みんなの議会

七飯町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月6日

食料やエネルギー問題、物価上昇などの対策について

聞いた人
平松俊一 議員
答えた人
農林水産課長 村上宏樹、学校給食センター長 福永崇弘、政策推進課長 花巻亘、町長 杉原太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 平松俊一

1問目、終わります。2問目に移ります。七飯町として、食料やエネルギー問題、物価上昇などの対策についての質問であります。今年の2月に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻に伴って、小麦やトウモロコシなどの国際価格が急騰し、その影響が世界中のあらゆる食品、飲料品に波及しております。日本でも既に1万品、もう2万品といわれていますね、品目以上の価格上昇につながっていると言われ、今後もさらなる家計負担が待ち受けていると思われます。軍事侵攻とは関係のないところでも干ばつや内戦、異常気象などで食料危機が深刻化し、石油・ガスなどのエネルギー資源も当分の間は供給不足が続くようであります。これらの問題、ごく身近な生活圏の中から解決に向かう努力を行うことは決して無駄にならず、むしろ国を支える第一歩であると考えます。そこで、1問目でも土地のことをちょっと質問いたしましたが、こういうことと深く関わるこれらの問題について、町長の考えを伺いたいと思います。6点あります。1点目は、地産地消、これ進めていますけれども、この考えについて改めてお聞きしたいと思います。2点目、今後、町としての地産地消や家庭菜園などの自家消費活動をさらに推進することについて。3点目は、森林資源をローカルエネルギーの一部にすることについて。4点目は、今後、町独自に食料の自給率を向上させることについて。5点目は、今後、公共施設において木質系バイオマスエネルギー転換を推進することについて。最後、6点目は、物価対策として町が行うべきことについてであります。よろしくお願いします。

町の答え 農林水産課長 村上宏樹(農林水産課長は2025年3月まで)

1 点 目 、 2 点目、4点目は関連しますので、まとめて答弁させていただきます。地域生産・地域消費として、地域で生産された農林水産物を地域で消費しようとする取組と考えます。日本の食料自給率は、令和3年度概算供給熱量ベースで38%となる中、七飯町が所在する北 海 道 の 自 給 率 は 、 令 和 2 年 度 概 算 供 給 熱 量ベースで、既に100%を超え、令和元年度より1%向上し、217%となっております。我が 国 最 大 の 食 料 供 給 地 域 と も 呼 ば れ て お り ます。町内の主な生産物についても、農業者団体により「函館育ち」として販売され、北海道を代表するブランド品となっております。地産地消の推進、町独自の自給率の向上については、今後も引き続き安定した農畜産物の生産と、日頃から町民の皆様に町内産の生産物を活用していただくことが主なことになると考えます。な お 、 庭 先 等 を 活 用 し た 家 庭 菜 園 に つ い ては 、 自 分 で 必 要 と す る も の を ほ か か ら 求 め ずに、自ら生産し、賄う、いわゆる自給自足であることから、個々の判断に委ねることになろう- 15 -かと考えます。3点目と5点目についても関連しますので、まとめて答弁させていただきます。ま き や ペ レ ッ ト な ど の 木 質 バ イ オ マ ス 燃 料は、その燃焼により、一時的に二酸化炭素が発生しますが、伐採後の植林などにより、森林として生長する過程で再び樹木に吸収・固定されることから、大気中の二酸化炭素濃度に影響を与えない特性を有していると考えます。そのため、化石燃料の代わりに森林資源を活用することは、地球温暖化にも貢献する資源と考えます。木質バイオ燃料は、いわゆるカーボンニュートラルの特性を有していると考えられます。今後の公共施設におけるエネルギーとしては、施設更新時や新設時には、検討材料の一つとしていきたいと考えます。以上です。

町の答え 学校給食センター長 福永崇弘

1点目と2点目について、併せて答弁させていただきます。先ほど農林水産課長の答弁のとおり、地産地消とは、地域で生産された農林水産物を地域で消費しようとする取組で、町で実施しているものといたしましては、学校給食の食材として、月2回のプレミアム七飯デーはもとより、ふだんの給食でも可能な限り地元食材を提供するようにしております。また、食育の観点からも栄養教諭が各学校において、食に関する指導を行っている中に、地元の食材に関する授業も実施しており、児童生徒が地域の自然・文化・産業等に関する理解を深めるとともに、生産者の努力や食に関する感謝の念を育む上で重要なことだと考えております。今後も可能な限り地元の食材を使用した学校給食を提供し、将来、子どもたちが七飯町産の食材に対する理解者、消費者となるよう努力してまいりたいと考えております。以上でございます。

