厚沢部町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月4日
今年度の人口減少対策について
- 聞いた人
- 中山俊勝 議員
- 答えた人
- 町長、政策推進課長、保健福祉課長、副町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 中山
2点目の、それでは今年度の人口減少対策についてお聞きしたいと思います。少子高齢化対策の重点施策をどのように考えているか、町長の所信をお聞きしたいと思います。特に子育て対策をどのように施策として考えているか、お聞きしたいと思います。
町の答え 町長
「人口減少対策」に関しての御質問でございます。国勢調査値では、本町の人口のピーク時は昭和35年の1万651人でありましたが、令和2年には3,592人まで減少しております。また、高齢化率は4.4パーセントから42.9パーセントへ上昇する反面、年少人口は39.1パーセントから9.4パーセントまで下降しております。将来的な人口等については、国立社会保障・人口問題研究所の推計値では、25年後となる令和32年の人口は1,665人まで減少、高齢化率は55パーセントへ上昇し、年少人口は5.9パーセントへ下降するとしています。本町の人口減少の要因は、社会減では若年層の転出超過が大きな影響を与えていることに加え、出生数の減少と高齢化による死亡数の増加により自然減の影響も高くなっております。国全体でも人口減少が進んでいる中、人口減少に対する特効薬は中々見つかりませんが、2つの方向性で取り組む必要があると考えております。1つ目の方向性は、人口減少をいかに緩和していくか、2つ目の方向性は、人口が減少する中においても、地域の産業・経済、町民の生活などをどのように守っていくかという観点です。1つ目の人口減少の緩和については、御質問いただいたとおり、子育て支援施策の充実に重点を置いて施策展開を図っております。私の町長としての公約でもあった認定こども園の無償化、小・中学校給食費の無償化、高校生通学定期代の助成・通学バスの利便性確保、給付型奨学金の創設、誕生祝金増額による子育て世帯の経済負担軽減は既に実施済みであります。また、環境整備としてスキー場リフト更新、トップアスリートとの交流などのスポーツ環境整備に加え、住宅のリフォーム補助、事業決定となった子育て世代向け道営住宅誘致や公営住宅高見団地の整備など、住環境にも配慮しております。さらに、国に交付金の申請中であり、採択された場合は令和7年度の補正予算で二地域居住関連の事業と、道の駅及び隣接する公園については、子育て世代向けに重点を置いた整備をしたいと考えております。2つ目の地域の産業・経済、町民の生活をどのように守っていくかについては、産業・経済面では、令和6年度からスマート農業の支援開始、保育園留学や観光施設充実による経済流入、今後は地域新電力会社など新たな仕事の創出などに取り組んでまいります。さらには、町民の生活充実のため、健康診断の無料化、帯状疱疹ワクチン接種への助成、無店舗地区へのコンビニ開設、町内会街路灯電気料の負担軽減などの施策を継続し、さらに令和7年度には、生活の安全・安心を高めるための防災情報配信システムの整備を検討しております。経済や生活の環境は日々変動しておりますけれども、今後も町民の皆様の御意見を参考としながら、私が公約としている「幸せを実感できるまちづくり」に取り組んでまいります。
議員の質問 中山
今、町長が説明したように、ほとんどうちの町は至れり尽くせりの子育て支援をやっております。私も思うんですけれども、これだけやっても人口が増えない、また定住がなされないというようなことで、町長も多分頭痛いんじゃないかと思いますけれども、やはり増やすためには、定住をきちっとどうやって図るかということが一番じゃないかなと私は思うんですけれども、この辺、今年の認定こども園における定住に対する希望というか、そういう光はないんですか。
町の答え 政策推進課長
御質問いただいたとおりですが、本当に定住をしていただくというのが一番大事なことで、それは現在住んでいる町民、そして外から移住されてくる方、両方に対して必要な行政サービスを行って定住していただくというのは非常に大事かと思います。そういった中で、認定こども園では今保育園留学というのを実施して、令和4年度から正式にリースしまして、現在3年目を迎えております。そういった中で実際定住に結びついているケースというのも徐々に出てきておりますので、入り口としてはやはり保育園留学というのは一つの切り札になってくるのかなと思っております。まず、移住するという要件なんですけれども、もちろん仕事だとか住宅というのも大事なんですけれども、やはり結構重視されているのは教育環境ということで、やはりこども園から始まって教育環境を充実させていくというのも一つの手法かなとは思っております。