合とということになりますが、組合も、処理水の関係では1円も入ってきませんよね、手数料だから。だから組合自体もやっぱりすごく大変だと思うので、その辺、町としてはどんな考えをお持ちですか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
結局、この漁業っていうのは大変難しくて、八雲町漁協のほうはホタテ獲るのと、またいろんなカレイやいろんな物を獲る漁師と分かれて、そういうやり方でやっています。落部はホタテ獲ってもカニ獲ったり、エビ獲ったり、魚獲ったり、やはり獲るものも権利というんですか、資格というんですか、カニの資格や、そういうものがあるので誰でもエビが獲れるわけではないって聞いています。ただ、今、本当に我々としてもホタテは東電さんの差額分を補償できるという、ホヤやナマコについても、そういうものについては東電さんが補償すると。ただカレイだとかも、中国の輸出以外でも風評被害で安くなっているのは立証できると。別に中国じゃなくても補償になるんですが、どうもカレイの安さはそっちじゃないのではないかというのもありますので、その辺については、我々も東電の補償の枠に入ってないという意識があります。ただ、本当に町としては、漁業者が来て、こうやりたいっていっても、なかなか進めないので、やはりたとえば、刺し網やっているグループもあるだろうし、コンブをやっているグループもあって、いろんなグループがあるので、そういうグループが、ある程度、かたまりながら、こんなこともできないのかって、どんどん我々としても相談に乗りますし、これは漁協とも連携していきますが、漁協から来てもいいし、またそういう人達が団体で、一漁師というのはうまくないですが、ある程度、かたまりで相談来たら、それを今度、漁協と話しながら支援するという体制を、我々していきたいと思っていますので、どんどん、そういう新たな取り組みを期待しているということで、ご理解いただきたいと思います。
議員の質問 1番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 1番 赤井睦美
サーモンを始めるときに町長は、この漁業が儲かれば人は来るんだとおっしゃっていました。でも今、落部、八雲、サーモンやってないところを見たら全然儲からない、ホタテ以外は。そうすると辞めざるを得ない、息子も帰ってこない、どんどん人が減る。私はやっぱり八雲町のお店に八雲の魚が並ばないのは非常に危機的な状況だと思っているんですね。ですので漁業を守るというところでも、先ほど、グループとして町長のところに行けば、いくらでも対応しますよとおっしゃって下さったので、それは本当に漁師の方にお伝えして、先ほどの、ふるさと応援基金で何とか助けてほしいなと。これ魚獲れなくなったのは今年、急にではなくて、何年も前から獲れなくなっていて、だから今、こうしたから来年はいいっていうのはないので、しっかりと話し合って、どんな対応が一番いいのか、町としても助けてほしいと思いますが、よろしいですか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
本当にこの漁業のですね、今のホタテもどうなるかわからないというのが大きく占めています。さらに我々、サーモンも、落部地域で一時期やっていました。あのときはホタテがこういうふうになったときにサーモンやったんですね、それからホタテが少し良くなって、サーモンよりホタテ、ただ何かあったときはサーモンに行けると、青年部でしたが、そういう自信を持ったと。先般、この漁師の方々と、少しの中ですが、また組合の人と話をしたのは、やはり養殖だろうと。ただそれが噴火湾で尾っぽの付いた魚ではなくてコンブやワカメ、さらに皆さんご存知の有明や、海苔が全然獲れなくなってきたと聞いているので、一長一短で、明日からどんどん儲かるよいうことではありませんが、熊石のサーモンみたいに5年なら5年、試験やりながら自立できる仕組みを町としては支援していきたいと、そんな思いでありますので、ただそれが、我々も、そのコンブがいいのか、何がいいのかはまだまだですので、その前にどこかに視察に行くとか、そういうところから支援をしてみたいと思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 1番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 1番 赤井睦美
議会も、総務委員会では私はないですが、総務委員会としても漁業の人たちの一般会議でもして、いろんな意見を聞いてほしいと思いますし、農家の方って農業委員会とか役場で会議するから役場って入りやすいんですよ。でも漁業の人はここで会議はほとんどないので、町長のところに来るのは、なんか敷居が高いのか照れ臭いのかわかりませんが、なかなか難しいと思うんです。ですからこっちから積極的に話をして、どんな支援が大事なのか、明日の生活にも悩んでいる人もいるので、そういうところから始めて、将来、子ども達がやっぱり漁業いいよなって思えるような、そんな施策を八雲町としても組合と一緒に頑張ってほしいと思いますが、やっぱり養殖が一番なんでしょうかね、町長としてはそこですか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
今、環境がどんどん変わる中で、先般もちょっと話はずれるかもしれませんが、サケも獲れないんです。これも我々の渡島の増殖事業協会というサケの部会がありますが、その中でもお金がなくなっていくから放流を少なくしようという話になって、皆さんの理解の中で、町も補助金を各、噴火湾、渡島でお金出していますが、やっぱりこの間も北海道に対しても、結局お金がなくなる、放流を少なくしようではなくて、やはり放流を増やしていこうって考えないとないんじゃないかっということでやっています。良い例として温暖化とか、いろんな環境の変化があるんですが、江戸から明治、大正初期まで獲れたニシンが全く獲れなくなったと。今、皆さん知っているとおり、去年あたり6,000tくらいニシンが来ていて、ちょっとニシンの種類も江戸時代に獲れたニシンとは違うと聞いていますが、やはり魚も放流して放流事業、も先ほどお金がどんどん出て行くだけですが、その放流が今、道とやっていたのがサケとマツカワ、マツカワについては、この頃わかったのは、八雲で放流したマツカワが噴火湾には少しで、ちょっと大きくなったら襟裳のほうに向かってて、向こうで獲れて噴火湾であまり獲れなくて、釣りの魚にはなっているそうですが、なかなかそういう状況です。ナマコの放流もやっています。ただそういうものもやりながら、やはり何か違う魚種、それもお金になるような魚種の放流や、先ほど言った海藻だとか逃げないものを何か取り組む必要があると思っていますので、それについては早急に、多分、今の言っているのは、落部方面だと思うんです。話を聞いてる、私もちらちら聞いているのは、落部方面の漁師が話をしていることだと思うので、その辺、落部漁協とも話をしながら、魚種を決めても、いっぺんにいかなくても、何から始めていく、やっぱり未来に何か希望を持てるような、そんなものを探りながら、いろいろやっていても仕方がないので、何か取り組むということを来年度からでも始めてみたいと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。
議員の質問 1番 赤井睦美
議長、赤井。
議員の質問 1番 赤井睦美
漁業の人たちにも是非、町長とチームでお話合いができるように進めていきたいと思いますので、本当に良い対応をよろしくお願いいたします。