町の答え 政策推進課長 花巻亘(政策推進課長は2024年3月まで)

6 点 目 に つ いて、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業に関してお答えをしてまいります。これまで物価対策として、臨時交付金を活用して、現在、3事業を予算化し、進めているところであります。また、臨時交付金の今後の見通しとしては、8月15日に開催された政府の物価・賃金・生活総合対策本部会議におきまして、今後、地方へ対して追加配分する旨、方針が示されたところでございます。追加配分の詳細については、現在、国から随時情報提供を待っている段階でございますので、その内容が判明次第、町としても速やかに新たな物価対策を予算化して対応してまいる所存でございますので、御理解を賜りますようお願いいたします。

議員の再質問 3番 平松俊一

それでは、再質問を行います。地産地消と家庭菜園という、地産地消というのは、どちらかというと町の産業という観点での、今まで活動だったかというふうに理解をしております。ただ、質問文でもうたっていますけれども、世界的に食料自給率がぐんと下がる。それからエネルギーの供給量も相当不安要素が多いということで、来年になったらどうなるかということは、およそ今まで我々が経験していない事態に陥らないとも限らないと。余り実際に起こっていないことを想定した話ばかりは、こういうところにどうなのかなという考えもあるかもしれませんけれども、基本的に、今、日本の経済力というのはどんどん後退し、それから、自給率で38%という数字がありましたけれども、実際問題、我々は、先ほどの答弁にもありましたけれども、200%を超えているような環境に い る の で 、 余 り 実 感 が な い で し ょ う け れ ども 、 1 日 1 食 し か 食 べ ら れ な い と い う 数 字 です、自給率が38%ということは。その辺を、例えば北海道からどんどん今まで以上に日本国内に出荷する、こういうことも考えられてきます。- 16 -そういうときに、1問目でも土地の問題を話しましたけれども、実は私の家の周りで、函館の方なのですけれども、奥さんたちのグループが家庭菜園をやり出しました。これは、家を建てられない土地の地主の承諾を得てやっているのですけれども、週に一、二回来て、楽しみながらやっていて、今度収穫祭を一緒にやろうと誘われているのですけれども、グループでこういう活動をしますと、例えばナスだ豆だトマトだと、ふだんみんながやっているものだけではなくて、余り聞いたこともない、見たことのないものを植えていて、これなんかおいしそうだから作ってみようとか、そういう広がりが見えつつあるのです。例えば家の周りにいろいろ空き地があったときに、個人でそれを耕したり伐根したり、そういうことを考えればなかなか進めませんけれども、町がそういうことに対するバックアップ、例えば農協たとか、そういうところとタイアップをし家庭菜園なんかを広く作って、町民の方もしくは町民以外の方でもいいと思うのですけれども、利用を推し進められないかということをちょっとここでお聞きをしたかったのです。これは食料の話です。それからエネルギーの話です。これは私、何回も聞いていますけれども、平成23年11月に当町は、七飯町地域材利用推進方針というもの を ま と め て い ま す 。 こ う い う こ と に 基 づ いて、大中山小学校のことなんかも随分やり取りさせてもらっていますけれども、ここでははっきり、公共施設は木造で造る。それから暖房等は木質系バイオマスボイラーだったか、木質系バイオマス燃料だったか、ちょっと表現はあれですけれども、そういうものを使うということをうたっているのです。平成23年です。これに該当するものというのは、一番最初に造るったのが大沼のトルナーレのクラブハウスでしたけれども、その後はさっぱり進んでいないと。木造ではなくて、内張に木材を少し使っているという、お茶を濁す程度のことしかやっていないのですけれども、先ほど同僚議員の質問の中に、これからの公共施設のことを伺う質問がありましたけれども、こういうことを前提にやっていく。町の6割以上は森林になっていますから、これははっきりした考えを持っていくことが必要だと。当然山の木を切ればそれを燃やす、そういうことにもつながっていきます。その辺、町長も代わりましたし、これから何か今までとは違う、前々からの町の方針ですから、どういうお考えなのか、お尋ねをしたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 農林水産課長 村上宏樹(農林水産課長は2025年3月まで)