こども園の現在なんですけれども、保育園留学当初は最初の実績で150組程度ですか、その程度が来ていたかと思うんですけれども、今年度も今現在の3月末の推計値では160組を超えるくらいの数字になっておりますので、徐々に滞在期間が長期化してちょっと件数が増えないというのもあるんですけれども、利用日数ということであればかなり伸びております。また、保育園留学の寮を昨年度2棟、今年度2棟整備しまして、来年度から新たに運用開始される部分がございますので、まだまだ増えていくかとは考えております。その保育園留学を切り口に、今度は、まだ長期の定住というのはいきなりは難しいですので、二地域居住といった取組をちょっと来年度から進めていきたいということで、今事業計画をつくっている段階でございます。以上です。
議員の質問 中山
今、課長説明したように、やはり住環境の整備、それと仕事の創出というのが一番大きいのかなと、増やすためには。そのためにはどうやって呼び込むかということなんですけれども、認定こども園に来てくれたそういう方々は、そういう移住に対する意識といいますか、その辺はどう町として捉えているのか。そしてその移住環境についてどうこれから対応していくのか。それについてもうちょっと詳しく説明していただきたいと思います。
町の答え 政策推進課長
保育園留学で来ている方の住環境、また仕事の環境、非常に悩ましい部分もかなりあります。というのは、もともとそういった想定をしておりませんので、厚沢部町のキャパシティー、要するに受入れ体制としてまだ整っていない部分というのがあるのが正直でございます。ただ、仕事につきましては、保育園留学できている最中、そして実際移住された方も、現在リモートワークというのが結構普及しておりますので、それで仕事が成立してきているという部分がございますので、もちろん町内に新たな仕事ができるというのも非常に好ましいことなんですけれども、リモートワークを利用しながら移住していただく環境を整えるという方法もあるかと思います。また、住む環境、こちらもなかなか難しい部分がございまして、町外から来る方、保育園留学で来る方というのは、総じて所得階層としては高いので、なかなか公営住宅の利用というのは難しい部分がございますので、そういった相談が来ましたら、素敵な過疎づくり株式会社で調査さした空き家の調査がございますので、そちらのほうに一軒一軒当たって、一つ一つ進めていくということで今対応しておりまして、その結果として4件の移住が実現したということになります。今後なんですけれども、やはりそこら辺の住環境の整備というのも来年度以降の事業で検討を進めていきたいとは考えております。以上です。
議員の質問 中山
ちょっと時間がないんで急ぎますけれども、教育の充実というのが、何かこの前議員報告会において提起されたと。そういう中で何をしてきているのかなと思っていたんですけれども、実は去年、公営塾についてちょっと所管事務調査しました。その中で今まで4人いた方が、先生の講師が2名いないと。現況はどのようになって、どういう対策を取って、何のためにその2名の方がいなくなってしまったのか、それで公営塾としての役割を果たせるのかどうか、それについてはどのように今年度対処しようとしているのか、お聞きしたいと思います。
町の答え 保健福祉課長
公営塾の講師に関しては、来年度の4月から新たに3名の講師の方を採用することになっておりますので、現状として4人に増えることになります。今は2人の講師で、あとサポートを得ながら生徒たちの指導に当たっている状態です。以上です。
議員の質問 中山
大変安心しました。そういうことであれば結構だと思います。あと、PRが不足しているのかなと思うのは、例えば町長、妊産婦の支援もかなり厚くやっています。それと、今回教育委員会として、社会教育の中での創造の翼で小学生の修学旅行の無料化、これは非常に大きい、ほかにないような事業ですので、議会終わったときに、大々的にほかの町村にもこういうことをやっているんだよということで、ぜひPRしていただきたいなと。そうすると厚沢部町ってすごいなということになるんじゃないかなと思うんで、その辺のPRのほうをやっぱりやるべきだと思いますよ。ほかにないですから。こういう小学生の修学旅行をただでやるようなことというのは本当に画期的なことだと思いますので、ぜひPRしていただきたいと。それから妊婦さんについての補助も、やはりもう少しPRしたほうがいいと思うんですよ。今回あまり答弁書ではないので、さっきはちょっとあったんですけれども、もうちょっと、例えば函館に通う場合でもこうやって補助金出せるよと。補助金の話なんですけれども、町長、実はこの前高田スクールのところに、認知症の件数でなくて免許の講習で行ってきたんですけれども、そのときにこういう話あったんですよ、先生から。函館の大泉市長は、公約の中だったんだろうと思いますけれども、何歳から上というのはちょっと分からなかったんですけれども、年寄りの方々のブレーキとアクセルを踏み間違えってありますよね。それで大きい事故が起きているということで、そういう老人の方で、それこそアクセルとブレーキを間違わないような装置、さっき高田議員に聞いたらそんなに取られないでつけられるんだといって、新車はもう今は常識的に最初からついてくるようですけれども、うちの町も、例えば65歳以上の人で運転にちょっと疑問のある方はそういう補助事業の対象にして、事故防止にならないものかなと。これはやっぱり事故を起こしてしまったら、本当に、今はあれですよ。88くらいでもまだ免許を取っていますからね。更新していますから。そういう中での補助金といいますか、つけて、老人に安心して運転してもらうということがどうかなということなんで、町長の考えをお聞きしたいと思います。
町の答え 副町長
中山議員の御質問であります。車にアクセルを急に発進した際には自動的に停止するという装置というのは、過去には見たことはありますけれども、正直、今実際高齢者が乗られている車に果たして標準で装備できるのかどうかということもありますし、どれほどのニーズがあるかというのもまだこちらでは把握できておりませんので、今後そういったことも十分把握しながら、どういった装置があるのかということも十分把握した上で、こちらで検討してまいりたいと考えているところであります。
議員の質問 中山
副町長、ぜひ調査してみてください。それで年寄りの人が助かるということであれば、非常にこれは少ない予算で、厚沢部町の今の人口からいくと、年寄りの方にそういう安心して運転できるという状態にしてやっていただきたいなと、ぜひ検討してみてください。それでは、議長、3点目に行きたいと思います。3点目といたしまして、地域コミュニティの現状と課題についてでございます。少子高齢化が進みまして、人口減少が激しい現状の中で、町長の所信をお聞きしたいと思います。まず1点目でございます。現状の限界集落の状況はどのようになっていますか。2点目、今後の課題と対策をどのように考えているか、お聞きしたいと思います。
町の答え 町長
地域コミュニティの現状と課題についての御質問であります。まず、「限界集落の定義」についてですが、地域人口の50パーセント以上が65歳以上の集落であり、冠婚葬祭などの社会的共同生活を維持することが限界に近づきつつある集落のこととされています。ただし、限界集落は高齢化率のみで定義されておりますが、町民の生活を守る立場としては、地域全体の生活圏とその利便性を把握し、生活の質が確保されるかも重要と考えております。1点目の「現状の限界集落の状況」についてですが、令和7年1月末現在の住民基本台帳のデータから算出すると、町全体の高齢化率は45.12パーセント、20地区中13地区が高齢化率50パーセントを超えており、限界集落の定義と合致しております。2点目の「今後の課題と対策」についてですが、2問目の人口減少対策と同様、将来人口推計では高齢化の進行は避けられないことであり、「急激な人口減少の緩和」、そして「生活の利便性及び安全安心」をどう確保していくかが課題であります。その対策として、「急激な人口減少の緩和」に関しては、2問目の人口減少対策と同様の内容になりますので、割愛させていただきます。「生活の利便性及び安全安心」に関しては、高齢者の健康と医療・福祉介護サービス、交通の利便性、防災・減災対策による安全安心など、生活全般を支える仕組みを確立するとともに、将来にわたり確実に維持することに取り組んでまいります。最後になりますが、限界集落とは一つの定義でありますが、これからも地域で暮らす住民一人ひとりが安心して生活できるような施策を展開してまいります。
議員の質問 中山
今、答弁にあったように、20地区中13地区が限界集落に当たるということは、本当に危機感を持たなければ集落、コミュニティーがもう崩壊してしまうと。大変非常な危機。これは、なぜこういう質問したかというと、自分の町内会を見た中で非常に大変だなというのを感じて今回質問したわけです。ほかの地区はどうか分かりませんけれども、大きい問題といたしましては、例えば班長さんがいます。班長さんの成り手がなくなってきたんです。なぜかというと、老人化して隣の家まで物を運べないと。こういう場合どうしたらいいですかという、だから私はもう年を取って班長をやれませんと。こうなったときには、地区として、町内会として非常に大きい問題なんですよ。ですから、それと老人の方々の見守りも今は民生委員の方が一生懸命やってくれているからいいんですけれども、本当にいつどういうことあるのか分からないということなので。実際、町長、今年私提案したいんですけれども、実態調査といいますか、何が今各集落で問題になっているのか。例えば大きな問題は用水路の整備ですよ。これは火災があったときも利用できるということで、うちの場合は環境保全協会と用水組合でやっていますけれども、この後地域水田の対策によって、交付金の対策によっては大きくこの維持が困難になっています。米を作りたくても用水がなければできませんので、どうやってこの用水を管理していくかと。偶然滝野、稲見が今回で事業終了します。この後、ぜひ各地区で困っているとこあったら、この事業を継続してやれるようなスタイルにして、用水の整備をしていただきたいなと。まだまだあります。時間ありませんので省きますけれども、こういうところに私は地域おこし協力隊員が調査した中で、各町内会に入って、どういう問題が今起きているのか、その現実の調査をまとめて対策を練るというようなことが必要でないかなと。そうでなければ、やっぱり集落というのは町の一つの単位としてのコミュニティですから、これが崩壊することによって非常に危機感が出てきます。ぜひそういう対策を練っていただけないものかなと。そういうふうな町長のお考えをお聞きしたいと思います。
町の答え 副町長
先ほど地域おこし協力隊という話も出ました。地域おこし協力隊につきましては、町がこういう人材を募集していますというふうにして募集をかけているところでありまして、例えばそれは農業であったりですとか、過疎づくり株式会社での社員の地域づくりへの手伝いであったりとか、ただ地域、そこに入って地域、集落の面倒を見てくださいというようなやり方というのは、今のところうちの町ではないというところであります。ただ、何でも協力隊にそこを任せられるかというと、正直そういうわけにもいかないのかなという気がしているところでありまして、何とか地域の大変な実情も踏まえつつ、いろいろ町でもまちづくり座談会ですとか、町政要望等の中で要望も受けながら、なるべく地域が存続できる、そしてまたコミュニティの活動がしていけるような体制の支援も考えていきたいと思っておりますので、御理解よろしくお願いいたしたいと思います。
議員の質問 中山
もうちょっと例を挙げますと、例えば冬季間の除雪体制、今のところは何とかかんとか、うちのほうでもトラクターを使って、かけないところの老人の方々のところはやっていただいております。これだって私たちが80を過ぎてくるとできなくなってしまうんですよ。そしたらどうやってこの対策をきちっと練っていくか、それを今からやっていかないと、年を取ってそのときになってから泡食ってやったってできないんですよ、これ。ですから早めに手を打つということで、私はそういう各地区の問題がどこにあるのか、コミュニティの中で問題を、例えば、こんな話したら笑われるかもしれないけれども。神社をどうしようかという話まであるんですよ。各地区、どうですか。この辺は、私はほかの町内会のこと聞いていませんけれども、うちの町内会では神社をどうするのと、どういうふうにしてこれからやっていくの、管理していくのと。要らないという声まであるんですよ。町内会も要らないというんですよ。果たしてそれが本当かどうか、それはもうコミュニティの崩壊ですよ。それをどうやって守っていくか、維持していくか。この辺の対策を今から練っていくべきでいないかなと私は思います。ですから、なってからじゃなくて、なる前に、例えば地域おこし協力隊はこれだけじゃなくて、空き家の問題をどうするかという問題も大きい問題があります。これから空き家がどんどん増えてきますよ。どうやってこれを解決するのといったときの対策をどうするのか。その辺についても、町長、やっぱり考えていかないと、これはなかなか難しい問題になってきますよ。今はよくてもだんだん減ってくるわけですから。その辺についてもう一度、最後ですのでお聞きしたいと思います。
町の答え 町長
地域コミュニティを守っていくということは本当に難しい課題かなというふうに思っています。ただ、全てが行政がやるということには、なかなかこれは難しいということになるんだろうなと思います。自助・公助・共助ということもありますように、地域と住民と、そして町とそろって、これからの対応というものを考えていきたいというふうに思っております。さっき副町長のほうからありました、例えばまちづくり座談会で町に出向いても、そのような課題というのはなかなか出づらいということなのかなと思っておりますので、町としてもある程度絞ったもので、町民の皆さんと、御意見をいただいて、これからのまちづくりに生かしていきたいというふうに思います。
議員の質問 中山
大変無理な押しつけばかりしましたけれども、できる範囲で結構ですので、ぜひとも実現に向けて職員の方には頑張っていただきたいなというふうに思います。それでは、これで私の一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。