1点目の質問でございますが、議員のおっしゃるとおり家庭菜園では、そういった楽しみ方があろかと思います 。 家 庭 菜 園 と い い ま す と 、 営 利 を 目 的 と せず、育て楽しむこと、また、収穫して味わうことなどが主体として考えられます。議員のおっし ゃ る と お り 、 家 庭 菜 園 の 特 色 は 、 店 頭 に 出回っていない野菜など、少量あればよい野菜などを作って、取れたての新鮮な野菜を味わうといったようなことでございますし、個人で楽しむことですので、無農薬栽培などもできるのかなというようなことを考えます。ただ、あくまでも家庭菜園でございますので、個々の判断に委ねながら、そういった空き地を利用しながら楽しんでいただければなと考えます。2点目でございますが、先ほど申し上げました よ う に 、 木 質 バ イ オ マ ス 燃 料 は カ ー ボ ンニュートラルの特性があると考えてございますので、今後も公共施設におけるエネルギーの一つとして、そういったことを検討材料にしていきたいと考えます。以上でございます。

議員の再質問 3番 平松俊一

答弁はいただきましたけれども、何も進展していない答弁になります。何度か聞いています。木材の利用の推進方針、これはつくっただけというのが現状です。これをきちんと町の骨格に置くような考えを持ってやっていかないと、どういう木をどういうふうに使うかというのを、突然、ではやってみようかと言ったって決まる話ではないです。これは- 17 -もう少し真剣な向かい方を求めたいと思うのです け れ ど も 、 町 長 、 利 用 推 進 方 針 と い う の は知っていると思うのですけれども、これからの公共施設、やっていこうというお考えがあるかどうか、まずこれ1点と。そ れ か ら 、 物 価 対 策 、 先 ほ ど 答 弁 あ り ま した。国のほうから措置されて、それを予算化していきたいと。それは当然そうでしょう、お金が来るのですから。前は、地域で使えるクーポン券、それから水道料金、下水道料金に充てるだとかという話がありましたけれども、金額もそこそこ分かってきているのでしょうから、ほかの自治体はどんどん具体策を打っていますので。何か町で、今言ったら困る問題であればしようがないですけれども、何か今、町民に教えられるものがあるのであれば答えていただきたいと思います。

町の答え 町長 杉原太

木質バイオマス、道産材の活用の部分を含めて、今、世界の状況が大分悪くて、木材の供給も輸入が駄目だと、それからエネルギーのほうも、今こういう状態で値上げがされているという中で、今後、道産材の活用の施策が道の中でも行われてきているという状況の中で、先ほどからおっしゃられている木造の建築物、それからまた、木質バイオマスを燃料とする暖房の仕組み、燃料という部分は、木材は供給量などが今後増えてくる見通しもある と 聞 い て お り ま す 。 そ の 状 況 を 見 極 め な がら、供給量が安定してくれば、一つの燃料として、SDGs、持続可能な社会を推進しているわけですから、そういうものを燃料の一つに組み込みながら考えていきたいと思っておりますので、あくまでも供給量の問題と、それから価格の問題もありますので、そういう部分を含めてじっくりと研究してまいりたいと思っております。平成23年に作った計画のほうも、実質的には 、 ト ル ナ ー レ の ク ラ ブ ハ ウ ス が 木 造 の 建 物で、公共事業で建っていますけれども、それ自体も、今後もその経験を生かして、次に道産材の供給量が安定してきて、十分七飯町のほうにも入ってくるようであれば、燃料の一つとして考えていきたいと考えていますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

議員の再質問 3番 平松俊一

最後に1点だけ、物価対策とかはこれから出てくるのでしょうから、これ以上の質問はしない。木材に関することで、こういうものを聞いている方にも改めて話しておきたいことがあるのですが、例えば山に100本の木があります。10年たっても100本は100本なのです。ところが10年の間に10本、例えば間引きをするだとか何とかってやったら90本になります。それで山の木が減ったかといったら、体積は増えていますから、10年たつのですから、幹も伸びれば太くもなれば、枝葉の量も相当増えます。山全体にある木材の体積という考え方をすれば、時間がたてばたつだけ増えていっています。だから、増えていく分だけ切って利用していれば永遠に続くということなのです。こういう前提でぜひ対応していただきたいと思うのですが、どうですか、町長。

町の答え 町長 杉原太

今、国も道もそういう方針を、国内産の木材の活用として振り替わってきていますから、そういう意味では、今、議員がおっしゃるとおり、きちっとした森林の整備を行っていって、体積をそういうふうに管理して、有効な木材を1本1本、品質の高いものを作っていくというような社会情勢に変わってきていますので、そういうものも生かして考えていきたいと考えておりますので、御理解願いたいと思います。以上です。

出典:七飯町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月6日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる